ニュースウオッチ9▽事故から2週間 韓国社会に広がる動揺沈没直前の船内映像も 2014.04.30

今夜8時半に始まった、北海道警察本部の記者会見。
札幌市北区で相次いだ、カセットこんろ用のボンベを使った爆発事件のうち、警察の官舎で起きた事件に関わっていたとして、警察は同じ北区に住む名須川早苗容疑者を、激発物破裂の疑いで今夜逮捕しました。
警察によりますと、容疑を否認しているということです。
札幌市北区では、ことし1月から今月初めにかけて、警察の駐車場や官舎、それにホームセンターなどで、仕掛けられたカセットこんろ用のボンベが爆発するなど、同じような事件が5件相次ぎました。
その結果、一連の事件のうち、今月3日、警察の官舎で起きた事件について、現場の状況や防犯カメラの分析、それに犯行を予告するような文書の解析などから、名須川容疑者が関わったとして、激発物破裂の疑いで今夜逮捕しました。
警察は、ほかの事件との関わりについても調べることにしています。
この事件で、警察はこれまで名須川容疑者の自宅などを捜索するとともに、今月26日から事情を聴いていました。
札幌市北区で相次いだ爆発事件。
最初の事件は、ことし1月に北警察署で発生。
車の一部が燃えました。
その後、2月から3月にかけて、量販店の店内やスーパーマーケットの駐車場、それにホームセンターのトイレで発生。
そして今月3日には、警察官舎が狙われました。
これら5つの現場。
すべて北警察署が管轄する半径3キロの範囲に集中していました。
爆発は、カセットこんろ用のボンベを着火剤で熱して起こしたと見られ、現場からはジェル状の着火剤が見つかっています。
そして4件目の事件では、画びょう数十個。
5件目の事件では、くぎ2000本が仕込まれるなど、事件はエスカレートしていきました。
またこの事件では、犯行を予告するような文書も注目されました。
地元の民放テレビ局に届いた文書には、北警察署の複数の警察官の名前と共に、警察への強い不満が書き込まれていたほか、次は北警察署の管内の交番を狙うという趣旨の記載もあったということです。
事件が相次いだ札幌市北区では。
捜査本部が置かれている札幌市にある北警察署です。
こちらでは午後8時半過ぎから、庁舎の3階で、捜査本部による会見が行われました。
会見は先ほど終わりました。
私も会見の冒頭、出席していたんですが、容疑について名須川容疑者は、否認していると説明がありました。
松枝さん、きのうまで4日間、任意による事情聴取が行われて、そして5日目のきょう、逮捕に至ったということなんですが、その間のいきさつについて教えていただけますか?
今回の一連の事件では、現場が燃えていることもあり、物証が乏しいと警察が考えて、慎重に捜査を進めてきました。
任意による事情聴取は今月26日からきょうまで5日間、延べ40時間以上に及びました。
その中で、名須川容疑者は容疑を否認したということなんですが、警察は逮捕に至ったいきさつについて、これまでの現場での防犯カメラの映像の解析や、事件後、警察や報道機関に送られた犯行声明の解析をもとに、逮捕に至ったと説明がありました。
松枝さん、爆発事件は5件発生していて、今回の逮捕の容疑事実は、その5件目の事件ということなんですが、これ、ほかの4件についても、この容疑者の犯行である可能性が高いと見ていいんでしょうか?
