おはようございます。
柳亭市馬でございます。
毎回前座の話をしておりますが大事な役目の一つに楽屋に下りてきた師匠たちの着物を畳むという作業があるんですがこれがなかなか大変でその一門その一門によっても畳み方が違いますしまた同じ一門の中でも人によって畳み方がみんな違いますのでこれは慣れて覚えるよりしかたがないんですが衣装を大事にするという気持ちがまた芸人を大きくする訳でございます。
さて今日の出演者は漫才のWコロン。
そしてギター漫談はペペ桜井さんでございまして大ベテラン。
私はこの方の伴奏で一晩中歌いたいなという気持ちがあるんですが一遍お願いしたいもので…。
そして落語は入船亭扇遊さんでございます。
ではごゆっくりどうぞ。
(拍手)どうも。
おはようございます。
Wコロンの木曽さんちゅうと…。
ねづっちです。
よろしくお願い致します。
すごく温かい拍手ですね。
なぜか自己紹介で笑いがこぼれるというね。
うれしいね。
歓迎できる話だと思いますが…。
今日は私木曽さんちゅうの個人的な趣味の話をさせて頂こうかなと思うんですが…。
趣味何ですか?実はねはまっているスポーツがありまして相撲にはまっているんですよ最近。
相撲ね。
やる方?見た目で決めんなよ。
そこまで太ってないでしょ。
新弟子検査いつですか?誰がやねん。
これからまだ挑もうとしてるのか。
43やで。
違いますよ見る方ですよ。
見る方ね。
やっぱり面白いのは横綱が複数いないと。
一人がモンゴルの人で…。
そうそう…。
もう一人がモンゴルの人ですよね。
しこ名で言うてあげて下さい。
でも実際今いろんな国の方が大相撲頑張っていらっしゃいますからね。
エジプト出身で大砂嵐というしこ名の方が幕内で頑張っていらっしゃるんですがこれね国の特徴を捉えたええしこ名や思うんですね。
だからこういうしこ名っていうのはこれからどんどん増えそうですよね。
例えばどんな名前が…。
例えばメキシコの出身だったらタコスとかね。
まあまあまあメキシコのイメージは分かりますけれども漢字どうしましょう?漢字は海にいる「蛸」にお酢の「酢」で…。
「蛸酢」って違う食べ物になってますから。
タコスか蛸酢かよく分かんないですからもうちょっと分かりやすい名前にして下さい。
じゃあブラジルの出身だったらサンバとかね。
ブラジルのイメージは分かりますけど漢字どうしましょう?漢字は「産まれる」に「お婆ちゃん」で…。
「産婆さん」って負けそうよ。
土俵上がるのがちょっと心配な感じやめておきましょう。
もっと強そうな名前がいいですよ。
じゃあかっこよくイタリアの出身だったらシャトーっていうのはどうですか?これはいいですね。
歴史的建造物。
威厳があっていいと思いますよ。
で漢字どうするんですか?「斜めに倒れる」で…。
惨敗じゃないですか。
相撲にとって最もゆゆしき事態ですから。
駄目ですか?立ってもらわんと困りますからね。
いいと思ったんですけどね。
あと日本の方でも面白いしこ名の方がお一人いらっしゃいまして漢字1文字で勢というしこ名の方がねこの方も活躍されていますよね。
この1文字というのはシンプルでかっこいいですよね。
例えばどんな漢字がええかね?これ増えますよ。
例えば「力」って書いて…。
力関とかかっこよくてええんちゃいます?いやいや「カ」って…。
カタカナで読むんですか?どうせ読むんだったらかっこよく力ぐらいで勢いよくいった方がいいんじゃないですか?あと漢数字の「一」って書いて…。
じゃあ一関とかかっこいいんちゃいますかね?「−」って…。
記号で読むんですか?しかも「−」ってイメージがよくないでしょ。
たまに勝ち越すと縦線入れて「+」にするっていう…。
おかしいでしょ。
星取りに応じてしこ名が変わるって問題ですから。
もっと威厳のある相撲の歴史を感じさせるような名前の方がいいですって絶対。
