ここから本文です
[PR] 

北アルプスで滑落、2人死亡 防衛大登山部のパーティー

朝日新聞デジタル 5月5日(月)11時14分配信

 岐阜県高山市の北アルプス涸沢岳(からさわだけ、標高3110メートル)で5日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の校友会山岳部のパーティー9人のうち2人が滑落し、死亡した。

 岐阜県警高山署によると、亡くなったのは、いずれも同市内に住む同校2年の沢辺(さわべ)元俊さん(19)と、陸上自衛官で同校職員の小林剛士(つよし)さん(29)の2人。

 同署の調べでは、午前6時15分ごろ、尾根の硬い雪を避け、先頭で斜面を斜めに歩いていた沢辺さんが標高約2200メートルの西尾根から北側の谷へ滑落。沢辺さんを捜索していた同部顧問の小林さんが同50分ごろ、滑落した。現場付近は当時、小雪が降っていたという。

 県警航空隊と山岳警備隊が沢辺さんを尾根から約300メートル下で、小林さんを約400メートル下で相次いで見つけ、同9時半ごろまでにヘリで収容したが、2人とも全身を強く打っていて、死亡が確認された。

 同校によると一行は学生6人と顧問ら自衛官3人。3〜5日の予定で春合宿をしていたという。

朝日新聞社

最終更新:5月5日(月)18時44分

朝日新聞デジタル

 

PR

注目の情報