(三田村幸雄)これ会議が始まってからみんなが出した資料読むっていうのは時間の無駄だな。
あっそうだ!これからは会議の前日の夕方までに資料を提出して会議までに全員読んでくることにしよう!何でこんな簡単なことにこれまで気が付かなかったんだ。
ははははっ…。
ははははっ…ははははっ。
学園祭か。
よっ!よう!
(工藤)あっ来たんだ。
何来たんだって。
(前川)何かもう来ないみたいなこと言ってたじゃん。
そういうのはリセットして前に進むんだよ。
あっそうそうそうさあそんなことよりももうすぐ学園祭だね。
(夏美)あぁ〜そうだった。
何かやらないの?サークルで。
あぁ〜上映会?うん。
(工藤)上映会担当って信也だっけ?やるだろ?
(太田)えっ俺?
(工藤)うん。
あぁ〜一応部屋は申請してあるよ。
映画サークルなんだからさ上映会やるのは当然だとしてもっとほらあるでしょ。
ほら。
うん?学園祭といえば?何?模擬店だよ模擬店。
やらないの?えっ。
やらない。
何で?手間かかる割にもうかんないし。
それやり方しだいでしょ。
金欲しいなら各自でバイトしたほうがよっぽどいいよ。
こういうのはみんなでやることに意義があるんじゃない。
会社じゃないんだから。
何?それちょっと。
ねえちょっとやろうよ。
あぁ〜!もう…あぁ〜もう。
はぁ〜。
模擬店やりたい人?おっはい。
(工藤)ほ〜ら誰もいねぇじゃん。
いやいやいやあれ百合ちゃん今手挙げたよね?
(百合)いや…。
何だよ全くゆとり君ども。
えっ?何もやる気ないんだな。
本来生物は無駄なエネルギーを使わないように出来てんの。
模擬店はやるなっていうのが何年か前の卒業生の遺言なんで。
何?それ遺言て。
誰か死んだの?
(秋山杏子)あぁ〜それ私たちの代が卒業するときに残した言葉です。
学園祭で模擬店だけはやるなって。
どうしてやっちゃだめなんですか?いやそれまでは毎年やってたんですよ。
でもこう終わったあとにどうも疲労感しか残らないっていうか。
手間がかかる割には大してもうからないんですよ。
だってもうけを人と時間で割ったらファストフード店でバイトするほうがまだましなんです。
じゃあやめるかって。
ゆとりはこのへんから始まってたのか。
合理的かつまっとうな判断です。
うまくやってお金をもうけてみんなで山分けしようとかそういう発想はなかったんですか?ありませんよあなたじゃあるまいし。
大体三田村さんみたいにお金の優先順位が高い人ばっかりじゃないんです世の中。
せっかくの学園祭だし模擬店で手間を取られるくらいだったら他の子たちがやってる芝居やライブを観たほうが楽しいんじゃないかって。
経営学専攻なのにどうやったら店の経営がうまくいくのか模擬店で実践してみようとか思わなかったんですか?あぁ〜思わなかったですね。
いやだって実際に商売やるって大変じゃないですか。
お客さんにぺこぺこ頭下げたりクレーマーみたいな人もいるし。
どうも杏子先輩と話をしてると無駄なエネルギーを消費するな。
こっちのせりふです。
大体何でそんなに模擬店がやりたいんですか?だって学園祭といえば模擬店でしょう。
せっかく大学入ったんだから学生生活の定番みたいなイベントをがっつりと体験しておきたいわけですよ。
それが青春をおう歌するっていうことでしょう。
はぁ〜ほんとどこまでも自分勝手な人ですね。
とにかく今年はやりますから。
やりますからってあの子たちは何て?みんなはやらないって言っています。
ははっじゃあできないじゃないですか。
今はまだできないということと結果としてできないということの間には何の相関関係もないんです。
大体ね無理とかできないとか言ったその瞬間が負けるときなんだ。
出た〜ブラック語録。
肉好きはいいですけれどもコレステロールには気を付けたほうがいいですよ杏子先輩。
あの子たちがそう簡単にやる気になるもんですか。
ゆとりをナメんなよ。
何だよ俺に話って。
健太先輩。
最近全然映画作ってないじゃないですかどうしてですか?いやどうしたんだよ急に。
いやそりゃあ映画作りたいけど今はお金ないし。
バイトしてためるよ。
お金ならすぐに作る方法がありますよ。
えっ?どうやって。
模擬店ははっ。
えっ?学園祭で模擬店やってその利益で映画作るんですよ。
でもみんなで稼いだ金を俺の映画に使うなんてまずくね?そこを何とかするんじゃないですか。
個人の映画じゃなくてサークルの映画にするんですよ。
模擬店から映画制作までをトータルでパッケージした企画書をでっちあげてふふっ。
でも模擬店なんかどうせもうかんないだろう。
それはやり方しだいでしょう。
ねえねえもしお金がふんだんにあるとしたら映画にいくらかけたいですか?う〜ん10万とか?ちっちゃいちっちゃい。
ここはもう30万ぐらいど〜ん!といきましょうよ。
30万って超大作じゃん。
うんうん。
そしたら移動撮影もできる。
できるできる。
移動撮影って何?カメラが横にす〜って移動したりするだろ。
うんうんうん。
あれドリーがないとできないんだよ。
じゃあドリーも連れていきましょうよ。
もうみんなでやろう。