じゃあこれね「つな」っていうのはどうですか?これはいいですね。
やっぱり関取の方皆さん綱目指して頑張っていらっしゃる訳ですからね。
魚偏に有り無しの「有り」って書いて…。
鮪のツナやないか!どこ目指してんねん。
むしろ寝たきりで動けへんやんか。
何を言うてるんですか。
あなたね相撲がどういう威厳のある競技かって全然分かってないですね。
ちゃんと分かってますよ。
分かってます?整いました!すいませんスタジオの空気が全然整ってないんですけど。
すいませんねなぞかけいうの得意なんです。
覚えて帰って下さい。
相撲とかけましてエレベーターで最上階へ行くと解きます。
その心は?各階
(角界)の頂点を目指します。
(拍手)ねづっちです!やめさせてもらうわ。
ありがとうございました。
(拍手)
(拍手)そういう訳でございましてようこそいらっしゃいました。
ついこの間ですけど森進一さんと一緒に北海道の方へ行ったんです。
あの人がこうやって舞台へ出てくるでしょ。
客席から声がかかるんです。
「待ってました」とかね。
女性は女性で「キャ〜」。
(笑い)「ワ〜」。
ああやられたら歌いやすいわな。
(笑い)えらい違いだよホントに。
歌い手っていいですね。
後ろにバンドが10人も20人もいてこう前奏が入ってくるとさ司会者が出てきてナレーションを言う。
またうまい事言うんだあの連中が心にもないうそばっかりを。
「飲んで飲まれて酔いしれて過ぎたあのころ思い出す。
忘れるために飲む酒になぜに浮かぶか面影が。
『影を慕いて』森進一さんにすばらしい拍手を…」。
・「まぼろしの」って…。
(ため息)
(笑い)これじゃ歌が盛り上がるよねホントに。
まあギターといいますと本場はスペインでございます。
スペインっていいますとフラメンコの本場なんです。
フラメンコだとちょっとギターの弾き方が違うんです。
かき回して…こんな弾き方をするんです。
ですからここに魚介類を入れますとスペイン風炊き込みごはんが…。
今日は魚介類がないので音階を入れました。
誤解のないように。
それと闘牛。
これもスペインが本場でして東京ドームみたいなとこでお客さんが入りますとファンファーレが鳴るんです。
鳴りますとこっちの方から牛が砂煙を…。
反対の方向から闘牛士が赤いきれを持って来る。
牛と闘牛士が会った途端に闘牛士が赤いきれをピュッと振り回すと牛がいなくなっちゃうの。
満員のお客さんが「闘牛士牛どこ行ったんだ?」と言ったら「冗談じゃねえよ。
俺は闘牛士じゃなくて手品師だ」と…。
(笑い)これねやたらお客さんが笑うからやんなさいって作家の先生が書いてきてくれたんですよ。
俺は「今どきこんな事やったって誰も笑う訳ねえや」って言ったんだけど多少反応があるようだから続きやります。
ベートーベンがギターって小さなオーケストラのようだって。
ストラヴィンスキーって作曲家はギターは音が小さいんじゃなくって遠くの方で鳴ってるんだって。
確かにそんなような響きがします。
昨日これをやりましたら前の方に座っていたお客さんが耳をそばだててず〜っと後ろに行ってくれました。
(笑い)ありがたいな。
あんなに真剣に聴いてくれる人がいる。
胸が締めつけられる思いが致しました。
そのお客さんそのまんま出ていっちゃいましたけど。
(笑い)まあそんなような事であんまり長い事やってるといけないんでお別れに「さよなら」という曲を聴いて頂きましょうか。
さよなら。
(拍手と笑い)
(出囃子)
(出囃子)
(拍手)一席おつきあいをお願いします。
落語ですからひとつぼ〜っと聞いて頂くというこれが一番でございますな。
大した事はやりませんのでたまに真剣に落語を聞いて下さる方おいでになるんですが体に毒ですそれは。
とにかくぼんやりとして頂くという。
まあ日本という国は春夏秋冬四季それぞれ趣がありますな。
