(明智)ネット上で当社をブラック企業だという発言は依然として多数ありますがそのほとんどは取り立てて根拠のない発言です。
具体的なデータを示したようなものは全くありません。
(三田村幸雄)誰でもいいからたたきたいだけだろ。
(明智)恐らくこれ以上の悪材料が出ないかぎりは少しずつ改善されていくと思われます。
売り上げへの影響は出てないんですか?風評のせいで売り上げが下がったというデータは出ていません。
当然だろ。
(明智)しかし今後別の会社がブラック企業としてたたかれたりすればとばっちりを受けないともかぎりません。
そんな予測不可能なことあれこれ言ったってしょうがないだろ!先日のサービス残業のような問題が我々の知らないところで社内にまん延しているなどということはないんでしょうか?ないに決まってるだろ!もし仮にあるとしてもだ仕事がきついとか給料が安いとかいう相対的な問題だよ。
そんなことでいちいちブラックだなんていわれてたら会社成り立たないだろ!違うか?
(小早川)社長のおっしゃるとおりです。
(明智)当社がブラック企業ではないという情報を積極的に発信していく必要はあると思います。
まあそりゃそうだけども。
具体的にどうやってやるんだよ?
(明智)まず第一に社長には今後問題となるような発言は慎んでいただきたいと思います。
えっ…。
俺何か問題発言したっけ?・ベストセラー第1位おめでとうございます。
(一同)おめでとうございます。
(秋山杏子)ありがとうございます。
・ブラック企業の内側をここまで鋭くえぐった本はこれまでないですよね。
よっしゃ〜。
・
(ドアの開閉音)
(増山)お疲れさまです。
んんっ!はぁ〜本の執筆進んでます?う〜ん。
タイトルが思いつかないんだよねぇ。
いやいやタイトルより中身でしょ。
はぁ?そんなことわかってますけど。
すいません。
今ねあいつのブラック語録を読んで闘志をかきたててんだから。
「人間泳ぎ続けなきゃ沈むだけ。
俺も泳ぐからお前らも泳げ。
死ぬ気でやる者だけに未来がある」。
あぁ〜すがすがしいほどブラックですね。
本人は普通のことだと思ってんだよねきっと。
(回想)ははははっ!D。
あいつのへらへらした顔を凍りつかせるぐらいの本にするんだから。
でもそれって三田村さん本人に取材依頼するんですか?あなたのブラックぶりを本に書かせてくださいって。
そんなこと本人にお願いしたところでOKするわけないでしょ!どうすんのよ!?いや僕に聞かれても。
(冴島真理)このブラック語録というサイトですが100個くらいある発言のうち18個は社長のものです。
あぁ〜言ったねこういうこと。
…というかこれのどこがブラックなんだよ普通だろ。
社長には普通でも普通の人には普通じゃないんです。
じゃあこれだめだったらこないだ言ったあれ…。
サービス残業とは会社に金を預けることだ!まずいに決まってるでしょう。
あのあと相手の弁護士をなだめるのにどれだけ苦労したと思ってるんですか?これからは発言には十分注意してください。
わかったよ。
わかりました。
はぁ〜。
ちゃんと全部読んで内容チェックしといてよ。
これまでにない本にするんだから。
はい。
いただきます。
ていうか何で僕が手伝わされるんですかね?えっ?嫌?嫌ならいいよべつに。
えっ…やります。
う〜ん。
焼き肉定食おいしそうですね。
うん。
値段の割にけっこういける。
(吉田)秋山君。
よう。
出た〜セクハラおやじ。
(吉田)実は君にいい仕事があるんだよ。
えっ?篠崎佳代子という人は知ってるね。
あぁ〜CMに出てる人ですよね。
(佳代子)そこに0&はありますか!)|!ここにはあります。
(一同)ジュノザ・ウェディングサロン。
ご主人の亡きあとを継いで会社を躍進させたっていう。
(吉田)そう。
この人今度大学主催のビジネスシンポジウムに呼ぶんだ。
君にインタビュアーをやってほしい。
どうして私ですか?
(吉田)ブライダル興味あるだろ?いえ。
(吉田)頼むよ。
おっ肉か。
いいね肉食女子頼むよ。
はぁ〜忙しいときにかぎって仕事振ってくるんだから。
あぁ〜篠崎さんっていえばブラック企業に批判的なことで有名ですよね。
あぁ…本人は社員を大切にするっていうのがモットーでまさにホワイト企業の代表ですよねうん。
ブラック対ホワイト?面白いかも。
えっ。
何だ。
あれ?先輩たちこの講義取ってましたっけ?
(工藤)あっ今日は受講生以外も聴講OKなんで。
何?あの先生ストリップでもやんの?
(太田)それ見たい。
(夏美)知らないの?「そこに愛はありますか?」。
・すご〜い。
皆さんどうも。
(拍手)あぁちょ…ちょっと失礼スペース。
ごめんねごめんねはい。
(前川)ちょっ押すなよ。
えぇ〜お知らせしたように今日は特別講義としてジュノザ・ウェディングサロンの社長篠崎佳代子さんにお越しいただきました。
ありがとうございます。
いや〜うれしいですね。
若い人たちがこんなに歓迎してくださるなんて。
何かテレビで見たことあるなぁあの愛があるとかないとか言ってるおばさんだろ。
ねえ。
(佳代子)皆さんは私のことをそこに愛はありますか?のおばさんとか思ってるんでしょうけれども。
一応これでも社長なんですよ。
(笑い)えぇ〜では社長としての篠崎さんにお聞きします。
会社を経営するうえで一番大切なものというのは何になるんでしょうか?それは経営者に哲学があるかどうかです。
ご縁があって私の会社に入ってくださった社員の皆さんを愛で包み込みそして哲学で導くのです。
ふっ。
その哲学というのは具体的にはどういった?
(佳代子)まあ哲学というのは人それぞれの生きざまから出てくるものですからいろいろあっていいと思います。
でもやはり社長たるものが持つべき哲学は社員の幸せを第一に考えることです。
特にうちはブライダルサービスの会社ですから社員が幸せじゃないとお客様に幸せを提供できないでしょ。
では最近問題になっているブラック企業について何かご意見はありますか?ブラック企業。
ふふっ問題外ですね。
(笑い)これはある人の言葉です。
どうお思いになるかご意見をお聞かせください。
(佳代子)はい。
「人間泳ぎ続けなきゃ沈むだけ」。
あっ。
「俺も泳ぐからお前も泳げ。
息抜きなんて言葉はお前たちの辞書から抹消しろ。
死ぬ気でやる者だけに未来がある」。
(ざわめき)
(前川)誰だよくだらねぇ。
(佳代子)良くないですねぇほんとに全く。
こういうことを言う人は何を勘違いしてるんですかねぇ。
まあ確かにブラックの境目というのははっきりしませんが少なくとも言えるのは休みなく働け!なんていうのは社員を道具としてしか見てない証拠です。
そうですよねぇ。
(佳代子)そうですよ。
社会というものは厳しいものだ。
ひどい扱いを受けることや過酷さに耐えることが大人になることだなんていうのはまやかしだということです。
ブラック企業?あぁ〜嫌な言葉ですね。
そういう会社のない社会を皆さんと一緒に作っていきたい私はそう思っております。
(拍手)時間の無駄だったな。
えぇ〜。
何か希望が湧いたけどな。
そりゃそうだよ口当たりのいいことだけ言ってくれりゃ気持ちはいいよ。
で油断して信じてると後で痛い目に遭うんだよ。
(夏美)ひとが感動してんのに盛り下げなくても。
・サインお願いします。
・お願いします。
すごい感動しましたお願いします。
ふっ。
(佳代子)三田村さんじゃありません?えっ。
(佳代子)あっ。
やっぱり三田村さんだわ。
あぁ〜こんな所でお会いできるなんて。
トレスフィールズの三田村社長。
あっ。
・夏美百合。
急がないと次の授業遅れちゃうよ。
行こ。
ほらほら行こ。
(夏美)ねえねえねえ今トレス何とかって言ってたよね?