クレーンは無理かな?できるできる。
あのさちょっと考えてみてくださいよ。
ねっバイトして30万ためるっていうのがどれだけ大変か。
でも模擬店ならみんなの労働力を利用してたった2日で稼げるんですから。
いやでもそんなうまくいかないだろう。
つべこべ言う前にやる!それが成功の第一歩なんです。
まあみんながやるって言うなら。
よし!決まり決まり。
よしやろうやろう!やったじゃあ後は任せて。
やったやったやった…。
ははっ。
30万か。
よし。
話って言うから何かと思えば模擬店。
そうだやれ。
お前がリーダーだ。
そんなこと言われてもさ。
なあ亮介お前自分で会社作りたいと思ってんだろ。
あっうん。
こういうときに自分の力を試そうとしないやつが会社なんか作れるわけないだろ。
いやでもどうすればいいかわかんねぇじゃん。
大丈夫だよ俺がアドバイスしてやるから。
ほんとに?でもなあくまで俺はアドバイザーだ。
リーダーは亮介。
お前だ。
こういうのってなけっこう就職にも有利なんだぞ。
えっそうなの?そりゃそうだよ学園祭でみんなを指揮して利益30万上げたって実績があればポイント高いだろ。
少なくともうちの会社にそういう学生が来たら俺は評価するなぁ。
えっそう?こんな二流大学なんだからそれぐらいのアドバンテージがないとろくな会社入れないぞ。
うん。
ここでやる気を出すかどうかがけっこうお前の人生の分かれ道かもしれないな。
う〜んそうかな?
(ウエートレス)お待たせしました。
(夏美)あぁ〜おいしそう。
ねぇうまそうだね。
うん。
あっどうぞどうぞ。
いただきます。
でどうかな?うん?あぁ模擬店?うん。
う〜ん何て言うかな何かダサくない?あの手書きのポスターとかしょぼいっていうか。
う〜ん。
後あれ雨が降るとねすごい悲惨なんだよね。
うんでもさそれも含めて模擬店の味でしょ。
ねえ模擬店って意外と男女の出会いの場らしいよ。
えっそうなの?うんだってほら看板娘ってさモテるでしょ。
うん。
知ってる?女の子ってエプロン着けてるだけで3割はモテ度が上がるんだって。
マジ?うんうん。
ふっ。
あっでも看板娘って店に1人だよね?うちのサークルだったらだってもう夏美ちゃんしかいないでしょう。
そうかな?そうだよだって他に誰がいる?いないいない。
(夏美)ほんとに?うん。
(夏美)うそ。
ほんとほんとうん。
あっそうだ。
パフェも食べる?
(夏美)いいの?うんいいよすいませ〜ん。
すいません。
(増山)はぁ〜執筆進んでるみたいですね。
ブラック企業の内幕を思いっ切り暴いてやってくださいよ。
もちろん。
三田村に会う度にねモチベーション上がる一方よ。
でもさブラック企業の実態を暴くには三田村本人だけじゃなくてトレスフィールズの内部にも取材する必要があると思うのよね。
それはそうっすね。
でもどうやって調べるんすか?あっ増山君。
トレスフィールズのお店でバイトしてみたら?えっ?ほら会社を知るためには外から見るだけじゃなくて実際に働いてみたほうがいいでしょ。
いえでも何で僕が。
はぁ?嫌なの?嫌です。
あっそう。
いやべつにいいよ無理強いはしないから。
応募してみますね一応。
ねえ何でそうやって最初から素直になれないわけ?すいません。
よし!これでブラック企業への取材は万全。
何か最近この研究室が十分ブラック化してる気がするな。
はぁ?何か言った?いえ何も。
・コンコン!
(ノックの音)
(工藤)ちょっといいっすか?あれどうしたの?ふ〜んそれで?模擬店出すの?
(工藤)はい。
ねえ何かさ3人共あいつのいいように操縦されてない?いやべつに操縦されてるわけじゃないっすよ。
目の前の状況に柔軟に対応してるだけっていうか。
何かそれなりに楽しそうだし。
いや〜そりゃべつに模擬店出すこと自体は悪いことじゃないけどさ。
それに指揮を執るのはあくまで俺であの人はアドバイザーをやるだけだって言ってました。
ふ〜ん。
んっそれで私に頼みって何?
(工藤)杏子先生の頃って模擬店何やってたんですか?焼きそば屋さん。
無難なチョイスですね。
焼きそばって誰が作っても大失敗はないですからね。
だから何?いえ何も。
(夏美)食材の仕入れはどこでするかとか機材はどこで借りるかとかそういう資料みたいなものって残ってないですか?あぁ〜私はちょっとわかんないから知ってそうな子に聞いてみるね。
(工藤)ありがとうございます。
失礼します。
頑張ってね。
(工藤・夏美)はい。
(前川)はい。
(増山)いや〜学園祭かぁ楽しそうでいいな。
私の予感では何かやなことが起こる気がする。
(増山)えっ?
(冴島真理)名古屋の新店舗は4月の売り上げが1,500万と順調な滑り出しみたいです。
セレクトショップのほうは?内装工事も終わって予定どおり5月にはオープンできそうです。
うん。
後ブラック企業の風評もあれ以来小康状態みたいです。
そっか。
何か平和だな。
不満そうですね。
そういうわけじゃないんだけどさこう常に何かと闘ってアドレナリン出しとかないと気が済まないたちなんだよな〜。
周りには迷惑です。
・コンコン!
