lonelyman's blog

旅行、散歩、グルメ、音楽、映画、デザイン、アート、お笑い、テレビ、ラジオなど記録しています

「土曜スペシャル「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」太川&蛭子 はじめてのトークショー」ざっくりライブレポート(2014.5.5)

f:id:lonelyman:20140505150747j:plain4月28日(月)~5月5日(月・祝)にテレビ東京が開局50周年特別企画として開催するスペシャル感謝イベントテレビ東京フェスティバル」へ行ってきました。テレビ東京BSジャパンで放送する番組関連のアトラクションブース、番組関連ステージイベント・公開収録、グルメ番組に関連したフードコートが展開される、テレ東が独占中継する「世界卓球2014東京大会」のメイン会場・国立代々木競技場第一体育館エリアでの番組関連イベントです。

このテレ東フェスの中で目当てだったのが、最終日5月5日(月・祝)開催の「土曜スペシャル「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」太川&蛭子 はじめてのトークショー」

今やテレビ東京を代表する?番組になってしまった「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」。せっかくなので、ファンミーティングを兼ねた初めてのスペシャルトークショーを開催!番組の歴史を振り返ったり、過酷なロケの裏話や、思い出のエピソードをぐだぐだ語ったりします。さらに、番組視聴者や、会場に来てくれた番組ファンの質問に答えたり、直筆サインがもらえるDVD販売をやったり、まさかのサプライズ企画をやったりしますので暇だったら来てくださいね。

screenshot

土曜スペシャル「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」太川&蛭子 はじめてのトークショー | テレビ東京フェスティバル : テレビ東京

テレ東の中でもこの企画は特に好きな部類でよく視ている番組*1太川陽介蛭子能収コンビのあのトークの掛け合いを期待して観に行きました。これが実に面白かったです。

f:id:lonelyman:20140505150718j:plain
原宿門側の出入口。世界卓球団体選手権東京大会の入出場も隣接しています

このステージは事前応募が必要ないオープンイベントで、開場時刻の11:00より観覧パス引換所にて先着順にパスを発行という流れ。開場30分前くらいに到着すればいい、と高をくくっていたのですが、指定された渋谷門側の入場口は長蛇の列。最後尾が渋谷門の外にあふれていて、完全に甘く見ていました。

結局、開場から10分足らずで定員に達し観覧受付終了。テレ東きっての人気企画とはいえ、ときおり雨が降りしきる曇天の中、キャーキャー言われるタイプではない2人のおじさんのトークを観るために、何百人もの人が朝早くから列をなして待っていたとかどうかしています(ホメ言葉)。

しかし、間にアトラクションブースを挟んで少し高いところからステージを遠目に立見できるようにはなっていて「そちらでお楽しみください」と誘導してくれるのがテレ東のやさしさです。