こちらにまとめたんですが、一連の事件では、半径3キロの狭い範囲で起きています。
またカセットコンロ用のボンベを爆発させるという手口が似ています。
逮捕された名須川容疑者の自宅も、こちらの辺りにあります。
あくまで今回の逮捕容疑は5件目ということなんですが、会見の中でも警察は、同一犯による犯行の可能性があるとして、一連の事件との関連についても調べると説明しました。
捜査本部がある札幌市にある北警察署から中継でお伝えしました。
こんばんは。
松枝記者でした。
市民を不安に陥れた札幌の連続爆発事件。
動機をはじめ、真相の解明が待たれます。
次のニュースです。
韓国の旅客船の沈没事故から、きょうで2週間です。
212人の死亡が確認され、依然として90人の安否が分かっていません。
新たな動画が公開されました。
事故が発生し、恐怖に脅えながら救助を待つ、高校生たちの様子が撮影されています。
高校生が、携帯電話で午前8時52分から撮影した映像です。
当初はそれほど深刻な様子は見られませんでした。
船の中では、その場にとどまるよう繰り返し放送が流されていました。
しかし、ちょうどそのころ、船の機関長は、乗組員に脱出を指示していました。
修学旅行中の高校生など、476人を乗せた韓国の旅客船。
乗組員が脱出を始めたあと、次第に傾いていく船内。
高校生たちは。
しかし、次第に悲痛な空気が。
さらに家族に向けたメッセージも残されていました。
そして午前9時7分。
旅客船と海上交通管制センターの間の交信では。
しかし、その直後も船内では乗客に待機するよう求める放送が流れていました。
映像は、午前9時10分ごろで終わっています。
この動画を撮影した高校生は、その後、死亡が確認されました。
船が傾く中、およそ30分後の午前9時46分ごろ、船長は船から脱出しました。
今も90人の行方が分からないままです。
原因の究明を求めて映像を公開した、高校生の父親は。
明らかになるさまざまな不手際に、パク・クネ政権への批判が高まっています。
そればかりではなくて、事故の衝撃は、韓国社会そのものも大きく揺さぶっています。
自動車に、家電産業。
世界に名だたる企業がけん引し、経済発展を遂げた韓国。
そこに起きた今回の事故。
その衝撃は、これまで自信を深めてきた韓国の社会を、大きく揺さぶっています。
大統領までもが謝罪に追い込まれた今回の事故。
今、韓国では国や社会の在り方そのものを問い直す声が相次いでいます。
多くの乗客を残したまま真っ先に逃げ出した船長や船員のモラル。
ある意味で、船長と船員は…。
船には安全が確保される貨物量の3倍余りが積まれるなど、船会社が利益を優先し、安全を軽視していたのではないかと疑われています。
さらに問題は当局にも。
初動対応に問題があった疑いなどで、捜索を受ける海洋警察。
事故現場を視察した政府の幹部が、記念撮影をしようとしたことも、問題となりました。
次々と明らかになる失態。
その一方で、進まない救助活動に、韓国の国民は自信を失っていったと専門家は話しています。
韓国のメディアは。
揺らぐ先進国としての自信。
背景にあるのが、1990年代に相次いだ大規模な人災です。
94年には、手抜き工事が原因で橋が崩落し、32人が死亡。
よくとしには、デパートの建物が崩れ、500人以上が犠牲となるなど、国のイメージが大きく低下しました。
それからおよそ20年。
かつての惨事の教訓が生かされていないのではないか。
韓国の人々は、自問を繰り返しています。
ある新聞は、韓国で起きた地下鉄の放火火災を教訓に、日本が対策を取ったことを紹介。
その一方で韓国では、再び同様の放火事件が起きるまで、問題の改善に取り組まなかったと報じました。
遺影の前で焼香するパク大統領。
今回のような事故に対処する新しい省庁を設ける考えを示しています。
しかし、批判が収まる気配はありません。
きょうの新聞各紙は、大統領の謝罪について、自分の責任を認めることばがない。
もっと深く、心から謝罪すべきだなどと論評。
乗客の家族代表も、謝罪とは言えないと批判しています。
謝罪によって高まる政府批判を収拾したかったパク・クネ政権。
逆に、新たな批判を呼び、さらなる対応を迫られています。
ソウル支局長の塚本壮一記者です。
塚本さん、事故から2週間。
この2週間、韓国にとってどんな時間だったんでしょうか?
