使い古された道具の供養。
そこには…ハサミの山!ハサミがこ〜んなにたくさん!皆さんのお宅ではいかがですか?そうなんです!番組で調べたところご家庭でのハサミ平均所有数はなんと6丁!皆さん結構持ってるんですね。
でもそのハサミいざ使おうとすると…。
そうそう!厚い段ボールに刃が立たなかったり荷造り用のひもをかんじゃったり。
イライライライラするんですよね。
やっぱりもうお役御免ですかぁ?ハサミの声にちゃんと耳を傾けてみれば…。
ボロボロのハサミでもカーペットだって一刀両断!段ボールだろうがひもだろうがスパスパ切れちゃう!そして!料理でも意外な食材にハサミが大活躍。
このハサミあるものを簡単に切るためだけに開発されたんですがその「あるもの」とは一体な〜んだ?こんばんは。
「ためしてガッテン」のお時間がやってまいりました。
ハサミ!それです。
開いたら真ん中に1本あるんですよね。
という事は何かを両方を同時にこの2つをこう…切る事ができるんですよね。
面白い事を考える方がいらっしゃいますがそこで皆さんにご覧頂きたいハサミの数々。
世の中にはいろんなハサミがあります。
専門的なハサミも含めますと…。
(島崎)え〜!そんなに種類あるんですか!?まあほんの一部ですけども…。
ここにある珍しいハサミを一体何のための専門用のハサミなのかというのをちょっと考えて頂いて…。
まあ答えを聞いたら驚きますよ。
じゃあ和歌子ちゃんからです。
(島崎)何ですか?
(山瀬)これ切れるの?あなたのハサミはこれ専用です。
えっ何ですか?錠剤です。
(島崎)えっ!?とりあえず切ってみて下さい。
これ切るの?つまり一錠丸ごとのめなくて例えば…え〜いいんですか?はい。
切れた!こういうハサミ初めて見ました。
(山瀬)「子供半分」とかよくありますもんね。
それです。
そういう時に。
これは何でしょう?
(柳沢)ヘアをカットするとかそういうんじゃないよね。
枝を切るとかさ。
ある特殊なものを切る専用です。
硬いものを切る…。
そんなわけないよね。
実はこれを切ります。
これこのままで?はい。
それ切ってみて下さいよ。
(柳沢)あっ…ちょっと見て見てほら。
軽いよほら!見て!まみちゃん。
見て!和歌ちゃん。
(山瀬)すごいね。
波に負けずに進みやすいんだ。
それがその曲がっている理屈なんでございます。
さあまみちゃん。
これ変。
刃はあるでしょ?
(柳沢)カラスの口みたいになってる。
(山瀬)こっちは普通のまっすぐなんですけどこっち折れ曲がってるんですよ。
それじゃ切れないよね何も。
(山瀬)何だ?そしてなんかすごい小じゃれてんですけど。
あの〜実は…。
これです。
(山瀬)ブドウ?ブドウを房から直接手でもぐのはマナー違反とされる国がありましてそこではそのハサミで枝の所を…。
そういう事もしないらしいんですよ。
手でも触らないんだって。
そのまんまスーッと入れて…。
切ったらそのままつかんでお皿に取り分ける。
それで切って…ほら取れたでしょ。
召し上がれ。
そうそうそう。
うちの実家はみんなそうだったよ。
一番これから遠そうです。
(笑い声)
(山瀬)すごいセレブ感ある。
(島崎)面白いハサミ!さあいよいよ今日の本題にかかりましょう。
新しいハサミです。
このハサミを皆様にこれからご紹介をいたします。
こちら。
ニンジンです。
(島崎)何?何?
(山瀬)見ていい?どうぞどうぞどうぞ。
切ってさしあげましょう。
じゃあちょっとこれを持っていて下さい両手で。
えっ何するんですか?それニンジンですよ。
気は確かですか?
(笑い声)
(島崎)いや切れないですって。
いきます。
(山瀬)え〜何!?なんで〜!?切れてる〜!
