早野透=桜美林大教授・元朝日新聞コラムニスト
2014年5月5日16時42分
大平正芳という政治家を覚えておいでだろうか。「讃岐の貧農のせがれ」と自称し、刻苦勉励、若き日はキリスト教に帰依し、大蔵省から出世、ついには総理大臣になった。しかし、激しい政争のさなか、心筋梗塞(こうそく)で倒れ、現職のままこの世を去る。大平70歳の死からもう34年になる。
大平の誕生日は3月12日である。今年のその日、ひとつの会合がひそかに持たれた。その出席者を掲げる。
森田一 元衆院議員、大平の女婿
藤井裕久 民主党最高顧問、元財務相
谷垣禎一 元財務相、現法相
野田佳彦 元財務相、前首相、前民主党代表
山口那津男 公明党代表
勝栄二郎 元財務事務次官
以上の6人である。いったい、与野党、新旧議員にわたるこの会合は何だったのか。
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