(百合)うん。
僕のことご存じなんですか?そりゃ優秀な社長さんですもの。
いつも注目してますよ。
あっそれは光栄です。
ご高名な篠崎社長にそう言っていただけると。
あっさっきのブラック企業批判ちょっと言い過ぎだったかしら?でもねああいうふうに言うと皆さん喜んでくださるの。
あははっ。
それにしても誰の発言か知りませんけどひっどいこと言うものですねぇ。
ねぇねぇひどい…ははっ。
はははっ…んんっ。
あの紹介されてた発言あれ全部僕が言ったんですよね。
ははははっ。
えっそうなの?ええええ…。
あららごめんなさいほほほっ…。
あはははっ。
でもでもねあの私の会社は決してブラックではありませんからそこはお間違えのないようにははははっ。
おほほほっ…。
はははっはははっ。
おほほほっ!ははははっ。
ちょうど良かった。
お2人をお引き合わせしようと思ってたんです。
まあお会いできてほんとにうれしいわ。
でもどうして三田村さんがここにいらっしゃるのかしら?あぁ僕ここの学生なんです。
学生?ええ。
三田村さんは経営学の勉強という崇高な目的のためにこの大学に来てるんです。
えっ?まあすばらしいことだわ。
えぇ〜いえいえ僕はあの女子学生と腕組んでキャンパス歩きたいだけなんですはははっ…。
ご冗談をおほほほっ…。
いやいやほんとにほんとにはははっ…。
ところでせっかくお会いできたんですしちょっと経営者同士じっくりお話しません?そのうちお時間ないかしら?あぁ〜それはまあいろいろとお忙しいと…。
いいですね私もお2人の話をお聞きしたいです。
私にセッティングさせてもらってもよろしいですか?まあお願いしたいわ。
そうだ。
篠崎さんに三田村さんの会社に訪問していただくっていうのはどうでしょう?会社?それは…。
それはいいわね。
明日はどうかしら?明日?いいですね善は急げで。
じゃあ明日の予定確認するわちょっと待ってて。
はい。
何たくらんでんだよ?いやべつに。
あの会社に連絡してスケジュール確認してください。
そんな急に明日って言われても無理だからそんなもん無理に決まってるだろ。
いいじゃないですか〜それ受けてください。
何であんなおばさんと語り合わなきゃなんないんだよ。
会社のイメージ向上に絶好のチャンスじゃないですか。
この際対談して会社のサイトに載せましょう。
悪ノリしてるでしょ?ねえ。
篠崎さんみたいに好感度の高い人と交流があるってアピールすればイメージアップには大きく役立ちます。
ふぅ〜。
おっす〜。
(夏美)うっそ〜!マジ?
(夏美)何?これ。
(工藤)どうしたの?
(夏美)これ。
えっ。
えっ。
トレスフィールズって超有名企業。
(由香)ここの服買ったことあります。
(佳織)ていうかこれトレスフィールズで買った。
(前川)えっけっこう高ぇんだろ?はぁ〜金持ちだなぁ。
(工藤)どうする?どうするって…。
(工藤)えっだって有名企業の社長で超金持ちだぞ。
(前川)だから?
(工藤)いやだから…いやそれはわかんないけどさ。
・
(ドアの開閉音)うい〜っす。
おっそろってるねははっ。
えっ。
何?どうしたの。
(工藤)いやべつにどうもしてないすけど。
な〜にその丁寧語。
えっ?何見てんの?あぁ〜見たんだこれ。
バレちゃった?ははははっ…。
ははははっ…じゃねぇよ。
何で黙ってたんだよ。
だって言う必要ないだろ。
(工藤)いや言う必要あんじゃねぇの?何かめんどくさいじゃない言うと。
就職させてくれとかそういうのさ。
誰が言うかよ。
大体あんたの会社ブラック企業とかいわれてんじゃねぇの?
(夏美)ネットで見たことある。
社員に訴えられたって。
ふふっ…はははっふふふっ。
ガン!うちはブラック企業なんかじゃない。
社員とは今和解交渉中だ。
いいかげんな情報を元に知ったふうな口をきくな。
でもさっき篠崎さんの話を聞いて時間の無駄だとか言ってたじゃん。
信じると後でひどい目に遭うとかねっ。
実際社会っていうのはそんな単純なもんじゃなくて…。
社会は厳しいとか言って社員こき使うパターンかよ。
ふっわかりました。
まあねっこういう後輩がいたらねみんなもやりづらいだろうしでもご安心ください。
もうここへは来ませんから。
(工藤)はぁ〜。
(夏美)いいの?
(工藤)しょうがないじゃん。
篠崎社長ですねお待ちしておりました専務の明智です。
こんにちは。
三田村の秘書の冴島です。
城東大学講師の秋山です。
秋山さんには三田村さんをお引き合わせいただいたご縁で今日も同行していただきました。
ご本読ませていただきました。
あのぶしつけなお願いでたいへん恐縮なんですがサイン頂けませんでしょうか?あらうれしいわ。
篠崎さんは私にとって理想の社長なんです。
あなたうちのドレス似合いそうね。
えっ。
あっいえそんな。
(明智)それではご案内いたします。
あっありがとう。
三田村がいつもお世話になっております。
お世話だなんて。
三田村が何かご迷惑をおかけしたりしてませんか?そんなこと…。
そうですか良かった。
何かお母さんみたいですね。
ははっ。
・コンコン!
(ノックの音)失礼します。
社長。
どうぞ。
どうも〜。
(佳代子)おじゃましますどうも。
どうぞおかけください。
あっ失礼します。
どうしました?あぁいえ。
おじゃまします。
コンコン!
(安田)失礼します。
社長これ新しい試作品なんです。
(戸塚)あっお客様でしたか。
失礼しました。
あぁいいよいいよ。
今見るから。
ちょっと失礼します。
え〜っと…。
あぁこのボタン2cm下げよう。
材質くるみで。
このファスナー光り過ぎだな。
アンティークゴールドにしよう。
(安田・戸塚)はい。
こっちもだ。
(安田・戸塚)はい。
よしこの商品だけで売り上げ目標3億だ。
頼んだよ。
(安田)わかりました。
はいよろしく。
(佳代子)うわぁさすが社長さん指示が簡潔でわかりやすい。
あぁいえいえ。
洋服だけは長年やってますから。
あぁどうぞ。
おかけください。
どうも。
今すぐお茶持ってきますから。
(安田)あのタイミングで入ってこいって何でだよ。
(戸塚)社長としての仕事ぶりを見せつけたかったんじゃないの?
(安田)意外とせこいな。
(明智)今日の様子を会社のサイトに掲載させていただきますので。
どうぞ。
では早速なんですがお2人に話していただきたいことが。
あぁあの話の流れはこちらで用意してありますので。
えぇ?
(佳代子)おほほほっ。
成り行きでいいんじゃないでしょうか。
ねぇいいですよね適当で。
ははははっ!
(佳代子)ほほほっ。
ははははっ!あの良かったらどうぞお茶。
(佳代子)ありがとうございます。
はい社長室。
はい。
えっ?お待ちください。
社長。
えっ?銀座中央店の例の2人が来てるそうです。
(厚子)このままでは2aO+;‘する?Mが=Pてきます。
銀座中央店の2人って…。
はははっははははっ。
サビ残でうちの会社を訴えたあの2人か。
はい社長と直接お話したいと言って来てるそうです。
弁護士通さずに来るなんてどういうことだよえぇ?今はまずいだろ。
(佳代子)いいんじゃないですか?一緒にお話しましょうよ。
実はそのお2人私がお呼びしたんですよ。
えっ?あっ…ははっ。
どういうことでしょうか?えっその2人ってどの2人ですか?ふふふっ。
(佳代子)ほほほっ。
コンコン!どうぞ。
(松山)失礼します。
(明智)ムカついても自重してくださいね。
社長がまずい発言して篠崎社長に外でしゃべられたら命取りです。
ていうか何であの2人呼んでんだよ。
勝手なことしてごめんなさいね。
あぁいえ。
(佳代子)お2人が会社を訴えた記事は読んでいました。
でも三田村さんほどの方が社員のことを考えてないはずがないと思ったんですよ。
ええまあ。
(佳代子)まだちゃんと和解できていないそうなので差し出がましいとは思ったんですけどもこの私が和解の仲介をできればと思ってですね。
余計なお世話だということは重々承知しております。
まあでもこのおせっかいな性格というのはですねなかなか直らないものでして。
ははははっいえいえ。
いろいろご配慮ありがとうございます。
サービス残業があったということですね。
(2人)はい。
その分は払うって言ってあるんですけどね。
では何が和解の妨げになってるんですか?この2人の弁護士と若干の行き違いがありまして。
そうです感情的な行き違いがありまして。
ほんのちょっと…。
そうですかそうですか。
お2人共つらい思いをされましたね。
働いた分がどこかへ消えてしまうんですから。
自分の人生というか生きていくことそのものを否定されたような感じでしょ?少し大げさですね。
(佳代子)いや時間や労力というものはそういうものですよ。
社員は貴重な人生の一部命の一部を提供してくださってるんですよ。
