NHKニュース7 2014.04.30

デフレ脱却への鍵を握る物価の動向。
再来年度にかけて、2%の物価目標を達成できるという見通しを示しました。
えん罪はなくせるのか。
取り調べのすべてを、録音・録画すべきだとする案が示されました。
こんばんは、ニュース7です。
大型連休の谷間の雨です。
湿った空気の影響で、東海や関東を中心に、大気の状態が不安定になっていて、あす未明にかけて、局地的に激しい雨が降るおそれがあります。
低い土地の浸水や落雷、突風などに注意が必要です。
午後2時半ごろの静岡市葵区の様子です。
激しい音を立てて、大粒の雨がたたきつけました。
気象庁によりますと、本州の南岸にある前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、東海や関東を中心に、大気の状態が不安定になり、断続的にやや強い雨が降っています。
三重県熊野市新鹿では、けさまでの24時間の雨量がおよそ270ミリと、4月としては統計を取り始めてから最も多くなりました。
今後の見通しです。
前線は関東の南岸をゆっくりと東に進む見込みで、東海と関東ではあすの未明にかけて、局地的に雷を伴って、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれがあります。
あすの朝までに降る雨の量は、東海の多い所で100ミリと予想されています。
前線は、あすは関東の東海上に抜けますが、上空に寒気が流れ込むため、東日本と北日本では、午後を中心に大気の状態が不安定になり、落雷や突風のおそれがあります。
気象庁は、低い土地の浸水や落雷、突風に注意するよう呼びかけています。
次です。
韓国で旅客船沈没事故が起きて、きょうで2週間。
これまでに212人の死亡が確認され、今なお、90人の安否が分からないままです。
この事故で、船内で撮影された動画が新たに公開されました。
動画には、恐怖の中、救助を待ち続けた高校生たちの様子が記録されていました。
最初はあまり緊迫した声は出していなかった高校生たち。
撮影は午前8時52分過ぎに始まっています。
このころ、セウォル号が右に旋回を始めてから、およそ3分たっていました。
セウォル号から海洋警察に救助を求める連絡は、まだ入っていませんでした。
しかし、この直後、急速に事態が悪化。
高校生たちは、事態の深刻さを次第に認識し始めます。
そして、8時55分過ぎ、事態は切迫してきます。
しかし、それでも、その場にとどまるようにというアナウンスは繰り返されていました。
録画が始まってからおよそ8分後の午前9時3分ごろからは。
録画が終わったのは、午前9時9分23秒。
この少し前に、救助を求める連絡がようやく海洋警察に入りました。
動画を撮影した携帯電話には、最後に写真が収められていました。
撮影されたのは、午前10時11分。
動画の撮影が始まって1時間20分近い時間がたっていました。
高校生たちは、傾いた船室の中で救助を待っていましたが、船長はすでに船を脱出していました。
画像を撮影した高校生は、この事故で亡くなりました。
高校生の父親は、思いをこう話しました。
原因の究明を求めて画像を公開した男性。
政府への疑問を口にしました。
セウォル号の沈没事故からきょうで2週間。
これまでに212人の死亡が確認され、今も90人の安否が分かっていません。
パク・クネ大統領はきのう、事故を未然に防げず、初動対応も不十分だったと、初めて謝罪のことばを述べました。
これについて、乗客の家族たちは記者会見で、謝罪とはいえないと批判。
また、新聞各紙も、自分の責任を認めることばがないとか、もっと深く、心から謝罪すべきだなどとして、謝罪が不十分だと厳しく論評しています。
パク政権としては、大統領が謝罪することで、高まる政府批判をかわしたい考えでしたが、逆に新たな批判を呼ぶ結果になっています。
今、字幕でもお伝えしましたが、札幌市の警察署や、大型商業施設などで相次いだ、カセットこんろ用のボンベを使った爆発事件で、警察はこのうち、今月、警察の官舎で起きた事件に、市内の51歳の女が関与したとして、激発物破裂の疑いで逮捕状を取りました。
