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2014年5月4日(日)

“戦争放棄”の否定だ

自民改憲草案に小池氏

TBS系

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 日本共産党の小池晃副委員長は3日、TBSテレビ「あさチャン! サタデー」で憲法問題について各党出席者と議論しました。

 司会者が9条1項の平和主義や戦争放棄を維持するとしながら、「国防軍」創設で「戦争ができる国」にする自民党改憲草案の矛盾をただしました。

 同党の船田元・憲法改正推進本部長は9条改憲に「YES」を掲げながら、「『戦争できる国』というのはちょっと違う。他国からの侵害を未然に防ぐ、つまり抑止力だ」などと言い訳しました。

 これに対し小池氏は「戦争放棄は、パリ不戦条約以来の国際的な原則」であり、「憲法9条は1項と2項の両方があってこそ力を発揮する」と指摘。「2項の戦力の不保持などが、集団的自衛権が行使できない根拠になってきた。その制約を外せば、単に名前が変わるだけではない。海外で普通に武力行使ができるようになる」と強調しました。

 その上で、「毎日」3日付の世論調査で、憲法9条を「改正すべきだと思わない」が51%と1年間で14ポイントも増えたことを示し、「国民は安倍首相が“憲法を変えて戦争できる国にしようとしている”と不安を抱き始めている。それが世論調査結果に出ている」と語りました。


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