軍師官兵衛(18)「裏切る理由」 2014.05.04

播磨平定のため官兵衛たちは三木城の攻略に取りかかっていた。
(秀吉)半兵衛官兵衛!どう攻める?策を申せ。
(半兵衛官兵衛)はっ。
(官兵衛)三木城の周り要所要所に付城を40ほど築きます。
その要所を土塁でつなぎ蟻の子一匹入る隙間もない囲みを作ります。
(小一郎)付城を40も?この付城は三木城ではなく外からの敵に備えるためのもの。
(蜂須賀)どういう事だ?毛利は必ずや兵糧を運び込もうとするはず。
それを即座に見つけ追い払うためでございます。
(半兵衛)一切の兵糧を断ち三木城を干上げる。
(小一郎)兵糧攻めか。
無駄な戦をせずとも敵は音を上げるでしょう。
(秀吉)ハハハハハハハハ。
このような奇想天外な策この2人にしか思いつかぬ。
ハハハハハハハ。
佐吉次はお主の番じゃ。
この普請仕切ってみよ。
(三成)はっお任せ下さい!普請は石田殿に任せて我らは調略にかかりたく存じます。
宇喜多じゃな?相変わらず旗色を鮮明に致しませぬがもう一押しかと。
それがしが探ってまいります。
よし行ってまいれ。
ついでに姫路に寄り光殿の顔を久しぶりに拝んでまいれ。
はっ。

(テーマ音楽)三木城の周りには付城が次々と驚異的な速さで築かれていった。
(賀相)これが戦か?秀吉は攻めてこずに付城ばかり築きおる。
(長治)我らは囲まれました。
袋の鼠です。
このままでは兵糧が尽き干上がってしまいます。
毛利は…。
案ずるな長治。
毛利が我らを見捨てるはずがない。
中国者は一度結んだ約束はたがえぬ。
そこが上月を見捨てた織田との大きな違いじゃ。
同じ頃播磨に布陣していた荒木村重は急きょ信長に呼び出されていた。
(信長)面を上げい。
(信長)村重。
(荒木)はっ。
神吉攻めでは降伏は許さず敵は全て殺せと命じたはず。
何故わしの命に背き神吉藤太夫を逃がした?
(荒木)あの時味方は既に3,000の兵を失っておりました。
その上滝川殿が傷を負うなどこれ以上力攻めをしては無駄に兵を失うだけと判断した次第にございます。
それがしその判断に間違いがあったとは思いませぬ!藤太夫の降伏を許したからこそ城は速やかに落ちたのでございます。
(仙千代)藤太夫を取り逃がし志方城へ逃亡させた事はいかに申し開きなされる?志方城が早々に開城したのは城主櫛橋左京進が藤太夫から神吉城落城の子細を聞いたからとも考えられまする。
(仙千代)そのような証拠はどこにもござらぬ!しかし現に…。
(信長)もうよい。
村重。
城が速やかに落ちたのはそちが申すとおりであろう。
(信長)播磨では猿の風下に立つ事を嫌いやる気を出さぬ者も多かったと聞いておる。
こたびの事は許す。
ははっ!上様の御ためこの村重身命を賭して働きまする!仙千代。
何故村重を許したか気になるか?はっ。
一介の牢人であった村重を摂津の国主にまで取り立てたのはあやつの胆の据わり方が気に入ったゆえだ。
こたびも臆する事なく堂々と申し開きをした。
村重は追い詰められた時こそ強い。
天下布武をなすには…新しき世をつくるには村重の力は欠かせぬ。
(だし)上様のご信頼を頂き誠によろしゅうございました。
ほっと致しました。
この子も喜んでおります。
ほら。
(荒木)フフフ。
どれどれ?お〜ハハハ。
誠笑っておる。
そうかお前も父を心配してくれていたのか。
もう安心じゃぞ。
ハハハハハハハ。
フフフフフフ。
や〜っ!
(又兵衛)や〜っ!え〜いえ〜い!えいっえいっ!え〜いっ!おい来い!えいっ!え〜いっ!おい!え〜いっ!どうした?そんなものか!まだまだ!もう一番お願いします!若がお戻りになるまでもっともっと強くなっておかねば笑われます。
よし。
(光)殿少し休まれては?少し休もう。
はい。
さあみんな瓜ですよ。
おあがりなさい。
(子どもたち)はっ。
頂こう。
はい。
(子どもたち)頂きます!よく励んでおる。
腕を上げたな又兵衛。
ありがとうございます。
戦場でも恥ずかしくない働きができましょうか?このまま怠けずに励めばお前は間違いなく強くなる。
早く初陣を致しとうございます。
私の夢は若の下で思う存分戦う事です。
その時は兄として松寿を支えてやってくれ。
はい。
(善助)殿。
お〜善助お道来たか!お絹おいで。
あ〜かわいい!重くなったな。
(お道)お乳をよく飲みますゆえ。
善助も久しぶりに我が子の顔を見て安心したのではないですか?
(善助)ええおかげさまで元気に育っているようで。
笑ったぞ。
母に似て器量よしになるぞこの子は。
善助に似ずよかった。
え?ハハハ。
殿私にも抱かせて下さい。
少し待て。
お絹は私に抱かれたがっています。
いいやわしに抱かれたがっておる。
そんなはずはありませぬ。
さあ私に。
ほらぐずりだしたではないか。
殿の抱き方が悪いのです。
さあ。
(お福)孫を取り合うおじじとおばばのよう。
(一同の笑い声)お福聞こえていますよ。
あ…いえ…申し訳ありません。
(一同の笑い声)
(お福)あとは若が無事お戻りになれば…。
(松寿丸)え〜い!えいえい!えいえい!え〜い!えいえいえい!えいえい!えいえいえい!えいえいえいえい!えいえいえいえい!
(おね)松寿少し休みなさい。
えいえいえい!えいえいえい!
(おね)松寿!稽古熱心なのはよいがやり過ぎはなりませぬ。
さおあがりなさい。
頂きます。
じゃあ私も頂きます。
(おね)寂しいのですね?姫路が恋しくなったのですか?
(松寿丸)違います。
(おね)ここへ来てはや1年。
お前は一度も泣き言を言わなかった。
なれど本当に寂しい時つらい時は弱音を吐いてもよいのですよ。
姫路の夏を思い出します。
母がよく瓜を切ってくれました。
私は寂しくなどありませぬ。
母はこの長浜にもおりますゆえ。
松寿…。
ごちそうさまでした。
え〜い!えいえい!えいえい!えい!えい!一方信長と本願寺の戦いは膠着状態が続いていた。
織田軍は本願寺を包囲し運び込まれる兵糧を断とうとしていたが…。
早く運び入れたら茨木に戻るぞ。
おおっ。
何をしておる!敵じゃ〜!何かあったらまたすぐに報せろ。
宇喜多様のおかげで毛利は兵を退きました。
羽柴様も大層喜んでおられまする。
ふん。
それで酒を持ってまいったか。
ハハハ。
わしは何もしておらぬ。
礼を言われる筋合いはない。
そもそもお主の手柄ではないのか?調略をもって毛利の背後をかき乱した。
見事な働きじゃ。
いえ毛利が最も恐れておるのはやはり宇喜多様のお力でございます。
ハハハ。
そんなに持ち上げてどうする?毛利は九州から大友に攻められ国内では謀反の火種を抱えた上その上宇喜多様の動きも定かでないとあらば今は攻めに出ようにも動けませぬ。
毛利が出てこないからには三木城は必ず落ちます。
その暁にはいよいよ信長様がご出馬され毛利に総攻めをかけます。
その時になってお味方をすると言ってももはや許されませぬ。
つまり織田につくには今しかないという訳か?ハハハハハハハハハ!ハハハハハハハハ。
官兵衛毒入りか?
