秋元康氏　指原１位に「困った」…アイドル王道は前田敦子

トークショーを行った中田英寿氏（左）と秋元康氏＝大阪・グランフロント大阪「ナレッジキャリタル」

　ＡＫＢ４８グループの総合プロデューサー、秋元康氏（５６）が３日、大阪市内で元サッカー日本代表の中田英寿氏（３７）との対談イベントに出演。ＨＫＴ４８・指原莉乃（２１）やＮＭＢ４８・山本彩（２０）ら最近のバラエティー系センターの活躍が想定外だったことを明かした。

　秋元氏は「僕の中でアイドルの王道イメージは前田敦子だった。ボケたりはしない」と説明。このため昨年ＡＫＢ総選挙での指原の１位獲得時を「その瞬間に困った。当初用意していた曲も王道だったし」と回顧。「おもしろい系（指原）がきてしまい、まずは皆で踊れる楽しい曲にしないといけなくなった」と、指原をセンターに据えるために、７０〜８０年代のディスコなどをイメージしながら「恋するフォーチュンクッキー」に曲を作り直したことを明かした。

　また大阪でＮＭＢ４８を発足させる際には、桂文枝（７０）や島田紳助さん（５８）から「大阪でアイドルは育ちにくい」と助言を受けていたことを紹介。秋元氏も、アイドルらしからぬ余計な笑いに走らないか、気になっていたという。

　ただ、フタを開ければ山本が堂々とＮＭＢ４８のセンターを張ってファンを獲得。秋元氏は「あの子、かわいいのに、何か振られると必ずボケたがって、ズルッとこけようとしたりするからね」と苦笑い。こちらも秋元氏には想定外の活躍だったようだ。