今夜にも逮捕する方針です。
札幌市北区では、ことし1月から今月初めにかけて、警察の駐車場や官舎、それにホームセンターなどで、仕掛けられたカセットこんろ用のボンベが爆発するなど、同じような事件が5件相次ぎました。
警察は、同じ人物による犯行ではないかと見て、現場周辺での聞き込みなどの捜査を進めるとともに、警察などに送りつけられた、犯行を予告するような文書の解析を行っていました。
これまでの調べで、北区内に住む51歳の女が関与した疑いがあるとして、警察は今月26日に自宅などを捜索するとともに、事情を聴いていました。
その結果、一連の事件のうち、今月3日、警察の官舎で起きた事件について、激発物破裂の疑いで、女の逮捕状を取りました。
警察は、今夜にも女を逮捕する方針で、ほかの事件との関わりについても調べることにしています。
警察によりますと、女は当初の任意の事情聴取に対しては関与を否定していたということです。
お伝えしていますように、札幌市の警察署や大型商業施設などで相次いだ、カセットコンロ用のボンベを使った爆発事件で、警察は、このうち今月、警察の官舎で起きた事件に、市内の51歳の女が関与したとして、激発物破裂の疑いで逮捕状を取りました。
今夜にも逮捕する方針です。
では次のニュースです。
デフレからの脱却を目指し、2%の物価目標を掲げる日銀は、経済と物価の最新の見通しをきょう公表しました。
焦点は物価の見通しですが、消費者物価の上昇率は、来年度は1.9%、再来年度は2.1%と、今の金融緩和策を推進することで、物価目標は達成可能という姿勢を明確にしました。
金融緩和を背景に、活況を呈している証券業界。
きょうまでに出そろった大手5社の3月期決算は、最終的な利益がいずれも大幅に増えました。
こうした中、きょう開かれた日銀の金融政策決定会合では、今の大規模な金融緩和策を当面維持することを決定。
また決定会合では、再来年度にかけての経済成長率と、物価の見通しも議論。
GDP・国内総生産の実質の伸び率は、今年度が1.1%と、輸出の回復の遅れなどを受けて、前回の見通しより0.3ポイント下方修正しました。
来年度は1.5%、再来年度は1.3%で、来年10月に予定される消費税率のさらなる引き上げを踏まえても、景気は大きく腰折れしないという、これまでの判断を維持しました。
焦点の物価の見通しについては、消費増税の影響を除いた消費者物価の上昇率が、来年度は1.9%と、これまでの見通しを据え置いたほか、今回初めて示した再来年度については、2.1%としました。
2%の物価目標を2年程度で達成することを目指し、日銀が大規模な金融緩和策を導入したのは去年4月。
きょう公表された見通しは、今の金融緩和策を推進することで、デフレから脱却し、物価目標は達成可能だというこれまでの姿勢を、明確にした形となりました。
物価目標を達成できるとした理由について、黒田総裁は記者会見で、経済全体で人手不足感が一段と強まっていくことや、個人や企業が将来、物価が上がるという予想を強めることで、賃金や物価の上昇につながるからだという考えを示しました。
今後の金融政策については。
追加の金融緩和については。
見通しに変化が生じれば、追加の金融緩和に踏み切る考えを、改めて強調しました。
日銀担当の記者は、きょう公表された見通しや、当面の課題について、こう分析します。
次に、えん罪や違法な取り調べを防ぐため、検討が進められている取り調べの録音・録画。
法制審議会で、原則、すべての過程を録音・録画するとした試案・試みの案が示されました。
この試案を軸に、今後、議論が進められますが、どのような事件を対象にするのかなど、検討課題も残っています。
法制審議会の特別部会です。
刑事司法の手続きをどう見直すか。
捜査機関の幹部や、法律の専門家などが議論しています。
この会合で、取り調べの録音・録画の法制化について、きょう、法務省の事務局から試案が示されました。
議論の焦点となっている録音・録画の範囲を、原則として、すべての過程を対象にするとしました。