そうですよね。
(佳代子)そうですよ。
せっかくですし今日はお2人のお気持ちを忌憚なく話していただきましょう。
あっそうですね。
どうぞ。
ははっ。
いいんだよ話してうん。
(松川)あの…大体店長にプレッシャーがかかり過ぎっていうか目標何%達成とか。
(厚子)店長必死でそれで私ら店員にもとばっちりっていうか。
とばっちり?すぅ〜!何か反論があるんでしたらどうぞ。
いいえ。
(松川)レイアウト入れ替えやると徹夜になるんすよ。
命令するほうは一瞬やるほうは徹夜。
当たり前だろ。
はい?はい?えっ何も言ってませんよ?大変だったわね。
(松川)給料は思いっ切し安いし最低賃金っていうんですか?生活ぎりぎりで。
(厚子)その安い給料で店の服も買わなきゃいけないんです。
そういうのどうなんですか?普通制服って支給されますよね。
(佳代子)もちろん。
んんっ。
なるほど。
そうか。
2人の言い分はよ〜くわかった。
そりゃあつらかったよな〜。
私も常々そういうところは改善したいと思ってたんだよ。
でもうちの会社はまだまだ発展途上だ。
悔しいけどできることとできないことがまだまだいっぱいある。
そんな中で一生懸命働いてくれてる君たちにはほんとに…ほんとに感謝してる。
ただもう少しだけ我慢してくれないか。
うちの会社は社員を使い捨てになんて絶対にしない。
(美紀)なぜこれを私に見せるんですか?僕がねどれだけ苦労したかっていうことですよ。
心にもないことをぺらぺらとしゃべってエネルギーを使い果たしたんです。
十分な休息を取ってください。
休息。
うん。
あのいや休息っていうよりもあの〜あれだな〜。
リセットするための何か別のこう刺激が必要なのかなって。
刺激ですか?刺激ですね。
私に何がしてあげられるでしょうか。
ベッドにちょっと横になってみようかな。
それじゃあとりあえず安静にしてくださいね。
先生結婚しませんか?そこに愛はあるんですか?愛?がなきゃだめですか?社長。
はい。
社長。
えっ?わっ!ちょっ…何?何?えっ?取り込み中すみません。
会社のサイトに載せる写真選んでいただけませんか?いいよどれでも。
(佳代子)あなた私とあの人をぶつからせようとしてなかった?わかりました?いいのよ。
でも向こうも大人の対応したわね。
会社ではしっかり社長やってるんですね。
当たり前ですけど。
ふっ。
ああやって会社を大きくしてず〜っと維持してるんだから大したもんですよ。
ばかじゃあできませんよ。
そうですね。
今日はほんとにありがとうございました。
いいえ。
私も楽しかった。
最近疲れることが多くてね。
えっ?あっ何でもないの。
はぁ…。
ふぅ〜。
何が疲れた疲れたよ。
疲れるのはこっちだっていうの。
まあお仕事だから。
大人ねぇ〜。
こういうとこでもっと発散していいんじゃないの?私が本気で発散するととんでもないことになるのよ。
あぁ〜。
(店内のBGM)でも私はたまに社長の相手するだけだけどあなたはずっとでしょ?大変ね。
そうなのよ。
なのに自分は大学なんか行って羽伸ばして若い女の先生と知り合いになって。
何か口にしたら腹立ってきた。
たまにはずる休みでもしたら?そんなことできる性格なら楽なんだろうけど。
やられた〜。
結局あいつの会社のイメージアップに利用されただけな気がする。
でも取材にはなったんでしょ?うん。
一応会社では社長してた。
そりゃするでしょう。
社員1,200人の会社ですよ。
ねえハイボールちょうだい。
はいはいはいはい。
あらもうないですよ。
えっ?じゃあ買ってきて。
いいんですか?ちょっと。
夜遅く男を部屋に入れてお酒飲んで。
僕もこんなんでも一応男ですから。
一応って何?何か変なこと考えてるわけ?いえ。
コンビニ行ってきます。
あっ!さきいかも。
(増山)さきいかはい。
(正美)う〜ん!ねえこの人会社来たの?ああ。
(絹代)この人あの人でしょ?そこに愛はありますか?とかって言う人。
ねぇよ。
(絹代)ふっふふふっ。
ねえこの人どんな人?テレビと一緒?テレビあんまり見ないからよくわかんないよ。
何かいい人っぽいよね。
どうだろうね。
(正美)ねえねえこれも開けてくれる?あのさひとんち来て勝手にワイン飲むなよ。
しかもその高いやつばっかり。
(正美)だって飲んでないじゃん。
いざっていうときのために取ってあるの。
(絹代)何よあんたいざというときって。
えっ?何?連れ込みたいおねえちゃんでもいるっちゅうの?あいにく理想が高いんで。
(絹代)じゃあねこれでもお読みなさい。
何?これ。
「まだ結婚を諦めるのは早い!」。
あのねべつに諦めたわけじゃないから。
結婚できないんじゃない。
俺はしないだけなんだとか言っちゃう。
(絹代)そんなこと言ってる間に人はどんどん年を取るんですよ。
はいはい。
(絹代)ほほほっ。
・ピポーピポー
(ロボット掃除機の音)あっ!あっ危ない!危ないヨシオ君!あっよしよし。
こっち?こっちに来たかったの?こっち?はいはい。
どうだこれで。
どう?ヨシオ君。
いいよ。
あぁいいいい。
上手上手。
(美咲)今日冴島さんお休みですか?
(早苗)お見合いでもしてるのかな?でも社長みたいにあくが強い男と毎日一緒に仕事してると普通の男じゃ物足りなくなったりするのかな?ありえる〜!秋山さんにこんなことお願いするのは変だとわかってるんですけど。
三田村さんに大学を辞めるように言ってほしいってどうやって言えっておっしゃるんですか?それはちょっと。
ただ社長が大学に通ってることで業務にも多少しわ寄せがきておりまして。
でも私たちが言っても聞きませんもので。
いや私が言ってもかえって逆効果ですよきっと。
何であんたがそんなこと言うんだって。
先生にもそんな言い方しますか?しますよ。
大学でもキャラ全開です。
そうですか…。
じゃあ忘れてください。
すみません変なこと言って。
あぁいえ。
でも頭の隅に一応置いときますね。
あっありがとうございます。
あの社長って大学で何してるんですか?一応勉強は真面目にしてるみたいですよ。
講義でもいつも最前列に座ってますし。
そうなんですか。
後はサークルかな。
サークル?映画サークルです。
映画サークル?じゃあ学生の人たちと交流なんかして?そうです。
勉強するって言うから大学行くの認めてあげたのにそんなの聞いてない。
冴島さんはどうして三田村さんの秘書になられたんですか?さあ?人っていうより会社で選んだんですけど。
成長してる会社だし安定してても活気のない会社よりはいいような気がして。
じゃあ社長のあのキャラって…。
入社してから知ってびっくりしました。
面接のときは猫かぶってたんですよ。
猫かぶるって普通面接受けるほうですよね。
ですよね〜!ふふっ。
はははっ。
ふふふっ。
まあでも人っていつどこでどんな出会いがあるかわからないもんですね。
ほんとに。
社長が大学に通って秋山先生みたいな若くてきれいな人と知り合ってるなんて。
えっ?あっ…。
(明智)先日の篠崎さんとの対談イメージアップに効果出てますよ良かったですね。
いや〜それも明智専務のおかげだよありがとう。
あっいえ。
・コンコン!
(早苗)失礼します。
中央新聞社の方がお見えになってます。
(明智)わかりましたすぐ行きます。
更なるイメージアップ図ってきます失礼します。
はいよろしく〜。
(夏美)「経営哲学に多くの共通点を発見」。
(工藤)何なんだ?あいつ。
(夏美)訳わかんないんですけど。
(太田)健太どう思う?どうせいんちきだろそんなの。
・
(百合)あの〜。
うん?ここいいですか?あぁどうぞどうぞ。
すいません。
あの…。
うん。
辞めないでください。
えっ?サークル。
どうして?どうしてってああいう話もっと聞きたいから。
話?ボールペンとか。
お前らの将来はどうせボールペンだ。
お前たちに一体いくらの値段がつくのか考えてみることだな。
うんああいうの。
ああいう話聞きたいんだ?ああいう話する人周りにいないので。
ムカついたりしないの?ムカつくけど何かいい!みたいな。
はははっ変な子だな。
へへへっよく言われます。
はははっ!ふふふっ。
いやこの学食っていうのはね安くて量も多くてコストパフォーマンスいいのに味もうまいっていうのはもう大したもんだと思うよ。
ふ〜んそんなの考えたことないです。
あぁ〜そう。
いやあれはちゃんとしてるなほんと。
・三田村さん!良かった。
どうしたんですか?篠崎さんが私たちに会いたいって。
えっ?あっ。
あの〜私…。
(佳代子)あっどうぞどうぞご遠慮なく。
ここは…。
(佳代子)ここはね社員のためのレクリエーション設備を作ろうと思って買ったのよ。
へぇ〜すごい。
福利厚生の一環ですね。
いつごろオープンされるんですか?
