安倍首相:ISS若田さんと交信 日本人初の船長就任祝う

毎日新聞 2014年04月10日 22時55分(最終更新 04月11日 05時51分)

国際宇宙ステーションで船長を務める若田光一宇宙飛行士と交信し、手を振る安倍晋三首相(中央)ら=首相官邸で2014年4月10日午後9時31分、小川昌宏撮影
国際宇宙ステーションで船長を務める若田光一宇宙飛行士と交信し、手を振る安倍晋三首相(中央)ら=首相官邸で2014年4月10日午後9時31分、小川昌宏撮影

 安倍晋三首相は10日夜、首相官邸で、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一さん(50)と交信し、日本人初の船長就任を祝った。

 安倍首相は「日本人が船長として活躍し、その方と話ができるとは夢にも思っていなかった。本当にうれしい」と話した。若田さんは「船長に任命されたのは、日本実験棟きぼうなどの運用実績を通して、各国から得られた日本への信頼の証しだ」と応じた。

 交信には、キャロライン・ケネディ駐日米大使も参加し、若田さんとツイッターで交流していることを紹介。「ISSはさまざまな国が人類のために協力できることを示す手本だ」と述べ、宇宙開発での日米協力の成果を評価した。

 若田さんは5月中旬に地球に帰還する。【大場あい】

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