iPhoneからGoogleアナリティクスのアクセス解析レポートをこまめに見ようと、ここのところApp Storeでアプリを物色していました。
種類が多く、機能もいろいろで選びあぐねていたのですが、結局、見たいディメンションまたは指標ごとに、4本のアプリを使い分けることに落ち着きました。その4本を紹介します。
Analytiks:インフォグラフィックス風で楽しい。状況の比較がわかりやすい
モザイクをかけると何のこっちゃという感じになってしまいますが、「Analytiks」は、主要な指標をインフォグラフィックス風の美しいレポートとして表示してくれるのが特長のアプリです。
その代わり、見られる指標や期間は限定されていて、当日、よび当月のPV、前日/前月との比較(前日/前月のが当日/当月の±何%かを同日時刻までのデータで比較している模様)、Facebook、Twitter、Googleからの誘導の比率、ビジター(訪問数)です。
iPhoneからレポートを見るとき、とりあえず知りたいのはPVと、「昨日と比べてどんな感じか?」というところであることが多いので、このアプリはちょうどいいレポートを出してくれます。表示が高速なのもありがたいところ。
画面右上のグラフのアイコンをタップすると、ユーザーの国別データ、ブラウザやOSの比率、平均滞在時間、主要な参照元やキーワードといったデータが、これまたインフォグラフィックスとして表示されます。
この表示が、とても気に入っています。それほど重要ではないけれど、大雑把には把握しておきたい指標が、美しいインフォグラフィックスとして生成され、実に都合がいい。
さらに、最初の画面でiPhoneを横にすると、レポートがソーシャルメディア(Twitter、はてブ、Facebook)からの誘導数比較グラフに切り替わります(回転をロックしていると切り替わりません)。
Analytiks – Google Analytics website stats, infographics, social media
カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化
Analytics Tiles App:カスタマイズ性が高い、グラフィカルなダッシュボード
PV、訪問数、新規ユーザー率、平均滞在時間、ページ/セッション、参照元、キーワード、などなど、Googleアナリティクスの主要な指標を、タイルとして表示できるアプリです。無料(期間限定?)。
タイルは16枚まで同時表示でき(つまり16の指標を同時に表示でき)、タイルをタップすることで、各指標の深掘りも可能。また、当日、前日、週次、月次など、レポート期間の切り替えが簡単なのもいい点で、レポートの表示も高速です。
重要な指標を並べておき、iPhoneからざっとチェックするという使い方に、適しています。Analytiksでは見られない指標を確認したいときには、こちらがベストチョイスですね。
深掘りの深さに限度がありますが、Analytics Tiles Appの手に負えないレベルで細かく見たければパソコンからGoogleアナリティクスにアクセスすれば問題ないでしょう。
Analytics Tiles App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
Realtime:リアルタイムのレポートに特化したアプリ
リアルタイムのレポートの表示に特化したアプリです。無料版では見られるデータの種類が限られますが、アプリ内課金(200円)により、ユーザー属性やページなどのレポート表示が可能になります。
「現在どのようにアクセスされているか?」をざっと把握でき、なかなか重宝します。リアルタイムだけに、レポートの表示も高速です。
Realtime for Google Analytics Real-Time
カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化
Analytics for iPad:細かな分析もiPhoneで可能に
「〜for iPad」という名前ですが、iPhoneでも使えます。横画面のみで、動作が遅いのが難点ですが、WebのGoogleアナリティクスのレポート同様、細かな設定や分析が可能なのが魅力です。無料。
というか、Googleアナリティクスのサイトをそのまま持ってきているようですが……。期間を細かく設定して前期間と比較するとか、ほかのアプリでは不可能なこともできるので、入れておくと、ときどき役立ちます。
Analytics for iPad – Google Analytics made easy
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス