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シェールガス 関連産業が活発化5月5日 4時17分
アメリカでシェールガスと呼ばれる天然ガスの生産が急速に拡大していることから、日本のメーカーの間で掘削や運搬に必要な材料や素材の増産が続き、関連産業の動きが活発になっています。
アメリカでは掘削技術の向上でシェールガスと呼ばれる地下深くにある天然ガスの生産が急速に拡大し、ガスの運搬に必要なパイプラインやタンクの建設など関連産業の市場規模は、日本円にして40兆円に上るとされています。
市場規模の拡大によって、鉄鋼の国内最大手「新日鉄住金」ではシェールガスの掘削に必要な継ぎ目の無い特殊な鋼管のフル生産が続いています。
また、繊維大手の「三菱レイヨン」はガスを運搬するタンクの強度を増すために使われる炭素繊維の出荷量が昨年度は前の年に比べて20%ほど伸びました。
さらにシェールガスの生産拡大で、アメリカの天然ガスの価格が割安となっていることから、化学大手の「信越化学工業」がガスを原料とするエチレンの生産工場をアメリカ南部ルイジアナ州に建設する計画を打ち出すなど、日本のメーカーの間で関連産業の動きが活発になっています。
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