[書評]7カ国語をモノにした人の勉強法(橋本陽介)

 書名に惹かれて「7カ国語をモノにした人の勉強法(橋本陽介)」(参照)という本を読んでみた。面白かった。かなり同意できる内容だった。
[cover]
7カ国語をモノにした人
の勉強法
 書籍の名称は、たいていは出版社や編集者が付けるものだ。よく書評なのでは書名についていろいろと評が付くこともあるが、そういう場合、著者というのは困惑するしかない。とはいえ、この書名については、嘘があるというわけでもない。では、モノにしたという「7カ国語」は何か、とまず見ていく。

 私はこれまで言葉と文学に関する研究を行いつつ、数多くの外国語を学んできました。母語である日本語の他に、中国語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語を習得し、まだ習得には至りませんが、韓国語などを学んでいます。

 「7カ国語」は、日本語を含めて、中国語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語ということだろう。
 韓国語についてはかなり謙遜されているので、逆に言えば、他に上げられている言語の習得度はかなり高いのではないかと思われる。それに加えて、よく多言語者の言語カウントに多いロマンス系の語が少ないこともその信頼性を高めているだろう。フランス語とスペイン語が混乱したという挿話も本書には含まれている。
 また、中国語が筆頭に置かれているのも興味深い

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2014/05/04



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