SMOKING GUN〜決定的証拠〜 #04 2014.04.30

(縁)《あなたを信じて待つと永遠に誓う》《プロポーズの返事今度でいいから》
(エミリ)《ごめん》
(柏木)永友エミリの恋人で彼女の遺体と一緒に発見された。
そのときまでの12時間記憶が消えているらしい。
(縁)俺何かやましいことでもあるんすかね。
もう3年ですよ。
犯人も分からないまま。
《あ〜!》
(柏木)いくらざんげしても罪は消えない。
なぜお前は生かされたんだ?昨夜遅く濱田輝男が逮捕されました。
(真紀)そう。
(井川)容疑は公務執行妨害。
職質をかけた刑事を切りつけたようです。
あれから3年半か。
よく逃げ続けたものねえ。
(柏木)濱田は千代田家襲撃事件…くるみちゃんの件に関しては否認を通しています。
(真紀)で新たな証拠が必要っていうわけね。
喜んで受けるわ。
警察の依頼は大好物よ。
今日は鑑定じゃないんです。
くるみちゃんに捜査協力の依頼で来ました。
あの子以外に有力な手掛かりがないんです。
(井川)あっ車出してきます。
(柏木)ああ。
柏木…1つ頼みがあるの。
(桜子)あっどうぞ。
どうぞ。
《何も覚えてないからな》《まっ確かに俺がエミリを殺したのかもな》・俺に配ってどうすんだ?
(桜子)えっ?あっ!あっ流田さん…。
漫画みたいなぼんやりだな。
すいません。
ただ今戻りました…。
(アナウンサー)指名手配から3年半逃走を続けていた容疑者が…。
あれ?何かあったんすか?
(田坂)濱田輝男が逮捕されたよ。
(アナウンサー)2010年に薬物所持および違法販売などの容疑で指名手配されていた濱田輝男容疑者が逮捕されました。
だから柏木来てたのか。
どういうことですか?
(松井)僕もさっき知ったんだけど…。
(アナウンサー)警視庁によりますと昨日夕方港区の路上で濱田容疑者を…。
おかえりくるみちゃん。
(アナウンサー)職務質問を試みた…。
(真紀)くるみ帰ってきたのね。
ちょうどよかった。
濱田輝男っていう男が逮捕されたの。
3年半前くるみを襲った男かもしれない。
(真紀)あなたに捜査協力の依頼があったわ。
面通し。
濱田が犯人かどうか確かめてほしいって。
犯人の顔を見たのはくるみだけなの。
怖いのは分かるわ。
でも警察はあなただけが頼りなの。
(くるみ)真紀は平気なの?私が事件のこと思い出してつらい思いしても。
もういい…。
逃げるつもり?どうせ真紀は犯人が逮捕できればいいんでしょ!
(桜子)くるみちゃん!
(小宮山)いいんですか?所長。
いいわけないでしょ。
警察に恩を売れるチャンスだったのに。
(小宮山)そういう意味では…。
くるみが駄目なら何か他の方法考えなくちゃ。
あっ…。
出るわ。
弁護士会の理事と会食。
じゃ。
(松井)所長もう少し気を使ってあげてもいいのに。
まあ不器用というか何というか…。
あえて気を使わないのが所長のやり方だ。
でもあんなくるみちゃん初めてっすよ。
普段しっかりしてるから子供だってこと忘れてるんすね。
(小宮山)相当怖い思いをしたんでしょう。
引きこもりか。
悪くないね〜。
今までお前はいい子ちゃん過ぎたんだよ。
引きこもりデビュー記念にやるよ。
大サービスだよ。

