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セウォル号 過積載繰り返し約3億円の不当利益
5月7日 4時04分

セウォル号 過積載繰り返し約3億円の不当利益
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韓国の旅客船セウォル号の沈没事故で、この船は、先月16日の事故当日まで1年余りの間に139回にわたって貨物の過積載を繰り返し、日本円で3億円近い不当な利益をあげていたことが、合同捜査本部の調べで分かりました。

韓国の旅客船セウォル号は、客室部分の増築によって積み込める貨物量が987トンへと大幅に減りましたが、事故当時、その3.6倍に当たるおよそ3600トンを積載していたことが分かっています。
これに関連して、検察などの合同捜査本部は6日、船が去年3月から先月16日の事故当日まで合わせて241回の運航のうち、6割近い139回にわたって貨物の過積載を繰り返していたことを明らかにしました。
過積載によって得た不当な利益は29億5000万ウォン(日本円でおよそ2億9000万円)に上るとしています。
今回の事故では過積載に加えて、船を安定させるために船底に積み込むバラスト水を減らしていたため、傾いた船が元に戻ろうとする力が働かずに、転覆、沈没したとみられています。
合同捜査本部は6日、新たに船会社の役員を業務上過失致死などの疑いで逮捕し、会社が貨物の過積載を繰り返した経緯や、船の安全性をどう認識していたのかなどについて詳しく調べています。

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