飛び石連休となった今年のGW。
今日は期間中最初の祝日、昭和の日行楽地などでは多くのイベントが開かれたが日本列島は発達した雨雲が西から東に移動。
太平洋側を中心に荒れた天候となった。
徳島県日和佐では1時間に55ミリの非常に激しい雨を観測。
高知県佐喜浜では24時間の降水量が180ミリを超えた。
こちらは、世界遺産・富士山の1合目。
多くの観光客が訪れたが、山頂付近には分厚い雲がかかり、霊峰・富士の姿を眺めることはできなかった。
石川県七尾市では、新郎新婦が町を練り歩く伝統の行事、花嫁道中が行われた。
2人は先月結婚したばかり。
小雨がぱらつくあいにくの天気となったが、多くの人々から祝福されていた。
こちらのイベントは、雨でも関係ない。
愛知県豊橋市の田んぼで行われたどろんこ運動会。
子どもたちは元気いっぱいに相撲をとったりドッジボールをしたりして、大会名のとおり、泥んこになっていた。
一方、こちらは好天に恵まれた仙台市のスキー場。
例年なら3月中には雪が解けて営業を終えるが今年は多くの雪が残っていたため、今日まで営業を続けた。
春スキーを楽しんだ人は…園内の桜が満開となった青森県の弘前公園では、観光客が情緒ある景色を楽しんでいた。
気になる雨の範囲は、東海や関東地方に広がっている。
明日の夕方までに予想される雨量は近畿・東海で200ミリ、関東甲信で120ミリとなっている。
気象庁は土砂災害や低い土地への浸水、落雷や突風に注意するよう呼びかけている。
全国的に大気が不安定になっています。
皆さんご注意ください。
そして、GWにあわや大惨事というニュースが入ってきました。
こちら、昨日の那覇空港の映像なんですが今、画面を飛行機が横切りました。
よくご覧いただけますでしょうか。
格安航空会社、ピーチ・アビエーションの旅客機なんですがこれは、昨日正午過ぎに那覇空港に着陸したピーチ・アビエーション機の映像。
実はこの20分ほど前、海に墜落しかねない重大なトラブルを起こしていた。
ピーチ・アビエーションのエアバスA320は午前11時過ぎに新石垣空港を那覇空港に向け離陸。
通常、滑走路から5〜6km手前の地点、高度300mから高度を下げ始めるがピーチ機は、滑走路の手前10kmの地点で高度300mから降下を開始。
11時47分、滑走路から7.4kmほど手前、高度102mの地点で海面に接近し過ぎたことを知らせる警報装置が作動する。
警報とほぼ同時に飛行機は機首を上げたが、機体は滑走路の手前6.8kmの地点で海面から75mの高さまで接近した。
滑走路まではまだ距離があるのに、高さ65mの国会議事堂の10m上空の低さまで高度を下げていたことになる。
機長は着陸をやり直し、乗客・乗員合わせて59人にケガはなかった。
国交省によると、当時、那覇空港は雨で視界は悪かったと見られるとのこと。
国の運輸安全委員会は事故につながるおそれがある重大インシデントとして調査官を派遣し、調査に乗り出した。
操縦していた45歳のアルゼンチン国籍の男性機長は管制の指示を勘違いしたと話しているとのこと。
元日本航空機長の小林氏は、こう指摘する。
定時運行率の高さなどほかの格安航空会社との違いを強調していたピーチ・アビエーション。
しかし、先週にはパイロット不足を理由に10月までに2000便あまりを欠航すると発表していた。
あわや墜落という重大トラブルはなぜ起きたのか。
原因の解明と再発防止が求められる。
安倍総理大臣は今日、ヨーロッパ6カ国を訪問するため、日本を出発しました。
こちらをご覧ください、GW中、安倍内閣の閣僚の外遊日程をまとめたものなんですが総理を含む閣僚19人のうち実に16人に上るんです。
行き先はヨーロッパやアメリカなどが多いんですがやはり関係が悪化している中国の名前は、どこにもないんです。
今日正午過ぎ、羽田空港を後にした安倍総理。
10日間にわたるヨーロッパの歴訪が始まった。
最初の訪問地・ドイツには先月、中国の習近平国家主席が訪れ日本批判を展開した。
歴史認識問題で対日包囲網を築こうとする中国だが、安倍総理が目指すのは、アベノミクスと積極的平和主義のアピール。
フランスでは、OECDの議長国として基調講演を行うほか、EU首脳らとの会合では経済連携協定の交渉を加速させる見通し。
NATOの本部があるベルギーでは、日本の安全保障政策について講演する。
外遊を行うのは安倍総理だけではない。
小野寺防衛大臣は、オーストラリアやマレーシアなどを訪問。
このGW中は、閣僚の外遊がメジロ押しで、総理を含む19人の閣僚のうち、実に16人が海外出張する。
しかし、関係が冷え込んでいる中国には誰も行く予定はない。
総理の10日間にわたる外遊は2004年の小泉総理以来の長さで8割以上の閣僚が出かけるのもまれなこと。
一方、野党側からはこんな苦言も…今回の外遊ラッシュでは、どんな成果を得られるのか。
具体的な成果が問われることになりそう。
安倍総理大臣の靖国神社参拝以降、国を挙げて日本批判の宣伝活動を行っている中国が海外メディア向けの取材ツアーを組みました。
そして、そのツアーに同行しました向かった先は…中国東北部、黒竜江省のハルビン駅初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した韓国の独立運動家、アン・ジュングンの記念館が3カ月前に開館した。
今日、そこにやってきたのが…中国外務省が主催した今回の取材ツアー、日本や韓国など海外メディア、20名あまりが参加しています。
アン・ジュングンの記念館は韓国のパク・クネ大統領と習近平国家主席の会談がきっかけとなり、設立された。
このようなツアーを企画したのは中国が韓国と手を組み、日本と争う姿勢を海外メディアを通じて世界にアピールする狙いがあると見られる。
安倍総理の靖国神社参拝以降、日本批判の宣伝作戦を強める中国。
今年3月には習近平国家主席がドイツで南京大虐殺に言及。