一年を通じていろいろと催しというかイベントというかございますが…。
「松つぁん。
松つぁんいるかい?」。
「おうどうしたい?」。
「いたいた。
あのさ松つぁんの所へこの長屋の熊さんのとこからちまきを配ってきやしねえかい?」。
「おお配ってきた。
何だか分からねえんだ」。
「やっぱり来た?うちにも来たんだよ。
分からねえから聞きに行ったら心配する事ないんだってさ。
熊さんのとこじゃこの間産まれた男の子があるだろ。
あの子の初節句。
それで長屋中にちまき配ったんだってさ。
だから俺うちに帰っておかみさんに『心配しなくてもいいよ。
熊さんのとこじゃ男の子の初節句でちまきを配ったんだから』って言ったらおかみさんが『じゃあお前ぼんやりしてちゃ駄目じゃないかい。
お前今月月番なんだから長屋20軒25銭ずつ集めてこなくちゃいけないよ。
お祝いの人形を買って持っていくんだから』ってそう言われてね俺ダッと駆け出して20軒25銭ずつだろ5円にまとまっちゃったんで『おっかあ5円にまとまったけどもこれどうしよう?』て言ったら『どうしようったって駄目だよお前さんは人間がぼんやりしてるんだから来月の月番は松つぁんだからあの人は人間がこすっからいからあの人をうまくおだててやってもらった方がいい』ってんでねお前のとこに来たんだけどどうする?」。
「松つぁんってえのは俺だよ」。
「うん。
だからお前に相談してる」。
「したっていいよ。
してもいいけどお前のとこのかみさん何つったんだ?え?松つぁんは何つったの?」。
「だから『あの人は人間がこすっからいからあの人をうまくおだてて』…。
かかあもそう言ったよ。
『これ面と向かって言っちゃいけないよ』って」。
「何を言ってんだこの野郎。
もう言っちまってるじゃねえか。
本当にしょうがねえ。
お前の言うこっちゃ腹も立てられねえや。
よし分かった。
行ってやろうじゃねえか。
5円にまとまってんのかい?それこっち出しな。
俺が預かっておくからな。
お前も一緒に行くな?」。
「駄目だよ俺人形なんぞ買いに行った事はねえんだから」。
「何言ってんだい。
お前今月月番だ。
月番が行かなくちゃ話にならねえ。
悪いようにはしねえからついてきな。
お前が1合。
俺が1合。
てえしたもんじゃねえな。
冷ややっこか何かでこんな事やろうってんだよ」。
「お酒?えっおごってくれんのかい?松つぁん」。
「いやおごる訳じゃねえんだよ。
人形からひねり出すんだよ」。
「冷ややっこに酒を?人形から?あら初耳だねこれ。
どこをひねると出てくるのかね?やっぱし首か何かひねって…」。
「人形の首ひねったって出てくる訳はねえだろう。
そうじゃねえ俺の首をひねるんだよ」。
「痛えだろうな」。
「分からねえなこいつ。
早え話が向こう行って値切るってやつだ。
3円50銭とか4円にしてもらって浮くだろう。
その浮いた分で2人でこんな事やろうってんだよ。
分かったか?よし分かったらな黙ってついてきな。
お前は黙ってりゃ人間一人前で通るんだからな。
話ぐらい早えものはねえや。
もう人形屋来ちゃった。
入ってこいよ。
こんにちは」。
「へいへいいらっしゃいまし。
お人形でございますか?」。
「ちょいと見せてもらおうと思ってね。
なるほど。
見ろ。
店中人形だらけ。
これだけあるっていうと目移りがするな。
あら?正面の人形よく出来てるね。
安くねえぞああいうのは。
あの正面の人形八幡太郎義家?へえ〜八幡太郎義家っていうのはああいう顔をしてんのかね。
あれは安くねえだろうな」。
「85円でございます」。
「85円?あの人形が?なるほどね。
ただ銭は取らねえって言うけど全くだな。
85円だとよ」。
「あの人形が85円?それを5円に値切る?」。
「よせ。
ふざけてんじゃねえよ。
俺っちはね70円だ80円だ高え人形を買おうって訳じゃねえんだ。
もっと安物でいいんだけどもな」。
