時代を超えて楽しめる“笑いの芸術・狂言”をもっと身近に
中山 ここからは和泉流狂言師の小笠原匡さんにお話を伺います。リスナーの中には狂言に馴染みの薄い方もいるかと思いますので、まずは狂言について教えてください。
小笠原 狂言は今から650年前に日本で誕生した「笑っていいお芝居」です。現在に至るまで一度も途絶えることなく伝承されており、世界ユネスコ無形文化遺産として我が国で最初に認定を受けています。
もっと平たく言うと、現代の漫才やコント、新喜劇などのルーツにあたり、時代を問わず楽しむことができます。
中山 狂言を通じてどんなことを伝えたいですか。
小笠原 世の中が殺伐としている中で、「今日を精一杯に生きよう」「嫌なことも笑い飛ばして元気になろう」というメッセージです。もともと狂言は中世の戦乱期に生まれ、我々の先祖が育んできた「笑いによる芸術」ですから、気軽に楽しんでほしいですね。
中山 小笠原さんからイベントの告知があるそうですが、最後にお願いします。
小笠原 6月21日(土)に大阪能楽会館で、野村万蔵家を母体とする「萬狂言(よろずきょうげん)」の大阪公演が行われます。日本の長い歴史の中で培ってきた笑いの芸術・文化に触れていただきたいですね。
私の師で人間国宝の野村(萬)氏も出演しますので、若い方にも有意義な経験になるのではないでしょうか。狂言は「難しい」と思われがちですが、決してそんなことはありませんので、皆さんぜひ足をお運びください。
『中山泰秀のやすトラダムス』 4月13日 24:00-25:00放送
※Kiss FM KOBE "中山泰秀の「やすトラダムス」" は、radiko.jpでも聴取できます(関西地方のみ)。auの対応機種では、LISMO WAVEを利用すると、日本全国で聴取可能です。また、「ドコデモFM」のアプリでは、日本全国でスマートフォン(ドコモのAndroid搭載端末、auとsoftbankのiPhone)で聴取できます。