(たたく音)ハハハハハ。
この世のあらゆる謀略と裏切りは全てわしの耳に入る事になっておる。
わしの知る限りそう織田の勢いが勝っているとは思えんがな。
どういう事でしょうか?西の方ばかり気にしておると背後を突かれるやもしれぬぞ。
(宇喜多)まあせいぜい足をすくわれぬよう用心するがよい。
とにかくわしはまだどちらにもつかぬ。
(職隆)殿。
殿。
(政職)ん?
(職隆)殿の番ですぞ。
ああ…。
どこに置いた?ここでございます。
待った。
これも待った。
これも…。
殿切りがありませぬ。
碁なら元に戻せるが…人の命はそうはいかん。
殿…。
迷った時は…いつも…いつも…お紺が決めてくれた…。
お紺が死んでわしはもう…どうしてよいのか分からん。
(泣き声)泣いておられましたか…。
(職隆)うむ…。
今は何かをたくらむという様子ではなかった。
宇喜多が言っていたのはてっきり御着の殿の事かと思うたのですが…。
播磨にほかにおかしな動きはないはずだが…。
気になるな。
引き続き御着を見張っておこう。
お願い致します。
うむ。
(荒木)いかがした?こんな時分に。
(清秀)はっ申し訳ございませぬ。
火急の用件がありまして…。
(荒木)何じゃ?申せ。
(清秀)以前本願寺へひそかに兵糧が運び込まれているとお話ししたのを覚えておいでですか?
(荒木)ああ。
月の出ない夜に何者かが船でという話であったな。
それがどうした?実は…その兵糧を運び入れていたのはそれがしの家中の者どもでございました。
何じゃと!?せんだって荷揚げしているところを織田の兵に見つかり斬り合いになったあげくその兵を斬って逃げ申した。
そやつらは?行方が分かりませぬ。
口を封じねばと手分けして捜しておりますがいまだに…。
申し訳ございませぬ!兵の中には門徒が幾人も紛れ込んでおりもはや誰が門徒で誰が門徒でないのか分かりませぬ。
この事を誰かに話したか?まさか。
口が裂けても言うな!上様のお耳に入りでもしたらただではすまぬ。
(清秀)しかし…逃げた者どもが織田方に捕らえられれば…。
それがし万一の時に備えてひそかに籠城の支度をせよと家中に命じてまいりました。
早まるな清秀!家臣の者が勝手にやったと申し開きすればよいではないか!
(清秀)そのような釈明をあの上様が信じると?念のためでございます。
戦の支度もしておかねば。
いざという時手遅れにならぬよう。
(荒木)ならぬ!逃げた者どもを捕らえる方が先だ!
(清秀)ははっ…。
この上に我らが暮らしておるというのか?
(右近)はい。
(お濃)フフフフフフ。
戯れ言を申されますな右近殿。
世界がこのように丸い訳がない。
人が落ちてしまうではないですか。
(右近)その仕組みはよく分かりませぬがとにかくこの世界はとてつもなく大きく丸いのだそうです。
丸いという証拠はあるのか?
(右近)はい。
海で遠くから来る船はまず最初に帆柱から見えてきます。
失礼致します。
例えばこのように…。
これはこの世界が丸いからでございます。
イスパニアのマゼランという武将は幾艘もの船を率いその船団は世界を一巡りしました。
(信長)世界を一巡り?はい。
このイスパニアを出て西へ西へと進み同じイスパニアに戻りました。
(右近)世界が丸い事は50年以上も前に証せられたそうでございます。
一巡りするのにどれほどかかったのだ?3年でございます。
3年…。
(お濃)それは道にでも迷われたのですよ。
そもそも世界が丸かったら海の水が全て流れ落ちてしまうではないですか。
オルガンチノ日の本はどこだ?