全国民が悲しみ、怒り、そして無力感に襲われた2週間でした。
大勢の高校生が犠牲になったという衝撃と悲しみ、そして乗客を置いたまま逃げた船長らに対する怒りがありました。
しかしそのあと、政府のさまざまな失態や不手際が明らかになったことで、最優先にすべき国民の安全が軽視されていたのではないかという疑念が生じています。
ぼう然としたというのが、今の韓国の人たちの心境です。
今回の事故で、韓国の国民は、強い不条理を感じています。
事故を起こした船会社の実質的なオーナーは、とてつもない金持ちです。
フランスにある村1つをまるまる買ったと伝えられています。
この浮世離れした金持ちが保有する船会社は、決められた重量をはるかに超える貨物を、常習的に積んでいました。
利益を上げるために安全性を無視したのです。
一方、今回犠牲になった生徒が暮らしていたアンサン市は、近隣の工業団地で働く労働者が多い庶民の町です。
庶民が金持ちの犠牲になった。
韓国の人たちはやるせない思いでいます。
塚本さん、パク・クネ大統領の政権運営への影響も、かなり深刻に見えますが、どうでしょうか?
すでに支持率の急落という形で影響が現れています。
パク大統領への批判は、東亜日報や朝鮮日報など、ふだんはおおむねパク政権の立場を支持する保守系メディアにも広がっています。
パク大統領が新しい省庁を設けると表明したことに対しても、効果を疑問視する見方がはやばやと出ています。
中には、政府が何かに取り組むという考え方そのものが、次の惨事を生むと断定する社説もあります。
今、パク大統領は何をしても批判を浴びるという、厳しい状況に置かれています。
パク大統領はもともと、国民との意思疎通に欠けるという批判がありました。
これまでは高い支持率に隠れていましたが、それが今、大変なマイナス面として国民に意識され始めています。
捜索活動は困難に直面し、船の引き揚げなど、事故の収拾はまだ先です。
パク政権に向けられた厳しい視線は、当分続きそうです。
ソウルから塚本記者でした。
大きな傷を残した旅客船事故。
行方不明者の発見を、今も大勢の家族が岸壁で待ち続けています。
次です。
日本が巨額の資金を投じてきた、ODA・政府開発援助。
その姿が、大きく変わりつつあります。
これまでは、途上国のインフラ整備などが中心でしたが、中小企業の海外進出に積極的に道を開こうとしています。
地方に眠っている中小企業にビジネスチャンスを与えて、日本経済再生につなげようというねらいがあります。
急速な経済成長を続けるベトナム。
インフラの整備に巨額のODAが使われてきました。
ホーチミンの国際空港ターミナルビルの建設。
首都ハノイに架かる鉄橋も。
事業の多くは、日本の大手企業が請け負ってきました。
こうした巨大インフラ整備の一方で。
ベトナムでは、私の後ろを流れているような川の水を飲料水や生活用水として使っている人たちが多くいます。
汚れた水。
そのまま飲む人も多く、感染症などが大きな問題となっています。
その水質を改善しようと、日本の中小企業が動きだしています。
社長の柳生良治さんです。
浄水システムを製造・販売する事業を手がけています。
地方政府の役人も。
2年前にベトナムに進出。
海外でのビジネス経験がなく、資金も少ない柳生社長が頼りにしたのが、ODAでした。
柳生さんの会社は、鹿児島県に本社があります。
創業25年。
従業員は9人です。
活火山がある鹿児島。
その火山灰、いわゆるシラスを加工して作った凝集剤が主力商品です。
凝集剤は、工場の排水処理などで使われています。
しかし、国内の販路には限界を感じています。
そこで目をつけたのが、日本政府がODAで初めて中小企業を支援する新たな制度でした。
これまでのODAは、途上国が日本に支援を要請。
それに応える形で、橋や道路などを建設してきました。
中小企業を支援する新たな制度は、途上国ではなく、中小企業みずからが、自社の技術を役立てたいと国の機関に支援を申し込みます。
国の機関は、途上国の問題解決につながるか、ビジネスとして成り立つかなどを審査し、条件を満たしていれば、調査費や事業費として、最大1億円を支給します。