(明智)失礼します。
社長ちょっと問題がありまして。
おぉ〜ほら来たよ来たよ問題が。
どうしたんだ?明智君。
(安田)失礼します。
(明智)これ例の特注で作ったものなんですが。
例の?
(明智)はい。
どうしたの?
(安田)実はこちらの発注ミスで先方の色の指定は赤だったんですがピンクで上がってきてしまいまして。
えっ?
(戸塚)それで先方から返品されてしまいまして。
誰だよそんなミスしたの。
クビだ!クビ!そういうわけにいかないじゃないですか。
じゃあ…あれだもうボーナスなしだなし。
いやそれよりこの返品になった分をどうするかです。
だって特注品だからお前一般には売れないだろう。
何着作ったんだっけ?
(明智)1,000着です。
1,000…。
原価は?1着1,000円です。
売値は5,000円の予定でした。
お前1,000円掛ける1,000着で100万だぞ。
500万の売り上げになる予定が100万の損失になるんだぞ。
デザイン費25万もあるんで合わせて125万です。
それもそうだけどあ…あれどうすんだよ。
特注ってどこの注文ですか?いやいや何でもないよ何でもない。
えっ?何で隠すんですか?隠してないよ。
何でもないです。
怪しい。
これは極秘プロジェクトなんだよ冴島君。
いくら秘書といえども言えない。
そうですか失礼します。
いいんですか?怒りましたよ。
そんなことよりどうすんだよこれとあれ。
ということで今回は焼きそばの模擬店をやるってことでいいかな?
(太田)えっ上映会は?
(前川)あぁ〜それはそれでやるよ。
人数そんなかかんないしね。
うん。
あっじゃあ賛成の人。
じゃあそういうことで。
(工藤)よし。
(百合)あの。
うん?何か反対。
(夏美)何で?何でって言われるとあれだけど何となく。
理由もないのに反対すんなよ。
じゃあいい。
(夏美)いい感じ〜。
(由香)おいしそ〜う。
(前川)ほんとおいしそうだね。
(百合)そこでそばを投入。
(佳織)そば投入!
(工藤)そば入りま〜す。
おぉ〜いいよいいよいいよ。
(由香)おいしそう。
(前川)あれ?これ何すか?あっちょっと勝手に触んないでくれる?すいません。
もう何でわざわざうちで試食会なんかする必要があんのよ。
(工藤)あぁ〜すいません他にキッチン使える場所なくて。
べつにいいんだけどさ。
あの男が来るっていうのがなぁ…。
・ピンポーン!
(インターホンの音)あっ来た。
・ピンポーン!はい。
(夏美)何にらみ合ってんのあの2人ははっ。
よう。
は〜い。
おっ集まってるねいいよいいよ。
(太田)どうも。
(工藤)うい〜っす。
ははっ。
あっちょっとぎゅうぎゅうだな失礼失礼。
失礼とお〜っとっとっとっと。
よいしょ。
(夏美)しょうがちょうだい。
いや〜それにしても狭い部屋だな。
ず〜っと玄関かと思ったらもうこれで終わりか。
ははははっ。
講師の給料じゃこれが精いっぱいです。
おっ何だこれ。
あぁもう触んないでくださいよ。
懐かしいな何かこれ。
(夏美)はいどうぞ。
あっありがとう。
よし。
何かうまそう。
(前川)おう確かに。
あっこれ匂いは合格だな。
この匂いってのは客寄せに大事だからな。
あぁそういや夜店ってさ匂いに誘われてつい買っちゃうもんね。
そうそうそうそう。
よしじゃあ早速試食しますか。
ねっ。
(工藤)いただきま〜す!
(一同)いただきま〜す。
(工藤)うん。
うん。
うんうんうん。
(太田)割とイケんじゃん。
うんこれ味は合格だこれ。
夜店の焼きそばってこんな感じだよね。
うんこれ焼きそばのレシピってどうしたの?あっネットに出てたやつ。
ネット?おっ。
(前川)あれ?百合いつスマホにしたんだよ。
いつでもいいでしょ。
(工藤)じゃあレシピこれでいこう。
うん。
ネットのレシピそのまま使うんだったらうちで試すことなかったじゃん。
だって当日ぶっつけってわけにもいかないでしょう。
これ原価率いくら?計算しとけって言っといたよね。
(夏美)えっとね1食当たり99円。
じゃあ1食300円で売れば原価率33%切るな。
優秀だよ優秀。
(百合)まだありますよ。
(前川)あぁ〜はいお代わりお代わりお代わり。
(太田)で今後どうやって進めていくんですか?
(工藤)それは俺が大体の計画を立ててるんだけど。
よしじゃあ進めてリーダー。
(工藤)あっはい。
え〜っとまず売り上げ目標30万円です。
(太田)えっ?そんなに?
(佳織)すごい…。
いやいや何言ってんだ違うだろ。
(工藤)何が?