(オルガンチノ)ここでございます。
かように小さいのか!?
(オルガンチノ)はい。
(右近)南蛮より見ればここ日の本は東の外れにある小さな国にすぎませぬ。
黄金の国ジパングといわれているそうです。
ジパング?東の外れの小さな国とは…。
世界はこれほど大きいか…。
う〜ん面白い。
まあまあ。
上様が童のようにお目を輝かせておられるとはよほどお気に召したのですね。
わしも世界をこの目で見てみたい。
世界が丸い事をこの身をもって確かめるのだ。
光秀。
(光秀)はっ。
わしと共に世界を見に行かぬか?
(光秀)いや…それがしには話が大きすぎまして何とお答えしてよいものやら…。
ハハハハハハハ!オルガンチノよい話を聞かせてくれた。
褒美をつかわす。
望みのものを申せ。
(オルガンチノ)はい。
私の望みはただ一つ。
キリシタンの布教に更に力を入れたく存じます。
上様のお許しを頂ければと。
許す。
ありがとうございます。
(仙千代)申し上げます。
細川藤孝殿火急の用件でお見えにございます。
いかがした?火急の用件とは。
はっ。
荒木村重に不穏な動きがあるとの噂を耳に致しました。
ばかな!何をもってそのような事を申す?摂津で米の値が上がっております。
村重が買い占め兵糧を蓄えているのではと噂になっております。
家中の中川清秀の茨木城には確かに兵糧が運び込まれておる由にございます。
村重は謀反を起こすような愚かな男ではない。
光秀。
(光秀)はっ。
そちは村重とは縁続き。
何か心当たりはあるか?いえ…それがしもそのような事は信じられませぬ。
光秀。
(光秀)はっ。
(信長)仙千代。
はっ。
有岡城へ行き事の次第を確かめよ。
はっ。
はっ。
何!村重が謀反だと?ばかな!米を買い占め兵糧を運び込んでいるとの噂が流れておるゆえ明智様万見様が有岡城へ遣わされたとの事です。
(蜂須賀)謀反の噂自体毛利の調略ではないか?
(小一郎)今の毛利にはそこまで力はあるまい。
(秀吉)もしその噂が誠であればとんでもない事になる。
別所の裏切りどころの話ではない。
荒木殿が毛利に寝返れば茨木城の中川清秀殿高槻城の高山右近殿もそれに従い摂津全てが毛利の味方となり播磨の我々は東西から挟まれる事になりまする。
それがしが村重殿に会うて確かめてまいります。
おやめなされ!危のうござる。
しかし…。
(秀吉)半兵衛の言うとおりじゃ。
官兵衛今は待て。
わしがこれより上様に会いに安土へ行ってまいる。
半兵衛官兵衛後を頼む。
はっ。
この事だったのか…。
宇喜多殿が言うておりました。
背後には気を付けろと。
まだ誠かどうか分からぬ。
回想所詮は使い捨てだ…。
(せきこみ)半兵衛殿…。
(せきこみ)半兵衛殿!
(せきこみ)半兵衛殿!
(善助)半兵衛様は?落ち着いた。
今は眠っておられる。
いかがした?
(九郎右衛門)実は村重様の事を話しておりました。
(太兵衛)謀反というのは誠ですか?それがしが探ってまいります。
(荒木)ばかも休み休み言え。
何故わしが謀反など…。
(仙千代)米を買い占めているという噂があります。
(荒木)知らぬ!米など買い占めておらぬ。
中川清秀殿の茨木城では兵糧が運び込まれておるではござらぬか。
それは万一の時の蓄えだ。
わしも清秀も逆心などない!万一というのは織田と一戦交えようという時では?違う!
