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『蛇にピアス』(集英社)

 19歳の時、『蛇にピアス』(集英社)で芥川賞を受賞した金原ひとみ。同じく19歳だった綿矢りさとの同時受賞で脚光を浴び、一躍人気作家の仲間入りとなったが、金原は2012年春にフランス・パリに2人の子どもと集英社の編集者である夫を連れて移住。最近では仕事をしている気配もなく、関係者の間では、現在の懐事情を心配する声も上がっているという。

「2011年に、自身の育児経験をもとにつづった長編『マザーズ』(新潮社)以来、新作は出ておらず、エッセイなどの連載もない状態です。『マザーズ』は、昨年末に文庫化されましたが、重版は一度もかかっていないと聞きました。初版は2万部ほどといわれていますが、人気作家・有川浩などは初版20万部刷ることを考えると、読者もどんどん離れているようですね」(出版業界関係者)

寡作の金原だが、書かなくなった理由には次のような声も。

「とにかく感情の起伏が激しいんですよ。彼女のそんな性格に懲りてしまった担当編集者が、二度と執筆依頼をしたがらないというのが実情のようです。集英社でデビュー当時から金原を担当している夫でさえ、いまだ手なづけられず、執筆を促すことは難しいんだとか」(文芸誌編集者)

その扱いにくい性格により、人気作家の地位から離れつつあるという金原だが、それではどうやって生活の糧を得ているのか?

「夫は基本的にパリで一緒に暮らしているようですが、日本へも仕事のためによく戻ってきており、しっかり稼げているみたいですよ。また、父親も法政大学社会学部教授で、翻訳家として著名な金原瑞人氏。この2人に支えられているので、金原自身は書かなくても暮らしてはいけるのでは」(同)

 書かなくなった作家は、すぐに忘れ去られてしまうもの。金原の最新作が世に出ることに期待したい。

『蛇にピアス(集英社文庫)』 一番の驚きは「日仏往復生活で稼げる集英社社員」 amazon_associate_logo.jpg
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