(佳代子)いえもうオープンすることもないわ。
どういうことですか?意外に早かったですね。
やっぱり知ってたのね。
ええまあ。
どういうことですか?説明してください。
篠崎さんの会社は経営破綻するらしい。
えっ?ですよね?そうなのよ。
ここも今や不良資産の1つ。
実はねここ数年かなり厳しい状況だったの。
じゃあテレビや本でおっしゃってたことは…。
(佳代子)いや最初からうそをついていたわけじゃないわよ。
会社がうまくいっているうちは高い給料充実した福利厚生そういうことでやってこれたんです。
でも…。
売り上げが減ったら財布のひも締めなきゃならないのにあなたにはそれができなかったんですね。
そう。
テレビで社員を愛するキャラを売ってしまったのに今更リストラなんてできなかった。
ますます会社が苦しくなってこのままだと会社は倒産社員は全員解雇。
社員のみんなには悪いことしてしまったわ。
ここはね私のぶざまな失敗のシンボル。
あなたたちに見ておいてほしかったの。
どう?いい気味だと思ってる?まあそういう気持ちがないと言えばうそかな。
はぁ?今更社員に謝っても遅いんですよ。
会社は稼いでこそ会社だ。
社員を愛する?哲学?そんなものは単なるお題目にすぎない。
ビジネスっていうのは一時のお祭りじゃないんです。
ず〜っと続けていかなきゃならないんだ。
ブラックだろうがホワイトだろうが続けた者の勝ちだ。
どうしたの?何か聞いてると気持ちいい。
結局私が間違ってたのね。
そんなことありません。
篠崎さんがおっしゃってたことは正しかったんだと思います。
そうじゃないとブラック企業が正しいってことになっちゃいます。
杏子先輩。
ブラックだとかホワイトだとかそういったことは関係ないんですよ。
篠崎さんの会社が破綻したのは社員に高い給料払い続けたからじゃない。
いやまあまあそれもあるかもしれないけどでもそれが根本的な原因じゃないんです。
5年前世の中では地味婚がはやりつつあるのにあなたの会社は超豪華なブライダルサロンを銀座にオープンしましたよね。
話題にはなったものの実際には会社の経営の足を引っ張ることになってしまった。
あのサロンは亡くなったご主人の肝煎りで計画されたものだったんでしょ。
ご主人の死後白紙に戻すべきだったのにあなたにはそれができなかった。
それが破綻の最大の原因だと僕は思ってます。
そのとおりよ。
私は夫の計画を受け継いでやり遂げることにすっかり酔ってた。
私は社員を愛するとか言いながら結局自分を愛していただけなのかもしれないわね。
でもね篠崎さんあなたはたくさんの優秀な社員を育てました。
それは事実です。
それにあなたの会社はブライダルサービスにおいて確固たる地位を築いてたくさんのカップルが幸せになるお手伝いをしました。
あぁ…ありがとう。
そう言っていただけるとほんとうれしいわ。
大丈夫ですよ。
何度失敗しても必ずよみがえってくる。
それが本当の成功者というものです。
そうね。
ははっ。
でも何だか疲れちゃった。
私はもういいわ。
全く。
会社経営っていうのはほんと疲れます。
でしょ。
嫌になるときあるでしょ。
全然。
その疲れが快感なんですはははっ…。
変な人おほほほっ!ははははっ!おほほほっ!ははははっ!はははっ!あっあっそうだ。
(佳代子)うん?もし僕で良かったら篠崎さんの会社のお手伝いさせていただけませんか?
(美咲)これからが大変ですね専務。
う〜ん。
でもどうしたんですか?杏子先輩。
僕にごちそうしてくれるなんて。
私三田村さんにきちんと謝ろうと思いまして。
あなたのこと誤解してました。
どういうこと?ほらあの会社の社員たちが路頭に迷わなくて済んだのは三田村さんのおかげじゃないですか。
憎まれ口たたいてても心の中は違うんだな〜って。
今だから言いますけど私三田村さんを告発するための本を書こうとしてました。
でももうやめますほんとにすいませんでした。
えっ?何か目が笑ってるんですけど。
くくっははははっ!ははははっ!杏子先…杏子…。
杏子…くくくっ!あはっ!あなたほんとに未熟者なんですね。
えっ?人助け?んなわけないでしょ。
今あの会社を買えば世間は社員を救ったと賞賛の目で僕のことを見ますよちょうど今の杏子先輩みたいに。
それが目的?それもあります。
でももっと大事なことがあるんです。
破綻しかけの会社を買うっていうことは底値で買えるっていうことだ。
ジュノザ・ブライダルサロンにはホワイト企業だと思って入社した優秀な社員たちがたくさんいるでしょ。
これからそいつらを思う存分使えるわけだはははっ!くくくっ!何それ。
くくくくっ!労働力を買うなら底値で買え。
篠崎社長は経営には哲学が必要だとおっしゃってましたよね。
それで言うならこれが僕の哲学なんです。
くくくっははははっ!ははははっ!はははっ…。
最低!あぁ〜!フレンチ食べたんじゃないんですか?頭にきて途中で帰ってきちゃったの。
・「陽だまりの道」あの猫かぶりめ。
あんなやつに一瞬でもだまされた自分が憎い。
この世の中に正義ってものあるわけ?あんなやつが許されていいの?どうなの?いや僕に言われましても。
ていうかねそんな許せないなら先生が自分で鉄つい食らわしてやりゃいいじゃないですか。
んっ!いいこと言うじゃん。
(増山)ありがとうございます。
それ。
(増山)そうっすよ。
よし。
前言撤回。
あいつのこと全部本に書いて世の中に全部さらけ出してやる。
(増山)そうですよ。
あぁ〜!ど…どうしました?本のタイトル思いついた。
えっ何ですか?ブラック・プレジデント死す。
うん。
いや生きてますけど。
あぁ?文句あんの?すいません。
ジュノザ・ウェディングサロン株式会社の買収を美談にしたことでうちの会社がブラック企業だという風評は薄まったようです。
当然だははっ!でもブライダルの経営なんてできるんですか?畑違いでしょ。
とりあえず5年で黒字転換を目指そう。
だめだった場合また売ればいいだけだ。
その前に優秀な社員だけこっちに取り込んではははっ!ははははっ!あれ?俺また何か問題発言した?ははははっ!
(三田村幸雄)これ会議が始まってからみんなが出した資料読むっていうのは時間の無駄だな。
あっそうだ!これからは会議の前日の夕方までに資料を提出して会議までに全員読んでくることにしよう!何でこんな簡単なことにこれまで気が付かなかったんだ。
ははははっ…。
ははははっ…ははははっ。
学園祭か。
よっ!よう!
(工藤)あっ来たんだ。
何来たんだって。
(前川)何かもう来ないみたいなこと言ってたじゃん。
そういうのはリセットして前に進むんだよ。
あっそうそうそうさあそんなことよりももうすぐ学園祭だね。
(夏美)あぁ〜そうだった。
何かやらないの?サークルで。
あぁ〜上映会?うん。
(工藤)上映会担当って信也だっけ?やるだろ?
(太田)えっ俺?
(工藤)うん。
あぁ〜一応部屋は申請してあるよ。
映画サークルなんだからさ上映会やるのは当然だとしてもっとほらあるでしょ。
ほら。
うん?学園祭といえば?何?模擬店だよ模擬店。
やらないの?えっ。
やらない。
何で?手間かかる割にもうかんないし。
それやり方しだいでしょ。
金欲しいなら各自でバイトしたほうがよっぽどいいよ。
こういうのはみんなでやることに意義があるんじゃない。
会社じゃないんだから。
何?それちょっと。
ねえちょっとやろうよ。
あぁ〜!もう…あぁ〜もう。
はぁ〜。
模擬店やりたい人?おっはい。
(工藤)ほ〜ら誰もいねぇじゃん。
いやいやいやあれ百合ちゃん今手挙げたよね?
(百合)いや…。
何だよ全くゆとり君ども。
えっ?何もやる気ないんだな。
本来生物は無駄なエネルギーを使わないように出来てんの。
模擬店はやるなっていうのが何年か前の卒業生の遺言なんで。
何?それ遺言て。
誰か死んだの?
(秋山杏子)あぁ〜それ私たちの代が卒業するときに残した言葉です。
学園祭で模擬店だけはやるなって。
どうしてやっちゃだめなんですか?いやそれまでは毎年やってたんですよ。
でもこう終わったあとにどうも疲労感しか残らないっていうか。
手間がかかる割には大してもうからないんですよ。
だってもうけを人と時間で割ったらファストフード店でバイトするほうがまだましなんです。
じゃあやめるかって。
ゆとりはこのへんから始まってたのか。
合理的かつまっとうな判断です。
うまくやってお金をもうけてみんなで山分けしようとかそういう発想はなかったんですか?ありませんよあなたじゃあるまいし。
大体三田村さんみたいにお金の優先順位が高い人ばっかりじゃないんです世の中。
せっかくの学園祭だし模擬店で手間を取られるくらいだったら他の子たちがやってる芝居やライブを観たほうが楽しいんじゃないかって。
経営学専攻なのにどうやったら店の経営がうまくいくのか模擬店で実践してみようとか思わなかったんですか?あぁ〜思わなかったですね。
いやだって実際に商売やるって大変じゃないですか。
お客さんにぺこぺこ頭下げたりクレーマーみたいな人もいるし。
どうも杏子先輩と話をしてると無駄なエネルギーを消費するな。
こっちのせりふです。
大体何でそんなに模擬店がやりたいんですか?だって学園祭といえば模擬店でしょう。
せっかく大学入ったんだから学生生活の定番みたいなイベントをがっつりと体験しておきたいわけですよ。
それが青春をおう歌するっていうことでしょう。
はぁ〜ほんとどこまでも自分勝手な人ですね。
とにかく今年はやりますから。
やりますからってあの子たちは何て?みんなはやらないって言っています。
ははっじゃあできないじゃないですか。
今はまだできないということと結果としてできないということの間には何の相関関係もないんです。
大体ね無理とかできないとか言ったその瞬間が負けるときなんだ。
出た〜ブラック語録。
肉好きはいいですけれどもコレステロールには気を付けたほうがいいですよ杏子先輩。
あの子たちがそう簡単にやる気になるもんですか。
ゆとりをナメんなよ。
何だよ俺に話って。
健太先輩。
最近全然映画作ってないじゃないですかどうしてですか?いやどうしたんだよ急に。
いやそりゃあ映画作りたいけど今はお金ないし。
バイトしてためるよ。
お金ならすぐに作る方法がありますよ。
えっ?どうやって。
模擬店ははっ。
えっ?学園祭で模擬店やってその利益で映画作るんですよ。
でもみんなで稼いだ金を俺の映画に使うなんてまずくね?そこを何とかするんじゃないですか。
個人の映画じゃなくてサークルの映画にするんですよ。
模擬店から映画制作までをトータルでパッケージした企画書をでっちあげてふふっ。
でも模擬店なんかどうせもうかんないだろう。
それはやり方しだいでしょう。
ねえねえもしお金がふんだんにあるとしたら映画にいくらかけたいですか?う〜ん10万とか?ちっちゃいちっちゃい。
ここはもう30万ぐらいど〜ん!といきましょうよ。
30万って超大作じゃん。
うんうん。
そしたら移動撮影もできる。
できるできる。
移動撮影って何?カメラが横にす〜って移動したりするだろ。
うんうんうん。
あれドリーがないとできないんだよ。
じゃあドリーも連れていきましょうよ。
もうみんなでやろう。
クレーンは無理かな?できるできる。
あのさちょっと考えてみてくださいよ。
ねっバイトして30万ためるっていうのがどれだけ大変か。
でも模擬店ならみんなの労働力を利用してたった2日で稼げるんですから。
いやでもそんなうまくいかないだろう。
つべこべ言う前にやる!それが成功の第一歩なんです。
まあみんながやるって言うなら。
よし!決まり決まり。
よしやろうやろう!やったじゃあ後は任せて。
やったやったやった…。
ははっ。
30万か。
よし。
話って言うから何かと思えば模擬店。
そうだやれ。
お前がリーダーだ。
そんなこと言われてもさ。
なあ亮介お前自分で会社作りたいと思ってんだろ。
あっうん。
こういうときに自分の力を試そうとしないやつが会社なんか作れるわけないだろ。
いやでもどうすればいいかわかんねぇじゃん。
大丈夫だよ俺がアドバイスしてやるから。
ほんとに?でもなあくまで俺はアドバイザーだ。
リーダーは亮介。
お前だ。
こういうのってなけっこう就職にも有利なんだぞ。
えっそうなの?そりゃそうだよ学園祭でみんなを指揮して利益30万上げたって実績があればポイント高いだろ。
少なくともうちの会社にそういう学生が来たら俺は評価するなぁ。
えっそう?こんな二流大学なんだからそれぐらいのアドバンテージがないとろくな会社入れないぞ。
うん。
ここでやる気を出すかどうかがけっこうお前の人生の分かれ道かもしれないな。
う〜んそうかな?
