- はじめに
FDK-AAC, MP3対応のFFMpegを自分でビルドする人たち、配信の中級者以上向けWEBサイトです。
- ちょっと待って!
・Windowsの基本操作ができる人、ファイルやフォルダの意味を理解されている人を対象としています。
・ビルドしたFFMpegを使うには、BATファイル(上級者向け)またはFFMLなどのランチャーでの利用が必須です。
・音声を低ビットレートで良質(HE-AAC v2 48Kbps以下)にして、空いた帯域を映像に回すことが可能になります。
・配信品質にこだわらない人、面倒なことが苦手な方はXSplitやNLEの利用を推奨します。
・AAC音質にこだわらない人、MP3のみで配信する方は公開ビルド版の利用を推奨します。 →こちらから
このツールでビルドしたFFMPEG.EXEは、使用しているライブラリの権利関係により、他の人に直接あげたり、
ネット上などで公開して2次配布したりは出来ませんのでご注意ください。ビルドされた方がご自分のパソコンで
のみお使いいただけます。
- 謝辞
Twitterなどで情報をくださった方々、テストして下さった方々への感謝も忘れません。
- 作者とサポート
作者:いね
サポート場所:いねラジ co105867 の掲示板
追加情報はこちら→ いねラジブロマガ
動作確認は、Windows 8.1 Update 64ビット版で行っています。
- ダウンロード
下記バージョンを出来るだけご利用ください。このバージョンからビルドツールの更新は自動となります。
FFMpegビルド用オールインワンツール Ver 1.6.0 ※FDK-AAC, MP3のみ対応
・32ビット版FFMpeg専用ビルドツール
・Static版(FFMPEG.EXE単体で利用可能)
・構築及びビルドスクリプトを全面改良(ハッシュ指定やコア数指定が可能)
・完全メニュー化
・GCC482を採用
・バージョンアップをオンライン化
旧バージョンからのアップデート
新規構築と同じ手順でアップグレードが可能です。下記メニューになればOKです。
ビルドまでの流れ
FFMpegビルド用オールインワンツールのダウンロード → 環境構築 → ビルド
これ以降の説明はこの流れに沿っています。ビルドまでの所要時間は15分から1時間くらいです。
また、ウイルス対策ソフトウェアが原因で環境構築以降がうまくいかないことがあります。
環境構築からビルドが終わるまで、ウイルス対策ソフトウェアを一時的に止めた方が無難です。
ウイルス対策ソフトウェアを一時的に止める、再開するなどは自己責任でお願いします。
- ビルドするための環境を構築
・ライブラリ/ダウンロードなどにFFMpegビルド用オールインワンツールをダウンロードし、解凍します。
注意!!解凍したフォルダを移動する場合は丸ごと移動してください。(一部取り出しは不可)
・構築するディスクドライブをここで決めます。(CとかDとかEとか)
このドライブ名をドライブレター(1文字)と呼び、これ以降の説明で使います。
・他の方の構築ツールやオレ流旧バージョンを使ってる方へ
構築しようとするドライブにオレ流以外で構築したMSYSがある時はリネームするか削除してください。
削除する場合は中身のバックアップ(特にhome以下)をお忘れ無く。
オレ流をバージョンアップする場合に限り、リネームや削除の必要はありません。
注意!!今回より他の方のツールで作成されたMSYSには上書きインストールは出来ません。
←上記注意を参照
Cドライブへの構築は推奨できません。
・ダウンロードして解凍したフォルダの中をエクスプローラで開きます。
.batが表示されなくてもかまいません。
いま決めたドライブレターの_?構築用.batをダブルクリックして開始して下さい。
この起動方法以外では正常にお使いいただけません。
他の方のビルドツールからの環境構築は出来ないようにしました。
※Iドライブ以降へ構築するときは、↓ 12. I ドライブ以降への構築を参照
・Eドライブへの構築例
エラーが無ければ↑が表示されます。何かキーを押すと続行します。
構築先のドライブレターに間違いが無ければ続行してください。
続行するとビルドするためのメニューが表示されます。(次項へ続く)
※デスクトップ上にアイコンが2つ作成されます。
・注意事項
構築したディスクドライブには、MSYSとPortableGitというフォルダが一番上に作成されます。
どちらもビルドには必要です。ビルドをする限りリネームや削除はしないでください。
- ビルドメニューの起動
(前項からの続き)新規構築した直後はビルドメニューが自動で表示されます。
デスクトップに作成された「ビルドツール起動」ショートカットで起動します。
(このメニュー表示と違うときは、↓ 9.ビルドメニューの起動2 を参照)
- FFMpegをビルドする手順
1) 実行する処理を番号に、1を入れてENTER
2) FFMpegのタグorハッシュ値はENTERのみを推奨
(任意のタグやハッシュ値を持つFFMpegのビルドが可能)
3) CPU物理コア数は、お使いのCPU物理コア数を入れます。入れなくてもビルドできます。
(コア数は、2, 3, 4, 6, 8 が多いようです。ムリに大きい数字を入れるとCPUが泣きます)
この後、一気にビルド作業に入ります。エラーがなければ下記が表示されビルドが終了します。
デスクトップにある”FFMPEG保存場所”ショートカットをダブルクリックして下さい。
ffmpeg.exe をランチャーのフォルダにコピーするなどしてお使い下さい。
ENTERキーを押して下さい。お疲れさまでした。
- ビルドメニューの起動2
デスクトップに作成された「ビルドツール起動」ショートカットで起動します。
(このメニュー表示と違うときは、↑ 7.ビルドメニューの起動 を参照)
FFMpegのビルドが一回でも正常に実行できると、ビルドメニューは下記に変わります。
最新安定版が更新された時は「いねラジブロマガ」でお知らせします。
1:FFMpeg再ビルド・・FFMpegのみを最新安定版、タグorハッシュ値指定でビルドし直します。
2:X264&FFMpeg再ビルド・・X264を最新、FFMpegを最新安定版、タグorハッシュ値指定でビルドし直します。
3:FFMpeg特殊ビルド・・ライブラリなどの更新時に使います。必要なときにコミュなどでお知らせします。
このメニューは、FFMpegのビルドをやり直すときに使います。環境の再構築は不要です。
再ビルドを実行すると、FFMPEG保存場所の ffmpeg.exe は新しいものに置き換えられます。
デスクトップにある”FFMPEG保存場所”ショートカットをダブルクリックして下さい。
ffmpeg.exe をランチャーのフォルダに上書きコピーするなどしてお使い下さい。
- エラー時の対応
・環境構築やビルド失敗の参考情報はこちら→ いねラジブロマガ ビルド失敗に関するまとめ(随時更新)
・コミュ掲示板やツールサポート放送(不定期)で質問などをお受けしています。
- ランチャー FFMLの設定について
ビルドしたFFMpegの音声コーディック「FDK-AAC」をFFMLで利用するための説明です。
Ver.0.0.1.13.1以降
このバージョンからXMLファイルのカスタマイズは不要です。
FFMLを起動すると、【音声】→コーディックでFDKAACが選択できるようになりました。
次に、FDKAACの詳細設定は、【FFMPEG】高度な設定タブ→コーディックタブにある
【音声】プリセットで設定できます。(aac_he_v2などが選択できます)
※SBR/PS設定は、implicitが無難かも(よく判らない人向け)
- Iドライブ以降への構築
ファイル名を指定して実行(Windowsキー+R)から下図参照
Jドライブに構築する例
OKをクリックすると環境の構築を開始します。