地方の中小企業の海外進出を積極的に後押しし、日本経済の再生につなげるのがねらいです。
この制度の支援を受けた柳生社長。
国から得た1億円を、現地での通訳、浄水器や凝集剤の運搬、水質の検査費などに充てました。
今は28か所で浄水器を実際に使ってもらい、使い勝手や耐久性などを調べています。
浄水器の設置にあたり、柳生社長と地元政府との間を取り持ったのが、ODAの実施機関、JICA・国際協力機構の現地事務所です。
人脈がものをいうベトナム社会で、地元の幹部を次々に紹介してもらいました。
浄水システムがベトナムで売れると踏んだ柳生社長。
現地で生産を行うため、自己資金を投じ、工場を借りることにしました。
夏には、ここに製造設備を入れ、本格的な稼働を目指しています。
国益重視のもと、ODAで中小企業の支援に乗り出した日本。
途上国で活動を続けてきたNGOの中には、企業側のニーズだけが重視され、途上国側の意見が反映されない可能性を心配する声もあります。
ODAは、途上国の発展に貢献するという点で、長いこと、日本外交のいわば、キラーコンテンツでもありました。
最近は途上国の側も、道路や橋といった大規模事業だけではなくて、今あったように、生活の質の向上を図っていきたいというニーズの変化が出てきていますので、きめ細かさと足腰の軽さが持ち味の、日本の中小企業の出番という面もあります。
援助は、まずは相手のためと、そんな原則を守りながら、両者のニーズがマッチしたウィンウィンの形が出来ることを来したいと思います。
ヨーロッパを歴訪中の安倍総理大臣は、日本時間の今夜7時過ぎから、ドイツでメルケル首相と会談しました。
先ほど行った共同の記者会見で、ウクライナ情勢について、すべての当事者に対して、事態の沈静化を働きかけるとともに、ロシアに対して、国際社会の責任あるプレーヤーとしての役割を果たすよう、促していくことで一致したことを明らかにしました。
安倍総理大臣とメルケル首相の会談は、日本時間の今夜7時過ぎから、1時間余りにわたって行われました。
両首脳は先ほど、共同で記者会見をしました。
安倍総理大臣は、来月8日までの日程で、ヨーロッパ6か国を歴訪します。
さて、大型連休のこの時期、ふるさとを意識する方、多いと思うんですよね。
東日本大震災の被災地では、震災後、ふるさとをたくさんの人が離れましたけれども、今、この時期だけに、一時的かもしれないけども、戻っている人、いらっしゃるんじゃないかなというふうに思いまして、きのう、取材に行ってきました。
訪ねたのは福島県南相馬市の小高区です。
原発事故によるかつての警戒区域、現在、避難指示の解除を待つ地域です。
実は少し期待をしていました。
1年5か月前に訪ねたときより、ひと気を感じられるのではないかと。
しかし、甘い想像でした。
立ち入りは自由でも、まだ宿泊ができない小高区。
商店街を訪ねてみると。
大型連休ということもあって、どなたか人が戻ってきてるかなと思ったけども、やっぱりどなたもいらっしゃらないですね。
有線放送の音だけが響いていました。
こちら、加藤さん。
以前、取材で訪れた理髪店を訪ねてみました。
こんにちは。
あ、どうも、お久しぶりです。
お久しぶりです、どうも。
元気な声が返ってきました。
隣の地区の仮設住宅から通いながら、いち早く店を再開した加藤直さんです。
加藤さんは水道やガスが使えない時期から、ポリタンクの水を電気ポットで沸かし、営業を続けてきました。
先月末に設置したばかりの真新しい洗面台。
ボイラーもようやく入り、お湯を自由に使えます。
しかし、近所の店は再開のメドが立たない所が多いといいます。
こんにちは。
この日、加藤さんの店にやって来た母と子の4人家族。
もともとの常連さんです。
実はこの春、避難先の神奈川県から南相馬に戻ってきました。
隣の地区の仮設住宅で暮らしています。
子どものころから加藤さんの店に通っているという、長男の道中内将義さん。
今月、地元の企業にUターン就職しました。
弟の明広さんは、一足先に去年戻ってきて、地元の高校に通っています。
そして母親の玲子さんと小学4年生の千夏さん。