(ウエートレス)お待たせしました。
(夏美)あぁ〜おいしそう。
ねぇうまそうだね。
うん。
あっどうぞどうぞ。
いただきます。
でどうかな?うん?あぁ模擬店?うん。
う〜ん何て言うかな何かダサくない?あの手書きのポスターとかしょぼいっていうか。
う〜ん。
後あれ雨が降るとねすごい悲惨なんだよね。
うんでもさそれも含めて模擬店の味でしょ。
ねえ模擬店って意外と男女の出会いの場らしいよ。
えっそうなの?うんだってほら看板娘ってさモテるでしょ。
うん。
知ってる?女の子ってエプロン着けてるだけで3割はモテ度が上がるんだって。
マジ?うんうん。
ふっ。
あっでも看板娘って店に1人だよね?うちのサークルだったらだってもう夏美ちゃんしかいないでしょう。
そうかな?そうだよだって他に誰がいる?いないいない。
(夏美)ほんとに?うん。
(夏美)うそ。
ほんとほんとうん。
あっそうだ。
パフェも食べる?
(夏美)いいの?うんいいよすいませ〜ん。
すいません。
(増山)はぁ〜執筆進んでるみたいですね。
ブラック企業の内幕を思いっ切り暴いてやってくださいよ。
もちろん。
三田村に会う度にねモチベーション上がる一方よ。
でもさブラック企業の実態を暴くには三田村本人だけじゃなくてトレスフィールズの内部にも取材する必要があると思うのよね。
それはそうっすね。
でもどうやって調べるんすか?あっ増山君。
トレスフィールズのお店でバイトしてみたら?えっ?ほら会社を知るためには外から見るだけじゃなくて実際に働いてみたほうがいいでしょ。
いえでも何で僕が。
はぁ?嫌なの?嫌です。
あっそう。
いやべつにいいよ無理強いはしないから。
応募してみますね一応。
ねえ何でそうやって最初から素直になれないわけ?すいません。
よし!これでブラック企業への取材は万全。
何か最近この研究室が十分ブラック化してる気がするな。
はぁ?何か言った?いえ何も。
・コンコン!
(ノックの音)
(工藤)ちょっといいっすか?あれどうしたの?ふ〜んそれで?模擬店出すの?
(工藤)はい。
ねえ何かさ3人共あいつのいいように操縦されてない?いやべつに操縦されてるわけじゃないっすよ。
目の前の状況に柔軟に対応してるだけっていうか。
何かそれなりに楽しそうだし。
いや〜そりゃべつに模擬店出すこと自体は悪いことじゃないけどさ。
それに指揮を執るのはあくまで俺であの人はアドバイザーをやるだけだって言ってました。
ふ〜ん。
んっそれで私に頼みって何?
(工藤)杏子先生の頃って模擬店何やってたんですか?焼きそば屋さん。
無難なチョイスですね。
焼きそばって誰が作っても大失敗はないですからね。
だから何?いえ何も。
(夏美)食材の仕入れはどこでするかとか機材はどこで借りるかとかそういう資料みたいなものって残ってないですか?あぁ〜私はちょっとわかんないから知ってそうな子に聞いてみるね。
(工藤)ありがとうございます。
失礼します。
頑張ってね。
(工藤・夏美)はい。
(前川)はい。
(増山)いや〜学園祭かぁ楽しそうでいいな。
私の予感では何かやなことが起こる気がする。
(増山)えっ?
(冴島真理)名古屋の新店舗は4月の売り上げが1,500万と順調な滑り出しみたいです。
セレクトショップのほうは?内装工事も終わって予定どおり5月にはオープンできそうです。
うん。
後ブラック企業の風評もあれ以来小康状態みたいです。
そっか。
何か平和だな。
不満そうですね。
そういうわけじゃないんだけどさこう常に何かと闘ってアドレナリン出しとかないと気が済まないたちなんだよな〜。
周りには迷惑です。
・コンコン!
(明智)失礼します。
社長ちょっと問題がありまして。
おぉ〜ほら来たよ来たよ問題が。
どうしたんだ?明智君。
(安田)失礼します。
(明智)これ例の特注で作ったものなんですが。
例の?
(明智)はい。
どうしたの?
(安田)実はこちらの発注ミスで先方の色の指定は赤だったんですがピンクで上がってきてしまいまして。
えっ?
(戸塚)それで先方から返品されてしまいまして。
誰だよそんなミスしたの。
クビだ!クビ!そういうわけにいかないじゃないですか。
じゃあ…あれだもうボーナスなしだなし。
いやそれよりこの返品になった分をどうするかです。
だって特注品だからお前一般には売れないだろう。
何着作ったんだっけ?
(明智)1,000着です。
1,000…。
原価は?1着1,000円です。
売値は5,000円の予定でした。
お前1,000円掛ける1,000着で100万だぞ。
500万の売り上げになる予定が100万の損失になるんだぞ。
デザイン費25万もあるんで合わせて125万です。
それもそうだけどあ…あれどうすんだよ。
特注ってどこの注文ですか?いやいや何でもないよ何でもない。
えっ?何で隠すんですか?隠してないよ。
何でもないです。
怪しい。
これは極秘プロジェクトなんだよ冴島君。
いくら秘書といえども言えない。
そうですか失礼します。
いいんですか?怒りましたよ。
そんなことよりどうすんだよこれとあれ。
ということで今回は焼きそばの模擬店をやるってことでいいかな?
(太田)えっ上映会は?
(前川)あぁ〜それはそれでやるよ。
人数そんなかかんないしね。
うん。
あっじゃあ賛成の人。
じゃあそういうことで。
(工藤)よし。
(百合)あの。
うん?何か反対。
(夏美)何で?何でって言われるとあれだけど何となく。
理由もないのに反対すんなよ。
じゃあいい。
(夏美)いい感じ〜。
(由香)おいしそ〜う。
(前川)ほんとおいしそうだね。
(百合)そこでそばを投入。
(佳織)そば投入!
(工藤)そば入りま〜す。
おぉ〜いいよいいよいいよ。
(由香)おいしそう。
(前川)あれ?これ何すか?あっちょっと勝手に触んないでくれる?すいません。
もう何でわざわざうちで試食会なんかする必要があんのよ。
(工藤)あぁ〜すいません他にキッチン使える場所なくて。
べつにいいんだけどさ。
あの男が来るっていうのがなぁ…。
・ピンポーン!
(インターホンの音)あっ来た。
・ピンポーン!はい。
(夏美)何にらみ合ってんのあの2人ははっ。
よう。
は〜い。
おっ集まってるねいいよいいよ。
(太田)どうも。
(工藤)うい〜っす。
ははっ。
あっちょっとぎゅうぎゅうだな失礼失礼。
失礼とお〜っとっとっとっと。
よいしょ。
(夏美)しょうがちょうだい。
いや〜それにしても狭い部屋だな。
ず〜っと玄関かと思ったらもうこれで終わりか。
ははははっ。
講師の給料じゃこれが精いっぱいです。
おっ何だこれ。
あぁもう触んないでくださいよ。
懐かしいな何かこれ。
(夏美)はいどうぞ。
あっありがとう。
よし。
何かうまそう。
(前川)おう確かに。
あっこれ匂いは合格だな。
この匂いってのは客寄せに大事だからな。
あぁそういや夜店ってさ匂いに誘われてつい買っちゃうもんね。
そうそうそうそう。
よしじゃあ早速試食しますか。
ねっ。
(工藤)いただきま〜す!