「恐れ入りますな。
前に並んでおりますのがぐっとお安くなっておりますんで…」。
「ああなるほど。
これかい。
何だい?これは」。
「それは太閤様でございますな」。
「ああ太閤さんね。
こっちは?」。
「神宮皇后様でございまして…」。
「じゃあこっちが神宮様でこっち方が皇后様?」。
「いえいえお一方で神宮皇后様でございます」。
「ああそうかい。
でこれいくらだい?」。
「その方でございますと10円でよろしゅうございます」。
「10円?この人形が?安い!10円とは安すぎるなこれ。
いくらかまからねえか?」。
「恐れ入りますがご愛きょうに少しぐらいでしたら…」。
「どうだい?これ1円にまからないかい?」。
「ご冗談をおっしゃっちゃいけません。
人形なんてものはそんなにもうかるもんじゃございません。
ご勘弁を願います」。
「じゃあどうだい?四の五の言わねえあと3円出そう。
4円!4円にまけときなよ」。
「はっは〜お買い物がお上手でございますな。
10円のものをいきなり1円に踏み倒しておいてあとから3円足して4円!どうも恐れ入りました」。
「まけとくかい?」。
「まかりません」。
「何だい。
俺っちだって初めて人形を買いに来る訳じゃねえんだ。
これが4円が相場じゃねえって事ぐらい分かってる。
分かってるけどよ2人して4円しか持ってねえんだよ。
また今度埋め合わせをしようじゃねえか。
今日のところは縁つなぎってやつだ。
まけときなよ」。
「あらどうも弱りましたな。
へいへいよろしゅうございます。
じゃあ後々お埋め合わせを願う事に致しまして今日おまけ申しておきます」。
「まけてくれるかい?すまねえな。
それから断っておくがね俺っち2人でこの人形を買う訳じゃねえんだ。
実は長屋中で金出し合って祝いの品なんだよ。
でこの太閤さんがいいか神宮皇后さんがいいかよく分からねえんだ。
勝手に決めちまうってえとねあとでまたうるせえ事言う野郎なんざいてさ誠にすまねえがなさっきいたろあそこに小僧さんが。
そうそうそう。
一緒に長屋まで持ってきてもらって一つは置いて一つはすぐ返してよこす。
いいかい?それで。
いろいろ言ってすまねえ。
じゃあ間違えのねえように4円だね。
ここに置いておくよ」。
「へいへいありがとう存じます。
おいおい定吉お前ちょいとこっちにおいで。
あの前に並んでいる太閤様と神宮皇后様あのにかめの方だよ。
間違えのないようにしてなそれ持って一緒にお供をして一つは置いて一つは頂いてきなさい。
ああそれからねお前はおしゃべりなんだから向こう行ってあんまりくだらない事をベラベラしゃべるんじゃありませんよ」。
「かしこまりました。
お待ち遠さまでございます」。
「おう小僧さんかい。
すまねえな」。
「どういたしまして。
うちにおりますよりも表を歩きました方が心持ちがいいんでございます」。
「そういうもんかい。
お前いくつだい?」。
「14でございます」。
「14?14にしちゃいやに小せえな」。
「そのかわりよくひねております。
あのお人形をお買いになりましてこれいくらでお買いになりました?」。
「これか?俺っちはなどこ行っても嫌がられんだ。
買い物上手なんて事を言われてな高く買ったためしがねえ。
これもちょいと安すぎて気の毒だなとは思ったがな4円で買ったんだよ」。
「えっ4円?ああ〜2円買いかぶったな」。
「おいちょっと何だ買いかぶったって?じゃあこれ何か?もっと安くてもいいのかい?」。
「これまめくいといってにかめともいっておととしの売れ残りなんでございます。
ですから衣装や何かところどころ色が変わったりなんかしてついこの間まで蔵の隅に放り出してあったんですよ。
そしたら若旦那がそれ見て『弱ったな。
