この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
中国・新疆ウイグル自治区の中心都市、ウルムチ。
この街で昨夜、刃物を持った何者かが、群衆を切りつけたうえ、爆発物を爆発させ、多数の死傷者が出ました。
す。
昨夜、中国・新疆ウイグル自治区の中心都市ウルムチにある駅。
武装した警察官や救急車など、緊迫した様子が漂っています。
中国国営の新華社通信によりますと、日本時間の昨夜8時10分ごろ、駅の出口で何者かがナイフで群衆に切りつけ、爆発物を爆発させたといいます。
これは爆発現場と見られる写真。
地面が黒く焦げ、物が散乱しているのが分かります。
これまでに3人が死亡、79人が重軽傷を負っています。
同じころ、中国の国営テレビが報じていたのは、中国の習近平国家主席が就任後初めて、新疆ウイグル自治区を訪問したというニュース。
習主席は日曜から事件が起きたきのうまでの4日間滞在していました。
地元の小学校を訪問したり、農家を訪れるなどして、民族の融和と発展を訴えていました。
さらに。
新華社通信によりますと、習主席は、テロ活動を強く抑え込む体制を維持し、敵を先手必勝で制圧していくべきと訴え、テロ対策の強化などを指示していました。
そのやさきに起きた今回の事件。
中国当局はテロ事件と断定して捜査を進めています。
先ほど中国共産党の機関紙、人民日報は、死亡した3人のうちの2人は、体に爆弾を身につけ、自爆死したようだと伝えました。
新疆ウイグル自治区では、支配を強める漢族とウイグル族との民族対立が激化。
去年10月、北京の天安門前の広場で、車が突っ込み炎上し、観光客ら43人が死傷しました。
さらに雲南省の昆明駅では、刃物を持ったグループが、一般市民を無差別に襲い、170人以上が死傷。
中国政府はいずれもウイグル族によるものと見られるテロと断定しています。
こうした事件を受け、中国政府はウイグルの独立の動きに、警戒を強めてきました。
きょうの中国の新聞では、習主席の訪問については、大きな写真を掲載し、報道。
一方で、テロ事件の記事は、下のほうに小さな扱いとなっています。
また事件発生後には、ネット上に掲載された現場の写真や情報などが、次々と削除されています。
トップの訪問に合わせたようなタイミングで起きたテロ事件。
中国政府は今回の事件を、どのように捉えているのでしょうか。
習主席みずから、初めてウイグルを訪れ、テロへの徹底弾圧の方針を示したやさきに起きた事件だけに、出ばなをくじかれ、メンツも潰された形です。
習主席ら指導部は大きな衝撃を受けていると思います。
事件を受け習主席は、反テロ闘争は一時も緩めず、テロリストの増長を断固としてうちのめさなければならないと、テロへの徹底弾圧を指示しました。
北海道札幌市で、カセットボンベの爆発が相次いだ事件。
警察官舎でボンベを爆発させた疑いで昨夜、51歳の女が逮捕されました。
女は、今回とは別の事件で、過去に警察に事情聴取を受けていて、交通違反などでも、クレームをつけていたことが分かりました。
捜査本部が置かれている札幌北警察署です。
名須川容疑者の逮捕容疑となった爆発事件は、こちら、警察署のすぐ目の前にあります警察官舎で起きました。
きのう逮捕された名須川早苗容疑者51歳。
容疑は激発物破裂。
先月3日の深夜、札幌市北区の警察官舎で、カセットボンベを爆発させた疑いが持たれています。
激発物とは、火薬やボイラーなど、急激に破裂する性質のあるもの。
それを使って、建物などを破壊させた場合に、激発物破裂容疑が適用されます。
ボンっていう音で、ふだん聞き慣れない音だね。
それが2回聞こえました。
札幌市北区で相次いでいた、カセットボンベを使った事件。
最初の事件が起きたのは、ことし1月。
札幌北警察署の駐車場で、カセットボンベが爆発。
札幌市北区では、その後も商業施設やショッピングセンターなどで事件が相次ぎました。
名須川容疑者の逮捕容疑となった5件目の事件では、現場からカセットボンベのほか、長さ2センチのくぎが2000本以上発見されました。
殺傷力を高めるためと見られ、犯行の手口もエスカレートしていきました。
