新宿高島屋のピンボールワンダーランド行ったらクッソ楽しかったので皆さんも行かねばならぬ

新宿高島屋で80~90年代のピンボールを遊びまくれるイベントが
5/6の18時まで開催しています。
詳細は下記
ゴールデンウイークフェスティバル☆ピンボール ワンダーランド!のイベント情報|ウォーカープラス
f:id:AntiBayesian:20140505235240j:plain


5/5に行ってみたらクッソ楽しくてゲラゲラ笑いまくってたので、
皆さんにその楽しさをお伝えして、一人でも多くイベント行って
ピンボール楽しい!!!!」って思って頂きたい!!
もう、本当に楽しかった!!!

お薦めポイントは以下。

  1. ピンボール全盛期の80~90年代の台が遊びまくれる、その数18台!!
  2. 2プレイ100円と安い。しかもプレイする度高島屋のどの店でも「複数枚」利用できる100円割引チケットが付くので実質無料で遊べる
  3. プレイ用のメダルは受付で2枚(=2プレイ)100円で販売されてて一度に何枚も買うことは出来ない。結果購入の度受付行くの面倒だが、そのお陰で厄介な台専有が発生しなくて快適。また、煙草の煙がまとわりつくバーやゲーセンではなく高島屋の敷地で安全に遊べる

つまりは実質無料でエキセントリックな台が快適に遊べるんだよ!
行くしかない!

f:id:AntiBayesian:20140505235352j:plain
さーて、今日行って面白かった台を紹介しよう!!
f:id:AntiBayesian:20140505235652j:plain
何と言っても一番のお薦め台は
1986年に発売されたこの「HIGH SPEED」である。
80年代ピンボール全盛の時代はコイツによって
切り開かれたと言っても過言ではない*1
そもそもピンボールは60~70年代爆発的に流行したものの、
80年代初頭ビデオゲームが流行して一気に下火になった。
そのままピンボールは消えていくのだろうか…
と思われた最中、若者を再びピンボールの熱狂に叩き込んだのがコイツだ!
その特徴は大きく言うと次の二つだろう。
ジャックポット」と「ハイスコア」である。
ジャックポットは今のゲーム風に言うと、
「コンボを決めると大量得点が発生」する仕組みだ。
ボールをどこかのオブジェクトにぶつけて点を稼ぎスコアを積上げていく
というのがピンボールの基本ではあるが、
そこに「この台は警察から逃げ切るギャングの物語だ。
逃げ切るためにはまず○○をして、
次に△△をクリアし…」
というストーリー性を持たせた条件を設定し、
その条件をクリアすると凄まじい高得点が発生する。
これがピンボールをフリッパー*2の操作で
線形に得点を積上げる集中力途切れさせない我慢比べのような単調さから脱却させ、
その後続く様々なストーリーとそれに因んだギミックを満載させるようになった要因だ。
そしてもう一つの熱狂の要因であるハイスコア機能は、
最高得点を取った人がイニシャルを登録できる仕組みだ。
これのお陰でピンボールは一人遊びから明確に他人とのスコアを競い合う性質を強め、
「俺こそがこの台のチャンプになる!」と若者達の熱狂を駆り立てたのだった*3
その他、立体的に交差するレーン、ど派手な演出と効果音、
細かく散りばめられたギミックの数々、
そして「ぶっちゃけ難易度はそれ程でもないのに」気持ち良く決まる大技達。
やってみればわかるけど、台上部の高得点を得られる複雑な軌道を描くレーン、
実は割と簡単にホールド*4
→ホールド解除
→フリッパーの先端にボールが来た瞬間思いっきりフリップ*5
するだけで結構放り込めるのだ。
しかし扇情的なアクションと一見複雑なレーン構成のため、
端で見てる分には、そして自分自身としてもめっちゃ凄いことしてる気になる!
難しいコンボ達成すれば大量得点を得られるというやり甲斐、
ストーリー性、他人とのスコアバトル。
熱狂するなと言う方が無理だ。
とにかくコイツは面白い。
後継機のTOMCATも素晴しい台だが、私の中ではダントツでコイツが好きだ。
これ以上「俺SUGEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」感漂わせる台無いと思う。
これがTOMCAT、普通に良い。
多分こっちの方がルールわかりやすいのでまずこれからやるのが良いかな?
f:id:AntiBayesian:20140506010408j:plain
あとこのXENON、マジ絵が気色悪くて良い。
子供が嫌そうな顔で見てた。
f:id:AntiBayesian:20140506010730j:plain