(くるみ)分かってるの。
面通し行った方がいいって。
真紀元刑事だしね。
逮捕したくて当然だよ。
仕方ない。
私のことなんかどうでもよくて。
お前さ往生際悪いよ。
はい?引きこもってんだから開き直れよ。
所長のことムカついたんだろ?罪悪感とかどうでもいいんだよ。
そんなんだから今までも言いたいこと言えなかったんじゃないの?大人ぶるな。
罪悪感とかじゃない。
真紀は思ってるずっと。
私なんかいない方がいいって。
何でそう思うんだ?
(田坂)くるみちゃんを襲った濱田って男はもともと所長が追ってた被疑者だった。
あっ。
そのころ所長は警視庁の組織犯罪対策課にいて当時の部下が柏木だ。
で所長の班は覚せい剤の密売グループを追ってたそうだ。
そのグループを仕切ってたのが濱田だ。
間もなく濱田の潜伏先を突き止めて…。

(柏木)《うわ…》《千代田さんここって…》《くるみ…》
(スイッチを押す音)・
(くるみ)《キャッ!》《キャ〜!キャ〜!》
(田坂)そのまま濱田は逃走して姿を消した。
(田坂)くるみちゃんが襲われたのは完全な逆恨みだ。
現場から濱田の痕跡は見つからず濱田を犯人と特定できないまま事件は未解決になった。
まあ刑事って仕事は時に身内も危険にさらす。
ここができたのもあの事件がきっかけだったと聞いています。
どういうことっすか?くるみちゃんを危険な目に遭わさず信念を貫く。
そういう場所をつくりたかったそうです。
ここを始めるめどが立ったころ所長は前の仕事でくすぶっていた私に声を掛けてくれました。
その後俺が拾われたんだよ。
技官になるために入り直した大学を出たばっかりでまだ使い物にならないのに。
それじゃあ流田さんは?俺と同じころか?あいつも警視庁の科捜研を辞めたばかりでまあ路頭に迷ってたんだよ。
えっ?どうして…。

(ドアの開く音)
(松井)あっ流田さん。
どうでしたか?くるみちゃん。
引きこもってただけ。
おっ。
だったら健全だ。
引きこもりが健全って。
心配なら一緒に引きこもってやれよ。