(前川)だってあんたが30万円て。
違うよ売り上げが30万じゃないよ純利益が30万の目標だよ。
えっそうなの?そうだよ。
そっちのほうがハードル高いってこと?当たり前だろ。
売り上げから諸経費を引いて残ったのが利益だから。
それ無理っぽくない?あのさ百合ちゃん無理とかできないっていうのはね…。
言った瞬間に負けだ。
そういうこと。
部長大丈夫かよ。
(工藤)いやまあまあそこんとこはねあのまあみんなで一致団結すればまあ何とか…。
何言ってるか全然わかんないよ。
はいすいません。
もういいよもう俺が言うからあの…いい?みんな。
利益を上げるためには何が必要だ。
(太田)あぁ…。
はい信也。
たくさん売る?そうそれ後は経費を低く抑える。
経費?ちょっと…ちょっと説明してやって。
命令しないでください。
説明していただけますか?先生。
はぁ〜経費っていうのはまあ一番大きいのが人件費。
後はまあ宣伝費とかそれから…。
あぁ〜〜!何?模擬店っていうのはみんなタダで働くってわけ?うんそうだけど。
てことは人件費ゼロじゃん。
えっ?うそ〜人件費いらないってことはそのもうけ出すなんてもう楽勝だろうね。
まあ確かに一番大きくかかるのは人件費ですもんね。
そうだよそうだよ。
それがゼロなんてほんとに夢だよ夢。
はぁ〜。
会社もそういうふうになんないかな。
やっぱり変だな。
まあとにかくこれで利益を上げるためのハードルは大きく下がったってことだ。
当日来る客が相手だから宣伝費いらないだろ。
で味はこれでいいとして後はあれだ店の場所決まった?あぁ〜これから抽選。
じゃあそれは運しだいってことだなぁ。
後はその場所で他の店より目立つってことだ。
どうやって?ここはうちの女子部員たちに頑張ってもらおうかな。
どういうわけかうちのサークルは女子部員たちのルックスに恵まれてる。
この資源を最大限に生かして彼女たちには前面に立ってもらおうじゃないの。
私そういうの苦手なんでいいです。
(夏美)大丈夫だよ百合。
そうだよ百合ちゃんこそ一番かわいいんだから一番前に立ってほしいんだけど。
えっ?うん。
(夏美)あっそういえばさエプロン着けるんだよね。
そうそう看板娘。
そうだうちの会社にエプロン特注させようかな。
経費は実費程度でいいから。
特別に飛び切りかわいいやつ。
(夏美)エプロン楽しみ。
えっ俺たちは?男たちは製造係だよ。
製造って工場かよ。
それと同じようなもんだよ。
これ1日に何百食も作んなきゃいけないからけっこうな重労働だぞ。
あのいつの間にかあなたが主導権握ってるんですけど。
だってさしょうがないでしょリーダーが頼りないんだから。
すいません経験値の不足で。
学園祭っていうのは学生による自主的な運営によるものじゃないとだめなんですよ。
杏子先輩僕も学生なんですけど。
いいんですよべつに僕は身を引いても。
この若い人たちの自主性に任せてっていうことで。
ねぇ。
どうする?
(工藤)いや〜俺は自信ないな。
う〜んいいんじゃないこの人に任せれば。
エプロンもね用意してもらわなきゃだし。
だって。
「一番可愛いって言ってくれた」。
ふふふっ。
「そんなのどうせお世辞に決まってる…」。
はぁ〜。
・
(足音)ふふっ健太どうしたの?どうしたのじゃねぇよ。
買い出し行って帰ってこないからさ。
あっ帰る。
なあ。
うん?模擬店でもうけた金で超大作作るからさ映画出てくれよ。
えっ?うん。
嫌ならいいけどさ。
ふふっやじゃないよ楽しいし。
そう。
私このサークル入らなかったら何してたんだろうって思う。
ただ何もしないでぶらぶらしてたのかもなぁ。
そっか。
じゃあ俺頑張るわ。
何を?いろいろ。
秋山先生と三田村さんってどうなのかな?えっ?何かけんかばっかりして仲いいみたい。
何で急にそこに行くわけ?何となく。
ありがとう。
コンコン!社長。
デザイン部の福本さんと店舗開発部の篠原さんがいらしてます。
あぁあぁあぁ。
通して。
どうぞ。
(福本)失礼します。
(篠原)失礼いたします。
(福本)社長ご連絡いただいていた件ですが。
それぞれ案を持ってまいりました。
あぁそうですか良かった良かった。
・
(明智)出来ましたか?ああ。
よしじゃあ早速みんなで見てみよう。
ここに置いて。
お願いしますはい。
うんだいぶいいこれは。
・いいですね。
・いいっすね。
あぁ〜!ちょちょちょちょ!あの…ありがとう。
だだ…大丈夫だよありがとう。
ありがとう。
失礼します。
うんうん。
よし。
・なかなかいいねこれどう?どう?明智君どう?・
(明智)これいいですね。
・いいねあはははっ!何だろう。
社長と専務何か極秘でプロジェクト始めてるみたいなのよ。
デザイン部とか店舗開発部とか呼んで。
(美咲)社長の考えてることをいちいち理解しようとしても疲れるだけじゃないですか?
