A CUP OF JOE vol.3

INDIES ISSUEで連載している”A CUP OF JOE”のvol.3 ( 前号掲載 ) を5/11までUPさせて頂きます。WDsoundsのアルバムを出すというCPFとのプロジェクトに関しては、余計な説明を書くよりも、これを読んでもらった方が良いかなと何となく思ったので。。。

CREATIVE PLATFORM x WDsounds “5014CompMostWANTED” : http://creative-platform.org/?page_id=220

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2014。
そんな事もなかったのかも知れない。毎週の様に会っていたグラフィテーライター ( ? ) に女と薬を理由に一方的に友達関係を打ち切られて始まった2013年。その日の夜に遊びに来たfebbが即答とその夜に作る事を決めたアルバムが2014年の今、リリースされる。”超える事の出来ない壁を越える。”その際に重要な事のほとんどは決定する事。多くの人が省みる事ばかりを気にする。最高の上の上を目指す。大抵の事は混沌としていて、とてもシンプルだ。SEASONはいつだって訪れる。

OVERALL ” ALL OVER ” と書かれたCD-Rを再生する。OVERALLの色とペースで彩られた世界と街が繋がる。ゆるやかで壮大な街の出来事。スキップしたり、ストンプしたり。鼻歌混じりにHARD TIMESもOVER出来るんじゃないかな。この街と地続きの架空の街から届いた音楽の様に思える。

NEO TOKAI。RACOON CITY。TYRANT。
自分達の地図は自分で書けば良い。NEO TOKAIの地図はTHE METHODにある。

3 WISHES

地位を捨てる
名誉を捨てる
金 金 金

- ATOS ONE

2013年の最後の夜の記憶はおぼろげでいて鮮明だ。丸美アウトサイダーズが。RCslumが、毎日毎夜いる街、O.F.T.で過ごした夜の記憶。FOOT CLUBの素晴らしくDUMBなDJ。ATOSONEとBLOCKCHECK。FOOT CLUBのMIXを聴くと、また新たな風景が目に浮かぶ。SEMINISHUKEIとRACOON CITY。丸美観光ビルの夜の話は、RCslumの誰からの作品でまた聴けるだろう。CAMPY&HEMPYのあの曲の様に。次にあのビルに行く時はHIRAGENに会いたい。きっと会えると思う。

TYRANTが最初に東京に来たあの夜。俺はいなかったけど、名古屋の丸美観光ビルに初めてLIVEしに行った日は、ONE-LAWもBESもSEMINISHUKEIも一緒だったんだ。

いつもの様に手紙を書く。読みかけの本のページを何気なくめくる。

・不老不死
・金玉満堂
・絶対変態
ですかね?

- B.D.

言葉や音楽の表面的な部分に頼る事無く、それらを正しい使い方で操り、言葉を発し、物語が始まる。”balance” と題されたそのアルバムは、目に見えるものだけなく、生活様式であったり目に見えない部分も含めた、街の、東京の文化を本来の姿が見える様に削り出した作品。庶民的な遊び心に溢れた江戸の版画の様だ。バランスを守る為だけに行われる祭りを描いた諸星大二郎の漫画を読んだ。目に見えない存在 / 世界との綱引き。バランスを保つという事の先に目的はしっかりと存在する。それを見据えた言葉と音の表現は”粋”の一言に尽きる。B.D.は街に愛されたラッパーであり、街にいる。変わらない事がそこにある。2013年から14年へと続いて行く様に、当たり前の様にこのアルバムのリリースを祝おう。

久しぶりに会った友達と昔から知ってる友達。見慣れた様で見慣れない光景。良い一日。悪い一日。終わりがあるのなら受け入れて、楽しい方向に行けばいい。コンビニ前の夜は90年代だったらだうか。00年代。2014。今も5丁目にあの夢はある。
そう言えば、96年頃のDAMON DASHのストリートネームは”YOUNG FRESH TO DEATH” だったらしい。

1.スタジオをゲットできたら
2.young’n
3.BLINGをゲット

- ERA

ERAが2013年末にSOUNDCLOUD上で公開した音源 “So Many” 。その前に公開された楽曲。レコード店に並んだ音源。編集され作られた映像。UNCUTの画像と音。手渡しのCD-R。送られて来るデータ。それらのアーカイブが続いて行く。フォーマットは変われど、話される話に変わりはない。それは続いて行く。この街では2014年のERAの動きはHOTだということを伝えておきたい。

過大な表現と安っぽい既製品。それよりも毎日にある珈琲や煙草に砂糖の様な嗜好品にこそある魅力。それを伝える事の方が普遍的に感じる。矛盾に満ちていて、とても一貫性があって、魅力的な表現はえぐくて、スムースだと思う。

ひとつ
いい感じに暮らせる金

ひとつ
RCの自家用ジェット

ひとつ
一生安泰

- MIKUMARI

2013年MIKUMARIを知るものには、アルバム”FROM TOP OF THE BOTTOM” は大きな事件だったのでは無いだろうか?そこには縦にも横にも路が名古屋の街のペースで張りめぐらされた中を、何時もの様にしかめたり、笑ったりしながら、颯爽と、重い足取りで動く何十年にも渡る何かがとてもFRESHな状態で、とてもSTINKYに詰め込まれている。
何か、いつもふっと聴きたくなり。吉祥寺ワープはKHAZZとハラクダリも含めて最高過ぎました。

人が教えてくれたYOU TUBEを無作為に気分で見たり。人が教えてくれたレコードや本を探したり。誰かに電話したり、街で偶然会ったり。今日がどんな一日になるか何て分からない。そう思ってMINOR THREATの歌詞に目を落とすのも良いかもしれない。

1. すぐ海に遊びにいける場所に住む
2. 毎朝茶碗蒸しが朝食に出る
3. Champion社を買収

- MASS-HOLE

そういえばこの間、会ったMASS-HOLEはCHAMPIONのパーカーを着て、CRO-MAGSのキャップを被っていた。そんな奴の作る音楽が面白く無い訳無いと思う。

CRIMINAL DREAM。HEAVYだけど笑える夢を、痛い事が分かっていてもそのままに吐き出す様な言葉。手紙じゃなくて、TEXT MESSAGEっていうのが何か新鮮で照れる。

1. このまま誰も居なくならずに、止まらず行けること
2. 誰もが能力を発揮出来るGood Life
3. 後、一生何回でも願い事が叶う事(笑)

- KING104

何も変わらない様に見える、昼や夜の街の中は常に騒がしい。その中で大声をあげる。全ての衝動を真っ直ぐに無茶苦茶な話のまま曲として、LIVEとしてざわつかせる。よく見かける最高の瞬間を普通に繋いで行く。
次の曲が聴きたい。

“Dreaming, dreaming,
here I am dreaming again.
Dreaming, dreaming,
I’m in a deep dream again.
Sleeping, sleeping,
it’s time for me to wake up.
Oh no matter how I dream, it always me cry.
Oh no matter how I dream, it always makes me cry.

Dreaming, dreaming,
Dreaming, dreaming,
Dreaming, dreaming”

- SUN RA “dreaming”

1. 60′sのジャマイカでSKA DANCE
2. Frank Sinatraを見る
3. Modern Familyの親戚になる

- THE SNIGGLERS

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