阪急交通社は11日、米アリゾナ州のグランドキャニオンで現地時間の6日、同社のツアーに参加していた福岡市の無職の男性(76)が行方不明になったと発表した。事件と事故の両面で現地警察が捜索している。
同社によると、ツアーの参加者は添乗員1人を含む26人で、男性は知人男性(76)と2人で参加。日本時間の3日に羽田空港を出発し、ロサンゼルス市(カリフォルニア州)やモニュメントバレーなどを回った後、11日に帰国する予定だった。
グランドキャニオンには現地時間6日午後3時半ごろに到着し、午後5時まで自由行動だった。知人と行動していた男性は、4時45分ごろに集合場所のロッジ付近まで戻ったが、時間が余っていることから峡谷とは反対方向に1人で歩いて行った。その後、集合時間になっても現れず、添乗員らが周辺を捜したが見つからなかったという。
阪急交通社、グランドキャニオン