タクシー運転手を逮捕　女性客に利尿剤、連れ回した容疑

　タクシーの女性客に利尿剤を混ぜた菓子を食べさせて連れ回したとして、大阪府警は７日、大阪府四條畷市砂３丁目の個人タクシー運転手西利彦容疑者（４１）を監禁と暴行容疑で逮捕したと発表した。「我慢する女性の表情に興奮した」と容疑を認め、「２年ほど前から４０～５０件やった」と供述しているという。

　門真署によると、西容疑者は昨年１０月２９日午後、利尿剤をクリームに混ぜたクラッカーを２０代の女性客に勧めて尿意をもよおさせ、門真市内から大阪市内の女性宅まで約２時間、降ろさなかった疑いがある。

　女性が指示した行き先は約１キロ先の地下鉄駅だったが、西容疑者は「半額にする」と女性宅まで乗るよう促し、遠回りになる高速道路を利用。トイレに立ち寄るよう求めると、「我慢できないなら車の中でしていい」と介護用の吸水シートを渡していたという。