f:id:lonelyman:20140505145621j:plain
ステージと立見場所の間にあったブース
「YOUは何しに日本へ?」YOUのなりきり写真館、「出没!アド街ック天国」高視聴率街ぶらデータ・アーカイブなど
f:id:lonelyman:20140505145658j:plain
ステージと立見場所の間にあったブース
空から日本を見てみようplus」この空はドコの空でしょうクイズ、おみやげ&グッズ販売など
  • トークショー開始前に狩野恵里アナウンサーとテレ東のキャラクター・バナナ社員「ナナナ」のオープニングMC。
    狩野「早い方はあさ5時くらいから並んでいた方もいらっしゃったようで、物好きですねぇ」
    酔狂としか言いようがない!(笑) ちなみに客席は600名程度収容だったようですが、立見場所にもそれと同程度の人数がいるように見えました。
  • 番組紹介VTR放映の後、太川陽介さんと蛭子能収さん登壇。先頭のお客さんはあさ5時から並んでいたという情報に、
    太川「こんなもののためにすみません」
    蛭子「雨が降っていたら来なかったでしょう?」
  • 太川さんは、客席後方の立見場所の大群衆は次のステージイベントの待機でついでに観ていると勘違い。イベント終了まで太川さんはそう思い込んでいたようす。
    違うよ太川さん!みんな太川さん&蛭子さんが目当てだよ!!でも客席に入れなかったんだよ!関係者の方、太川さんにこのことを教えてさしあげてください。
  • さらに進行役として、番組初のDVD化となった第12弾のマドンナ・加藤紀子さん登壇。
    加藤さんが今回のイベント進行役に抜擢された理由について、
    太川「蛭子さんの扱いがいちばん上手だった。どのマドンナも(イヤになって)3日目くらいには蛭子さんと話をしなくなるんだけど、紀子ちゃんは最後まで蛭子さんと話していた」
  • テレ東とのかかわりについて、
    太川「よく出させてもらっている。「いい旅・夢気分」も初期から出させてもらたし、仕事がなかった時期にもテレ東には本当にお世話になった」
    蛭子「俺も出ていますよ……「アリケン」とかね、よくイジられて」
    加藤「なんとか思い出しましたね」(笑)
  • 実はいまテレ東のドキュメンタリー番組ソロモン流」が蛭子さんに密着しているらしく、このトークショーにも密着カメラがステージ袖に。
    太川「“賢人”を取り上げる番組ですよ!?」(笑)
    そして客席に「蛭子さーん!!」と声援を煽る太川さんと加藤さん(笑)。
  • 会場内でオープンしているフードコート「男子ごはんDINER」から人気メニュー「スパイシーチキンのせドライカレー」と「アジフライ大葉みそマヨネーズかけ丼」が登場。
    この番組でもご当地の名物には目もくれずカレーライスなどを注文する一方、他の番組でも魚料理嫌いを公言する蛭子さん、例によって魚がダメだと言い出し、選択の余地なく太川さんがアジフライ、蛭子さんがカレーになるお約束の展開。
    加藤「蛭子さん、カレーって聞いたときから表情がもう」(笑)
  • 前述のフードメニューは「ポケットマネーで自腹」ということで代金を支払おうとするが、蛭子さん、財布ではなく銀行の紙封筒からATMでおろした現金を直接出し、太川さんと加藤さんにツッコまれる(笑)。
  • 太川さん曰く、この企画では路線バスの運賃を支払うための現金を前もって袋入りで各自に渡されるとのこと。ところが蛭子さんは、おみやげなどの私物の購入にもそのお金から使ってしまうらしい(太川さんとゲストはちゃんと自分の財布からお金を出すのに)。
  • 最新作第17弾の、広島・西条駅から竹原駅へとさらに先へ進める局面で喜ぶべきところで、西条駅前に東横インがあるのに泊まれなくなることを蛭子さんがボヤいた事件が話題に。
    蛭子「設備が一通り揃っているビジネスホテルに泊まりたいから、民宿は整っていないから泊まるの嫌なんですよ」
    太川「整っていないのは蛭子さんの下着の枚数でしょ!なんで4日あるのに2着しか持ってこないの!」
  • 前述の事件もあって、第17弾のマドンナ・宮地真緒さんから「ダメな大人」と言われたことについて、
    蛭子「宮地さんも口が悪いよね。最初はいい人かなと思ったのに」
  • 太川さん曰く、蛭子さんは目的地にゴールできてもすぐに「まだ飛行機あるかな?きょう中に帰れるかな?」と帰ることを考えるらしい(笑)。
  • 最新作第17弾では、瀬戸内しまなみ海道は島内のみ路線バスで島をつなぐ橋はすべて徒歩という過酷な行程だった一方でゴール最速記録を更新できたのは、太川さん曰く、スタッフがコースを決める際の事前リサーチで見つけていなかったルート(高知・仁淀川町池川→高知市はりまや橋を発見できたことで、想定外の大幅短縮につながったらしい。
  • 番組初DVDのパッケージは2枚とも蛭子さんが手がけた画。顔が全然似ていないと言われ「太川さんの顔は本物より男前に描いている」と蛭子さん(笑)。
    蛭子「これ(パッケージの路線バスの車両や背景など)描くのが面倒くさかったんですよ」
    太川「『大変でした』とか言うの!ちゃんとした大人は!」(笑)
  • 加藤さんは、第12弾で参加してゴールできたときにエンディングで太川さんから贈られた「金メダル」を披露。そういう心遣いが(キツい旅でも)ありがたい、と話す横でそのメダルを手に取る蛭子さん。
    加藤「触らないで!」(笑)
  • 「路線バスが減っていることを実感する」と語る太川さん。この旅で太川さんは、道路地図を見てそこに書かれたバス停の赤い印を追ってルートを見立てるが、実際にはそのバス停がもう廃止されているケースが少なくないという。「最新の道路地図でもバス停の存廃は反映されていないことがある」とも。
  • 道路地図上で存在していたバス停が実際にないときやバスがつながらないときは「真っ白になる」と太川さん。いちばん真っ白になったのは「瀬戸」*2
  • 太川さんは、バスがつながらなかったり、最終的に失敗したりすると「リーダーの責任」という展開になることがプレッシャーで、前日はよく眠れないとも。
    太川「蛭子さんはバスの中でも寝ているけど」
    蛭子「カメラ回っているから寝顔は撮られたくないんだけどね」
    太川「そう思うならいまの3分の1は起きているでしょ!」(笑)
  • 「いちばんキツかったのは?」という質問に、太川さんは前述の愛知・瀬戸市
    蛭子さんは、第10弾の四国一周で、スタート2本目くらいで早くも歩くハメになったとき*3
    蛭子「(太川さんが)あのとき見つけられなかった」
    太川「はいはい!僕の責任ですよ!」(笑)
  • 「ベストマドンナとワーストマドンナは?」という質問に、ベストは太川さん・蛭子さんともに加藤紀子さんだと。
    蛭子「きょう違う人が来ていたら違う名前を言うかもしれないけど」
    太川「紀子ちゃんと旅したのは本当に楽しかった」
  • 意外だったのは、どの旅で誰がマドンナとして一緒に参加したかについては、蛭子さんも全部は覚えきれていないものの、それ以上に太川さんがあまり思い出せないようす。太川さんは、これまで参加したマドンナはちゃんと頭にあるけど、どの旅だったかの組合せが一致していないようだった。
  • ワーストを蛭子さんに言わそうとけしかける太川さんに「太川さんは絶対にワーストがいる!その動き(ステージの袖のほうに行こうとする)はいるよ!」と蛭子さん反撃(笑)。
    太川「Twitterで広めないと会場のみなさんが確約するなら……」
    結局、太川さんも蛭子さんもワーストを言わなくてよいように、加藤さんが話題を切り替えました。
  • 「成功したときと失敗したときとでギャラは変わる?」という質問には、同じとの回答。だが蛭子さんは「成功したときはギャラを上げてほしい」と言うらしい。太川さん曰く、スタッフから「成功したら上げて失敗したら下げましょうか」と言われると蛭子さんは「いや、それなら変えなくていい」と即答している(笑)。
  • 「ガチのケンカは?」との質問に、
    太川「実は今回(第17弾)は多少カットしています」
    みんな寝ているときも地図で調べていることを蛭子さんに「太川さんは心配性だから」と軽口を叩かれ、本当に堪忍袋の緒が切れてしまい「じゃあ蛭子さんがやって!」と地図を渡して突き放したという。結局10分くらい経って「やっぱりわかんないよ……」と地図を返してきたと(笑)。
    太川「これだけやってきても、まだイラッとすることはあります」
  • 番組でおなじみ、蛭子さんの“しゃべる靴”について。きょうは“しゃべる靴”同型のちゃんとした靴だった蛭子さん。
    加藤「そのうちしゃべるんですね」
    加藤「私には『結構歩くこともあるからちゃんとした靴がいいよ』とか言っていたのに、蛭子さん自身は初日から靴がしゃべって草を食べていた」(笑)
  • 「太川さんが若いころはアイドルだったと母から聞いたので、アイドル時代の太川さんの歌う姿を見たい」という声に、なんと太川さんが代名詞ともいえる代表曲『Lui-Lui』をフルコーラス熱唱!
    蛭子さんと加藤さんも一緒に振りをやって、とルイルイステップをまず加藤さんにレクチャーする太川さん。次は蛭子さんだが、
    蛭子「俺はいいよぉ」
    太川「でもいま(加藤さんにレクチャーしているときの)足をジーッと見ていたじゃない!」(笑)
    生で『Lui-Lui』を聴けるとは、思わぬかたちでいいものを観ることができました。太川さん、歌唱力は落ちていないしステップも軽やかだし、さすが!
  • 太川さんの『Lui-Lui』熱唱のあと、なぜか蛭子さんも『星は何でも知っている』をカンペ見ながらカラオケで(笑)
    太川「代々木体育館が急にヘルスセンターみたいな雰囲気になってきました」
    加藤「このユルさがテレ東っぽいですね」(笑)
    蛭子さん、これほど大勢の前で歌を披露するのは初めてだとか。
  • 「この番組は好きですか?」という質問には太川さん・蛭子さんともに「好き」と。加藤さんからは「女性タレントの間では(この番組のオファーは)恐れられはじめている」「もう“マドンナ”って扱いじゃなくなっている」「私もファンとして一視聴者で楽しみます」と再登板はやんわり拒否(笑)。