(仙千代)しかし…。
(光秀)仙千代。
そう決めてかかっては話にならぬ。
我らは事の次第を確かめるために参ったのだぞ。
(仙千代)先日本願寺へ兵糧を運ぶ門徒が見つかったそうでござる。
これを捕らえようとしたところ門徒は刃向かい織田の兵が斬られました。
手慣れた戦いぶりからいずれかの家中の武士ではないかと行方を捜しておるところにござるがよもや…。
言いがかりも大概にせい!仙千代もうよいであろう。
あくまでも噂だ。
上様もそのような噂は信じてはおられぬ。
(光秀)じゃが村重殿。
疑いを晴らすにはすぐに安土に行き上様にお会いした方がよい。
…そうだな。
(荒木)安土へ行ってまいる。
(だし)上様のお召しでございますか?
(荒木)疑いを晴らすためじゃ。
(右近)ではあれはただの噂だったのでございますな?
(荒木)無論じゃ。
安心致しました。
安土へ行けば必ず殺されます。
清秀殿何を申されるか!あの上様のご気性からして一度疑ったものを許すとは到底思えませぬ。
殿!よく考えて下され。
上様が門徒をおびき出してだまし討ちするのをさんざん見てきたではござらぬか。
降伏した門徒を皆殺しにするのを。
よもやお忘れではあるまい!しかし行かねばより疑われる。
(清秀)もはや手遅れでございます。
何?本願寺へ兵糧を運び込んでいた者が織田方に捕まりました。

(秀吉)誠にございまするか?
(仙千代)間違いございませぬ。
(光秀)されどそれは中川清秀の家中の者。
村重殿の指図によるものかどうかはまだ分かりませぬ。
(仙千代)ならば何故村重殿は安土へ来られぬのです?逆心があるからでは?
(光秀)それは…。
(秀吉)上様何とぞそれがしを有岡城にお遣わし下さい!万が一村重殿が毛利に寝返ったとなれば摂津一国を敵に回す事となります。
そうなればもはや中国攻めどころではございませぬ。
天下布武のため村重殿を敵に渡してはなりませぬ!新しき世はわしにしかつくれぬ。
村重はそれゆえわしについてきた。
わしの新しき世にやつは欠かせぬ。
上様それがしもいま一度お遣わし下さい。
村重の本意を確かめてこい。
(2人)ははっ!・
(だし)失礼致しまする。
殿夕げの支度が整っておりますが。
だし。
はい。
もしわしが天下人になったらどうする?天下人でございますか?さあ…考えた事もございませぬゆえ何とお答えしてよいか…。
安国寺恵瓊殿からの書状じゃ。
そのお方は確か毛利の…。
さよう。
わしが毛利につくというのなら大いに歓迎すると。
毛利には天下を取る野心はない。
織田を倒した暁にはどうぞ荒木殿が天下人におなりになるがよい。
毛利が支えるとある。
ハハハハハハハ…。
(だし)殿…。
(赤ちゃんの声)この子のためにどうすればよいのか生き残るためにはどうすればよいのか…。
(元春)村重は本当にこちらに寝返るのか?
(恵瓊)まだはっきりとは分かりませぬがいずれ必ず。
信長の所業についていけぬようでございますな。
(隆景)宇喜多の裏切りを用心して兵を退いたが村重がこちらにつくとなれば形勢は大きく変わりますぞ。
(輝元)「一寸先は闇」。
何が起こるか分からぬものですな。
(隆景)織田は遠からずばらばらになる。
恵瓊そなたの見立てどおりのようじゃ。
(清秀)上様が恐ろしいお方という事は殿が一番分かっておいでのはず。
仮にこたびの件が許されたとしても一度生じた疑念はそうたやすく消えるものではございませぬ。
あの疑り深い上様の事いずれは我らを攻め滅ぼすに相違ありませぬ!
(久左衛門)織田と戦えと言うのであれば我ら家臣一同命を惜しまず殿のために働く覚悟でございます。
(一同)オ〜!
(村次)父上いかがなさいます?
