【日本ハム】中田「気持ちよかった」3戦連発!主砲活躍で4連勝
2014年5月4日6時0分 スポーツ報知
◆日本ハム8─2オリックス(3日・札幌ドーム)
豪快に振り抜くと、打球はバックスクリーンへ届いた。1点を追う初回2死三塁。中田に3試合連続の逆転8号2ランが飛び出した。「今年に入って一番よかった。あれが自分本来の打球。一番深い所に入ったし打っていて気持ちよかった」
自身4度目、今季2度目となる3戦以上の連続本塁打。4日は2010年に記録した自身最多の4試合連続弾に挑む。
3回には無死一、三塁で、ディクソンの低めの変化球にバットの先で当てただけの打球が、三塁線へ転がり適時内野安打となった。今季初の札幌Dで上がったお立ち台では「やっとセーフティーバントが成功したなと思った。狙った? もちろん」とおどけ、球場中を沸かせた。これで打点もリーグトップに1差に迫る22打点だ。
強い覚悟を持ち戦っている。4月中旬に稲葉が左膝の手術で、1日の試合中には小谷野が負傷でと、ベテランが相次いで戦線離脱した。自身も昨季終盤に死球による左手骨折で長期離脱。戦えないもどかしさは十分に痛感している。「個人的にも気持ちは分かる。一番悔しいのは本人たちだと思う。元気になって戻ってくるまで、いい位置にいるよう、チームを引っ張っていきたい。そういう責任が僕にある」
チームは今季初の4連勝で借金を1まで減らした。栗山監督は「一気に流れを変えてくれた」と主砲を評価した。「何試合連続本塁打とかは気にせず、勝ちにつながる長打を打ちたい。何としても勝って勝って勝ちまくりたい」と背番号6。中田のバットが、チームを上昇気流に乗せる。(後藤 亮太)