(山瀬)えっ何それ!何?ハサミ?新しく発売されました「ニンジン」というハサミをご紹介いたしました。
(島崎)え〜!発売はされておりません。
はい。
という事は金属のハサミで切れないハサミうちにいくつかあるでしょ?そうですね。
切れ味が全然ないやつあります。
ニンジンで切れてる。
金属のハサミをうちで持ちながら「このハサミ駄目なんだよな〜。
全然切れないよ」って言ってるって事は…う〜ん…そう。
はい!これを知るとお宅で眠っている…この人が教えてくれます。
ご覧頂きましょう。
ハサミの切れ味復活大実験!この日は皆さんに自宅の古いハサミを持って集まってもらいました。
そんな思い出いっぱいのハサミ。
切れ味の方はというと…。
やっぱり全然切れない。
そこに突如現れたこの方。
古いハサミがなぜか大好き!皆さんの古いハサミを一目見るなり…。
大丈夫!?こんなボロボロのハサミで本当に切れるの?ならばやってもらいましょう!皆さんに配るのは切れ味鋭い新品のハサミ。
山崎さんには皆さんが持ってきた古いハサミを使ってもらいます。
切ってもらうのはこちら!まずは切りにくいものナンバーワン段ボールなどの厚紙。
小さく束ねるために解体しようとすると…。
というわけで最初は…段ボール革カーペットをそれぞれ切り分けてもらいそのタイムを競います。
用意…。
(ホイッスル)山崎さん速い速い速い!古いハサミを使っているとは思えない驚異のスピードで切り進みます。
あスイスイスイ。
あっという間に終了。
なんと結果は20秒!新品のハサミを使った5人に圧勝です!続いての対戦はこれまた切れないアレ。
出ました!荷造り用のひも。
軟らかいので刃の間にはさまってなかなか切れないんですよね〜。
そんなひもを制限時間内に何回切る事ができるかを競います。
用意…。
(ホイッスル)達人こちらも速い速い!終了です。
(ホイッスル)結果は…!?やはり達人圧勝!古いハサミでも連勝!一体何をしたの?すご〜い。
すごい人でしょ。
(柳沢)切れないハサミであんなスピードでやっちゃう?そうです。
(島崎)すご〜い。
その切れないハサミってのはどういうのかちょっと…。
達人が使っていたのとほぼ同じ程度の切れないハサミお持ちしました。
(柳沢)これですか。
これはね達人は…
(島崎)え〜!
(島崎)うわ〜斜めになった…。
(柳沢)あっ戻っちゃった!
(笑い声)戻っちゃった!何で戻るの!?確かに切りにくい。
ハサミの切りやすい切りにくいって何ですかね?これね人間の力で前に押すんですよ。
押す力。
押す事によって刃がどんどん入ってくんです。
こういうふうにほら…どう?奥さんどう?
(笑い声)ほら。
そういう慎吾論が出ましたけどまずあの方はなぜあんなにすごい事ができたのか。
こちらに正体が分かるものをお持ちしました。
なんと…。
(島崎)あっ!そりゃあ上手だわ。
そうなんですよ。
「山崎義金さん」とVTRでは申し上げましたが実はこの方は紙切り名人の…ですからもうハサミのプロなんです。
この見事なハサミさばき!
(柳沢)すごいね!すごい!ほんとにすごい技。
二楽さんは一般の方々が切れるハサミを使うよりすごい状態が続いていたのですが何ででしょう?今慎吾ちゃんが言った一つ…「押す」っていうね。
もう何でもいいからとにかく押しちゃうんだと。
(島崎)力ずくでって事ですよね?