(早苗)私たちの想像つかないようなこと思いつくから社長なんじゃないんですか?そうだけど。
秘密にしてることがムカつくのよ。
男って何で秘密を作りたがるんだろ。
はぁ?落ちた?はいあのトレスフィールズに履歴書送ったら不採用って通知が来て。
「今回はご縁がなかったということで」。
どんなけ使えない男なの?ねえこれ正社員じゃなくてバイトで落ちるってどういうこと?すいません。
ねえこの写真がいけないんじゃないの?そうですね。
・123ファイト!えっ?アルバイト?そうなんです。
うちの大学院生でどうしてもトレスフィールズのお店でバイトしたいっていう人がいて。
でもけっこう倍率が高いみたいで。
そうなんですよ。
うちのバイト意外と人気あるんです。
それで冴島さんのお力でどうにか入れてもらえないかな〜なんて。
えっ?いやあの無理だったら全然いいんです。
じゃあ人事のほうにちょっと当たってみます。
ほんとですか?ありがとうございます。
いえ先日のお礼も兼ねて。
あっどうです?あれから会社のほうは。
まあ相変わらずです。
社長が学園祭にあんなに入れ込んでて大丈夫なんですか?えっ学園祭?えっ?言ってないんですか?聞いてないですよ。
学園祭って…また自分だけそんな楽しそうなことを。
何でそんなことにあんなに必死になってるのかちょっとよく理解できないんですけどね。
あれ?もしかして…。
あれって何か関係が…。
いや…。
(絹代)はい。
ちょっとさお鍋するのにさ野菜だけでいいの?ちょっと。
(正美)いいのいいの。
(正美)ほら!肉ならここにあるんだから。
(絹代)あらおいしそうな肉だね。
でしょ!この前目をつけといたのよ。
あら。
どうしてその調子であんた自分の旦那ぐらい見つけらんないの?だって肉は逃げないけど男は逃げるでしょ。
ははははっ!
(絹代)ばか。
ちょっと幸雄どうしちゃったのよ幸雄。
・
(美紀)今シャワー浴びてます。
こんばんは。
お待たせしました。
ははっんんっ。
え〜っとじゃあ…。
えっ?
(絹代)あっ何だお医者さんなの?うん。
(正美)もうびっくりさせないでよ。
知るかよ。
(正美)いやでもさ社長ともなるとお医者さんを夜家に呼んだりできんだね。
特別サービスです。
そう。
昼間忙しいからわざわざ来てもらってんだよ。
ねぇ先生。
(絹代)お豆腐召し上がりますか?
(美紀)はいありがとうございます。
(絹代)はいどうぞ。
これいいお肉だわ。
(絹代)兄妹そろってまあまだ独身なのよ。
いつ結婚してくれんのかしらね。
(美紀)私先日社長に結婚してくれと言われました。
えっ?えっ?そうなの?そんなこと何も言ってくれないこの人。
いや…そんなの冗談に決まってるじゃないだって。
ご冗談だったんですか?えっ?いやあのそれは…。
(正美)これおいしいわ〜。
お前肉ばっかりだなさっきからえぇ?情報を総合すると社長は社内のデザイナーに学園祭の模擬店のデザインをさせてるんじゃないですか?情報を総合って。
なっ!またあの新米講師か。
言っときますけど私と秋山先生はけっこうツーカーですから隠し事なんてできませんよ。
女はつるむのが早いな〜。
はぁ。
わかりましたよ。
店のデザインとエプロンのデザインやらせてた。
エプロン?これです。
(明智)返品になった元のエプロンと新しくデザインしたAタイプとBタイプです。
あぁ〜あれってエプロンだったんですか。
そう。
スカイウォークエアラインからの注文だったんだけど色の指定ミスで返品なっちゃったんだよ。
飛行機の中でCAが着けるはずだったんですけど。
何で秘密にしてたんですか?えっ?いやあの…その仕事がうまくいったらねそこのCAの一番かわいい子たちと合コンをね…。
合コン?うん。
何やってるんですか!あなたたちは。
いやあの僕はあくまでも仕事としてやってただけです。
でも社長が合コン合コンって。
お前!お前だってノリノリだった…こいつはノリノリだったんだよ。
けっこうずっとだって先導してたじゃないか。
何だよいざとなったらそうやって裏切るタイプか!それで100万以上の損失ですか。
自腹で払ったらどうですか?損失にはしないよ。
(明智)社長の案で少し手を加えて一般向けに商品化できないかと計画してるんです。
それで学園祭で女の子に着せて市場テストをしてみようってことになりまして。
そう会社のためだよ。
この店のデザインはおまけみたいなもんだよ。
そうですか。
そうそういうことだからねあの…はいもう仕事に戻ってくださいお疲れさまでした。
わかりました。
うん。
学園祭って土日でしょ?私行きますから。
いいよ来なくて。
行きますよ。
何か最近反抗的だな〜。
誰かの変な影響受けてるんじゃないだろうな。
誰かって誰ですか?ピンポンパンポーン!