(足音)お待たせしました。
どうぞ。
(真紀)ありがとう。
あっそれとあのことはみんなには黙っておいて。
分かりました。
みんなちょっといい?くるみの事件のことよ。
(真紀)あの子が面通しを拒否しているなんていう報告だけじゃ警察に対して心証が悪いわ。
だからうちで濱田につながる証拠を見つける。
いいわね?
(松井)何すか?それ。
(田坂)女性用スーツ。
(真紀)くるみが襲われた事件の証拠品よ。
当時もう1人被害者がいたの。
犯人はくるみを襲った後逃げる途中で同じマンションの住民を刺した。
その被害者から証言取れなかったのか?
(真紀)うん。
背後から襲われて犯人の顔は見えなかったそうよ。
この証拠品当時も警視庁の科捜研で調べたんですよね?うん。
でも何にも出なくて被害者に返却されたの。
今回調べ直すために本人に借りてきた。
濱田につながる証拠が出たら警察に売りつけるわ。
そのために柏木から濱田のDNA型グラフも借りてきた。
これは新たなビジネスチャンスよ。
今回は正式な依頼じゃない。
私たちが手にできる証拠品はこれだけよ。
ここから濱田につながる手掛かりを捜す以外ない。
もし何も見つからなかったら?当然くるみに面通しさせるしかないわね。
犯人を逮捕するためには他に方法がないもの。
また無茶ぶりか。
だったら諦める?誰がそんなこと言った?
スモーキング・ガンとは銃から硝煙が立ち上るさままさに発砲の瞬間を表すことから科学捜査においては事件を解決に導く決定的証拠を意味する
(桜子)コーヒーとトイレットペーパーはOK。
あっ洗剤忘れた。
どうしよ…。
(桜子)あの!捜査一課の刑事さんですよね?
(桜子)すいません急に声掛けて。
(柏木)さっさと用件言ってくれないか?
(桜子)あっ…はいすいません。
(柏木のため息)流田縁さんのことなんですけどこの間聞いちゃったんです。
流田さんがエミリさんって人のこと…。
何か流田さんには聞きづらいっていうか。
でも所長は今くるみちゃんの件で大変だしそんなときに他の人にも聞けなくて…。
でもやっぱり気になって。
刑事さんの言葉も。
(柏木)《安心しろ》《お前のホントの姿はいずれ暴いてやるよ》《早く逮捕してくれよ》《その方が気が楽だ》《そのつもりだよ》面白いな。
俺が流田を疑ってると分かってて「話を聞かせろ」と言ってるのか。
知りたい気持ちが抑えられないってことか。
分かった。
ただし条件がある。
(桜子)えっ?流田に妙な動きがあったら知らせてほしい。
その条件がのめるなら君の質問に答える。
どうだ?分かりました。
(柏木)《永友エミリは流田の恋人だ》《3年前に殺されてその遺体の前で流田も意識不明で倒れていた》
(柏木)《あいつにはそれまでの12時間の記憶がなかった》《真相は今も闇の中だ》何だよ。
あっいえ。
今コーヒー入れますね。
(くるみ)《罪悪感とかじゃない》《真紀は思ってるずっと》《私なんかいない方がいいって》《何でそう思うんだ?》
(くるみ)《だってあのときだって…》《真紀が夜帰りが遅くなったり急に捜査に行かなきゃいけないときはねいつもお隣の大学生のお姉ちゃんに来てもらうの》
くるみの話では大学生は携帯のバッテリーが切れそうになり充電器を取りに家に戻ったらしい
そして間もなく玄関で音がした
くるみは大学生が戻ってきたと思ったがすぐに違うと分かった
《真紀…助けて真紀》《あっ…キャッ!》
(濱田)《あっ痛っ》
(くるみ)《真紀!1人にしないで!真紀…》
くるみの記憶はここまでだ
所長の話ではそのまま濱田は部屋の外に逃走…
(真紀)《どうしました?》《大丈夫ですか?》
(真紀)《しっかり…》やっぱり濱田のDNAはないか…。
まだいたのか。
(桜子)あっはい。
でもすぐ帰ります。
流田さんは?まったく手掛かりが出ない。
このまま帰っても気になって寝れない。
ドーナツを買ってくる。
(桜子)お疲れさまです。

