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火星到達を目指すSpaceX、ブースターロケットの「軟着陸」実験に成功

ロケットの着陸技術の向上は、開発コストの大幅な削減につながり、宇宙開発を大きく前進させる。SpaceX社のCEOイーロン・マスクは、4月に行った着陸実験の成功について自ら展望を語った。

 
 
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TEXT BY ADAM MANN
PHOTO BY SPACE X
TRANSLATION BY SARA MIKATA

WIRED NEWS (US)

Space Xのロケット

4月18日にファルコン9ロケットは国際宇宙ステーションへ向かうミッションのため発射された。その1段目が地球へ帰還し、SpaceX社初のソフトランディングを成功させた。

宇宙の果てまで旅していたロケット、SpaceX ファルコン9のブースターが無事地球に帰還。着陸用の脚をのばし少しホバリングしてから、着地を成功させた。この「ソフトランディング」は、宇宙へのフライトにかかる費用を劇的に軽減させ、将来火星にロケットが着陸できる可能性を秘めている。

ただ、実際の着地点が大西洋であった為、SpaceX社のロケットは陸地に辿り着けた訳ではない。海に堕ちた直後に嵐による高波にさらわれ、船での引き上げは間に合わなかった。しかし、数カ月以内には再度成果を出すつもりだとSpaceX社は期待を高める。

「着地を重ねるごとに精確さは増していくでしょう。すべてがうまく行けば年末にはケープカナベラルの発射台への着地が成功できると前向きに考えています」と、SpaceX社の設立者で起業家のイーロン・マスク氏は4月25日に開催された記者会見で語った。

※この翻訳は抄訳です
 
 
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