たきつけにはならないしといって掃きだめへ捨てる訳にもいかないし』って言ったら大旦那が『いやいやそんなもんでも店に並べておけばどんなばかが来て戸惑いして買っていかないとも限らないから』なんておっしゃいまして店に並べておきましたらば今日ばかが2人参りまして…」。
「はっきり言ったねおい。
じゃあこれおととしの売れ残りか。
大変なものをつかまされちまった全く。
あれはお前のとこの番頭さんか?若旦那?はあ〜なかなか商売しっかりしてんじゃねえか」。
「大旦那はもっとお上手なんですけどもねもうお年を召していますから大概は奥へ入ったなりなんでございます。
表へ出るのはお参りの時ぐらい。
お参りってえといつも私がお供を致します。
帰りにいろんなものごちそうになるんですがどうかすると茶わん蒸しなんてのをごちそうになりますけどもあなた方ああいう高いものを食べた事ありますか?」。
「失礼な事言うなよこの野郎。
俺っちだって茶わん蒸しぐらい食った事あらぁ」。
「あの中いろんなものが入ってるでしょ。
みんな私に下さるんです。
ご親切で下さる訳じゃないんですよ。
もうお年を召していますから歯が悪うござんすからかめないから私に下さるんです。
どうかしてくりなんかが入ってますとね『かめるかしら?』なんてまだ欲があるもんですから口の中へ入れてん〜んやってどうしてもかめないと諦めて私に下さるんですけどそうなるとくりもぐっと味が落ちます」。
「よせよこの野郎。
汚えもの食うんじゃねえやい」。
「うちに神奈川から来てる女中さんでおもよさんってえのがいるの知ってるでしょ?」。
「知らねえそんなものは」。
「おもよさんと若旦那の間に面白い話があるんだけどもなあ〜。
10銭くれれば話するんだけど」。
「おい大変な小僧がついてきたね。
往来で商売に取りかかってやらぁ。
嫌だよ」。
「じゃあ5銭にまけときます」。
「5銭でも嫌だい」。
「じゃあしょうがないからただ話します。
先月私おなかが痛くて部屋で寝ていたんでございます。
隣の部屋がおもよさんの部屋でちょうど宿りの日だったもんですから着物を着替えて鏡台の前へ座ってパタパタお化粧してる。
そこへ若旦那がトントンと上がってきまして『おもよ宿りに行くのにそんなに気取って行っちゃ私が心配じゃないか』なんてこんな事言ってそしたらおもよさんが『女の部屋に男の人が入ってくるもんじゃございません。
誰か来るとおかしいから下へ下りていらっしゃい』。
『大変に頭が乱れているようだから俺がちょいとなでつけてやる』。
『女の頭が男の人になでつけられますか』。
『つけられるかつけられないかくしをこっちに貸してごらん』。
『誰か来るとおかしいからおよしなさい』。
『いいからこっちに貸してごらん』。
『そんなとこ触っちゃくすぐったいアハハハ!』」。
「あんまり振るなよおい。
中の人形が壊れちまう本当に。
高えものはつかまされるし銭は払っちまったしよこの上人形を壊されりゃ踏んだり蹴ったりってやつだ。
この野郎だらしねえ面してやんなお前。
何をニヤニヤ笑ってんだよ」。
「俺こういう話好きなんだよ。
2人で5銭ずつ出して続き聞こうか?」。
「ばかだなこいつは」。
「人形買い」。
(拍手)今日お招き致しましたゲストは何と言っても私がうれしくてうれしくてしょうがないこの顔を見れば分かると思うんですが昭和29年第5回の「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしたという…。
ちなみに同じ時に春日八郎さんが「お富さん」そして美空ひばりさんが「ひばりのマドロスさん」で同じく初出場を果たしたという…。
お招き致しましたペギー葉山さんでございます。
ちょっとこちらに来て頂いていると思います。
失礼します。
おはようございます。
どうぞ。
よろしくお願い致します。
まあすいません早くからね。
恐れ入ります。
申し訳ございません。
座っちゃっていいの?どうぞどうぞ。