(ドアの開閉音)えっ?ちょっ…ドーナツじゃ…。
君のような人間にこっそり何かをする才能はない。
いいかげん少しは自分のことを理解しろ。
すいません。
気になるなら直接聞け。
えっ?君は何が知りたい?何でも答える。
どんな人だったんですか?エミリさんって。
難しいこと聞くな。
えっそうですか?「どういう人か?」って聞かれて簡単に説明できちゃうような人間はこの世にいるか?あっ…すいません。
そうだな…。
あっ。
例えば花が嫌いなやつがいるとする。
そいつがエミリと一緒にいるといつの間にか花も悪くないと思うようになってしまう。
そういう人。
やっぱり伝わらないか。
いえ。
でも…どうしてそんな人が…。
俺たぶんその理由知ってるんだ。
えっ?しかし覚えていない。
忘れた。
自分の中に真実があるのに何にも分からない。
確かなことは俺が裏切ったことだけ。
何でそんなふうに…。
目が覚めたら目の前でエミリが死んでた。
エミリが1人で何を背負っていたのか。
どんな思いだったのか。
何一つ気付いてやれないまま俺だけ生き残ってる。
今ものうのうと。
きっと何かやましいことがあんだろうな。
だから肝心なことはみ〜んな忘れた。
すいません。
何でお前が泣くんだ?すいません。
つまらない話をして悪かったな。
お疲れ。
(ドアの開閉音)
(鮫島のメッセージ)鮫島です。
ご無沙汰しております。
あの男のことでお話があります。
またご連絡します。
(通話の切れる音)ジャケットに付着してた血痕汗など体液ごみなどからは濱田の手掛かりは出ませんでした。
傷口付近から範囲を広げて微細な血痕や染みまでしらみつぶしに解析していきましょうか。
あ〜気が遠くなりますね。
まっ確かにやみくもにやっても時間と手間がかかり過ぎる。
ん〜でも他に方法ないだろう。
そもそもどういう状況で刺されたんだ?視点を変えれば何か分かるかもしれません。
はい君犯人役。
はい。
はい刺す。
(桜子)えっ?刺す。
はい。
てやっ。
ストップ。
スーツの傷はここです。
場所が合いませんね。
傷口にナイフ合わせてみて。
はい。
んっ?真上?妙だな…。
(田坂)ただ背後から刺しただけではこの角度にはならない。
(桜子)えっ…。
あっ!犯人の身長がめちゃくちゃ大きかったとか?ほら。
はいはい…。
(小宮山)これなら真上から刺すことができますね。
被害者はなぜ犯人に背を向けてひざまずいたんだ?
(シャッター音)下行きます。
(桜子)はい。
(シャッター音)
(田坂)どうだ?
(桜子)どうぞ。
(柏木)濱田の証拠出たってホントですか?みたいね。
(柏木)「みたいね」って…。
私もまだ縁から詳しい話聞いてないの。
お前を襲った犯人の手掛かり見つけた。
お前にも一緒に聞いてほしいんだ。
私には関係ない。
(ノック)話を聞いてからまた引きこもれよ。
次は俺も一緒に引きこもってやるから。
ドーナツパーティーやるか。
真紀と話したくない。
所長のことムカついてんなら事件から逃げるな。
今逃げたら本当に忘れられなくなる。
事件の記憶がもし薄れてきても立ち向かえなかった負い目だけは永遠に消えない!所長もそう思ってるからくるみに面通しの話したんじゃないのか?まっ分からないならいい。
話が終わったらドーナツパーティーね。
うん。
被害者は背後から左肩を刺された。
ジャケットを着せた形で傷口を見てみるとこの傷は真上から刺されたことが分かる。
犯人はおそらくひざまずいた被害者に対して凶器を振り下ろした。
そして刺された場所を考えると…。
骨で刃先が止まった衝撃で犯人が刃元の部分で自分の手を切った可能性が高い。
そう仮定して調べ直した結果ズボンの左足の裾に付着したほんのわずかな血痕から2人分のDNAが検出された。
1つは当然被害者のDNA。
そしてもう1つは濱田と一致した。
その当時の警視庁の科捜研はおそらく被害者の傷口付近に絞りこんで調べたせいで気付かなかったんだろう。
この被害者を刺したのは濱田と考えて間違いない。
つまりくるみを襲ったのも必然的に濱田ということになる。
これで面通しは必要ない。
(柏木)濱田に殺人未遂容疑で逮捕状だ。
はい。
私もいいよね?話ちゃんと聞いた。
ちょっと待て。
本題はこれからだ。
えっ?所長…あんた嘘ついてるよな?濱田が部屋から逃げた後マンションの住民を刺したなんて話は嘘だ。
スーツに付いた被害者の血を調べたら所長あんたのDNAと一致した。
所長はくるみをかばって刺されたんだ。
そんなはずない。
だって…。
(濱田)《あっ痛っ》
(くるみ)《真紀!1人にしないで!》真紀は私のことなんか…。
一番一緒にいてほしいときいてくれなかった。
その話がホントなら何でだろうな?スーツの腕や胸の辺りからお前のDNAが出た。
えっ?お前の涙だよ。
本来なら涙からDNAを検出するのは不可能だが強くこすりつけた場合皮膚片も付着する。
お前を置いていった所長のスーツからそんなものが出ると思うか?これは所長がおびえたお前を強く抱き締めた何よりの証拠だよ。
スモーキング・ガンだ。
千代田さんもういいですよね?
(柏木)くるみちゃん悪かったね。
俺も共犯なんだ。
(くるみ)えっ?
(田坂)ん〜お前も知ってたのか。
(柏木)ええ。
当時事情聴取してスーツを鑑定に出したのは俺でした。
くるみちゃん言ってたよね。
「自分を置き去りにしてお母さんは犯人を追い掛けた」って。
それはきっと君の勘違いだ。
(くるみ)えっ?・
(パトカーのサイレン)《くるみ?くるみ…》
(ドアの開く音)
(柏木)《千代田さん!》
(真紀)《くるみ…》
(柏木)《大丈夫ですか!?》《私は大丈夫。
犯人が逃走した。
追って!》
(柏木)《はい!》まあ記憶なんてそもそも曖昧なものかもな。
精神的ショックを受けてんだよ。
冷静さを欠いてもう当然。
それともう1つ。
《あの子たぶん面通しはできないわ》《まだ怖がってる》《分かるの》《他に有力な手掛かりが出れば問題ないわよね?》《あの証拠品うちに再鑑定させて》《分かりました》《あの子事件以来私にどこか遠慮してる》《このまま負けてほしくないんだけどね》バカみたい。
最初からそう言えばいいのに。
ケガのことだって。
言えるわけないでしょ?あんたかばってケガしたなんて知ったら余計自分を責めるに決まってる。
くるみはただでさえ遠慮する子だから。
子供のくせに甘えるのが下手くそで…。
甘えられるわけないでしょ!真紀が刑事辞めたの私のせいでしょ?知ってんだから後悔してるって。
ホントの母親じゃないのに無理しちゃって。
確かに迷ったわよ。
刑事の仕事は好きだったから。
でも辞めたことは後悔してない。
(くるみ)嘘。
ホント!
(くるみ)私は大丈夫なの。
1人でも全然平気なの。
だからほっといて。
(くるみ)離して…。
(真紀)くるみ私はねあんたを守るためにはどんな犠牲もいとわないって決めたの。
あんたと出会ってあんたが生きがいになったから。
あんたに勝るものなんてどこにもないの。
ごめんねくるみ。
今までさみしい思いさせて。
全然気が付いてあげられなくて。
もうそんな思いさせない絶対に。
真紀…。
くるみ…。
わがまま言って悪かったわね。
(柏木)いえ。
こちらは証拠が出れば問題ありません。
報酬は上と相談しておきます。
つり上げといて。
努力はします。
じゃ。