(一同)いただきま〜す。
(工藤)うん。
うん。
うんうんうん。
(太田)割とイケんじゃん。
うんこれ味は合格だこれ。
夜店の焼きそばってこんな感じだよね。
うんこれ焼きそばのレシピってどうしたの?あっネットに出てたやつ。
ネット?おっ。
(前川)あれ?百合いつスマホにしたんだよ。
いつでもいいでしょ。
(工藤)じゃあレシピこれでいこう。
うん。
ネットのレシピそのまま使うんだったらうちで試すことなかったじゃん。
だって当日ぶっつけってわけにもいかないでしょう。
これ原価率いくら?計算しとけって言っといたよね。
(夏美)えっとね1食当たり99円。
じゃあ1食300円で売れば原価率33%切るな。
優秀だよ優秀。
(百合)まだありますよ。
(前川)あぁ〜はいお代わりお代わりお代わり。
(太田)で今後どうやって進めていくんですか?
(工藤)それは俺が大体の計画を立ててるんだけど。
よしじゃあ進めてリーダー。
(工藤)あっはい。
え〜っとまず売り上げ目標30万円です。
(太田)えっ?そんなに?
(佳織)すごい…。
いやいや何言ってんだ違うだろ。
(工藤)何が?
(前川)だってあんたが30万円て。
違うよ売り上げが30万じゃないよ純利益が30万の目標だよ。
えっそうなの?そうだよ。
そっちのほうがハードル高いってこと?当たり前だろ。
売り上げから諸経費を引いて残ったのが利益だから。
それ無理っぽくない?あのさ百合ちゃん無理とかできないっていうのはね…。
言った瞬間に負けだ。
そういうこと。
部長大丈夫かよ。
(工藤)いやまあまあそこんとこはねあのまあみんなで一致団結すればまあ何とか…。
何言ってるか全然わかんないよ。
はいすいません。
もういいよもう俺が言うからあの…いい?みんな。
利益を上げるためには何が必要だ。
(太田)あぁ…。
はい信也。
たくさん売る?そうそれ後は経費を低く抑える。
経費?ちょっと…ちょっと説明してやって。
命令しないでください。
説明していただけますか?先生。
はぁ〜経費っていうのはまあ一番大きいのが人件費。
後はまあ宣伝費とかそれから…。
あぁ〜〜!何?模擬店っていうのはみんなタダで働くってわけ?うんそうだけど。
てことは人件費ゼロじゃん。
えっ?うそ〜人件費いらないってことはそのもうけ出すなんてもう楽勝だろうね。
まあ確かに一番大きくかかるのは人件費ですもんね。
そうだよそうだよ。
それがゼロなんてほんとに夢だよ夢。
はぁ〜。
会社もそういうふうになんないかな。
やっぱり変だな。
まあとにかくこれで利益を上げるためのハードルは大きく下がったってことだ。
当日来る客が相手だから宣伝費いらないだろ。
で味はこれでいいとして後はあれだ店の場所決まった?あぁ〜これから抽選。
じゃあそれは運しだいってことだなぁ。
後はその場所で他の店より目立つってことだ。
どうやって?ここはうちの女子部員たちに頑張ってもらおうかな。
どういうわけかうちのサークルは女子部員たちのルックスに恵まれてる。
この資源を最大限に生かして彼女たちには前面に立ってもらおうじゃないの。
私そういうの苦手なんでいいです。
(夏美)大丈夫だよ百合。
そうだよ百合ちゃんこそ一番かわいいんだから一番前に立ってほしいんだけど。
えっ?うん。
(夏美)あっそういえばさエプロン着けるんだよね。
そうそう看板娘。
そうだうちの会社にエプロン特注させようかな。
経費は実費程度でいいから。
特別に飛び切りかわいいやつ。
(夏美)エプロン楽しみ。
えっ俺たちは?男たちは製造係だよ。
製造って工場かよ。
それと同じようなもんだよ。
これ1日に何百食も作んなきゃいけないからけっこうな重労働だぞ。
あのいつの間にかあなたが主導権握ってるんですけど。
だってさしょうがないでしょリーダーが頼りないんだから。
すいません経験値の不足で。
学園祭っていうのは学生による自主的な運営によるものじゃないとだめなんですよ。
杏子先輩僕も学生なんですけど。
いいんですよべつに僕は身を引いても。
この若い人たちの自主性に任せてっていうことで。
ねぇ。
どうする?
(工藤)いや〜俺は自信ないな。
う〜んいいんじゃないこの人に任せれば。
エプロンもね用意してもらわなきゃだし。
だって。
「一番可愛いって言ってくれた」。
ふふふっ。
「そんなのどうせお世辞に決まってる…」。
はぁ〜。
・
(足音)ふふっ健太どうしたの?どうしたのじゃねぇよ。
買い出し行って帰ってこないからさ。
あっ帰る。
なあ。
うん?模擬店でもうけた金で超大作作るからさ映画出てくれよ。
えっ?うん。
嫌ならいいけどさ。
ふふっやじゃないよ楽しいし。
そう。
私このサークル入らなかったら何してたんだろうって思う。
ただ何もしないでぶらぶらしてたのかもなぁ。
そっか。
じゃあ俺頑張るわ。
何を?いろいろ。
秋山先生と三田村さんってどうなのかな?えっ?何かけんかばっかりして仲いいみたい。
何で急にそこに行くわけ?何となく。
ありがとう。
コンコン!社長。
デザイン部の福本さんと店舗開発部の篠原さんがいらしてます。
あぁあぁあぁ。
通して。
どうぞ。
(福本)失礼します。
(篠原)失礼いたします。
(福本)社長ご連絡いただいていた件ですが。
それぞれ案を持ってまいりました。
あぁそうですか良かった良かった。
・
(明智)出来ましたか?ああ。
よしじゃあ早速みんなで見てみよう。
ここに置いて。
お願いしますはい。
うんだいぶいいこれは。
・いいですね。
・いいっすね。
あぁ〜!ちょちょちょちょ!あの…ありがとう。
だだ…大丈夫だよありがとう。
ありがとう。
失礼します。
うんうん。
よし。
・なかなかいいねこれどう?どう?明智君どう?・
(明智)これいいですね。
・いいねあはははっ!何だろう。
社長と専務何か極秘でプロジェクト始めてるみたいなのよ。
デザイン部とか店舗開発部とか呼んで。
(美咲)社長の考えてることをいちいち理解しようとしても疲れるだけじゃないですか?
(早苗)私たちの想像つかないようなこと思いつくから社長なんじゃないんですか?そうだけど。
秘密にしてることがムカつくのよ。
男って何で秘密を作りたがるんだろ。
はぁ?落ちた?はいあのトレスフィールズに履歴書送ったら不採用って通知が来て。
「今回はご縁がなかったということで」。
どんなけ使えない男なの?ねえこれ正社員じゃなくてバイトで落ちるってどういうこと?すいません。
ねえこの写真がいけないんじゃないの?そうですね。
・123ファイト!えっ?アルバイト?そうなんです。
うちの大学院生でどうしてもトレスフィールズのお店でバイトしたいっていう人がいて。
でもけっこう倍率が高いみたいで。
そうなんですよ。
うちのバイト意外と人気あるんです。
それで冴島さんのお力でどうにか入れてもらえないかな〜なんて。
えっ?いやあの無理だったら全然いいんです。
じゃあ人事のほうにちょっと当たってみます。
ほんとですか?ありがとうございます。
いえ先日のお礼も兼ねて。
あっどうです?あれから会社のほうは。
まあ相変わらずです。
社長が学園祭にあんなに入れ込んでて大丈夫なんですか?えっ学園祭?えっ?言ってないんですか?聞いてないですよ。
学園祭って…また自分だけそんな楽しそうなことを。
何でそんなことにあんなに必死になってるのかちょっとよく理解できないんですけどね。
あれ?もしかして…。
あれって何か関係が…。
いや…。
(絹代)はい。
ちょっとさお鍋するのにさ野菜だけでいいの?ちょっと。
(正美)いいのいいの。
(正美)ほら!肉ならここにあるんだから。
(絹代)あらおいしそうな肉だね。
でしょ!この前目をつけといたのよ。
あら。
どうしてその調子であんた自分の旦那ぐらい見つけらんないの?だって肉は逃げないけど男は逃げるでしょ。
ははははっ!
(絹代)ばか。
ちょっと幸雄どうしちゃったのよ幸雄。
・
(美紀)今シャワー浴びてます。
こんばんは。
お待たせしました。
ははっんんっ。
え〜っとじゃあ…。
えっ?
(絹代)あっ何だお医者さんなの?うん。
(正美)もうびっくりさせないでよ。
知るかよ。
(正美)いやでもさ社長ともなるとお医者さんを夜家に呼んだりできんだね。
特別サービスです。
そう。
昼間忙しいからわざわざ来てもらってんだよ。
ねぇ先生。
(絹代)お豆腐召し上がりますか?