今第5回の「紅白歌合戦」のお話をちょっとしたんですけれども実はここに先生その時の記録があるんですが…。
私持ってないわそれ。
先生は「月光のチャペル」。
あっ「月下のチャペル」ね。
「CHAPELINTHEMOONLIGHT」っていう歌です。
「月下のチャペル」ね。
それ歌ったんですね。
昭和27年がレコードデビューでいらっしゃるからそうすると今年で62年。
62年かな。
いや〜すばらしいね。
まあそんなもんですね。
ホントにこの同じ回に…。
どなたがいらっしゃる?すごいですよ。
紅組のトリですね。
そのころトリなんていわなかったと思いますが…。
いやいいました。
あっそうですか。
紅組のトリは渡辺はま子さん。
ああ〜渡辺はま子先生。
きれいでした。
ホントにすてきな先生。
白組は霧島昇さん。
霧島さんね。
甘いいいお声でしたよね。
いい歌がいっぱいあった時代ですね。
ホントですね。
今もなお聴いてもいいなっていう歌ですよね。
その時分にペギーさんがいまだによく覚えていらっしゃる先輩のお話をちょっと伺いたいんですが印象に残る方って…。
いや私ね笠置シヅ子先生。
もうあの方はとにかく日本人離れした歌唱力とアクションとステージのすばらしい迫力のあった方でその方と1か月劇場でご一緒した事があるの。
私は笠置先生の大ファンだったから「先生何かご注意がありましたらよろしくお願い致します」ってみんな新人はそう言うの。
「分かった」っておっしゃって私が舞台で歌ってたらタ〜ッと上がっていらして…。
袖まで行くのに階段上がってくるのね。
それでパッと見て私がやってるのを見ていらっしゃるの。
で終わって帰る時に「お疲れさまでございました。
何かご注意は?」って言ったら「あんたな一つあるわ」っておっしゃったの。
「あんた舞台立った時まずどこ見とる?」っておっしゃって「2階と真ん中の辺」って。
「そんなのは駄目や」っておっしゃってね。
「まず2階の一番前の席の真ん中を見ろ」って。
パッと。
そうするとワッと印象づけられるって。
全体を見る事になるって事ですね。
「あんたの目は死んどる」って。
「その辺ほうっと見て出たろ」っておっしゃっていいご注意でね私そのご注意をそっくり氷川きよしさんに差し上げたわ。
「私の先輩がそうやって教えて下さって私もそれを守ってるのよ。
だから後輩のあなたにそれそっくりプレゼントする」って。
このごろ彼テレビで見てると目の高さがいいですよすごく。
それは金言です。
我々も弟子や何かに小言を言うんですけど言いながら待てよこれどっかで聞いた事があるなと思うと自分が何十年か前に師匠に言われてた事だ。
だからそうやってペギーさんから氷川さんにいくと氷川さんも何年かして…。
誰かにまたね。
だからそういう先輩の言葉っていうのは宝物ですよね。
だからやっぱり「私はいいのよ」って言って歌うんじゃなくて謙虚にいつも先輩の先生に「何かありましたら」ってくっつき回って言わなきゃ駄目よねと思う私は。
いい話ですね。
私くっつき回ったから。
戦争中は福島県に疎開なさったと伺いました。
いわき市の四倉っていう所。
戦後は当然アメリカから文化が来る訳でございます。
音楽も食べる物もそうなんですけどどういう感じで歌を目指したんですか?私は小さい頃から宝塚が好きだったので宝塚歌劇に憧れていろんな向こうの歌フランスの歌とかイタリアの歌とか。
それでいいなって歌がいつも流れてたんです。
両親もみんな歌が好きだったし姉たち2人もね。
そしたら父が…若い時父は商社マンでカナダに行ってたんで「これからはアメリカに負けたんだから英語をちゃんと覚えなきゃいけない」。
でNHKの平川唯一さんのカムカム英語っていうね毎日6時になると…。
・「Come,come,everybody.」って…。
ええそうです。
(2人)・「Howdoyoudo,andhowareyou?」・「Won’tyouhavesomecandy,」