取り調べの可視化の議論が始まったのは、厚生労働省の村木厚子さんの無罪が確定した事件などがきっかけでした。
この事件では、村木さんの関与を供述した部下の調書について、裁判所が、検察の取り調べに問題があるとして、大半を証拠採用しませんでした。
また大阪地検特捜部による証拠の改ざんも明らかになりました。
不祥事を受け、検察は改革の一環として、取り調べの録音・録画を試験的に始めました。
独自に捜査する事件や、裁判員裁判の対象となる事件では、99%行われていて、このうち80%以上は、すべての過程が撮影されています。
一方、警察も試験的な録音・録画を裁判員裁判の対象となる事件の77%で実施しています。
しかし、このうち72%は、録音・録画した時間が僅か30分未満で、警察の捜査現場では、すべての過程での録音・録画はほとんど進んでいません。
こうした中で進められてきた、法制審議会での法制化の議論。
取り調べのどの部分を録音・録画するのかは、委員による意見の隔たりがあり、最大の検討課題となってきました。
取り調べの録音・録画。
2つの案を巡って議論が行われました。
まず1つは、委員として参加している村木さんらが求めていた、取り調べのすべての過程で義務づける案です。
これに対して、捜査機関の委員などは、捜査の支障が大きいとして、一部の過程とする案を主張していました。
すべての過程ですと、こちら、逮捕から起訴までの間の、警察や検察によるすべての取り調べが対象になります。
一方の一部の過程では、逮捕直後や、調書に署名するときには必ず録音・録画が行われますが、それ以外は取調官の努力義務としていました。
そして今回、法務省の事務局が試案として示したのは、原則として、すべての過程を対象とする案でした。
きょうの試案。
捜査機関側は、例外規定をさらに増やさなければ、賛成することは困難だという意見を出して、修正を求めました。
今後、議論はどう進むのでしょうか。
担当記者は次のように話しています。
事務局の試案が録音・録画の範囲について、すべての過程とする案に絞り込んだのは、パソコン遠隔操作事件で、無関係の人が自白するなど、捜査現場で不適切な取り調べが後を絶たない現状では、自然な流れといえます。
ただ、義務づける対象は、殺人や傷害致死など、裁判員が審理する事件に限るべきだとの意見が出る一方、すべての事件を対象にしなければ、えん罪は防げないとの指摘も出て、意見はまとまっていません。
今後は今回の試案を軸に検討が進められますが、えん罪を生まないために、どのような制度にするべきなのか、法制化に向けた議論は、これから正念場を迎えることになります。
ヨーロッパを歴訪している安倍総理大臣。
最初の訪問国、ドイツに到着し、日本とドイツの中小企業の関係者が参加したセミナーであいさつしました。
中小企業は両国経済の大黒柱であり、成長戦略の鍵となる存在だと述べ、両国の企業どうしの連携を後押しし、経済成長につなげていく考えを示しました。
安倍総理大臣は、ドイツのベルリンで日本時間のきょう夕方、経済面での結び付きを一層強めるため、日本とドイツの中小企業およそ20社の関係者が参加したセミナーに出席しました。
安倍総理大臣はこのように述べ、両国の企業どうしの連携を後押しし、経済成長につなげていく考えを示しました。
安倍総理大臣はこのあと、メルケル首相との首脳会談に臨み、緊迫の度合いを深めているウクライナ情勢の、平和的な解決に向けた取り組みなどを巡って、意見を交わすことにしています。
ウクライナ東部では、親ロシア派が建物を占拠する動きが活発化。
国際社会の合意は、事実上、破綻した状況となっています。
ウクライナ東部、ロシアとの国境に近いルガンスクでは、29日、親ロシア派の3000人余りが、新たに州庁舎を占拠。
自治権の拡大を目指す住民投票の実施を前に、各地で親ロシア派の動きが一層活発化しています。
これに対し暫定政権は、住民投票を受け入れない姿勢を示しているものの、有効な手だてを打ち出すことができないでいます。
欧米やロシアが建物の占拠をやめるよう求めるなどとした国際社会の合意は、事実上、破綻した状況となっています。