震災が起きる前も、こうして家族で加藤さんの店によく足を運んでいました。
久しぶりの床屋談義に花が咲きます。
道中内さんが暮らす仮説住宅は、小高区から車で20分ほどの所にあります。
驚いたのは、家族の仲のよさ。
ふるさとに戻ることも、家族みんなの決断でした。
ちゅう房の設備を作る地元の会社に就職した長男の将義さん。
高校2年生の次男、明広さんは。
9歳の千夏さんも。
長男の将義さんは、まだ仮免許。
母親の玲子さんが指導役です。
20分ほどの所にある自宅へ案内してもらいました。
ここに来ると、今もあの日の記憶がよみがえります。
家の中は、時間が止まったままでした。
今は笑い合う家族。
震災のショックから立ち直るには、時間が必要だったといいます。
この春からふるさとで始まった家族の暮らし。
朝7時、将義さんが弁当を手に、仕事に向かいます。
そこには、生活はすっかり変わっても、ふるさとの人に迎えられ、自然体で暮らす家族の姿がありました。
理髪店の加藤さんですけれどもね、どうしても帰ってこいっていうふうに言うんじゃなくて、少しずつでも、自然にふるさとに帰ってくる人が増えるっていうのが一番いいんじゃないかなっていうふうに話していて、それも一理あるなというふうに思いました。
どうしても私たちは、復興の遅れという常套句を声高に言いがちなんですけれども、道中内さんのご家族と会ってみて、それぞれができる範囲でふるさと、そして被災地を思うことも、十分にその意義はあるんだということを教えられた思いでした。
お伝えしていますように、札幌市の警察署や大型商業施設などで相次いだカセットこんろ用のボンベを使った爆発事件で、警察は、このうち今月、警察の官舎で起きた事件に、市内の51歳の女が関わったとして、激発物破裂の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、札幌市北区屯田の無職、名須川早苗容疑者です。
警察によりますと、容疑を否認しているということです。
今夜9時前まで、捜査本部の記者会見が行われていた札幌市の北警察署です。
一連の事件で警察は、捜査本部を設置し、捜査を進めてきました。
今月3日、警察の官舎で起きた事件に、名須川容疑者が関わったとして、激発物破裂の疑いで今夜、逮捕しました。
警察はこれまで、名須川容疑者の自宅などを捜索するとともに、今月26日からは、任意で事情を聴いていて、先ほどの会見では、防犯カメラの分析や、犯行を予告するような文書の解析などから、逮捕に至ったと説明がありました。
一方、名須川容疑者は逮捕の容疑について否認しているということです。
北警察署からお伝えしました。
6月に、サッカーのワールドカップを控えるブラジルで、デモや暴動が頻発しています。
リオデジャネイロでは、28日夜、警察と犯罪組織との銃撃戦に女性が巻き込まれて死亡したことに抗議する住民の一部が暴徒化し、警察と衝突しました。
一方、サンパウロでも29日、政府の土地政策に反対する住民が、地元政府の庁舎に向かって、石を投げたりごみに放火したりしたため、警察が排除しました。
ブラジルでは、政府に対する貧困層などの根強い不満を背景に、各地で抗議デモや暴動が頻発していて、治安対策が喫緊の課題になっています。
それでは気象情報、井田さんです。
こんばんは。
東海地方では4月としては記録的な大雨となった所もありました。
その雨雲、ゆっくり東へ移動しています。
こちらは、午後2時半ごろの静岡市葵区です。
静岡県あまぎ山では、午後9時までの1時間に22ミリの強い雨が降りました。
湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となっていて、静岡や関東では、あすの未明にかけて、局地的には雷を伴って、激しい雨が降るおそれがあります。
土砂災害や落雷、突風に十分注意をしてください。
これまでの雨で地盤が緩んでいる所もありますので、十分注意が必要ですね。
そうですね。
これまでの24時間に降った雨の量から見ていきましょう。
紀伊半島から静岡県にかけては赤の表示、100ミリ以上の雨が降っています。