5件の爆発は半径3キロ以内。
いずれも札幌北署の管内で発生。
名須川容疑者の自宅も、このエリア内にあります。
また5件のうち2件は、警察の施設が狙われました。
一連の爆発事件では、警察や報道機関に、犯行を予告するような文書も送られています。
警察に届いた犯行予告文には、北警察署を監視しているといった内容のほか、複数の警察官の個人名や、警察への批判が書かれていたということです。
警察への批判が記された文書。
中には、次は交番を狙うと、予告したものもありました。
警察は犯行予告の文書や、事件現場周辺の防犯カメラ映像を解析。
その結果、名須川容疑者が捜査線上に浮かび、先月26日から、連日、任意で事情を聴いてきました。
そして文書の解析結果に加え、事件現場近くの複数の防犯カメラや事件当時、現場付近を走行していたタクシーのドライブレコーダーに、名須川容疑者のものと見られる車が映っていたことなどから、逮捕に踏み切ったのです。
また犯行予告の文書は、ゴム印で文字が記されていましたが、捜査関係者によりますと、家宅捜索で、文書に使われた可能性のあるゴム印が押収されたということです。
夫と2人で暮らしていたという名須川容疑者。
自宅近くに住む人は。
こんな近くで、しかも女性の方っていうのは、ちょっとかなりびっくりしました。
主人が一度、あいさつしたことがあるみたいなんですけど、無視されたって言ってましたね。
近所づきあいとかは?
ないですね。
近隣との交流が少なく、あまり会話を交わすことはなかったという名須川容疑者。
捜査関係者によりますと、名須川容疑者は、過去に、今回とは別の事件で、札幌北署で事情聴取を受けたことがあるといいます。
またそれとは別に、交通違反や住民とのトラブルなどを巡り、札幌北署にクレームをつけていたことも分かりました。
事件への背景には、警察への不満や恨みがあったのでしょうか。
きょう、名須川容疑者に接見しに訪れた弁護士は。
本人の体調不良で会えないというふうな連絡を受けたので、結果的には、きょうは接見できませんでした。
警察の調べに対し、やっていないなどと、容疑を否認しているという名須川容疑者。
一方、警察はほかの4つの爆発事件も、名須川容疑者の犯行の可能性があると見て調べています。
消費税率が8%に引き上げられてから、1か月がたちました。
事前に心配されたほど、消費は落ち込んでいないと見られていますが、レジャー業界などでは、どういう影響が出ているのか、取材しました。
ゴールデンウィークを迎え、親子連れの楽しそうな声が響くこちらは、神奈川県にある新江ノ島水族館。
先月1日の消費税増税に伴い、大人料金を2000円から、2100円へ、値上げしました。
1か月がたち、増税による値上げの影響はどうだったのでしょうか。
新施設のオープンなどもありましたので、新江ノ島水族館に関しましては、なんとか目標をクリアしまして、数%の微増ではありますけれども、昨年よりいい数字を出すことができています。
こちらの水族館では、先月、10周年を迎え、新たにウミガメの施設などをオープンしたほか、大人以外の入場料金を据え置くなどして工夫してきました。
その結果、このゴールデンウィークも増税の影響はそれほどないと見ています。
一方、こちらは駆け込み需要の反動が心配された自動車販売。
この増税1か月をどう感じているのでしょうか。
受注のレベルは、昨年の約80%で推移しておりますが、反落ということを考えましてですね、ほぼ計画どおりに推移していると。
この1か月を詳しく見ると、4月の中でも後半になるにしたがって、イベントへの来場者や、受注台数は回復してきているというのです。
売れ筋は、ハイブリッド車や商用車。
6月ごろには、ほぼ回復するんじゃないかと、そういうふうに見ております。
心配された影響は、想定内だという消費税増税から1か月。
しかし、
私たちが訪ねたのは、都内のガソリンスタンド。
最近、ゴールデンウィークの行楽に欠かせない車のガソリンが値上がりしています。
きのう、資源エネルギー庁が発表した、今週月曜日時点のレギュラーガソリンの平均価格は、前の週と比べて60銭高い、1リットル164円80銭。
