中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

中田負けた 開幕6連勝ならず

2014年5月4日 紙面から

◇楽天6−5ソフトバンク

楽天−ソフトバンク 1回裏2死三塁、楽天・ジョーンズに左翼へ先制2点本塁打を浴び、肩を落とす中田=コボスタ宮城で(佐藤雄太朗撮影)

写真

 楽天はジョーンズの2ラン2発が効いた。1回に3試合連発となる先制の10号、4回は2打席連続の11号が飛び出した。塩見は6イニング1失点で2勝目。ソフトバンクは8回に1点差まで迫ったが及ばず開幕6連勝を狙った中田が初黒星。

      ◇

 タカの無敗男、中田も人間だ。もとより針の穴を通す制球で勝負する方ではない。それにしても、失投が多かった。1点ビハインドの4回無死一塁。4球目、内角狙いの直球が真ん中へ。「投げきれなかった」と悔やんだ中田。ジョーンズの打球は2打席連続アーチとなって左翼席に消えた。

 1本目、初回2死三塁での移籍後初被弾も失投。外角狙いのスライダーが甘く入った。試合前時点で打率1割9分、9本塁打の打者。勝負はしても一発回避が鉄則だ。「4番打者にああいうふうに持っていかれたら…」。2発のダメージは失点分以上。ジョーンズに限らず逆球は痛打され、四球で自分の首を絞めた。

 「甘かった。コースも高さも」。5回、被安打9、5四球、6失点は全て移籍後ワーストで初黒星。西武からダイエーに移った1995年の工藤に並ぶフリーエージェント移籍初年度の開幕6連勝を逃した。チームも首位奪回に失敗。秋山監督は「(ジョーンズの)2本目がいかんな。しっかり投げ切らないと」と中田に注文した。

 初回1死を取った時点で、通算1000投球回に達した。5回終了時の花束贈呈では表情に困った。「何とか(修正を)と思っていたけど…。次回は直さないと」。エアポケットに陥ったかのような5月初登板。次が大切だ。 (森淳)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