(2人)・「Oneandtwoandthree,four,five?」・「Let’sallsingahappysong,Singtra−lalalala」それで始まる英語会話です。
そのうちに私は青山学院に入りましてクラスメートにアメリカから帰ってきた帰国子女がいて彼女がもうそういうジャズが好きで教えてくれて5曲6曲7曲ってレパートリーが済んだとこでお友達のお兄様がハワイアンをやってて歌える人がいるっていったわよっていったら野郎ばっかりのハワイアンじゃモテないから女1人来てって…。
そこからジャズを始めました。
で米軍のキャンプで歌うようになってっていうのが私のスタートなの。
米軍のキャンプで歌うとお父様はやっぱりちょっと複雑だったでしょうねきっと。
もう私は祖父が広島で原爆で亡くなりましたからそういうものをしょってましたんで父が恐らく反対するだろうと思ったらもうブツブツ言ってました。
でも母は私が米軍のキャンプで歌って帰ってくると終電車になるの。
必ず駅に改札口に2人で待っててくれて父はどんどんどんどん行っちゃうの。
母は「疲れたでしょ」って言って肩組んで手つないで帰って近くのラーメン屋さんでラーメンを頂いてそんなような…週末はそうでしたね。
まあ歌の話はちょっと…。
最近何か凝ってらっしゃる事とかはまってる事とかあります?私ね今日持ってきたの。
あのね文房具が大好きなの。
ああ〜文具が。
文房具屋さんに行くとねまず出てこないの。
これは文房具でも私の60周年に作った切手なの。
これ1つ使っちゃった。
ごめんなさい。
いえいえいえ。
これがサンキューカードって私お礼状を書く時にこれはアメリカのお友達に作ってもらったの。
でこういうカードね。
これ文房具屋さんで選ぶ訳ですか。
これはアメリカで買ってきたの。
きれいだな。
アメリカはこういうのいっぱいあるのよ。
五線に音符が流れるようにね。
これは選んでるとやっぱり文房具屋さん出てきませんね。
もう出てこないです。
大体デパート行ってなかなか出てこないねどこに行ったのってなったら文房具屋に探したらいるよっていう感じ。
それはでも私もちょっと気持ち分かります。
私も好きでね筆記具でも何か使いやすい自分の指になじむ…。
私今ねこれ夢中なの。
これ製図用なんですけどこれが書きやすいのよ。
書いてみて。
そうですか?私にサインして。
(笑い声)まあホントにねえ恐れ多いけどもうれしいですね。
じゃあちょっとこれね貸して頂いてね…。
ああ〜ホントだ!これ書きやすい。
いいでしょ。
スラスラ進みます。
ああうれしい。
ちょっとねパッと私の名前を今書いてみましたけど…。
ありがとうございます。
額に入れて貼ろう。
何をおっしゃいます。
ホント。
2014/05/04(日) 05:15〜05:45
NHK総合1・神戸
柳亭市馬の演芸図鑑「Wコロン、ペペ桜井、入船亭扇遊、ペギー葉山」[字]
落語家・柳亭市馬のナビゲートで、とっておきの演芸と対談をお届けします。演芸は、Wコロンの漫才、ペペ桜井のギター漫談、入船亭扇遊の落語。対談のゲストはペギー葉山。
詳細情報
番組内容
落語家・柳亭市馬のナビゲートで、とっておきの演芸と対談をお届けします。演芸は、Wコロンの漫才、ペペ桜井のギター漫談、入船亭扇遊の落語。対談のゲストはペギー葉山。
出演者
【出演】Wコロン,ぺぺ桜井,入船亭扇遊,ペギー葉山,【ナビゲーター】柳亭市馬
ジャンル :
バラエティ – お笑い・コメディ
劇場/公演 – 落語・演芸
バラエティ – その他
映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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