(柳沢)そうそう。
何がポイントだと思いますかね?ハサミの刃の向きとか。
ついつい真正面で切りますけどちょっと右に傾けてみたりとかそういう事ですかね?ハサミを使ってる時にしょっちゅうパカパカパカパカやってる方ってきっとネジのつなぎ目の所の辺りをずっと使って切ってるじゃないですか。
それをザクザクと切ってる人は刃を全部使ってるし刃先だけでいく人もいるんです。
あ〜そういう人もいるいる。
どこが一番いいのかなと思いながら今まで見てたんですけど…。
さあどんな切れないハサミでも切るように瞬時にしてしまうそのポイントはこれだそうです。
紙切りの達人二楽さんのハサミの使い方をとくと拝見!あ〜。
おぉ〜。
え〜山崎改めこちらに出ております…小ばなしを入れながらもハサミを持つ手は全く止まりません。
速い速い。
「お姉ちゃんあそこにスカイツリーがあるね」ってこんな感じでいいですか?お見事!皆様が…こちらはお供を連れた桃太郎。
だんごをもらって…。
おっ犬も喜んでる。
下書きなしでこんな複雑な形も切っちゃいます。
すご〜い!はいありがとうございます。
このすごい作品どんなハサミで切ってるの?と見せてもらうと…。
えっすきま?確かに古いハサミって刃を留めている部分がユルユルになって切れなくなっちゃうんですよね。
でもどうしてこんなにユルユルなの?えっわざと!?何?「切るためにONにする」って一体何の事?
(島崎)え〜?
(柳沢)すごいわ。
いまだに下書きがしてあると思ってる方いらっしゃるんですよ。
してないわけですよね?してないしてないです。
だってその場で注文もらってこの全部の…。
発想で「こいのぼり」と言われたらこういうこいのぼりを自分で。
これはどういうお題だったのかよく分かりませんけど。
「骸骨」。
「骸骨」というお題!?はい。
すご〜い。
(山瀬)全部つながってるのがまたすごいんですよね。
そう!という事でどういう時がONでどういう時がOFFだと二楽さんは言ったのでしょう?え〜何?
(柳沢)え〜?少なくとも大きなヒントは使ってる時がONで横に置いてる時がOFFじゃないですよ。
それはそうでしょうね!
(笑い声)まず実際に使っておられるのと同じ状態のハサミをお持ちしました。
どうぞ触ってみて下さい。
あっそんなに…高級感極まりないというわけでもなく。
あっ…。
あぁ〜ゆるませてあるって言ってましたよね。
(島崎)でもゆるい方が使いづらくないのかしら?
(柳沢)切れないよね普通ゆるかったら。
(島崎)切れるのかなあ…。
でも切ってましたよね。
(柳沢)切ってた。
(山瀬)あっほんとだゆるい。
押さえてないと開いちゃうんだ。
はぁ…あぁ〜。
今ただこうパカパカやってる時は刃と刃がこすれてない感じですけど刃先をくっつけてやろうと思って握った時は切れそうな状態にこう…こすれてたんですよ。
そうなんです。
さあそれではいよいよONとOFF真相はいかに!?教えてもらいました。
(山瀬)えっ…。
よ〜く見て頂くと分かります。
これが実はONの時です。
ポイントは…ここ。
この間の所です。
(島崎)えっ?ではOFFの時いきます。
あっ!取っ手に通した指が伸びています。
力の入っていない状態。
この時のチョキチョキを横から見ると隙間が空いてるのが分かりますか?
(山瀬)あぁ〜。
ではONの時。
取っ手に通した指をグッと曲げて刃と刃がしっかりこすり合わされるようにします。
そうすると…ギュッ。
(島崎)なるほどね!要は私たち素人に大事な事は指の形がもたらす刃の合わさり具合って事ですよね。
ハサミとは包丁のように…その原理を使うと…
(柳沢)おぉ〜!このとおり。
力がかかってこの鉄板引きちぎられるように切れていきます。
これハサミの原理なんです。
この時上の刃と下の刃は…ものすごく狭いんです。
(島崎)そうなんだ。
2枚の刃が隙間さえ0.1mmなら上から下りてくれば切れるんです。
おもちでも…。
(柳沢)おもちでも切れるの?
(島崎)切れた。
(島崎)え〜!?切れました。
(島崎)切れた。
(山瀬)え〜すごい!
