【楽天】AJ「会心の一撃」3戦5発!史上初日米キングへ11号
2014年5月4日6時0分 スポーツ報知
◆楽天6─5ソフトバンク(3日・コボスタ宮城)
楽天ファンで埋まった左翼席にジョーンズの打球が飛び込んだ。初回2死三塁、中田から10号2ラン。「会心の一撃だったよ」。4回無死一塁からも11号2ランをたたきこみ、パ・リーグ本塁打トップに躍り出た。
これで5月に入って3戦5発。基準値を上回っていた統一球が「飛ばないボール」となっても関係ない。星野監督も「弟か兄貴かが、米国から来たみたい」と別人説を唱えるほどだ。今季23安打のうち11本が本塁打。二塁打3本を含め、半数以上が長打だ。4月は打率1割7分3厘も、この日は昨年9月22日以来、来日3度目の猛打賞もマーク。打率2割に乗せた。
チームは5位に低迷しているが、自信は失っていない。「いい野球をすれば、必ず結果がついてくることを我々は知っている」。メジャー時代に14季連続地区優勝を、そして昨年は日本一を経験した男の言葉だ。
4番の活躍で借金を3に減らしたが、星野監督に笑顔はなかった。「今までの分は取り返してない」。ちなみにメジャーで本塁打王に輝いた助っ人は、AJを含めこれまで6人。だが、日米両国でキングに輝いた選手はいない。(畑中 祐司)