村野瀬玲奈の秘書課広報室
社員一人のサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書課勤務、村野瀬玲奈オフィシャルブログ。日本の政治は消費税増税・震災復興増税を福祉にも被災者にも使わず、雇用と社会保障を弱体化させるだけ。日本の政治の何が間違いなのか過去の失敗と国際的歴史に学んで、議員や政治やマスコミに意見を届けましょう。
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生活保護の「扶養義務」の強化の先取りの恐ろしさを垣間見させてくれる実例を教えてくれたツイートと記事をメモし、できるだけ多くの人に見ていただきたいです。
それは、自民党のめざす生活保護制度改定に反対し、生活困窮者の生活をさらに破壊することを拒むためでもあります。
今でも職員が強引に押し掛けているのに、生活保護制度が改悪されればそれが当たり前になるのが疑問視されなくなればどうするのだ!?【しんぶん赤旗】生活保護 受給者の娘宅を職員が突然訪問/親への援助迫られたが… 水戸/扶養義務の強化を先取り jcp.or.jp/akahata/aik13/…
— Kitten T.T.さん (@kittenish823) 2013年5月16日
(転載ここまで)●しんぶん赤旗
生活保護 受給者の娘宅を職員が突然訪問
親への援助迫られたが… 水戸
扶養義務の強化を先取り
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-16/2013051610_01_1.html
2013年5月16日(木)
政府は生活保護受給者の親族にたいし扶養義務を強化しようとしています。茨城県水戸市で、その“先取り”ともいえるようなことがおこなわれ、問題になっています。(内藤真己子)
(写真)A子さんと父親の訴えを聞く、日本共産党の中庭次男水戸市議(左端)と江尻かな同市議=水戸市
「1階の店にいた義母に呼ばれ、降りて行ったら水戸市役所から来たという男の人が2人いて…」。同市内の店舗兼自宅に夫の両親と同居するA子さん(34)は、4月中旬の出来事が忘れられません。
生活苦しいとこたえると…
突然訪ねてきた職員に、実家が生活保護を受給しているのを知っているか尋ねられました。知っていると答えると「いくらかでも支援できますか」と援助を求められました。
「『自分も生活が苦しくできません』と答えました。すると1人の職員が『ハハッ』と笑って。ばかにされたような気がしました。私が働いているか聞かれ、パートに出ていると答えると『そういうふうに申請しておくね』といって帰りました」とA子さん。
実家の父親(68)は十数年働いた会社を定年退職しましたが、年金がありませんでした。再就職できず生活保護を受給しました。がんで手術を繰り返し療養しています。母親も持病があり通院しています。
家族の関係がどうなるかと
A子さんはこれまで、実家が生活保護を受給していることを夫や義父母に伝えていませんでした。「夫は理解してくれたけど、義父母がどう思うか分からない。親同士の付き合いが上手くいかなくなるかもしれないし、そうなったら夫婦の間だって…」と語ります。
水戸市の生活保護世帯は約3900世帯。2008年のリーマン・ショック以降、急増しました。同市は「少しでも(保護費の)支出を減らしたい」(生活福祉課)と、昨年度から警察官OBを含む嘱託職員2人を雇い、市内に居住する扶養義務者の台帳をつくって実地調査(訪問)し、仕送りができないか、ただしています。同課によると4月下旬までに159世帯を訪問したと言います。
A子さんの父親宅に担当ケースワーカーと職員2人が訪ねてきたのは昨年末。父親に親族の連絡先を教えるよう求めました。父親は次男と兄の連絡先を教えましたが、A子さんのことは「言わなかったし、聞かれもしなかった」と言います。「話にも出ていない娘の嫁ぎ先にまでなぜ市は訪ねて行ったのか」。怒りを隠しません。
共産党指摘で市側から謝罪
生活福祉課は「(扶養義務者を)訪問していいか、必ず被保護世帯の了解をとるようにしている」としています。しかし実際には了解なしの訪問でした。父親の訴えを聞いた日本共産党の中庭次男水戸市議の指摘を受け、同課は4月下旬、A子さんの父親に謝罪しました。中庭市議は議会で「扶養の強要は親族関係を悪化させ、共倒れで貧困を拡大する場合もある」と、扶養義務調査の中止を求めてきました。
政府は、福祉事務所の判断で扶養義務者にたいし扶養が困難な理由を説明する責務を課す生活保護法改悪を準備しています。中庭議員は言います。「いまでも水戸市は生活保護申請の相談者の半数しか申請を受理していません。親族に扶養調査がいくことを知り、辞退する人もいます。扶養義務が強化されれば、必要な人が保護を受給できず、餓死や孤独死がいっそう多発する可能性がある。法改悪はやめるべきです」
生活保護と扶養義務 扶養義務者による扶養は生活保護受給の前提条件ではありません。親族が扶養義務を果たさなくても受給できます。ただし扶養義務者から送金があれば保護費は減額されます。
税金を人々の生活を支えるために使おうとせずに、「生活はおまえら家族で支えあえ」と突き放すのが現在の自民党政府の国民虐待政策の何本もあって数えきれない矢の一本です。
家族同士の支えあいを前提にすることを当たり前と「うっかり」思う人もいるでしょう。家族同士の支えあいが絶対に不必要と言うのではありませんが、自民党の論理はおかしいです。
自民党の論理を認めたら、貧しい親、あるいは引退した親の生活の面倒を一生見よ、貧しい子どもの生活の面倒を一生見よ、ということになります。あるいは、離れ離れに生活している兄弟親戚の生活の面倒を見よと突然お政府様やお自治体様があなたに命令してくることになります。その場合、あなたの生活は成り立つでしょうか。誰もが働いて税金を納めてきたのです。自民党政府はその税金を活用しようとするのではなくて、国民に一生たかり続けると言っているのに等しいのです。
では、税金とはなんのために払うのでしょうか?負担増ばかり求める政治に対してはそう強く反問しなければ、国民の生活は自民党政府のために食い荒らされるばかりでしょう。
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[C19061]
- 2013-05-19
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との疑問をナマポ叩きを繰り返しているネット住民にぶつけてみると、多少はおかしいと思う人が増えてくるかもしれません。自分が生活保護を受ける立場にはならないと思う人でも、誰かの援助をしなければいけない立場になるかもとは思うでしょうから。