(柳沢)なるほど!せっかくですから体験して頂きましょう。
刃と刃をキュッと。
まずはOFFだとすると…。
(山瀬)あっクニュってなるんだ…ほら。
(山瀬)あぁ〜分かった。
ね?はい!歯と刃?分かんなく…。
(笑い声)歯と歯をクッとかみしめる…。
(島崎)出てます出てます。
あっごめんなさい。
(笑い声)私たちはOFFはいらないんです。
切るだけなんですからキュッと合わせてこうやっていくという事ですよ。
俺ってず〜っとONですもんね。
ON!ON!朝から晩までON!ON!OFFないもん。
いやん!みんなの願い?聞きたくなかった。
(笑い声)そしてもう一つの要素をここで付け加えるとハサミの全てが分かります。
一つご覧頂きたいこのハサミが…これさっき慎吾ちゃんが持ってたのと割とよく似てますけど小ぶりのこれ何の時使うのかご存じですか?
(島崎)生け花?あ〜そうですね。
生け花とかあるいはこれがず〜っと伸びてこうやると…高枝切りバサミ。
大体この先がこう曲がってるんですよ。
このように。
別に曲がる必要はないじゃないですかね。
(島崎)確かにそうですね。
何でこの先がこうやって…。
そうですね…何でこれが曲がんなきゃいけないのかって何でだと思う?刃から滑っていっちゃって。
それの兼ね合いじゃないですか?そう!そうなんですよ。
曲がってるとなぜか枝がピシッと切れるんですよ。
この曲がりがハサミの切れる事の最後のポイントです。
え〜。
すごいです。
ハサミの世界。
切りにく〜い荷造り用のひも。
困っちゃうのがこちら。
なぜかグニャッとかみこんじゃうんですよね〜。
一方達人はノーミス!実はこれもハサミの気持ちが分かればこそ。
その気持ちとは…。
ひもを切る時のハサミの刃をよ〜く見ると…。
刃に押されてひもが前に逃げていき…そう!ハサミが発していたのは「行かないで〜」という悲鳴だったんです。
この「行かないで〜」が出ないようにする方法を達人は知っているんですって。
名付けて「イルカキャッチ」!…って何それ?え〜30度?確かに達人30度で切ってる!これイルカがボールをキャッチする時と偶然一緒!その方法を教えてもらうと…皆さん大変身!あんなに切れなかったひもがスパスパ切れちゃった。
すご〜い!え〜すごい。
という事はまみちゃん普通のハサミも滑らないポイントがあるんですよ。
ご覧頂きましょう。
30度というのはこういう理由で割り出されています。
ハサミで物を切るのにどんな角度が一番ふさわしいのか多くのメーカーや研究者たちが長年取り組んできました。
そうした実験の一つを番組で再現しました。
奥の方にはさむとハサミの角度を小さくしていくと物は滑って動きます。
でもある角度の所でピタッと…。
はい止まりました。
その角度を測ります。
これを実は11種類の素材で100回ずつ行いました。
合計1,100回。
測り続けた結果導き出された角度は…これは常に30度というような事を…。
実はそうなんです。
そうでしょ!いやいや…。
この植木用のハサミはここにカーブがつけてある事で奥で切っても少し手前で切ってもおよそ30度になるんです。
(島崎)すご〜い。
そうなんです。
(一同)へえ〜。
その30度はどうやって探しますかね?ハサミはここに支点があります。
この支点と先端の間のちょうど真ん中辺りよりちょっとだけ取っ手に近い所に30度があります。
さあそこを「ここだ!」と決めてシュッと切って頂ければ滑らずにひもも切れる。
どうぞ!
(島崎)あっ切れた。
すごい!元気いっぱい切れましたよ。
(柳沢)あっ…お〜すごい!お〜!飛ぶよ。
すごい…ほら。
今和歌ちゃんの方見て下さい。
和歌ちゃんは今いろんな所で切ろうとして切れない事を実感して…30度の所でピャッと切れる。
や〜面白い!
(柳沢)飛ぶもんほら。
いやいや飛ばすんじゃないのねこれ飛ばし大会じゃないので。
(柳沢)すいませんスタッフゥーの人すいませんスタッフゥー。
(笑い声)
(山瀬)ここだ。
あっすごいここならみじん切りもできる。
(島崎)ね!そうですよね。
そこポイントを覚えたら全然…。
そういう事です。
ですから「うちのハサミ駄目なんだよね。
なんかユルユルになっちゃって」とかハサミの方のせいにしてましたけど。
ほんとは違うんですね。
違うんですね〜。
(柳沢)へえ〜謝るべきだね。
ごめんねハサミのせいにして。
ほんと俺が悪かった。
ハサミよごめん!不適切な言動大変申し訳ございませんでした!