(校内アナウンス)いよいよ明日は菜の花祭です。
徹夜の作業は禁止です。
準備は今日中に済ませましょう。
繰り返します。
いよいよ明日は…。
(百合・夏美・由香・佳織)いらっしゃいませ!ありがとうございました。
(百合・夏美・由香・佳織)ありがとうございました。
このように同時礼より分離礼のほうが…。
(工藤)はいそこでソース投入!はいよ!よし!少々お待ちくださいませ。
(百合・夏美・由香・佳織)少々お待ちくださいませ。
(前川)あぁ〜ちょもうあっついな。
(工藤)こら休むな。
1回で出来るのが20人分売り上げ目標達成するにはそれを1日に40回はやらないといけないんだぞ。
そうだ頑張ろう。
わかってるよ〜。
いいね〜こうやってみんなで一丸となって頑張ってる感じ。
いかにも学生生活って感じがする。
はははっ!はいそこであおいで水分飛ばす。
かしこまりました。
(百合・夏美・由香・佳織)かしこまりました。
(太田)あおぎま〜す!は〜い。
・先輩。
もうこれ明日までに完成させるの無理ですよ。
無理?無理は負け犬の言葉だ。
労働の意味は労働を通してしか理解できないんだ!わかったか?はい!・すいませんそこ邪魔なんで。
あっごめん。
よ〜しみんな明日本番だ頑張るぞ〜!
(一同)おぉ〜!ちょっとこれ何なんですか?完全にブラック企業化してるじゃないですか。
えっ?どこが?いやあのこれ俺が強制的にやらせてるわけじゃないよみんな自主的にやってるんだから。
(百合・夏美・由香・佳織)ポイントカードはお持ちですか?杏子先輩もほら突っ立ってないで手伝ってくださいよこれ。
何で私が。
だってOBなんでしょ?べつに嫌ならいいですけど。
嫌です。
お肌が…。
はい。
どうですか?杏子先輩たまに徹夜っていうのもいいでしょ。
良くないですよ。
大体何で私まで。
あぁ〜。
あぁ〜ちょっとやり過ぎたかな〜?あんないいかげんなので良かったんだ。
こういうのがオーバークオリティーっていうんですよ。
まあでも人件費タダだからいっか。
ははははっ!だってタダだもん。
はぁはぁ大変だ。
何何何?どうしたの?何?この人たち。
僕たちは学園祭実行委員会です。
映画サークルアルゴノーツさんの模擬店ですけど申請では販売品目はお好み焼きになってますよね。
(工藤)えっ?焼きそばだよ。
お好み焼きですよほら。
(工藤)あぁ〜いやいやこれ焼きそばのつもりなんで。
つもりじゃ困るんです。
えっ何がまずいわけ?他の店と売るものが競合しないように店の配置考えてるんですよ。
これが違うとちょっとね。
すぐそばに別に焼きそばの店あるし。
いやべつに競合すればいいじゃない。
自由競争するのが資本主義なんだから。
それでは困ります。
(前川)じゃあどうすればいいんだよ。
今更お好み焼きに変えられないだろ。
じゃあ模擬店は不許可ということで。
(工藤)はっ!?何だよそれ。
・あなたたち徹夜作業は禁止という規則も破ってましたよね。
えっ…いや。
じゃああれは何ですか?ぐぅ〜!がぁ〜!規則を破った者は出店を取り消すって注意書きに書いてあるでしょ。
いやそんな…。
この子たち一生懸命準備してきたの。
何とか大目に見れない?先生のお言葉でもだめなものはだめです。
全くつまんないやつらだな〜。
えぇ?お前ら官僚か?規制ばっかりしやがって。
何なんですか?あなた。
新入生だよ。
いいかお前たちのやってることはな学園祭を成功させるためじゃない。
自分らの権利を振りかざしたいだけだろ。
自分の役目を果たしているだけです。
こっちはな法律やら規制やらに縛られてる会社の仕事から離れて自由な学生生活を楽しんでんだよ。
そこに社会と同じ規則を持ち込むなよ。
どこまでも自分中心。
大体君たちはそんなことしてて楽しいのかな?べつに楽しいからやってるわけでは…。
実行委員やってれば就職に有利だからか。
そんな柔軟性のないやつらどこも採用しないぞ。
あっどっかで見たと思ったらあなたトレスフィールズの社長。
そうだよ三田村だよ。
あぁブラック企業の。
有名ですよね。
あぁテレビの。
ブラックの三田村。
ブラックブラック言うな。
ブラックじゃないよ。
じゃあこの人たち何で徹夜作業してるんですか?えっ?・そうだよ会社でやってることここでもやらせてるんだろ?・大学にブラックを持ち込まないでくれますか?何を何を言ってんのか…。
うるせぇんだよ!
(工藤)そうだよ。
ブラックとか余計なお世話なんだよ。
こっちは楽しくて徹夜してんだよ。
(夏美)そうよこういうの初めてだったの。
大変だけど何か楽しかったもん。
・とにかく規則は曲げられないんで。
おい。
販売品目をお好み焼きに変更すれば文句はないんだな?
(前川)えぇ?
(工藤)えっ?そりゃあねっ。
まあ。
よ〜しわかった!じゃあ変更してやるよ。
(工藤)言ってやった。
(夏美)ちょっとすっとした。
でもさ今更お好み焼きに変更するってどうやるんですか?う〜ん。
(由香)無理でしょ麺だってこんなに買っちゃってるし。
(工藤)う〜ん今更やったとしても赤字になっちゃうよね。
さすがに今回は無理って言いますか?あっ!何?どうしたの?できる。
できるかも。
(前川)えっどうやって?あの…。
はいはいえっ?
(工藤)何だっけ?
(百合)うっあっ…。
ガチャン!ガシャン!・料金無料で〜す!懐かしい雰囲気〜。
(美咲)どこですか?社長のサークルのお店って。
(早苗)あっねえ占いサークル恋占い無料だって!
