「『セウォル号沈没事故』の捜査は教会の弾圧であり、株主に対する不当な圧迫」と主張し、事故捜査の中止を求める請願が、米国ホワイトハウスのホームページに登場した
ニューヨーク州ベッドフォード・ヒルズ在住だというこの請願者は、先月25日、ホワイトハウスの請願サイト「We the People」に、キリスト教「救援派」と清海鎮海運の株主に対する捜査を非難する請願をそれぞれ登録した。
この人物は、二つの請願で「船の欠陥や不適切な運航、船長はじめ船員が乗客の避難に失敗したために人命被害が発生したが、韓国政府やメディアは、直接関係もない教会組織ばかりに不当に焦点を合わせている」「韓国政府が、海洋警察や国家的災害救助システム、政府に対する国民的な怒りをよそに向けるため、教会に対する攻撃を含め前例のない調査を始めた」と主張した。
5日現在、この二つの請願に署名した人物はそれぞれ約1700人(宗教の自由)、約600人(株主の弾圧)程度にとどまる。請願者や署名者の身元は、具体的に公開はされなかった。しかし、米国内に住所がある署名者は多くないという点から考えると、救援派の信徒が請願に参加しているものと推定される。なお、署名者が10万人を越えた場合、ホワイトハウスは公式の答弁を行うことになっている。