そのウクライナ情勢を巡って、訪問先のデンマークで、岸田外務大臣は、EU・ヨーロッパ連合のアシュトン上級代表と電話で会談。
アシュトン上級代表は、ウクライナの安定に向けて、大統領選挙が着実に実施されることが必要だと述べました。
岸田大臣はOSCE・ヨーロッパ安全保障協力機構の監視団の活動が重要になってくる。
さまざまな面で協力していきたいと述べ、来月25日に予定されている大統領選挙が、着実に実施されるよう連携して取り組んでいくことで一致しました。
民事再生法違反などの罪について、無罪としました。
商工ローン大手のSFCG、旧商工ファンドの元会長、大島健伸被告は、経営破綻の直前に400億円を超える債権を親族の会社に事実上、無償で譲渡したなどの罪に問われました。
判決は、債権を渡したのは債務をなくすことが目的で、無償譲渡には当たらないと判断しました。
その上で、うその登記を申請した罪で、懲役1年6か月、執行猶予3年を言い渡しました。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
関東甲信地方と静岡県では、活発な雨雲がかかっています。
あすの午前3時ごろまでは、1時間に30ミリ以上の、局地的に激しい雷雨に注意が必要となります。
雨の見通しを見ていきましょう。
日付が変わって午前1時ごろの予想です。
静岡県から関東北部にかけて、帯状に活発な雨雲が予想されています。
このような雲が抜けきるまでは、雨の降り方、注意が必要です。
そしてあすの午前中にはこの南側のまとまった雨雲は、いったん抜けていきます。
ただ北日本を中心に日中もところどころ、雨の降りやすい状態が続きそうなんですね。
大気の不安定な状態はまだ続くということですね?
そうなんですね、特に東北から関東にかけて注意が必要です。
その理由ですが、きょう、雨を降らせているこちらの南側の前線、あすには東海上に抜けていきます。
ところが後ろ側から今度は寒気が流れ込んでくるんですね。
この寒気に覆われる東北から関東にかけて大気の状態が不安定で、雷雨や突風に注意が必要です。
ではあすの予報を見ていきます。
お伝えしていますように、札幌市の警察署や、大型商業施設などで相次いだ、カセットこんろ用のボンベを使った爆発事件で、警察は、このうち今月、警察の官舎で起きた事件に、市内の51歳の女が関与したとして、激発物破裂の疑いで逮捕状を取りました。
今夜にも逮捕する方針です。
札幌市北区では、ことし1月から今月初めにかけて、警察の駐車場や官舎、それにホームセンターなどで仕掛けられたカセットこんろ用のボンベが爆発するなど、同じような事件が5件相次ぎました。
警察は、同じ人物による犯行ではないかと見て、現場周辺での聞き込みなどの捜査を進めるとともに、警察などに送りつけられた犯行を予告するような文書の解析を行っていました。
これまでの調べで、北区内に住む51歳の女が関与した疑いがあるとして、警察は、今月26日に自宅などを捜索するとともに、事情を聴いていました。
その結果、一連の事件のうち今月3日、警察の官舎で起きた事件について、激発物破裂の疑いで、女の逮捕状を取りました。
警察は今夜にも女を逮捕する方針で、ほかの事件との関わりについても調べることにしています。
警察によりますと、女は当初の任意の事情聴取に対しては、関与を否定していたということです。
2014/04/30(水) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽目標の2%の達成は?日銀が物価見通し公表 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】上條倫子,【気象キャスター】岡村真美子

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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】上條倫子,【気象キャスター】岡村真美子

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