税理士を斬る 其の六(横浜)

( 平成19年03月02日 )

投稿者:  月光仮面  


 http://www.bizup.jp/member/tanakajyun/ 田中潤事務所HP
( 食い物にされた顧問先A社のケースC )
2月22日第5回投稿に続く

さてこの税理士事務所の 「 副所長 」、所長が地元鎌倉や横浜地域の文化振興活動に精を出している隙にあれこれと私腹を肥やす。前回と重複するが

@グループの金融会社からA社へ融資された際の貸し出し金利 『 年利5%〜10% 』 をA社内では伝票操作を行い 『 年利36% 』 と記載。その差額26〜31%を懐に入れていた。

この差額金利は会社の負担となっているが、会計原則上 「 支払利息 」 として経費計上を行なわなくてはならない。 しかし金利は取引不明の 「 仮払金 」 として支出しており、どの費用に相当する一時仮払いかは表面上不明である。

つまり 『 操作伝票 』 であるからして帳簿には反映させていないのだが、オーナー一族を舐めきっていた副所長は安易な記載を行ったが故に後年発覚に至る。 これを 「 副所長 」 ご紹介の他2社の市中金融会社と並行して数年間行なわれれば、慢性的な資金不足になる。

気の緩みか、副所長は 「 戻入れ 」 期日に遅れることも目立ちはじめる。
責任を問われる立場のT社長はヒステリックになる。

それを知らぬM女史 ( 創業者故M社長の未亡人=取締役兼オーナー ) は会社の危機=副所長の都合を吹き込まれ、更に会社へ資金を注入する。
その裏では更に・・・・

A融資が行なわれた際に、取引の3回に1回の割合で融資金額の30%〜50%又は全額を流用していた。 現金流用総額は3000万円を超える。 「 副所長 」 が引き入れた当時のT社長に 「 半分使わせてよ 」 と拝借、しかし社長就任の条件としてこの恩恵を受ける事は本人からすれば当然の事である。

BまたA社から手形振り出させ自己の資金繰り用に毎月1〜2回の頻度で ( 額面80〜200万円 ) を流用する。 なるほどT社長が逃げ出した当時、手形台帳も手形コピーも普段使用しない書庫に保管してあった訳だ。

一例を挙げると当時の経理 ( H17年いきなり辞表を出し退社した I女史 ) はご丁寧にも 「 この手形はOA機器の購入支払の為と副所長の指導通り説明すること 」 と手形コピーに記している。 ( 副所長流用手形は当座決済はされていない )

田中所長担当の顧問先へもA社と同様のしかけも着手しており、自己不動産取引や他関係会社からの借入弁済用等の資金繰りでA社手形は蓄財用 ・ 各種穴埋め用のツールでもあった。 またM女史持株を、T社長へ買い取らせる画策もし始める。

S学会壮年部である 「 副所長 」 は同時に公○党の支持者でもある。

今日に至るまで横浜市内からの立候補者の選挙、S学会関連の仕事を度々A社へ持ち込んでいた。 帳簿には売上記録がある。両組織で熱心な活動をしている 「 副所長 」、幹部なりに奉仕精神は人一倍と思われたが・・・。

次回は信者、後援会への背信行為について。