先月以降、消費税の増税分、およそ5円が転嫁されたことなどから、2008年9月以来、5年7か月ぶりの高値となりました。
こちらのガソリンスタンドでは、レギュラーガソリン1リットル当たり166円。
想定していたといいますが、増税の影響で、4月は前の年の同じ月と比べて、4%から5%程度、来店台数が減ったといいます。
さらに、ある傾向も。
30リッター、40リッターという限定される給油が、だいぶ増えてきてますので、満タンにされるお客様は、正直、減ってきてますね。
もう一つ、気になることがあるというので、私たちは社長の車に同乗させてもらいました。
160円ですね。
これは、やっぱりちょっと値段的には、開きがありますね。
違うお店では。
ああ、166円ですね。
気にしていたのは、周辺にあるほかの店舗の価格。
原油価格の上昇などから、さらに2円ほど値上げしたいのが本音だといいますが、他店との価格差や、増税後、立て続けに値上げしにくいことから、値段を据え置いているといいます。
ちょうど今、ゴールデンウィークですから、この天気がよければ、多少、やはりガソリンの需要も増えるのではないかという期待は正直あります。
実は家計調査では、レジャーや娯楽にかかる費用は、一つの指標だといわれています。
家計を節約するときに、削られやすい項目のため、消費の動向が出やすいといいます。
専門家は。
特に前半のほうの曜日の並びが悪いので、去年に比べると、低調ではないかということが事前には予想されていたんですが、今のところですね、それほど、客足が遠のくと、消費マインドが冷やされると、そういう感じではないので。
影響は想定内だという増税後1か月。
次のポイントは、夏以降の消費動向。
ボーナスが消費回復を押し上げられるかが鍵となりそうです。
鎌田さん。
そうですね、増税によって、どうなるのかなと思っていたんですけど、ガソリンが結構上がっているというのは、場所によってね、割合被害が少ない所もあるようですけれども、例えば僕たち、蓼科に住んでるんですけれども、ゴールデンウィークの前半戦、やっぱ僕、見てても少ないなっていう感じがするんですよね。
車で移動している方が?
そう。
来づらい、それから消費税が上がって、…に入ってもお金がかかる、ガソリン代がかかる、そうするとやっぱり遠のくんでしょうね。
でも消費、あんまり負けちゃうと、正直言って、ますます苦しくなりますから、使える人は使うっていうことも大事かなと思いますね。
ピーチ・アビエーションの旅客機が海面に異常接近したトラブルで、機長と副操縦士のやり取りなどを記録したボイスレコーダーのデータが消えている可能性が高いことが分かりました。
ボイスレコーダーには、機長と副操縦士のやり取りなどが記録されていますが、国の運輸安全委員会によりますと、トラブルが起きた際のデータが、消えている可能性が高いことが分かりました。
ボイスレコーダーは2時間ほどで上書きされますが、機長がトラブルを起こしたあとも同じ機体で運航を続けたことが原因と見られます。
今月から、満額支給に戻ります。
国会議員の給与に当たる歳費を20%削減する特例措置が、きのうで期限切れとなりました。
歳費の削減は、復興財源の確保などを理由に、おととし12月から実施されていましたが、これを継続するか、各党の話し合いがつきませんでした。
月額およそ103万円に削減されていた歳費は、今月から満額のおよそ129万円になります。
注意を喚起しました。
マイクロソフト社のインターネット閲覧ソフト、インターネット・エクスプローラーに、安全上の欠陥が見つかった問題で、内閣官房の情報セキュリティセンターは、きのう付けで、全省庁に注意喚起の通知を出しました。
マイクロソフト社が発表した問題の緩和策をとること、その間に、ほかのインターネット閲覧ソフトを使うことなどを勧めています。
2014/05/01(木) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。
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