2014-05-04
■プレゼンで使う奇麗な写真が手軽に撮りたいならこれを買おう
昨日は「初めての企画・プレゼン塾」の最終回でした。
そのなかでプレゼンのテクニックとして、「アイキャッチになるような写真を撮れ」というものがあるのですが、そこでさらっと紹介した機材をこちらでも紹介しておきます。
プレゼンで使うようなアイキャッチ写真の場合、重要なことは三つです。
- 雰囲気が出てること
- 目的がハッキリしてること
- 拡大に耐えること
iPhone5Sのカメラもかなり高性能になってきていますが、どうしてもレンズが小さいので、プレゼンで大きい画面に映すような用途にはまだ不向きです。
そこでどうしてもデジカメを持ち歩くことになります。
RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175740
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: Camera
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まず入門用としてお勧めしたいのがRICOH GR。
人気のあったGR Digitalシリーズを大幅にバージョンアップして無印のGRとなったこのカメラは、現時点で手に入る最高のスナップカメラのひとつです。
APS-Cになったことで泣き所だった暗所や室内の撮影もクリアーし、内蔵されたフィルターを使うことで簡単に雰囲気のある写真を取ることが出来ます。
たとえばこれはスウェーデンのウィズビーで撮影した一枚。ブリーチバイパスというフィルターを使っています。
写真の場合、常に雰囲気のいいロケ地の気候や天候に恵まれるとは限らないので、簡単に雰囲気を変えられるフィルターを使えるのはとても便利です。
フィルター無しでもここまで奇麗な色が再現できるのはGRならでは。
風景写真や食べ物の写真を撮るのにはもちろん、人物スナップ的な写真にも向いています。
コンパクトサイズなので鞄に入れっぱなしにできるのも大きな魅力です。
僕はたいていの場合はこれを持ち歩いています。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII ボディ
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: Camera
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Carl Zeiss Planar T*1.4/50 ZE (キャノンEF)
- 出版社/メーカー: コシナ
- 発売日: 2009/01/13
- メディア: Camera
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Canon フォーカシングスクリーン Eg-S SCREEN-EGS
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: 付属品
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EOS 5D MarkIIとコシナのカールツァイスの組み合わせは僕がかれこれ5年以上愛用しているセッティングで、やり始めた頃はキヤノン用のマウント(ZE)がなかったのでZF(ニコン用)をマウントアダプターで変換して使っているのですが、今はZEも出てるし、5D MarkIIなら中古なら10万円台で買えるので、これ全部買っても30万円以下で揃えられると思います。
このセットは露出優先モードで使うのが大前提。ただしマニュアルフォーカスになります。
最初はマニュアルフォーカスで苦労するでしょうが、ライブビューなどを組み合わせるとピントがあわせやすくなりますし、フォーカシングスクリーンを交換することで、明るいレンズでのフォーカスがやりやすくなります(そのかわり、暗いシーンは難しくなる)。
この組み合わせで撮るべきものは何と言っても人物。つまり究極のポートレートカメラだと思います。
標準レンズと言われる50mm/F1.4は、35mmレンズ全盛の現代ではやや狭く感じますが、きちんと距離をとって撮影すればその描写は他に代替できるものがないほど。
美しいボケ足に紙の厚さほどしかないとも言われるシビアなピント。
上手く撮るのは難しいですが、それだけに上手く撮れたときはこれ以上ないほどの喜びがあります。
50mm/F1.4はやや狭いといっても標準レンズなので、撮影の自由度はポートレートに限らず、風景やスナップショットなども撮れなくはありません。
とにかくカールツァイスは色がいいです。
僕の好みというのもあるかもしれませんが、やっぱり欲しい色が出るんですよね。
それが85mm/F1.4に交換すると、これはもう完全にポートレート専用カメラの様相を呈してきます。
これで奥さんやお子さんの写真を撮れば(テクニックは必要ですが)、家庭内カメラ警察も一発で黙るというシロモノです。
ちなみに動画撮影もできます。
これもEOS 5D MarkIIで撮影した映像です。
そしてラスト
究極の一台がこれです。
SIGMA デジタルカメラ DP1Merrill 4600万画素 FoveonX3ダイレクトイメージセンサー F2.8
- 出版社/メーカー: シグマ
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: エレクトロニクス
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今回紹介したカメラの中ではもっとも安く買えますが、もっとも扱いが難しいカメラです。
癖があります。シャッターラグは大きく、電池持ちは悪く、暗いところでは三脚なしにはちゃんとした写真を撮ることは出来ません。しかしそれでもなお、このカメラを使うべき理由がただ一つあります。それは圧倒的な表現力です。
僕は基本的に常にカメラはJPEGで保存してRAW現像などはしないで使います。けれどもSIGMAのカメラだけは、絶対にRAWで撮影して現像します。
それがこのカメラのポテンシャルを引き出す唯一の方法だからです。
SIGMAのカメラだけに許された、ダイレクトイメージセンサーFoveonを使った圧倒的な4600万画素。カメラとレンズが一体化しているため、極限までチューニングされたレンズとイメージセンサーとのマッチング。撮影には苦労しますが、それだけにドンピシャで撮れたときの喜びは素晴らしいものになります。
フィルムカメラのような繊細かつ精緻な色表現が可能で、画角はGRと同一ながら、表現力の方向性が全く違います。
GRは気軽にシャッターを押せるという点で常時持ち歩きたいカメラですが、DP1は朝、鞄に入れる時に「よし、"作品"を撮るぞ」という気合いを要求されるカメラです。
DP1をもち歩くというのは、ただのカメラを持ち歩くのとはワケが違います。
DP1の撮影条件を満たすために歩き、DP1の撮影のために立ち止まり、DP1の撮影結果の確認のために待つのです。
だから家族旅行とかで持って行く唯一のカメラがDP1というのは全くいただけません。あとで非難囂々なのは目に見えています。
ポートレートにもあまり向きません。シャッターラグが大きいからです。データも巨大なので、HDDに十分な空き容量がないと現像も苦しいです。
それでも敢えてDP1を持ち歩き、ポートレートに挑戦し、風景を切り取り、スナップ写真を撮る。そこに男の美学があります。そんじょそこらのデジカメとはシャッターの重みが違うのです。
中判カメラのハッセルブラッドは標準状態ではフィルムが12枚分しか入りません。だからこそ、この12回のシャッターに命を賭けるわけです。
DP1はさすがに12回しかシャッターが切れないということはないものの、撮った後のデータが巨大かつ見るのが大変だし、電池も切れやすくなので、自然とむやみなシャッターを控えるようになります。一撮入魂、これがDPシリーズを扱う者に暗黙的に求められるお作法です。
ですから万人にお勧めできるカメラではありませんが、いつかは挑戦する価値のあるカメラだと思います。
ちなみに画角違いでDP2、DP3というものもあります。
SIGMA デジタルカメラ DP2Merrill 4600万画素 FoveonX3ダイレクトイメージセンサー F2.8
- 出版社/メーカー: シグマ
- 発売日: 2012/07/12
- メディア: エレクトロニクス
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DP2のMerrillは買っていないのですが、一つ前のDP2は愛用していました。50mmの画角です。
これも独特の色表現は健在で、画角がただ50mmになっただけです。
ただし、解放値がF2.8と明るくはないので、CarlZeiss 50mm/F1.4+EOS 5D MarkIIのような大きなボケはできません。
というわけで、プレゼンにはアイキャッチ写真が欠かせません。
みなさんの相棒カメラ選びの参考にしてみてくださいね
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