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殺気立つ火災現場=広がる憎しみの連鎖―ウクライナ・オデッサ

時事通信 5月5日(月)21時40分配信

 【オデッサ(ウクライナ南部)時事】親ロシア派と反ロシア派の衝突で、親ロ派が多数死亡したウクライナ南部オデッサの火災現場は5日、500人以上の親ロ派住民が集まって警戒中の警官に詰め寄ったり、ののしり合いが始まったりするなど殺気立った雰囲気が漂っていた。親ロ派は「自らの意見を表明しようとしていただけの人々が暫定政権に殺された」と主張しており、政権への憎しみが東部から南部にも広がっている。
 2日に火災が発生した5階建ての労働組合会館の内部は真っ黒に焼け焦げ、焦げた臭いが漂う。石片や粉々に割れた窓ガラスが散乱する中、親ロ派住民が次々に訪れ、花を手向けて犠牲者の写真に祈りをささげていた。 

最終更新:5月5日(月)21時43分

時事通信

 

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