(笑い声)それぐらいやった方がいい。
さあそんな事でハサミというのはハサミ自体が切れる切れないじゃなくて私たちが切り方を知らなかったんだというところまでガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございました。
さあここでクイズの答え合わせ。
二股の刃が付いた不思議なハサミ。
使われているのは…じつはリンゴって木になった…でもこの作業ハサミをチョキチョキする回数は一日2万回にも!そこで登場したのがこのリンゴを間引く専用のハサミ。
二股の刃がダブルでチョキチョキ。
チョキチョキ回数を30%も減らしちゃったんです。
すご〜い!更に世の中にはこんな専用のハサミも。
刃が不思議な形をしていますが何を切るためのものか分かりますか?実はこれビンのキャップを分別するハサミ。
手で取ろうとしても全然外れない。
でも!上の刃をビンの口に引っ掛けて下の刃でチョキン。
別の場所にもチョキン。
そのままキャップが外れちゃう。
か〜んたん!さあこれでハサミが分かりましたら今まで使っていない世界で使うとこれがまた「なんてハサミワールドは広いんだ!」という事を確認して頂く次のコーナーでございます。
今度はこの方に教えて頂きました。
ハサミ男子。
(山瀬)初めて聞いた。
この方はですね子供たちに……という活動を長年なさっているハサミメーカーの方です。
という事はハサミでお料理に向かうとこんなに便利なんだぞ!という事をご覧頂きましょう。
やって来たのは…おっ!バーベキューですね。
長谷川さんはアウトドアの料理を全部ハサミで作っちゃう人呼んで「ハサミ男子」。
この日も包丁を使わずハサミだけで調理しちゃうっていうんですが何が出来るんでしょうか?まず手に取ったのはキャベツ。
そのまま炒めます。
お次はピーマン。
ハサミでヘタの部分を切り落としたあとに中の種の部分だけをチョッキン!そうか!まな板はいらないんだ。
同じく鉄板の上でチョキチョキ。
他の具を加え…。
焼きそばの出来上がり!魚のはらわたもハサミで取って薬味のネギを直接上からチョキチョキ。
コツはまず十字に切りこみを入れたあと端からチョキチョキ。
みじん切りもまな板いらず!これは便利!お味は?いただきます。
そして長谷川さんオススメなのがエビの殻むき。
背中に沿ってハサミを入れれば…。
ポイントは殻と同時に身にも少しだけハサミを入れていく事。
そうすれば…殻と背ワタが同時に取れちゃう一石二鳥のハサミ技です!そのエビと一緒にトマトやパプリカを鍋に入れてあとは煮込みながら…。
おっ!鍋の中でも切っちゃってます。
おぉ〜。
鍋とハサミだけでトマトスープの出来上がり!はぁ〜便利ですね。
(山瀬)私実は…それ用のまな板とかを出すには少量だったりする時とかあと…ああいうのハサミの方が…それで下に置かないから衛生的だもんね。
ですよね。
鍋の中でハサミでこうやるっていうのは…。
便利ね〜。
他にもハサミを使うとおいしくなっちゃう食材があります。
それは…青じそといえばあの香り。
じつは葉を拡大して見てみると…。
宝石のようなキラキラがいっぱい!これ全部青じその香り成分なんです。
でもこの成分はとっても繊細。
包丁で切ろうと手で触っただけであっという間に潰れて台なしに。
そこで活躍するのがハサミ。
葉を触らずにチョキンチョキン。
香り成分を保ったまま調理する事ができちゃうんです。
続いての食材は…骨が邪魔で敬遠してしまいがちなニクいお肉。
でもハサミを使うと…。
アハハハ!あっという間に骨抜きに!やり方は簡単。
まずは骨の間にあるじん帯をチョキン。
次に骨と皮をくっつけているコリコリを1/3ほどチョキン。
関節をいろんな方向に脱臼させたら…。
あとは信じて一方向に回し続ければ簡単に抜けるようになります。
ハサミで簡単!骨抜き手羽先の出来上がり〜!さあそしていよいよ皆さんにお伝えしたい大事な事がございます。
「『何とか』にハサミを一つ入れよう」。
(島崎)何とか?普通に「かばん」とかじゃなきゃ駄目?片仮名ですか?平仮名ですか?
