こんにちは、正午のニュースです。
日本などアジアを歴訪しているアメリカのオバマ大統領は、最後の訪問国、フィリピンで演説し、中国が急速に影響力を増す中、友好国との協力を強化して、地域の平和と安定に貢献する考えを示し、みずから掲げるアジア重視政策の重要性を強調しました。
オバマ大統領はこのように述べ、アジアの友好国との協力関係を強化することで、地域の平和と安定に貢献していく考えを示し、みずからが掲げるアジア重視政策の重要性を強調しました。
その上で、争いごとは力によってではなく、平和的に解決されるべきだと述べ、海洋進出を加速する中国をけん制しました。
今回のアジア歴訪のねらいは、看板倒れと批判されてきたアジア重視政策に対する信頼を取り戻すことにありました。
中国の急速な台頭に直面しているアジアの友好国から、最近のウクライナ情勢やシリアの内戦への対応が、弱腰だとして、不安視する声が上がっていたからです。
日本訪問の際、オバマ大統領は大統領として初めて、沖縄県の尖閣諸島の防衛義務を果たすことを宣言。
また韓国では、緊密に連携して北朝鮮に対処していく方針を確認するなど、訪問国の期待に応える形となり、一定の成果を上げたといえます。
ホワイトハウスの高官は、NHKの取材に対し、アジア太平洋地域への揺るぎない関与を示すことができ、歴訪は非常にうまくいったと評価しました。
一方で、今回、強く感じられたのは、中国への配慮です。
海洋進出を加速する中国を名指しで批判することは避け、中国との間で抱える課題を、平和的、外交的に解決していく姿勢も明確にしました。
中国と良好な関係を維持しつつ、日本を含むアジアの友好国の信頼をいかにつかんでいくのか。
アジア重視政策を掲げるオバマ大統領の今後の対応に、関係国の目が注がれています。
西日本と東海は大気の状態が不安定になり、四国では局地的に非常に激しい雨が降っています。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、落雷、突風などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、四国や近畿、東海を中心に大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。
徳島県美波町では、午前11時半までの1時間に、54.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
風も強まり、徳島県の阿南市蒲生田では、午前11時20分ごろに、24.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
前線がゆっくりと東へ移動するため、四国ではこのあと夕方にかけて、近畿では今夜からあすの明け方にかけて、東海ではあすにかけて、雷を伴って激しい雨が降り、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あすの昼までに降る雨の量は、いずれも多い所で、四国で150ミリ、近畿と東海で250ミリと予想され、東海ではあすの夜にかけて、さらに雨量が多くなる見込みです。
また関東甲信でも、あすからあさってにかけて、大気の状態が不安定になる見込みで、局地的に雷を伴って、激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、落雷、竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
ウクライナ東部で緊迫した状況が続く中、ロシアのショイグ国防相は、アメリカのヘーゲル国防長官との電話会談で、ロシア軍が国境を越えてウクライナ東部に侵攻する考えはないと伝えました。
ウクライナの国境付近では、ロシアが大規模な軍事演習を行うなど、緊迫した状況が続いています。
こうした中、アメリカのヘーゲル国防長官は28日、ロシアのショイグ国防相と電話会談を行いました。
アメリカの国防総省によりますと、ショイグ国防相は、ロシア軍が国境を越えてウクライナに侵攻することはないと保証すると伝えたということです。
一方、ロシア国防省によりますと、ショイグ国防相は、ロシア軍が国境付近に部隊を展開させている理由について、ウクライナの暫定政権が、東部に軍の部隊を展開し、非武装の市民に攻撃を加えるおそれがあったからだと説明したということです。
一方、岸田外務大臣は、G7・先進7か国の首脳がロシアへの追加制裁で合意したことを受けて、日本も新たな追加制裁を実施することを明らかにしました。
ウクライナの主権の侵害などに関わったと見られるロシアの政府関係者ら23人を対象に、日本への入国ビザの発給を当分の間、停止するとしています。
北朝鮮が、朝鮮半島西側の海上の境界線付近で射撃訓練を行うと韓国政府に通告し、先月、同様の訓練で砲弾100発以上が境界線を越えて韓国側に着弾したことから、韓国政府は警戒を強めています。
韓国側はこれに対して、境界線の南側に着弾した場合には、厳しく対応すると北朝鮮に伝えるとともに、警戒を続けています。
先月31日には、同様の通告のあと、北朝鮮が射撃訓練を行い、砲弾100発以上が韓国側の海域に着弾しており、韓国軍は報復として、300発以上の砲撃を行いました。
さらに北朝鮮は、核実験の準備とも受け止められる動きを見せており、北朝鮮の国防委員会は昨夜、声明を出して、核実験も辞さない姿勢を改めて示しています。
韓国政府は、核実験の準備は完了しているという見方を示すとともに、ほかの手段での軍事挑発についても警戒を強めています。
甘利経済再生担当大臣は記者団に対し、TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡って、早ければ来月にも開かれる交渉参加12か国全体の閣僚会合に先立って、日米2国間の閣僚級協議を改めて行い、大筋合意を目指す考えを示しました。
この中で、甘利大臣は、来月にもベトナムで開かれる方向で調整が進められている、TPP交渉参加12か国による、首席交渉官会合で進展があれば、その後、全体の閣僚会合が行われるという見通しを示しました。
その上で、全体の閣僚会合に先立って、日米2国間の閣僚級協議を改めて行い、大筋合意を目指す考えを示しました。
大相撲夏場所を前に、横綱審議委員会の稽古総見が行われ、新横綱の鶴竜が順調な調整ぶりを示しました。
きょうの稽古総見は一般に公開され、およそ8000人が集まりました。
鶴竜は、新横綱として、この1か月、初めての土俵入りなどをこなしながらの調整でした。
大関・稀勢の里とは持ち前の鋭い立ち合いから圧倒するなど、7番取って6勝。
横綱・日馬富士とは同じく7番取って3勝4敗と、ほぼ五分の星でした。
生字幕放送でお伝えします2014/04/29(火) 12:00〜12:15
NHK総合1・神戸
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