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30年親しまれたヒト型ロボットが引退 神戸5月6日 22時17分
神戸市の青少年科学館で、30年間親しまれてきたヒト型のロボット「神ちゃん」が6日で引退し、お別れのイベントが開かれました。
「神ちゃん」は子どもたちに最先端の技術に触れてもらおうと、大手機械メーカーが30年前の昭和59年に開発しました。
現在は平成14年に登場した3代目となる高さ1メートル40センチの2体の「神ちゃん」が、客の顔を認識して似顔絵を描いたり、じゃんけんをしたりして子どもの遊び相手を務めてきましたが、6日で引退することになり、お別れのイベントが開かれました。
「神ちゃん」は、6日は機械の調子が悪く似顔絵を描くことはできませんでしたが、得意の歌を披露し子どもたちから拍手を送られていました。
最先端のロボットとして人気を集めた「神ちゃん」ですが、開発したメーカーによりますと、老朽化が進み修理に必要な部品もすでに製造されていないため、引退が決まったということです。
青少年科学館の担当者は「神ちゃんは子どもたちの友達のような存在でした。最後までご苦労様でしたという気持ちでいっぱいです」と話していました。
「神ちゃん」は今後は、動かない姿のまま青少年科学館に展示されることになっています。
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