 

GOLDEN☆BEST

GOLDEN☆BEST

 

 

まさにファンミーティングという感じの1時間。蛭子さんの奔放な言動あり、ロケの裏話あり、太川さんと蛭子さんが歌うという予想だにしない展開もあり、非常に面白いトークショーでした。また加藤紀子さんの進行もきわめて適役。確かに蛭子さんの接し方というかあしらい方が上手だし、私もベストマドンナは加藤紀子さんだと思います*4

年3回ペースで制作しており、次回は秋に放送予定とのこと。番組の知名度・注目度が上がって人気も広がり、作り手に妙な色気が出てもおかしくないところでしょうが、太川さんも蛭子さんもスタッフの方々もどうか、ぶれない姿勢でこの企画を続けてほしいと思います。

f:id:lonelyman:20140505150832j:plain
f:id:lonelyman:20140505154405j:plain
会場全景
f:id:lonelyman:20140505150512j:plain
家に帰ったらテレビは7チャンネルで!

 

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 京都~出雲大社編 [DVD]

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 京都~出雲大社編 [DVD]

 
ローカル路線バス乗り継ぎの旅 松阪~松本城編 [DVD]

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 松阪~松本城編 [DVD]

 

 

今週のお題ゴールデンウィーク2014」

*1:念のため説明すると、太川陽介蛭子能収にマドンナと称される女性ゲスト1名の3人が路線バスだけを乗り継ぎ3泊4日で目的地を目指すガチンコ旅。蛭子さんのマイペースで自由奔放な言動と、それに振り回されつつ蛭子さんを制御する太川さんのやりとりの面白さが人気に

*2:進行役の加藤さんも参加した第12弾の愛知・瀬戸市で行き詰まったとき

*3:この回は結果的にゴールまでの残り距離最長記録での失敗

*4:実際、この松阪~松本城編(第12弾)はシリーズ中でも特に面白かったのでよく覚えています