(美咲)無料?ねえちょっと行ってみましょうよ。
そんなの後ででいいでしょ?
(美咲)後で電話しま〜す。
ふふふっ。
もう。
(百合)いらっしゃいませ〜オムそばいかがですか〜?
(工藤)信也パック。
はい。
はいお待たせしました〜。
(太田)お待たせしました〜。
ありがとうございました〜。
オムそばはお好み焼きの一種だ。
中身は焼きそばじゃないですか。
お好み焼きじゃない。
じゃあ違うって言うならお好み焼きの定義は何か言ってみろ。
それは…。
チキンライスを卵でくるんだらオムライスだ。
それはもうチキンライスではない。
すなわち焼きそばを卵でくるんだ瞬間にそれはもう焼きそばではなくなるんだ。
でもそれじゃあまだオムそばはお好み焼きであるという証明になってないでしょう。
なるほどそっちを知りたいわけね。
そもそもその証明という言葉の定義だがある事柄が真理もしくは事実であるということを明らかにするということだ。
社会生活において一般的に使用される用法としては論説理論推理判断回答といった…。
う〜んこれかなり長くなるけれどもいいのかな〜。
おい。
おいおい。
いいですよもう。
行きましょう!ははははっ!はははっ!ははははっ!はははっ…。
学生相手に何やってるんですか?何だやっぱり来たんだ。
けっこうかわいいじゃないですか。
(夏美)オムそばで〜す。
(佳織)いらっしゃいませ〜。
だろ〜?2種類あるんだよ。
このエプロン買えるんですか?
(由香)はい。
リーダー!リーダー。
お客様。
あっ…。
2種類あるんですけどどちらがいいですかね?そうね…じゃあこっち頂くわ。
わかりました。
ありがとうございます。
・あっ!あのエプロンかわいい。
欲しいの?欲しい〜。
じゃあ買ってやるよ〜。
・ありがとう〜。
・すいません1枚下さい。
(工藤)2種類あるんですけどどちらがいいですかね。
(百合)いらっしゃいませ〜。
オムそばはいかがですか?百合似合ってるよ。
えっそう?
(前川)うん。
でもよく思いついたなオムそばなんて。
うん。
何か…。
うんうん。
どうですか?うんおいしい。
良かった〜。
みんな頑張ってますもんね〜。
あの人誰?さあ?会社の人じゃない?ふ〜ん。
オムそばどうですか?
(由香)いらっしゃいませ〜。
いらっしゃいませ〜。
(夏美)いらっしゃいませ〜。
私にもあんな時代があったんだな。
そんな大昔みたいに言わないでください。
だって何年前?いやいや数えるのやめよ。
どうぞ。
どうも。
すいません。
女同士つるむと婚期が遠のくぞ。
というかもう遠のいてるか。
ははははっ!はははっ!ははははっ!ははっ!ちょっとちょうだい。
(工藤)えぇ?えっえっ!ちょっ!うまいうまいこれ!何か妙に溶け込んでる。
ほんと変な人。
作る度に上手になってるじゃんお前。
才能あるんじゃないの?えぇ?
(工藤)才能あるかな?うん。
うまいよ。
(工藤)でも食うなよ何で食うの?
(一同)かんぱ〜い!
(工藤)いや〜成功したね。
で利益は結局いくらだったの?
(工藤)ジャ〜ン!発表します!2日間で合計32万円で〜す!やりました〜!す〜ごい目標超えてんじゃん。
まあまあ俺の言うとおりにやればこんなもんだよ。
みんなの頑張りのおかげだね。
映画が撮れる。
制作費32万の超大作。
うん何か大変だったけど楽しかったよね。
ねっ百合。
(百合)うんこの2日間楽しかった。
(工藤)頑張って何かをするって案外いいよね。
社会人になっても頑張れるかな?
(工藤)もちろん。
(太田)楽勝だよ。
仕事ばりばりやっちゃうよ。
(工藤)まあ要は仕事も楽しんでやればいいってことでしょ。
(夏美)ちょっとくらい大変な仕事でも若さで乗り切れるって感じ。
(工藤)あっ会社作っちゃおかな〜。
経営のノウハウをつかんだって感じ。
(前川)あっオムそばチェーンなんてどう?
(工藤)あっいいねいいね。
(太田)会社作るなら港区でしょ。
いいじゃん表参道に事務所とか。
表参道は渋谷区だよ。
(夏美)じゃあ六本木。
(工藤)会社でかくして株式公開して人生楽勝だな〜。
ははははっ!オムそばってベトナムとかですげぇ売れそう。
(工藤)確かに。
ベトナム進出しちゃう?
(前川)あっちょっと待って。
俺香港がいいな。
(工藤)いいねいいね行っちゃお行っちゃお。
(夏美)よっ社長!
(工藤)何だね夏美君なんつって。
みんないい経験になったみたいですね。
どうしました?みんなで盛り上がってるところ悪いんだけどさ。
請求書?25万!?
