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いやはや、消費税30%にしなければ・・・ってアホですか(;´Д`)
消費税30%にしないと… 「国の借金減らすには」試算
http://www.asahi.com/articles/ASG4X5675G4XULFA01D.html
『財務相の諮問機関である財政制度等審議会は28日、国の借金を減らすためにどれだけ歳入を増やしたり歳出を減らしたりする必要があるかという試算をまとめた。2021年度に国内総生産(GDP)の8・9%にあたる約57兆円分が必要だという。消費増税によって歳入を増やすだけで達成しようとすると、消費税率を30%近くまで引き上げなければならない計算だ。
試算はGDPの約2・3倍にふくらんでいる国の借金残高を60年度に2倍までに抑えるため、どれだけ財政収支を改善する必要があるかを計算した。名目経済成長率が年3%で続くという楽観見通しでも、21年度に約57兆円を改善しなければならないという。
28日の財政審では委員から「社会保障費を厳しく切り込んでいかないといけない」などの意見が出た。』
財政を黒字化させるには57兆円の増収が必要、だから消費税率は30%が必要だ~~
ということなのですが、
消費税1% = 約2兆円の税収
恐らく↑ということからの単純計算だと思います。
しかし、皆さんもうすでにご存知だと思いますが、消費税は税率を上げればその分きっちりと税収が増えるわけではありません。
前回、97年に消費税が3%→5%へと引き上げられましたが、その後の税収の推移はこの通り。
消費税率増加分だけ消費税収は上がっているものの、他の所得税や法人税収が下がってしまったため全体の税収は増えておらず、一度も97年の増税前の税収を上回っていません。
これは当然と言えば当然です。
消費税率を引き上げたことで民間の消費、投資が縮小してしまうため、景気が悪化。
その結果トータルの税収が減ってしまったというわけです。
税収の推移に、名目GDPを重ねてみます。
名目GDPと税収の間には相関があるように見えます。
増加率で見ると明らかですね。
国民が一年間で作り上げた生産、付加価値の合計(名目GDP)の政府の取り分(分配)が税収(政府の歳入)なわけですので、税収が名目GDPに依存するのは考えてみれば当たり前の事です。
つまり、消費税を1%引き上げれば2兆円税収が増える ・・・ これは完全な机上の空論、皮算用というわけです。
でも、「消費税増税後、税収が増えなかったのは法人税と所得税の減税があったからだ」という声もありますが、そもそも法人税と所得税を減税せざるを得なくなったのは消費税増税による景気失速を補うためです。
消費税増税が無ければ減税をやる必要が無かったわけですから、結局「消費税増税って意味あったの?」という話になります。
97年アジア通貨危機も起こっていますが、その影響は1~2年で収束してます。
当時危機に陥っていた国の経済は今は復活していますし、アジア通貨危機が15年以上も尾を引いているとは考えられません。
当時危機に陥っていた国の経済は今は復活していますし、アジア通貨危機が15年以上も尾を引いているとは考えられません。
ですが、消費税増税の影響は恒久的に続きます。
要するに税収は名目GDPに依存しているのであれば、増税をするよりも経済成長させる方が財政健全化に効くという事。
増税は成長を鈍化させるため、返って財政健全化から遠ざかってしまう可能性が高い。
これでは増税の意味なし、本末転倒です。
これでは増税の意味なし、本末転倒です。
まあ、財政制度等審議会や財務省も本気で税率を30%にしなければならないと考えてはいないと思いますが、これは10%増税を正当化させるための一種の脅しなのかなと。
過剰に不安を煽って、自らの主張を正当化させようとかあまりに卑怯ですよね。
8%への増税は阻止することができませんでしたが、10%への増税はなんとしても止めなければなりません。
今後こういった記事が多くなってくると思いますが、一つ一つ潰していきたいと思います。
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