(美紀)はいありがとうございます。
(絹代)はいどうぞ。
これいいお肉だわ。
(絹代)兄妹そろってまあまだ独身なのよ。
いつ結婚してくれんのかしらね。
(美紀)私先日社長に結婚してくれと言われました。
えっ?えっ?そうなの?そんなこと何も言ってくれないこの人。
いや…そんなの冗談に決まってるじゃないだって。
ご冗談だったんですか?えっ?いやあのそれは…。
(正美)これおいしいわ〜。
お前肉ばっかりだなさっきからえぇ?情報を総合すると社長は社内のデザイナーに学園祭の模擬店のデザインをさせてるんじゃないですか?情報を総合って。
なっ!またあの新米講師か。
言っときますけど私と秋山先生はけっこうツーカーですから隠し事なんてできませんよ。
女はつるむのが早いな〜。
はぁ。
わかりましたよ。
店のデザインとエプロンのデザインやらせてた。
エプロン?これです。
(明智)返品になった元のエプロンと新しくデザインしたAタイプとBタイプです。
あぁ〜あれってエプロンだったんですか。
そう。
スカイウォークエアラインからの注文だったんだけど色の指定ミスで返品なっちゃったんだよ。
飛行機の中でCAが着けるはずだったんですけど。
何で秘密にしてたんですか?えっ?いやあの…その仕事がうまくいったらねそこのCAの一番かわいい子たちと合コンをね…。
合コン?うん。
何やってるんですか!あなたたちは。
いやあの僕はあくまでも仕事としてやってただけです。
でも社長が合コン合コンって。
お前!お前だってノリノリだった…こいつはノリノリだったんだよ。
けっこうずっとだって先導してたじゃないか。
何だよいざとなったらそうやって裏切るタイプか!それで100万以上の損失ですか。
自腹で払ったらどうですか?損失にはしないよ。
(明智)社長の案で少し手を加えて一般向けに商品化できないかと計画してるんです。
それで学園祭で女の子に着せて市場テストをしてみようってことになりまして。
そう会社のためだよ。
この店のデザインはおまけみたいなもんだよ。
そうですか。
そうそういうことだからねあの…はいもう仕事に戻ってくださいお疲れさまでした。
わかりました。
うん。
学園祭って土日でしょ?私行きますから。
いいよ来なくて。
行きますよ。
何か最近反抗的だな〜。
誰かの変な影響受けてるんじゃないだろうな。
誰かって誰ですか?ピンポンパンポーン!
(校内アナウンス)いよいよ明日は菜の花祭です。
徹夜の作業は禁止です。
準備は今日中に済ませましょう。
繰り返します。
いよいよ明日は…。
(百合・夏美・由香・佳織)いらっしゃいませ!ありがとうございました。
(百合・夏美・由香・佳織)ありがとうございました。
このように同時礼より分離礼のほうが…。
(工藤)はいそこでソース投入!はいよ!よし!少々お待ちくださいませ。
(百合・夏美・由香・佳織)少々お待ちくださいませ。
(前川)あぁ〜ちょもうあっついな。
(工藤)こら休むな。
1回で出来るのが20人分売り上げ目標達成するにはそれを1日に40回はやらないといけないんだぞ。
そうだ頑張ろう。
わかってるよ〜。
いいね〜こうやってみんなで一丸となって頑張ってる感じ。
いかにも学生生活って感じがする。
はははっ!はいそこであおいで水分飛ばす。
かしこまりました。
(百合・夏美・由香・佳織)かしこまりました。
(太田)あおぎま〜す!は〜い。
・先輩。
もうこれ明日までに完成させるの無理ですよ。
無理?無理は負け犬の言葉だ。
労働の意味は労働を通してしか理解できないんだ!わかったか?はい!・すいませんそこ邪魔なんで。
あっごめん。
よ〜しみんな明日本番だ頑張るぞ〜!
(一同)おぉ〜!ちょっとこれ何なんですか?完全にブラック企業化してるじゃないですか。
えっ?どこが?いやあのこれ俺が強制的にやらせてるわけじゃないよみんな自主的にやってるんだから。
(百合・夏美・由香・佳織)ポイントカードはお持ちですか?杏子先輩もほら突っ立ってないで手伝ってくださいよこれ。
何で私が。
だってOBなんでしょ?べつに嫌ならいいですけど。
嫌です。
お肌が…。
はい。
どうですか?杏子先輩たまに徹夜っていうのもいいでしょ。
良くないですよ。
大体何で私まで。
あぁ〜。
あぁ〜ちょっとやり過ぎたかな〜?あんないいかげんなので良かったんだ。
こういうのがオーバークオリティーっていうんですよ。
まあでも人件費タダだからいっか。
ははははっ!だってタダだもん。
はぁはぁ大変だ。
何何何?どうしたの?何?この人たち。
僕たちは学園祭実行委員会です。
映画サークルアルゴノーツさんの模擬店ですけど申請では販売品目はお好み焼きになってますよね。
(工藤)えっ?焼きそばだよ。
お好み焼きですよほら。
(工藤)あぁ〜いやいやこれ焼きそばのつもりなんで。
つもりじゃ困るんです。
えっ何がまずいわけ?他の店と売るものが競合しないように店の配置考えてるんですよ。
これが違うとちょっとね。
すぐそばに別に焼きそばの店あるし。
いやべつに競合すればいいじゃない。
自由競争するのが資本主義なんだから。
それでは困ります。
(前川)じゃあどうすればいいんだよ。
今更お好み焼きに変えられないだろ。
じゃあ模擬店は不許可ということで。
(工藤)はっ!?何だよそれ。
・あなたたち徹夜作業は禁止という規則も破ってましたよね。
えっ…いや。
じゃああれは何ですか?ぐぅ〜!がぁ〜!規則を破った者は出店を取り消すって注意書きに書いてあるでしょ。
いやそんな…。
この子たち一生懸命準備してきたの。
何とか大目に見れない?先生のお言葉でもだめなものはだめです。
全くつまんないやつらだな〜。
えぇ?お前ら官僚か?規制ばっかりしやがって。
何なんですか?あなた。
新入生だよ。
いいかお前たちのやってることはな学園祭を成功させるためじゃない。
自分らの権利を振りかざしたいだけだろ。
自分の役目を果たしているだけです。
こっちはな法律やら規制やらに縛られてる会社の仕事から離れて自由な学生生活を楽しんでんだよ。
そこに社会と同じ規則を持ち込むなよ。
どこまでも自分中心。
大体君たちはそんなことしてて楽しいのかな?べつに楽しいからやってるわけでは…。
実行委員やってれば就職に有利だからか。
そんな柔軟性のないやつらどこも採用しないぞ。
あっどっかで見たと思ったらあなたトレスフィールズの社長。
そうだよ三田村だよ。
あぁブラック企業の。
有名ですよね。
あぁテレビの。
ブラックの三田村。
ブラックブラック言うな。
ブラックじゃないよ。
じゃあこの人たち何で徹夜作業してるんですか?えっ?・そうだよ会社でやってることここでもやらせてるんだろ?・大学にブラックを持ち込まないでくれますか?何を何を言ってんのか…。
うるせぇんだよ!
(工藤)そうだよ。
ブラックとか余計なお世話なんだよ。
こっちは楽しくて徹夜してんだよ。
(夏美)そうよこういうの初めてだったの。
大変だけど何か楽しかったもん。
・とにかく規則は曲げられないんで。
おい。
販売品目をお好み焼きに変更すれば文句はないんだな?
(前川)えぇ?
(工藤)えっ?そりゃあねっ。
まあ。
よ〜しわかった!じゃあ変更してやるよ。
(工藤)言ってやった。
(夏美)ちょっとすっとした。
でもさ今更お好み焼きに変更するってどうやるんですか?う〜ん。
(由香)無理でしょ麺だってこんなに買っちゃってるし。
(工藤)う〜ん今更やったとしても赤字になっちゃうよね。
さすがに今回は無理って言いますか?あっ!何?どうしたの?できる。
できるかも。
(前川)えっどうやって?あの…。
はいはいえっ?
(工藤)何だっけ?
(百合)うっあっ…。
ガチャン!ガシャン!・料金無料で〜す!懐かしい雰囲気〜。
(美咲)どこですか?社長のサークルのお店って。
(早苗)あっねえ占いサークル恋占い無料だって!
(美咲)無料?ねえちょっと行ってみましょうよ。
そんなの後ででいいでしょ?
(美咲)後で電話しま〜す。
ふふふっ。
もう。
(百合)いらっしゃいませ〜オムそばいかがですか〜?
(工藤)信也パック。
はい。
はいお待たせしました〜。
(太田)お待たせしました〜。
ありがとうございました〜。
オムそばはお好み焼きの一種だ。
中身は焼きそばじゃないですか。
お好み焼きじゃない。
じゃあ違うって言うならお好み焼きの定義は何か言ってみろ。
それは…。
チキンライスを卵でくるんだらオムライスだ。
それはもうチキンライスではない。
すなわち焼きそばを卵でくるんだ瞬間にそれはもう焼きそばではなくなるんだ。
でもそれじゃあまだオムそばはお好み焼きであるという証明になってないでしょう。
なるほどそっちを知りたいわけね。
そもそもその証明という言葉の定義だがある事柄が真理もしくは事実であるということを明らかにするということだ。
社会生活において一般的に使用される用法としては論説理論推理判断回答といった…。
う〜んこれかなり長くなるけれどもいいのかな〜。
おい。
おいおい。
いいですよもう。
行きましょう!ははははっ!はははっ!ははははっ!はははっ…。
学生相手に何やってるんですか?何だやっぱり来たんだ。
けっこうかわいいじゃないですか。
(夏美)オムそばで〜す。
(佳織)いらっしゃいませ〜。
だろ〜?2種類あるんだよ。
このエプロン買えるんですか?