特にこの1日の最大値、24時間の最大値を見てみると、和歌山県や三重県では、平年の4月ひとつき分に降るような、そんな雨が、1日で降ったんですね。
この活発な雨雲、現在は関東から東北にかけて広がっています。
このあと見ていきますと、またこの黄色の活発な雨雲が、静岡県付近にかかってきます。
午前3時ごろにかけては、静岡県や関東、激しい雨に注意が必要です。
そのあと、関東周辺の雨、朝には抜けていきますけれども、北日本では続きそうです。
そして午後になりますと、また線状の雨雲が、関東から北陸にもかかってくるんですね。
あすの午後も急な強い雨に注意が必要です。
では天気図を見ていきましょう。
あすも低気圧や前線の動き、遅い状態が続きそうです。
詳しく見ていきましょう。
前線や低気圧に向かって、湿った空気が流れ込んでいきます。
この影響で、あすにかけても、未明にかけて、静岡県や、関東では局地的に激しい雨にお気をつけください。
いったん雨がやんでも不安定ですので、落雷や、そして突風などにも注意が必要です。
このあとも広い範囲で、雨の降り方に注意が必要ですね。
局地的には、あしたの未明、午前3時ごろにかけて、激しい雨の所がありそうですね。
特にこちら、静岡県や関東ではお気をつけください。
土砂災害、川の増水等に注意が必要です。
そして雨がやんだあとも、あしたは北日本から東日本にかけて、午後まで不安定なんですね。
午後も急な雷雨、突風にお気をつけください。
気象情報でした。
なんかほっとしますよね。
初々しいです。
廣瀬さんです
こんばんは。
そのゴルフの勝みなみ選手。
15歳での優勝で、一躍有名になった高校1年生が、あさってからのツアー大会に出場します。
アマチュアの勝選手は、今月、国内女子ツアーの大会で、史上最年少となる15歳9か月で優勝しました。
優勝のあと、初めてとなるあさってからの大会を前に、本番のコースで調整。
もう少しでホールインワンというショットも。
勝選手は高校卒業まで、アマチュアでプレーすることを明らかにしたうえで、大会に向けて意気込みを話しました。
大リーグです。
レッドソックスの抑え、上原浩治投手が、今シーズン6セーブ目を挙げました。
出番は9回。
チームが3点差に迫られ、2アウト2塁の場面でした。
上原は、ストレート2球で追い込みます。
最後は。
ストレートでした。
上原は期待に応え、僅か3球で6セーブ目です。
ヤンキースのイチローは、気温8度、雨の中で先発出場。
速球をはじき返したのは、7回の第3打席。
さらに9回。
イチローは悪条件の中で2安打。
集中力は持続しづらい。
特別な方法はないと振り返っていました。
そのヤンキースとマリナーズとの試合、試合前にこんな場面がありました。
こちら、マリナーズの岩隈投手。
故障者リストからの復帰が近づいているんですね。
笑顔で駆け寄った先には、ヤンキースの黒田投手。
さらに、田中投手。
楽天時代の後輩も加わりました。
手元を見てください、黒田投手の。
たぶんこれ、変化球の投げ方なんでしょうか。
ですね。
雨も降っていたんですけれども、およそ5分、ピッチング談義に花を咲かせていたようです。
岩隈投手は日本時間の3日、メジャーかマイナーリーグかは、決まっていないんですが、登板する予定です。
そして黒田投手も、2日後のマリナーズ戦に先発する予定です。
シュートみたいな。
井上さん、今。
失礼しました。
さあ、プロ野球はセ・リーグからです。
首位広島と2位阪神のゲーム差は1。
首位攻防3連戦の第2戦は、投手戦だったきのうとは一転、序盤から試合が動きました。
阪神は2回、打線がつながります。
8番鶴岡、1アウト1塁3塁の場面。
インコースのボールを、技ありの流し打ちで先制タイムリー。
2アウトから大和。
鳥谷も続きます。
さらに4番ゴメス。
ランナー2人を置いてこの当たり。
阪神がこの回、一挙7点を奪い、試合の主導権を握ります。
しかし大量援護をもらった藤浪が、リズムをつかめません。
直後の3回、1点を返され、3番丸。
藤浪は、松山にもタイムリーを打たれ、3点差に詰め寄られます。
5回も1アウト1塁3塁のピンチ。
藤浪、ここはなんとかふんばりました。