(家臣たち)殿!殿!殿!殿!なりませぬ。
殿!早まってはなりませぬ!血気にはやった評定などに耳をお貸しになられるな!控えよ右近殿!いいえ控えませぬ!上様の天下布武を新しき世を誰よりも望んでいたのは殿ではございませぬか!謀反など決してなりませぬ!殿には義がございませぬ。
それでは世の人々には受け入れられませぬ。
(清秀)お主はキリシタンに甘い上様に心酔しておるようじゃからのう。
せんだってもバテレンを連れて安土へ行ったそうではないか。
あれはお供をしたまで。
今はキリシタンの事は関わりありませぬ。
当家の行く末をのみ案じて言っているのです!
(荒木)皆の考えはよく分かった。
かつてわしは本願寺の顕如に和睦を申し入れたが上様を信じられぬと断られた事がある。
その時顕如はわしに聞いてきたのだ。
お前は信長様を信じているのかと。
あの時からわしの心は決まっていたのかもしれぬ。
信長様は上月城を見捨てた。
黙って従っているだけではいずれ我らも使い捨てにされる。
わしは…信長を信じる事はできぬ!殿!天下布武などまやかしだ!わしは信長がつくる世など見とうない!これより我らは織田信長を討つ!
(一同)オ〜!
(荒木)各地に文を出せ!我らに味方する者は大勢現れるであろう!
(一同)はっ!村重が寝返った!
(元春)誠か!?我らの勝ちだ!
(顕如)荒木殿はついに心を決められたようじゃ。
(江田)はっ!
(職隆)荒木殿が!?
(使番)各地に文を出しているそうにございます。
(九郎右衛門)殿!殿!九郎右衛門どうであった?謀反です。
村重様謀反にございます。
それがし断じて裏切りは致しませぬ。
村重!断じて許さぬ。
勝てると見込んだからこそ立ったのだ。
それがしを裏切った…。
裏切る事はできませぬ。
(荒木)おことこそ裏切られたのだぞ!あ〜っ!
(荒木)人間とはかくも恐ろしき事を考えるものなのかと。
官兵衛がそちらに行くので殺してくれとはな。
戦国時代城下町として栄えた伊丹。
摂津の国主という重要な地位にあった荒木村重は突如謀反を起こし有岡城に籠城します
有岡城は城下町を堀と土塁で囲んだ総構えといわれる守りの堅い城でした
更に村重の傘下にあった武将たちも一斉に従いました
勇猛な武将として知られる茨木城主中川清秀も織田軍に対し徹底抗戦の構えを見せます
その結果摂津一国が寝返る事になったのです
村重の謀反は後に官兵衛の身にも影響を与える事になるのです
2014/05/04(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・神戸
軍師官兵衛(18)「裏切る理由」[解][字][デ]

官兵衛(岡田准一)は三木城を包囲、封じ込める策に成功する。村重(田中哲司)は信長(江口洋介)に疑われ、右近(生田斗真)の説得も空しく謀反へと追いつめられていく。

詳細情報
番組内容
官兵衛(岡田准一)と秀吉(竹中直人)は、敵対する三木城を厳重に囲い込み、兵糧を断つ策に出る。さらに宇喜多直家(陣内孝則)の調略に赴いた官兵衛は「背後に用心しろ」という謎めいた忠告を受ける。一方、信長(江口洋介)の不興を買った村重(田中哲司)は、必死の申し開きで、事なきを得たかにみえたが、家臣が敵に通じていたことが発覚。右近(生田斗真)やだし(桐谷美玲)の懸念もむなしく次第に謀反へと傾斜していく。
出演者
【出演】岡田准一,中谷美紀,谷原章介,内田有紀,生田斗真,春風亭小朝,鶴見辰吾,田中哲司,桐谷美玲,濱田岳,速水もこみち,高橋一生,金子ノブアキ,田中圭,勝野洋,近藤芳正,眞島秀和,山路和弘ほか
原作・脚本
【作】前川洋一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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