(由香)はい。
リーダー!リーダー。
お客様。
あっ…。
2種類あるんですけどどちらがいいですかね?そうね…じゃあこっち頂くわ。
わかりました。
ありがとうございます。
・あっ!あのエプロンかわいい。
欲しいの?欲しい〜。
じゃあ買ってやるよ〜。
・ありがとう〜。
・すいません1枚下さい。
(工藤)2種類あるんですけどどちらがいいですかね。
(百合)いらっしゃいませ〜。
オムそばはいかがですか?百合似合ってるよ。
えっそう?
(前川)うん。
でもよく思いついたなオムそばなんて。
うん。
何か…。
うんうん。
どうですか?うんおいしい。
良かった〜。
みんな頑張ってますもんね〜。
あの人誰?さあ?会社の人じゃない?ふ〜ん。
オムそばどうですか?
(由香)いらっしゃいませ〜。
いらっしゃいませ〜。
(夏美)いらっしゃいませ〜。
私にもあんな時代があったんだな。
そんな大昔みたいに言わないでください。
だって何年前?いやいや数えるのやめよ。
どうぞ。
どうも。
すいません。
女同士つるむと婚期が遠のくぞ。
というかもう遠のいてるか。
ははははっ!はははっ!ははははっ!ははっ!ちょっとちょうだい。
(工藤)えぇ?えっえっ!ちょっ!うまいうまいこれ!何か妙に溶け込んでる。
ほんと変な人。
作る度に上手になってるじゃんお前。
才能あるんじゃないの?えぇ?
(工藤)才能あるかな?うん。
うまいよ。
(工藤)でも食うなよ何で食うの?
(一同)かんぱ〜い!
(工藤)いや〜成功したね。
で利益は結局いくらだったの?
(工藤)ジャ〜ン!発表します!2日間で合計32万円で〜す!やりました〜!す〜ごい目標超えてんじゃん。
まあまあ俺の言うとおりにやればこんなもんだよ。
みんなの頑張りのおかげだね。
映画が撮れる。
制作費32万の超大作。
うん何か大変だったけど楽しかったよね。
ねっ百合。
(百合)うんこの2日間楽しかった。
(工藤)頑張って何かをするって案外いいよね。
社会人になっても頑張れるかな?
(工藤)もちろん。
(太田)楽勝だよ。
仕事ばりばりやっちゃうよ。
(工藤)まあ要は仕事も楽しんでやればいいってことでしょ。
(夏美)ちょっとくらい大変な仕事でも若さで乗り切れるって感じ。
(工藤)あっ会社作っちゃおかな〜。
経営のノウハウをつかんだって感じ。
(前川)あっオムそばチェーンなんてどう?
(工藤)あっいいねいいね。
(太田)会社作るなら港区でしょ。
いいじゃん表参道に事務所とか。
表参道は渋谷区だよ。
(夏美)じゃあ六本木。
(工藤)会社でかくして株式公開して人生楽勝だな〜。
ははははっ!オムそばってベトナムとかですげぇ売れそう。
(工藤)確かに。
ベトナム進出しちゃう?
(前川)あっちょっと待って。
俺香港がいいな。
(工藤)いいねいいね行っちゃお行っちゃお。
(夏美)よっ社長!
(工藤)何だね夏美君なんつって。
みんないい経験になったみたいですね。
どうしました?みんなで盛り上がってるところ悪いんだけどさ。
請求書?25万!?
(工藤)えっ?何それ!エプロンのデザインの変更と細工にかかった分だ。
店舗のデザイン料はサービスしといてやるよ。
いや聞いてねぇよこんなの!あのかわいいエプロンが話題になって店に客が集まりオムそばが売れたんだ。
それぐらいの請求は当然だろう。
ぼったくりもいいとこじゃんかよ。
値段は適正です。
なんなら調べてみろ。
そういう問題じゃないです。
そうやってだまし討ちみたいに学生からお金を取ることが問題だって言ってるんです。
俺だってこいつらが頑張ってる姿を見てね出すのやめようかなと思ったんですよ。
だったら…。
だけどこいつらがあまりにも甘っちょろいこと言ってるから。
甘っちょろいって何がだよ。
社会人でも頑張れそう?会社を作る?事務所は港区がいいだ?学園祭はたったの2日間だ。
そりゃたったの2日間なら楽しく頑張れるだろうよ。
でも会社っていうのはなずっと続くんだ。
その頑張りを毎日毎日何年も持続できるか?ずっとか。
それは嫌かも。
たまにならいいけど。
ほ〜らゆとりが本性を見せ始めましたよ〜。
だまされないでよみんな。
社会人になったからって徹夜しなきゃいけないことなんてそうそうないんだから。
徹夜しろって言ってるんじゃないんですよ。
毎日徹夜してでもやり抜くぐらいの気構えが仕事には必要だって言ってるんです。
何か違う。
とにかくこれはよく覚えておけ。
本当に充実した人生っていうのは毎日が学園祭みたいなもんだ。
楽しいけれどもくたびれる。
それが嫌ならベンチに下がるのは自由だ。
ははははっ!ひどい。
ははははっ!信じなくていいから。
この人が言うことはいつも極論なの!・「陽だまりの道」社長在庫分は全部売り切れです。
追加注文がたくさん来てます。
在庫処分どころかうちの新しい売れ筋になるかもしれませんよ。
女子大生とエプロンの組み合わせが話題になってます。
成功だな。
俺が大学行くのも悪くないだろ。
これからもスケジュール調整よろしくね。
ははははっ!はははっ!ははははっ!今日の下着の色何色?今好きな人は?
(百合)えっ?百合ちゃんを傷つけたんですよ。
(夏美)百合!
(沙織)セクハラ対策の必要性語っていただけないでしょうか?俺のどこに問題があるっていうんですか?会社は恋愛しにくる所じゃないだろ。
(ナレーション)
「ブラック・プレジデント」Seeyounexttime!
くくくっ!「ブラック・プレジデント」がパソコンや携帯電話でも見られる…くくくくっ!詳しくは番組ホームページで…ははははっ!2014/05/04(日) 01:35〜03:39
関西テレビ1
ブラック・プレジデント[再][字]【第5話放送直前!第3話・第4話を一挙放送!沢村一樹】
ブラック社長がまさかの大学入学!!毒舌男に翻弄される社員や若者たちの運命は!?モヤモヤを抱えたあなたに贈る、世代を超えた異色の痛快人間ドラマ!!
詳細情報
番組内容
【第3話】
急成長中のアパレル企業の社長・三田村幸雄(沢村一樹)は、会社の利益を第一に考え、そのための過酷な労働は当然のことだと思っている…。しかし、会社がブラック企業だと社員から訴えられてしまった。「心にもない謝罪はできません!」と社員との和解をひっくり返し、弁護士を怒らせてしまった三田村。ブラック企業という風評は広まるばかり。
一方、杏子(黒木メイサ)は三田村を告発する本を出版しようと
番組内容2
大ハリキリ。そんな折、ブライダル会社の社長・篠崎佳代子(萬田久子)が大学に招かれ、杏子の特別講義にゲストとして登場。佳代子は“ホワイト企業”の経営者として有名であり、杏子はまさに正反対の三田村と対決させようともくろむ…。
【第4話】ムリは負け犬の言葉だ!
大学は学園祭シーズン。一大イベントに盛り上がる三田村(沢村一樹)は、映画サークルで模擬店を出そうと提案するが「手間がかかるわりに儲からない」と
番組内容3
相手にしてもらえない。ムカつく三田村を、学生たちの協力もなしに模擬店など出来るわけがないと鼻で笑う杏子(黒木メイサ)。しかし三田村は「出来ないとか無理とか言った瞬間が負けるときだ」と言い放つと、亮介(永瀬匡)や健太(高田翔)らを巧みに丸め込み、出店に賛成させてしまう。三田村に乗せられ、模擬店の準備に励む映画サークルのメンバーたち。杏子は「よくないことが起こりそうな気がする」と不安を覚えるが…。
出演者
沢村一樹
黒木メイサ
国仲涼子
門脇麦
永瀬匡
高田翔
高月彩良
・
壇蜜
澤部佑(ハライチ)
/
青木さやか
永井大
白川由美
ほか
【第3話ゲスト】
萬田久子
スタッフ
【脚本】
尾崎将也
【音楽】
仲西匡
【主題歌】
コブクロ『陽だまりの道』(ワーナーミュージック・ジャパン)
【演出】
白木啓一郎
小松隆志(MMJ)
【プロデューサー】
安藤和久
山下有為
木曽貴美子
伊藤達哉
【協力プロデューサー】
東城祐司
【制作】
関西テレビ
MMJ
ご案内
【HP】
http://www.ktv.jp/black/
モバイルサイトにて番組オリジナルポスター待ち受け画像を無料配信中!
【Twitter】
@blackpresident8にて最新情報つぶやき中!
ハッシュタグは #ブラックプレジデントで!
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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