(山瀬柳沢)漢字3文字?おぉ〜。
(柳沢)近いでしょ?あっ冷蔵庫にね…。
冷えておいしそうですよね。
(笑い声)何だろう?これをこのあと体験して頂くと「あっ私も『なになに』にハサミを一つ入れよう!」と思って頂く実習コーナーでございます。
先生でございます。
はい。
今日の先生は料理研究家の坂本廣子さんです。
どうぞ!ようこそ。
よろしくお願いします。
ようこそお越し下さいました。
まず正解からおっしゃって頂きましょうかね。
一体何に一つハサミを入れようという提案があるんでしょう?実は…これです。
防災袋避難袋。
(坂本)そうなんです。
ほんとにこの一つでいいんです。
こういう非常持ち出し袋なんかにあまりハサミというのは入ってはいないんですね?基本的には入ってませんね。
もうほんとにこれがあるだけで随分助かります。
さっき野外でやってましたよね。
あの時に「まな板を使わない」というのがありましたね。
だからああいう時にこそ…坂本さんは阪神・淡路大震災を経験なさってその時からキッチンにあるもので防災に役立てようという提案をずっとなさっています。
さあそれでは…。
これ不織布のペーパータオルですね。
こういうふうにして三角に折って下さい。
三角に折ったら今度はこの端っこをちょっとだけチョキッとこうして切りますね。
でこっち。
端っこをこうして切りました。
こうやって耳に掛けると…。
(島崎)うわ〜便利!
(坂本)マスクになるという。
どうしてもああいう災害時にはすっごい粉じんなんですよね。
粉じんは一旦吸い込んだら肺から出ないんです。
だからとにかく粉じんを吸い込まないためにとにかくこういうふうにしてマスク代わりにこう作っちゃう。
(島崎)思いつかなかった。
(山瀬)先生すごい。
(坂本)特にちっちゃい子供のマスクってないんですね。
だからちっちゃい子供ほど顔に合わせて作ってあげたら…。
つまりサイズが自由にできるという事ですよね。
(山瀬)相当隠れる。
(柳沢)いい!まみちゃん隠れて。
(坂本)ハハハほんとだ。
(島崎)誰だか分かんない。
これを覚えとけばもうマスクなんてないよという時でもこれで作れますよね。
(島崎)ほんとだ便利。
さて次は?牛乳パックを使った食器作りです。
(坂本)食器なんかも思いっきり壊れちゃうのできっちりした食器がないと安全に食べられないので。
こういう牛乳のパックって結構皆さん出すのに洗って干してたりするじゃないですか。
そうするとねこういうふうにして牛乳のパックそのものをこうやって切っちゃうんですね。
そうするとこれで食器になるんです。
あっなるほど。
(坂本)これにそれこそラップとか一枚ガバッとかぶせて頂くとこれがずっと食器として使えるという事ですね。
便利ですね。
(坂本)もう一つ作って頂きたいのが…。
チョキチョキチョキチョキとこうやって切りますね。
そしてこっち側の所からこうやって切って。
はいこれで…。
(島崎)何?何?何?
(坂本)スプーンの出来上がりという。
(島崎)全然こういう事思いつかなかったです。
(柳沢)使えますもんねこれ。
さあ続いては?これで…実はおむつです。
レジ袋この上の所これをねこうやってちょん切っちゃいます。
持ち手の所は広げますね。
そしてここにマチがありますね。
このマチの所までチョキチョキとこうやって切っちゃいます。
それからこっち側もマチの所までこうやってチョキッと切っちゃいます。
そうするとここが開きますね。
これを広げますね。
広げたらここにタオルなり吸ってくれるものを入れて。
即席なんですけれどもいざという時のおむつカバーになる。
(山瀬)すごいこれ!
