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【プロ野球】

阿部 今季初タイムリー

2014年5月4日 紙面から

◇巨人9−5中日

 中日は先発の岡田が誤算。1回2死から2四球を挟んでの6連打で6点を奪われた。中日もその裏5点を返したが、その後も着実に加点した巨人が14安打で打ち勝った。巨人は今季最多の貯金7。大竹が4勝目。中日は今季ワーストの5連敗で借金5となった。

      ◇

 阿部がホッとした表情でつぶやいた。「遅すぎた。何試合目だよ」。1回2死満塁から左翼線に先制の2点適時二塁打。自らの安打で走者を迎え入れるのは、今季29試合目にして初めてだった。

 2死から長野、アンダーソンが連打し、村田が四球を選んだ。「みんなでつないでくれた。なんとか続いていければ」。1ボールからの2球目を無心で振り抜く。「シュートか真っすぐか分からないけど、良いところに飛んでくれた」。これまでは押し出し四球と犠飛、ソロ本塁打4本で計6打点。ようやくタイムリー欠乏症を解消し、「1本出て良かったよ」と胸をなで下ろした。

 後続も続く。ロペスが四球でつなぎ、橋本、投手の大竹、打者一巡した片岡と3連続タイムリーヒット。主砲が火を付けた初回の攻撃は実に24分間にわたり、一挙に6得点した。

 原監督も「村田、阿部、ロペスがつなげてくれるとビッグイニングになるね」とほくほく顔。直後に5点を返されたが、長野と村田の本塁打などで2〜4回に1点ずつ加え逃げ切った。

 阿部は1日のヤクルト戦(東京ドーム)で、開幕前にも悩まされた首痛を再発させ、途中交代していた。この日の出場が危ぶまれながら、元気に先発して2安打2打点。いまだ打率2割3分2厘と低調だが、原監督は「呼び水になるでしょうね」と復調を予言した。

チームは9連戦の初戦をとり、首位・広島と1ゲーム差。シンノスケの復調がさらなる上昇気流を生む。 (小林孝一郎)

 

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