(真紀)あんたたちにはやられたわ。
まさかバレるとはね〜。
濱田の手掛かりさえ出ればって思ったんだけど。
俺たち意外と優秀なんです。
(真紀)ありがとう。
みんなのおかげで親子に近づけた。
さっさと帰れ。
くるみちゃんが待ってんだろ?はいお疲れちゃ〜ん。
お疲れさまでした。
(小宮山)お先です。
じゃ私も。
お疲れ。
(桜子)お疲れさまです。
お疲れさん。
私やっぱり違うと思います。
はっ?流田さんがエミリさんを裏切ったなんてそんなふうには思えません。
何なんだよ急に。
私流田さんを見てきました。
短い間だけど。
依頼人の人たち所長やくるみちゃんそれに私も。
いろんな人のこと流田さんは救ってます。
だからきっと…エミリさんのことも大切にしてきたんだと思います。
もし流田さんが自分のことを信じられないなら…。
私が代わりに信じます。
失礼します。

(ドアの閉まる音)ねえ真紀。
(真紀)んっ?帰ったら相談があるの。
大切なこと。
(真紀)何?今言いなさいよ気になるわ。
駄目遅刻しちゃう。
いってらっしゃい。
(くるみ)は〜いいってきま〜す。
気を付けてよ!
(くるみ)は〜い。
《ささいなボタンの掛け違いはいつか直せる》《その相手が手の届く所にいれば》
(くるみ)学校から帰ったらウータのこと真紀に話す。
(白石)そうか。
よかったじゃないか。
今までありがとう。
いってきます!《しかしボタンを掛け違えたままその相手を失ってしまったらきっともう直ることはない》《それでも不意に訪れる》《失った相手でも思いが通じ合うときは来る》《そう信じたくなる瞬間が…》じゃまた来るよ。

