不正B-CASカード販売か05月07日 18時55分
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テレビの有料の衛星デジタル放送が無料で見られるように不正に書き換えられた「BーCASカード」を販売したとして、九州大学大学院の中国人留学生が逮捕されました。
逮捕されたのは、九州大学大学院総合理工学府に通う中国人留学生の朴松傑容疑者(30)です。
警察の調べによりますと、朴容疑者は、去年7月から9月にかけて、有料の衛星デジタル放送が無料で見られるように不正に書き換えられた「BーCASカード」3枚を福岡県と熊本県に住む日本人2人に販売したとして不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
BーCASカードは、デジタル放送を見るのに必要なカードで、警察によりますと複数のチャンネルの有料放送が見られるように書き換えられ、1枚あたり2万円余りで販売されていたということです。
朴容疑者は偽造された在留カードを使って開設された銀行口座を別の中国人から譲りうけたとして逮捕・起訴されていて、その後の捜査でこの口座が不正なBーCASカードの販売に使われていたことがわかったということです。
調べに対し、朴容疑者は容疑を否認しているということです。
不正に書き換えられたカードは国際郵便で台湾から送られていて、警察は、ほかにも40人余りの日本人に販売していたとみてさらに調べています。