日曜美術館 アートシーン▽ミラノポルディ・ペッツォーリ美術館 貴族コレクション 2014.05.04

気品ある女性の横顔。
ルネサンス初期の画家ポッライウォーロの作品です。
モデルはフィレンツェの上流階級の女性。
結婚前の記念の肖像画と言われています。
真珠の白は純潔の象徴。
ルビーの赤は愛の情熱。
イタリアの名門貴族に受け継がれる傑作です。
ヨーロッパ随一の貴族コレクションを日本で初めて紹介します。
名門ポルディ・ペッツォーリ家が何代にもわたって収集してきた美術品からなる邸宅美術館です。
最後の当主ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリ。
24歳で遺産を相続。
代々のコレクションに加え自らも収集を行い彼の遺言によって美術館が誕生しました。
コレクションは当時貴族たちの間ではやっていた武器や甲冑の収集から始まりました。
いくつもの甲冑から状態の良いパーツを集めきれいな状態で復元しています。
この甲冑も全体が植物模様の装飾で見事に統一されています。
ポルディ・ペッツォーリはイタリアの美術史を網羅しようとしました。
イタリア北部の地方で活躍した画家ルイーニの作品です。
目に涙をためた聖母マリアが見つめるのは十字架を担いだキリスト。
むちで打たれた傷痕が深い悲しみを物語ります。
ポルディ・ペッツォーリ家の壁に掛けられていた大きなタペストリー。
モチーフは16世紀にヨーロッパで大流行した騎士道の愛の物語。
絵画のような細密さです。
ポルディ・ペッツォーリが生前購入した最後の作品ボッティチェッリの傑作です。
キリストの体を直視できない登場人物たち。
劇的な表情やしぐさには初期の優美な作風にはない強い宗教的情熱が込められています。
機械時計のコレクションの数々。
これは17世紀初頭に作られた最高級の作品です。
脚にはしゃがみ込んだライオン。
繊細な細工によって全体が装飾されています。
時報が打たれるとメリーゴーラウンドのように回転する仕掛けになっています。
何だか分かりますか?お米です。
「ひと粒茶碗」と題されたアート作品。
お米の粒が入った茶碗が3,000個並んでいます。
私たちがふだん食べている茶碗1杯分のお米です。
当たり前のように食べているお米を斬新な視点から味わう展覧会です。
籾や玄米白米をおよそ360倍に拡大したオブジェ…米作りに携わる人々の努力を訴えているかのようです。
新年の厄よけをする「しめかざり」。
地域や作る人によってデザインもさまざまです。
モチーフになるのは縁起物。
こちらはエビ。
伝統に新しさを加えたアート作品です。
遊び心も満載!おみくじならぬ「コメみくじ」。
気になる漢字のスタンプを選んで押せばその日の運勢と漢字の意味も分かります。
「絶望」。
描かれているのは戦場とシベリア抑留の中で生と死のはざまをさまよう人たち…。
画家・彫刻家宮崎進の展覧会です。
宮崎進92歳。
作品には歴史の重い陰と再生への祈りが込められています。
深紅の布のコラージュが大地の豊かさを表現しています。
その赤は傷口から滴り落ちる血のようにも見えます。
日本古来の美意識を追求する石踊達哉の展覧会です。
瀬戸内寂聴の「源氏物語」の装丁画。
あらゆる存在を分け隔てなく尊ぶ石踊の思いが草花に命の輝きを与えています。
東日本大震災を機に描かれた…地面から湧き上がる無数の光。
鎮魂と再生への願いが込められています。
世界各地を巡回する英国の現代アートの展覧会です。
自分自身を主題とした作品作りを続けるサラ・ルーカス。
体に目玉焼き。
挑発的なイメージを打ち出しています。
作品に物語を取り入れるライアン・ガンダー。
英国紳士が新種の鳥を発見したという作り話をアートにしています。
聖徳太子ゆかりの宝物が一堂に会します。
ふっくらとした体つき少年のような風貌。
人間性を押し出していると言われる傑作です。
インド中国での前世。
そして生まれてから5歳までの足跡が描かれています。
和紙に金属箔を貼り模様を打ち出す「金唐紙」。
夏に生き物が躍動する様子を描いた「黒百合と昆虫」。
重厚な輝きの中に繊細な模様が際立っています。
明治時代には「金唐革紙」という壁紙として輸出品の花形でした。
その製法をよみがえらせた上田尚さんの80歳を記念する作品展です。
明治29年に造られた日本を代表する洋館にも「金唐革紙」の壁紙が貼られています。
その修復に当たった上田尚さん。
各地の洋館に残る金唐革紙を調べ昭和に途絶えた製法を復活させました。
制作に使われたのがこの…精巧な模様は当時の職人の技術の高さを物語っています。
版木棒に2種類の和紙と錫などの金属箔を貼り合わせたたいていきます。
版木になじませていく作業は畳1枚分をたたくのに6時間かかるといいます。
今回の展覧会のために制作した…20年近く構想を温めました。
同じ柄でありながら彩色を施し季節の移ろいを表現しています。
背景には「毘沙門亀甲」。
日本画ではほとんど見る事ができない動植物が和洋折衷の世界観を醸し出しています。
2014/05/04(日) 20:45〜21:00
NHKEテレ1大阪
日曜美術館 アートシーン▽ミラノポルディ・ペッツォーリ美術館 貴族コレクション[字]

「ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション」(Bunkamuraザ・ミュージアム 4月4日〜5月25日)ほか、展覧会情報

詳細情報
番組内容
「ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション」(Bunkamuraザ・ミュージアム 4月4日〜5月25日)ほか、展覧会情報
出演者
【司会】井浦新,伊東敏恵

ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:30467(0×7703)