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【プロ野球】

進化する二刀流 大谷、早くも3勝

2014年5月5日 紙面から

日本ハム−オリックス お立ち台でちびっこのインタビューを受ける大谷=札幌ドームで(北波智史撮影)

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◇日本ハム5−4オリックス

 日本ハムが今季初の5連勝で勝率を5割に戻した。1回に佐藤賢の2点三塁打とミランダの適時打で3点を先制。2、4回には大引の適時打で1点ずつ加えた。大谷は6イニング2/3を4失点で3勝目。オリックスは4連敗で首位から転落した。

     ◇

 苦しみながらも工夫の投球で、日本ハムの大谷が昨年に並ぶ自己最多タイの3勝目を挙げた。お立ち台。「こどもの日」を前に、地元北海道の小学生にヒーローインタビューを受け「胸を張れる投球ではなかったですけど、打線と守備に助けられました」と照れくさそうに仲間に感謝した。

 登板前のブルペンから状態は悪かった。変化球が定まらず、捕手・大野と直球で押すと決めた。前回登板のロッテ戦。初回3失点を許し、初黒星を喫した反省もあり、厚沢投手コーチには「初回からぶっとばしていけ!」と尻をたたかれた。

 1球目から全力で剛球をビシビシ投げ込む。3回2死、伊藤の初球にスライダーを投げるまで、初回からの24球はすべて直球。7回2死で降板するまでの全93球中、77球が直球だった。150キロ超は47球、最速156キロと力でねじ伏せた勝ち星だ。

 今季2度目の中6日先発は、その間の投球練習を前回の1度から2度に増やして結果を出した。自身の勝利でチームは5割復帰。二刀流右腕は「日本一になれるように頑張ります」と高らかに宣言した。 (水足丈夫)

 

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