(工藤)えっ?何それ!エプロンのデザインの変更と細工にかかった分だ。
店舗のデザイン料はサービスしといてやるよ。
いや聞いてねぇよこんなの!あのかわいいエプロンが話題になって店に客が集まりオムそばが売れたんだ。
それぐらいの請求は当然だろう。
ぼったくりもいいとこじゃんかよ。
値段は適正です。
なんなら調べてみろ。
そういう問題じゃないです。
そうやってだまし討ちみたいに学生からお金を取ることが問題だって言ってるんです。
俺だってこいつらが頑張ってる姿を見てね出すのやめようかなと思ったんですよ。
だったら…。
だけどこいつらがあまりにも甘っちょろいこと言ってるから。
甘っちょろいって何がだよ。
社会人でも頑張れそう?会社を作る?事務所は港区がいいだ?学園祭はたったの2日間だ。
そりゃたったの2日間なら楽しく頑張れるだろうよ。
でも会社っていうのはなずっと続くんだ。
その頑張りを毎日毎日何年も持続できるか?ずっとか。
それは嫌かも。
たまにならいいけど。
ほ〜らゆとりが本性を見せ始めましたよ〜。
だまされないでよみんな。
社会人になったからって徹夜しなきゃいけないことなんてそうそうないんだから。
徹夜しろって言ってるんじゃないんですよ。
毎日徹夜してでもやり抜くぐらいの気構えが仕事には必要だって言ってるんです。
何か違う。
とにかくこれはよく覚えておけ。
本当に充実した人生っていうのは毎日が学園祭みたいなもんだ。
楽しいけれどもくたびれる。
それが嫌ならベンチに下がるのは自由だ。
ははははっ!ひどい。
ははははっ!信じなくていいから。
この人が言うことはいつも極論なの!・「陽だまりの道」社長在庫分は全部売り切れです。
追加注文がたくさん来てます。
在庫処分どころかうちの新しい売れ筋になるかもしれませんよ。
女子大生とエプロンの組み合わせが話題になってます。
成功だな。
俺が大学行くのも悪くないだろ。
これからもスケジュール調整よろしくね。
ははははっ!はははっ!ははははっ!今日の下着の色何色?今好きな人は?
(百合)えっ?百合ちゃんを傷つけたんですよ。
(夏美)百合!
(沙織)セクハラ対策の必要性語っていただけないでしょうか?俺のどこに問題があるっていうんですか?会社は恋愛しにくる所じゃないだろ。
(ナレーション)
「ブラック・プレジデント」Seeyounexttime!
くくくっ!「ブラック・プレジデント」がパソコンや携帯電話でも見られる…くくくくっ!詳しくは番組ホームページで…ははははっ!2014/04/29(火) 22:00〜22:54
関西テレビ1
ブラック・プレジデント #04[字][デ]【毒舌社長が学園祭をブラック化!?】
学園祭で模擬店をやりたいと言い出した社長・三田村は、映画サークルや杏子を巻き込み、ついでに会社のピンチも乗り切ろうとたくらむ!ブラック理論が学園祭でもさく裂!?
詳細情報
番組内容
ブラック社長がまさかの大学入学!!毒舌男に翻弄される社員や若者たちの運命は!?モヤモヤを抱えたあなたに贈る、世代を超えた異色の痛快人間ドラマ!!
【第4話】ムリは負け犬の言葉だ!
大学は学園祭シーズン。大学生活の一大イベントに盛り上がる三田村(沢村一樹)は、映画サークルで模擬店を出そうと提案するが「手間がかかるわりに儲からない」と相手にしてもらえない。
「この“ゆとり君”どもが…」とムカつく
番組内容2
三田村を、学生たちの協力もなしに模擬店など出来るわけがないと鼻で笑う杏子(黒木メイサ)。しかし三田村は「出来ないとか無理とか言った瞬間が負けるときだ」と言い放つと、亮介(永瀬匡)や健太(高田翔)らを巧みに丸め込み、出店に賛成させてしまう。三田村に乗せられ、模擬店の準備に励む映画サークルのメンバーたち。杏子は「よくないことが起こりそうな気がする」と不安を覚えるが…。
一方、三田村の会社では、倉庫に
番組内容3
積まれた返品の山に明智(永井大)が頭を抱えていた。発注ミスで、ある商品が先方に突き返されてしまったのだ。追い込まれた三田村は、ピンチを乗り切る極秘プロジェクトを計画。それは、学園祭を利用して問題を解決するというものだった!
いよいよ迎えた学園祭の朝。三田村と学生たち、そしてなぜか手伝わされた杏子が徹夜で作った模擬店も完成し、あとは開店を待つばかり。その時、学園祭の実行委員が突然乗り込んできて…。
出演者
沢村一樹
黒木メイサ
国仲涼子
門脇麦
永瀬匡
高田翔
高月彩良
・
壇蜜
澤部佑(ハライチ)
/
青木さやか
永井大
白川由美
ほか
スタッフ
【脚本】
尾崎将也
【音楽】
仲西匡
【主題歌】
コブクロ「陽だまりの道」(ワーナーミュージック・ジャパン)
【演出】
小松隆志(MMJ)
【プロデュース】
安藤和久(関西テレビ)
山下有為(関西テレビ)
木曽貴美子(MMJ)
伊藤達哉(MMJ)
ご案内
【HP】
http://www.ktv.jp/black/
モバイルサイトにて番組オリジナルポスター待ち受け画像を無料配信中!
【データ放送】
リモコンのdボタンを押してアクセス!特製QUOカードが当たるプレゼントクイズを実施中!!
【Twitter】
@blackpresident8にて最新情報つぶやき中!
ハッシュタグは #ブラックプレジデントで!
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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