(坂本)ここでちょっと調節をして出来ちゃうって…ね。
(島崎)便利!
(山瀬)うわ〜ちゃんとしてる。
これはすごいね。
まあほんとアイデアですね。
これで最後にもう一つ。
はいこちらです。
(坂本)ランプです。
ほんとに明かりがないとすごく寂しいじゃないですか。
不安ですね。
ではまずこれアルミホイルですね。
ここの部分をチョンチョンとちょっと切り目を入れてここに穴をあけますね。
そしてこれティッシュペーパーなんですけれどもこれを1枚剥がしまして3/3にこうして折ったものを5等分の感じですね。
そしてこれをクルクルと巻きます。
ここでちょっとだけ周りをキュッキュッと押すんですね。
そして出た所を斜めに切ります。
それはもしかしてろうそくで言うところの芯…?そうそう灯心になっちゃえばいいんです。
それでここの所にこうやってオイルを入れていくとこの灯心がオイルをず〜っと吸い込んでオイルだけが燃えるわけです。
これはどれぐらいの明るさでどのようになるかというのをちょっと映像をご覧下さい。
こうして火を付けますと…。
(柳沢)明るいですね結構。
そうなんですよね。
(坂本)ず〜っと明るくて5時間くらいいきますねこれぐらいあったら。
例えば家で被災した時にねサラダオイルはある。
コップはある。
ティッシュはある。
ホイルはある…といったらそれで明かりが作れるという事ですね。
(坂本)要は紙が燃えてるんじゃなくて…
(山瀬)そのままずっと芯でいられる…。
(坂本)ず〜っと火が付いたままになります。
風が吹いても中だから消えにくいしね。
いい事ずくめですよ。
いざという時に…という事です。
先生もいろいろ教えて頂きましてありがとうございました。
(拍手)さて今日はいろいろとハサミの全てを見てまいりましたけどいかがでしたか?すごい久しぶりに勉強に…あっ「久しぶり」って。
(笑い声)だって身近にありすぎたからハサミの事こんなに考えた事なかったんでいいチャンスでした。
(柳沢)こんなねハサミってすごいなと思いました。
そこまで思いつきませんでしたね。
(山瀬)使い方のその30度っていう所を探せば1本持っていればいろんなものに使えるんだなって。
今まで使い方が悪かっただけなんだなというのは思いましたね。
ありがとうございました。
そんなわけで皆さんといろいろやってまいりましたけども30度という切れる角度。
これで滑らない。
そしてもう一つは2枚の刃をキュッと寄せるという。
これを「ON」と教えてくれたのがあの二楽さんでございました。
ONと30度。
「二つ」で「楽」に切れるようになりました。
二楽。
という事でございます。
それでは次回も「ためして」…。
(一同)「ガッテン」!ありがとうございました。
(拍手)2014/04/30(水) 16:05〜16:51
NHK総合1・神戸
ためしてガッテン「ハサミ!知られざる力 何でもジョキジョキ技」[解][字][デ][再]
古いハサミが、よみがえる!はさみの本当の実力を知れば、なんとなく捨てられずにとっておいた切れないハサミの切れ味が復活。他にも、料理ができたり、防災にも大活躍だ!
詳細情報
番組内容
引っ越しや部屋の片づけ、ゴミ出しの時、目についたハサミを使おうとしたら、全然切れないなんてことありますよね。しかも、そんなハサミが、家の中のあっちこっちに。でも、ハサミの本当の姿を知れば、こんな悩みがスッキリ解消! それどころか、ハサミをもっと使いたくなること請け合い。荷造りひもや、段ボールがスイスイ切れるだけじゃなく、アウトドア料理、非常用のランタンや食器だってできちゃう。ハサミの真価に迫る!
出演者
【ゲスト】島崎和歌子,柳沢慎吾,山瀬まみ,【講師】料理研究家…坂本廣子,【司会】立川志の輔,小野文惠,【語り】生野文治
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理
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