今回が3回目となる海外メディア向け取材ツアーもその1つだが今回、中国は自らの主張の裏づけとなる史料の調査・公開に力を入れ始めた旧日本軍の残虐行為などについて新たな史料が見つかったとして海外メディア向けに記者会見が開かれています。
中国東北部・吉林省の長春では89件の新史料が公開された。
南京大虐殺の犠牲者を30万人以上とする中国側の主張に沿う文書や従軍慰安婦に日本政府が関わったことを示すとされる文書が新たに確認されたと言う。
矢継ぎ早の公開には十分な検証を経ていないのではないかと懸念する声もあるが…中国側の関係者は、客観性を担保するための日中合同研究は今後も行う予定はないとし、次のように強調する。
中国政府は、日本の侵略についての多くの関連史料を調査・公開することで自らの主張を正当化する動きを強めている。
2階部分に棒が食い込んだバス。
窓は全部割れてしまっている。
これは中国内陸部の湖北省で起きた事故でバスの2階部分にいた乗客が3人がケガをした。
この道路には4mと3.5mの高さ制限のバーがあったが、渋滞を避けようとバスが車線変更した際、3.5mのバーに激突したとのこと中国では本来、2階建てバスは許可された車線以外では運行できないということで警察が事故の経緯を調べている。
GW前半の今日、4月29日を特別な思いで過ごす人たちがいます。
1985年の夏、群馬県の山中に墜落した日航機の事故で大切な人を亡くした方々です。
例年なら山開きの今日、現場で祈りを捧げるはずが今年はかないませんでした。
山で異変が起きていたのです。
昨日、群馬県上空。
山々には5月を目前に控えても白い雪が残る。
登山道を寸断するように多くの雪が残り、雪で屋根が壊れた山小屋が確認できる。
今月12日の写真には山小屋の中にまで雪が入り込んでいる様子が収められていた。
この小屋があるのは、御巣鷹の尾根28年前、その尾根で大切な人を亡くした遺族にとって大事な小屋。
1985年の日航ジャンボ機墜落事故では、航空機の単独事故としては史上最悪の520人が犠牲となった。
遺族は毎年、御巣鷹の尾根を慰霊登山に訪れる。
大雪の被害に遭った山小屋は高齢化が進む遺族らが体を休め、亡くなった人たちに思いをはせる場だった。
登山道の管理人、黒沢完一さん。
黒沢さんは事故以来、管理人をしてきた男性が亡くなったことを受け2006年から管理人を務めている。
山へは年間100回以上登り自ら橋や歩道を整備してきた。
ふもとの事務所には、月命日ごとに撮りためた写真が大切に保管されていた。
例年GW前半の4月29日には遺族を受け入れてきた。
しかし、今年2月の大雪で私たちがインタビューした黒沢さんの事務所は雪崩で倒壊した。
雪に埋もれてしまった大切な写真は何とか堀り起こしたが事務所の修復は難しく今は更地になっている。
電話線も寸断され…遺族との連絡手段も失った。
今日、4月29日当日になっても遺族を迎えられる状態にない。
山小屋や事務所に加え登山道の先にある犠牲者の墓標も破壊された。
黒沢さんによると、こうした墓標が30本ほどあり、中には雪で100m以上も流されてしまったものもあったとのこと。
登山道などを管理する財団法人慰霊の園は落石などの危険が残っているため山開きの時期は来月下旬以降になると言う。
墜落事故の遺族らでつくる8・12連絡会事務局長の美谷島邦子さん。
事故で、9歳だった息子を亡くしたこれまでずっと山開き直後のこの時期や事故が起きた8月に慰霊登山を続けてきた。
大雪の被害を受けた御巣鷹についてこう話す。
今年で29回目の夏を迎える御巣鷹。
日本航空とも相談して夏までには何とか修復したいと黒沢さんは言う。
黒沢さんは、来月にも山に登り、登山道の整備に取りかかる予定。
岐阜県内の高校で先週、遠足の当日にバスが1台もやってこず、延期される事態があった。
原因は手配を任された大手旅行代理店のミスでした。
ところがこの社員が、自らの責任を逃れようと信じられない行動に出ていたのです。
絶好の遠足日和となった今月25日の朝、学校にバスは1台も来ませんでした。
岐阜県立東濃高校が今月25日に予定していた遠足。
学年ごとに観光地や遊園地などに行くはずだった。
ところが、当日朝になって全校生徒317人が乗る大型バス11台が1台も来なかった。
なんと大手旅行代理店、JTB多治見支店に勤務する男性社員がバスを手配するのを忘れていた。
JTB社員のまさかのミス。
しかし、会社側の調査でこの社員がとった、さらにあり得ない行動が明らかに。
バスの手配を忘れた責任から逃れようと社員は生徒を装って遠足を中止しなければ自殺するという内容の自殺予告をねつ造し遠足を中止させようとした。
学校は保護者に文書で経緯を説明した上で、威力業務妨害の疑いがあるとして警察に相談している。
旅行代理店としてあり得ないミスと対応に、JTB中部は、お客様の大切な行事の2014/04/29(火) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ[字]
取材経験豊富な記者・竹内明とTBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えると共に「Nトク」ではホットな話題を徹底取材。
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【キャスター】
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【出演】
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藤森祥平(TBSアナウンサー)
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ニュース/報道 – 定時・総合
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