これはプランジャー*6がちょいと特殊で、
大抵はプランジャーから発射されたボールって台上部を這うように進むっていう
ゲームスタートを切ることが多いんだけど、
これは初手から台を斜めに走るようプランジャーレーンが設置されている。
f:id:AntiBayesian:20140506015431j:plain
そして右上のフリッパーが*7絶妙な位置に付いてて、
上手いことやるとプランジャー
→右上フリッパーで叩き上げる
→左上の高得点レーンを回る
→右上フリッパーにボールが戻ってくる
→右上フリッパーで叩上げる…
の無限ループが発生する。
何回ループできるか挑戦してみよう、私は結構上手いこといって楽しかった。


さぁ、80年代のてんこ盛り台もいいけど、70年代のレトロな台も遊ぼう*8
まずはレトロ台の風情を楽しんで欲しい。
f:id:AntiBayesian:20140506012411j:plain
f:id:AntiBayesian:20140506012428j:plain
f:id:AntiBayesian:20140506012551j:plain
f:id:AntiBayesian:20140506012609j:plain
レトロ台はあまりギミックも凝ってないし演出も特に無い、
落ち着いてプレイすればよい。
…が、コイツにはかなり「ムキー!!!」となりながらプレイした。
f:id:AntiBayesian:20140506012746j:plain
おわかり頂けるだろうか、このフリッパーの短さ、
そしてフリッパー同士のだだっ広い間隔…。
「こんなんまともにプレイできるか!!」
って感じなんだけど、よく見るとフリッパーの付け根になんか穴が空いてる。
そして台の中央部のホールを見て貰うと「CLOSE FLIPPERS」の文字。
そう、この台は中央ホールにボールを放り込むと
フリッパーが中央に移動して、今度は逆に
ほぼボールが落ちないような間隔になるのだ。
但し、この中央ホールに上手いこと入れるにはそれなりの精度が必要で、
上手い人ならポンポン弾きながら狙えるのかもしれないが、
私のような下手くそでは一旦ホールドしてからでないと辛い…。
んだけど、このあまりに短いフリッパーではホールドもかなり辛いのだ。
ちょっとスピードがあるとフリッパーの長さを飛び越えてしまう。
なので上から勢いよく落ちてきた場合は、
微妙なフリッパー制御でショックを吸収するようにしないといけない。
まぁそれが言うのは簡単だけどやるのは…。
本当にコイツはムキーとなりながらプレイした。
ちくしょう苛ついて仕方ない、再プレイだ!!

と言うわけで兎に角楽しくてハッピーだった。
閉まる19時ギリギリまで居て、
終わったら冒頭で述べたように複数枚利用可能な割引券が貰えるから
それを利用して高島屋で値の張る弁当を購入。
と言っても割引券があるからポケットから出したのは端数の数十円だけ。
実質無料で遊べている。
そしてこのイベント、運営の方がよく分かっていらっしゃる。
BGMが80年代の名曲、マイケル・ジャクソンだったり
Queenだったりサバイバーだったり。
マイケルのBADが大音量で響く中、
HIGH SPEEDのフリッパーボタンを叩く is 最高。
本当に良い。
良かったではない、良い。なぜならまだ5/6も遊べるからだ!

長々紹介したけど、皆さん、こんなイベント中々無いですよ!!
ピンボールって生産中止で、ゲーセンとか行っても
私の知る限り殆ど置いてる店無いよ!
GWの締めくくりをピンボールに捧げてみても良いんじゃないかな。
最後にお薦めピンボール漫画を置いておきます。

FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)

FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)

これ読んだら「ピンボールやりたいー!!」ってなると思います。
是非明日は新宿高島屋で僕と握手!


■追記
めっちゃルーズティルト。

*1:「SPACE SHUTTLEだろ!」とか言われたら返す言葉も御座いません

*2:あのボールを弾いたりするバーのこと

*3:初めて知ったとき「あ、ソシャゲの原型っぽい」と思った

*4:フリッパーを上げてボールを保持するテク

*5:フリッパーでボールを弾くこと

*6:最初にボールを弾いてレーンに放り込む装置。70~80年代は大体手動バネ式。90年代はボタン式。手動バネ式の方が強弱自分で調整できて楽しいと思うんだけどなぁ

*7:この台は左に一つ、右に二つフリッパーが付いてる

*8:80年代も十分レトロだけど