(花子)ご無沙汰ねエミリ。
あなたの彼少しだけ借りるわ。
いいわよね?
(鮫島)鮫島です。
(真紀)留守電聞いたわ。
何があったの?あの男が傷害事件を起こしました。
確か出所が近かったわよね?しかしそのせいで保留になりました。
本人は絶対に理由を言いません。
どうなさいますか?面会に行くわ。
あっ桜子?あんた今夜時間ある?くるみを見ててほしいの。
そうよかった。
ありがとう。
(真紀)《待って》
(エミリ)《ごめんなさい》《あなたの期待には応えられない》
(真紀)《私も引き下がれないの》
(エミリ)《困ります》《やっとあなたまでたどりついたのよ》《話聞くまで帰らないわ》
(足音)お久しぶり。
元気そうね。
傷害事件起こしたんですって?出所が怖くて刑期を延ばした。
違う?あなたもともとここに入ったのも自分を守るためだったわよね。
取引しない?あなたを守るわ。
その代わり教えて。
永友エミリの裏の顔知ってるでしょ?・
(物音)
(桜子)所長?事務所見てくる。
すぐ戻るわ。

(物音)所長?・
(物音)大きな物音がして…事務所も荒らされてて…。
今向かってる。
俺が行くまで待ってろ。
いいな!・
(女性の悲鳴)人が…人が!所長?所長!所長!すいません!救急車!誰か!このドラマの原作コミックスを30名さまにプレゼントいたします。
たくさんのご応募お待ちしてま〜す。
2014/04/30(水) 22:00〜22:54
関西テレビ1
SMOKING GUN〜決定的証拠〜 #04[字]

警察官襲撃事件の再鑑定!未解決事件に隠された親子の傷跡!そして蘇る亡き恋人の因縁と交錯する思惑…遂に新たな犠牲者が!香取慎吾 西内まりや 鈴木保奈美

詳細情報
番組内容
自分が永友エミリ(倉科カナ)を殺したのかもしれない…。流田縁(香取慎吾)が柏木夏生刑事(谷原章介)に放った言葉を聞いてしまった石巻桜子(西内まりや)は、気になって仕方がない。
そんな時、柏木は千代田真紀(鈴木保奈美)に、覚せい剤密売グループの濱田輝男(伊方勝)が逮捕されたので、くるみ(濱田ここね)に面通しをして欲しいと頼みに来た。
3年半前、組織犯罪対策課に所属していた真紀は、部下だった柏木と
番組内容2
ともに濱田を追っていた。その逆恨みで、濱田らしき男がくるみに襲いかかるという事件が発生してしまう。真紀が必死に抵抗してくるみは大事に至らずに済むが、犯人は逃走した。
今回、その濱田が警察官への公務執行妨害で逮捕されたのだが、くるみを襲ったことは否認。襲撃時、真紀も犯人の顔を見ていなかったため、柏木はくるみに確認させたかったのだ。
学校から帰ったくるみに、真紀は面通しの件を伝える。だが、くるみは
番組内容3
即座に断り、部屋に引きこもってしまった。話に行った縁は、くるみが抱える真紀への不信感を知る。
しかし、真紀は警察からのせっかくの依頼なので、事件時の濱田に繋がる証拠を見つけると、縁たちに女性もののスーツを調べるよう指示。そのスーツは、くるみを襲った後に濱田が刺した女性のものだと言う。
一方、桜子は買い物途中で柏木と会う。桜子は、縁とエミリに何が起こったのかを、柏木から聞き出そうとしていた。
出演者
香取慎吾 
西内まりや 
中山優馬 
安藤玉恵 
濱田ここね
 ・ 
鈴木保奈美
 ・ 
倉科カナ 
イッセー尾形
 ・ 
谷原章介 


スタッフ
【原作】
横幕智裕 
竹谷州史「Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁」(集英社「グランドジャンプ」連載) 

【脚本】
酒井雅秋 

【音楽】