試合は阪神がこのままリードを守りきりました。
阪神はこれで、甲子園球場での連勝が平成15年の球団記録に並ぶ10となり、広島にゲーム差なしと迫りました。
巨人の先発はセドン。
1点をリードされた3回、2塁3塁とピンチを招いて、相川。
逆方向へうまく打たれました。
点差が広がります。
さらにワイルドピッチで1点を失い、2塁3塁で山田。
甘く入ったストレートを引っ張られました。
2人がかえって、早くも5失点。
原監督はセドンに加え、キャッチャーの阿部も交代させます。
しかし代わった笠原も持ちこたえられません。
巨人、きょうはいいところなく敗れました。
ヤクルト、小川監督はこの試合、左ピッチャーのセドンに対し、右バッター8人で臨みました。
3回はよくつないだし、いいところで効果的なヒットが出た。
いい攻撃ができたと振り返りました。
DeNA対中日は、雨で中止。
セ・リーグは4月を終えて、勝率の差で広島が首位、2位が阪神です。
リーグ1位の得点を挙げているのが、打線好調の阪神。
その中心が、今シーズンから加入したゴメス選手。
オープン戦は打率1割台と不振で、心配の声もあったんですが、開幕してみれば全試合4番、打点ではチームメートのマートン選手を上回って、リーグトップに立ちました。
マートン選手のいい刺激になっているようですよね。
パ・リーグです。
首位オリックスと、2位ソフトバンクの首位攻防第2戦。
4連勝で14年ぶりに勝ち越しを10としているオリックス。
今夜も投打がかみ合いました。
オリックスはベテラン、井川が先発。
同点の4回、ソフトバンク打線につかまり、1アウト満塁のピンチ。
ピンチにも、きょうの井川は落ち着いていました。
まずはスライダーで三振。
続いて力のある速球。
連続三振で切り抜けます。
その裏、5番Tー岡田。
低めの速球を捉えました。
完璧だったと自画自賛の3号ホームラン。
オリックスはこの回、3点を奪い、リードします。
6回以降は、リーグトップの防御率を誇る投手陣が、4人のリレー。
投打ががっちりかみ合ったオリックスは5連勝。
単独首位をキープです。
5連勝と勢いが止まらないオリックス、森脇監督。
10安打の打線よりもきょうは井川の好投をたたえたいと、いつもどおり淡々と話していました。
楽天は上園が今シーズン初先発。
5回、ランナー2人を置いて里崎。
変化球をはじき返され、先制されます。
なおも満塁でルーキー、西宮がマウンドへ。
悪い流れを断ち切れず、1点を追加されます。
楽天は1点返した8回、2アウト2塁でジョーンズ。
同点に追いつきました。
9回、ファルケンボーグが抑え。
頼みの抑えが、今シーズン初の失点。
楽天は5連敗です。
楽天の星野監督。
打線がいまいちだなぁ。
いや、いまいちじゃなく、全然打ててないと振り返りました。
4連敗中の日本ハムは6回。
チャンスで5番大谷。
速球を狙いながら、カーブに反応しました。
2打席連続のタイムリーで、リードを広げます。
先発のルーキー、浦野は、7回まで得点を与えませんでしたが、3点リードの8回。
連続フォアボールで1アウト満塁のピンチを招き、マウンドを降ります。
2人目の宮西は1点を返され、なおも1塁3塁で、3番栗山を迎えます。
日本ハムはなんとか逃げきり、連敗を4で止めました。
2014/04/30(水) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽事故から2週間 韓国社会に広がる動揺沈没直前の船内映像も[二][字]

客船事故から2週間韓国社会に広がる動揺沈没直前の船内映像も▽ODA政府開発援助60年で見直される役割中小企業の進出支援も▽大越キャスタールポ南相馬ある家族の決断

詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子

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ニュース/報道 – 定時・総合
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