国際記者ら300人に勲章・メダル プーチン氏「クリミア客観報道」で2014.5.5 18:45

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記者ら300人に勲章・メダル プーチン氏「クリミア客観報道」で

2014.5.5 18:45
ロシアのプーチン大統領(ロイター)

ロシアのプーチン大統領(ロイター)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島に関する「客観報道」に功績があったとし、プーチン露大統領が政権派メディアの記者と社員ら300人超に、勲章やメダルを授与するとの大統領令に署名していたことが明らかになった。5日付の露有力経済紙、ベドモスチが報じた。

 大統領令は4月22日付だが、公表されていなかった。2008年8月のグルジア紛争に関する報道で勲章やメダルを受けた記者は11人で、この分野の叙勲・褒章授与としては前例のない規模となった。

 今回の対象者のうち約100人は全露国営テレビ・ラジオ会社、60人超が国営第1チャンネルの社員で、他に政府系NTVや外国語放送のロシア・トゥデイ、政権派メディア・グループのライフ・ニュースから数十人ずつが選ばれた。最高位はNTV社長の受けた「祖国への功績」勲章2級だった。

 ロシアの主要メディアはウクライナで親露派のヤヌコビッチ前大統領が追われた2月の政変後、同国で「ファシスト政権」が発足し、ロシア系住民やロシア語使用者が危険にさらされているとのキャンペーンを展開。プーチン政権は「ロシア系住民の保護」を名目にクリミアを併合した。

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