(テーマ音楽)覚えておきたい確かな健康情報を分かりやすくお伝えしましょう。
「きょうの健康」です。
今週はこちら「認知症をくい止めよう」をお送りしています。
今日は4日目になりました。
テーマはこちら。
記憶力が衰えた認知症の予備群といわれる人たちが運動によってその記憶力を回復できる可能性が見えてきたんです。
今日はその運動をご紹介致します。
不思議ですね。
回復できる可能性ホントに今日は見逃せませんですよ。
専門家をお招きしております。
分かりやすくお話を伺ってまいります。
運動を中心とした認知症予防プログラムの開発と効果の検証に取り組んでいらっしゃいます。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
さあ記憶力でございましょう。
私もとみに衰えを感じておりますが年齢とともにこれはしょうがないんだとむしろ諦めの境地なんですがそれが回復する可能性がある。
ホントなんでしょうか?そういった事が最近分かってまいりましてこちらの図をご覧頂きますとこれは記憶力の推移を示しております。
運動をしなかった高齢者の方々ではそれほど大きな記憶力の変化はございませんでした。
横ばいと考えていい訳ですかね。
ところが運動をした高齢者の方々では明らかな記憶力の向上が認められております。
へえ〜これはまた大した事だと本当に期待するんですが対象となっている方はどういう方ですか?これは65歳以上の高齢者の方々が対象となっておりまして同年代の方に比べて少し記憶あるいはそのほかの認知機能が落ちていらっしゃるいわゆるMCIの方々が対象となっております。
ただMCIというのは認知機能は少し落ちておりますが日常生活は普通に送る事ができますしもちろん認知症ではありません。
MCIというのはどういう状態かこのシリーズでも番組でやってきましたよね。
おさらいしてみましょう。
こちらご覧下さい。
認知症の原因の一つアルツハイマー病の経過を表した図なんですがアルツハイマー病はアミロイドβとタウという物質が20年以上の長い時間をかけて徐々に脳にたまる病気です。
その結果認知機能障害が起こりやがて日常生活に支障を来すほどのレベルに至ると認知症を発症したという事になるんですね。
MCIというのは発症前の認知機能障害が現れ始めた段階の事です。
発症の少し前の段階MCIこうして勉強した訳ですがイメージとしては認知症の予備群という考え方でよろしいんでしょうかね?確かにMCIの方々は認知症になってしまう危険性が高い状態と言う事もできますが全ての皆様が認知症になる訳ではございません。
大きく分けると3つの状態に分かれます。
3つ道が出ました。
1つは残念ながら認知症を発症してしまう方々。
そしてそのままの状態を保持する方々。
そしてまた正常に回復する方々。
ここですね。
この3つに分かれる訳ですね。
これはどの道を行くかによって大きな違いがありますね。
こちらに行ってしまいますと生活の大きな変化を来してしまいますからこのMCIの状態の時にいかに正常に回復するか。
これが非常に大事で我々の研究室ではこの回復するための効果的なプログラムをいろいろ研究しております。
できるだけ多くの方がこの道を行きたいという事で。
効果が実際に出ているもの覚えたいですね。
早速その運動をご紹介致しましょう。
では前へ移動をお願いします。
ここからは島田さんの研究室で運動のサポートをされている井上ひとみさんにも加わって頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
さあどんな運動ですか?まずは一番の基本ウオーキングからやってみたいと思います。
ただこれは歩くだけでは脳に対していい影響がありませんので何かものを考えながら歩いて頂く。
考えながら歩く?考え事しながらいつも歩いてますけど。
そうではないんですね。
これが記憶力を回復するために非常に効果がありそうだという事が分かってまいりました。
では井上さんにやって頂きたいと思いますが。
実際にやって頂くのは計算しながら。
計算?100から7を引きながら歩いてみましょう。
えっ!?引き算?早速やってみて下さい。
10093867972655851443730。
速いですね。
これ動きながら頭を働かしてという事ですね。
濱中さんも早速やってみて下さい。
何で自分がやればいいじゃない。
やってみて下さい。
自分がやればいいじゃない。
引き算得意でしょ。
やる時には歩くスピードは緩めずに普通の速度で歩いて頂きます。
まずは初心者用で100から3を引いていって下さい。
私歩くスピードは結構速いんですよ健康のために。
ではそのような…。
引き算しながら?100から?10093867…あれあれ?今7を引いてましたね。
86…ちょっと待って。
全然分からなかった…。
979491888582かな。
はい。
すばらしい。
間違えたね。
でもやっぱり。
歩きながら考える。
これは難しいですね。
まず最初は慣れないと思うんですけれどもこのような計算をしながらやるという事が非常に大事になってまいります。
あとは歩行の方にも注意を向けて頂きたいと思いますが加齢に伴ってどうしても歩幅が小さくなってまいります。
少し歩幅を広げながら歩いて頂く。
こんな注意をしながらやって頂くとより効果的だと思います。
ウオーキング動く事と計算頭働かす事と同時にせよと強調されていますけれども何の意味があるという事なんですか?このような2つの事を同時に行う事をデュアルタスクというふうに呼んでおります。
認知症になりかけの状態の時にこのデュアルタスクの能力が落ちてまいりますのでそれをトレーニングによって鍛えてあげようという事であります。
これ慣れてきたらより難しくしていった方がいいんですか?繰り返すと覚えちゃいますもんね。
覚えてしまうとあまり脳に負荷がかかりませんので例えば慣れてきたら350から8その次は6というふうに交互に引いていく。
より難しい課題にして頂きますと体にもそして脳にも負荷がかかって…。
負荷をかけていく事が大事なんですね。
これ注意点はありますか?このような運動は交通量が多いような道ですと危険を伴いますのでそのような所では気を付けて。
足にも意識がいくし計算にも意識がいってるからちょっと周りへの注意がおろそかになったら危ないですよね。
是非ご注意下さい。
続いての運動教えて下さい。
今度はステップ台を使った運動をご紹介致します。
このようなステップ台ご自宅にない場合には階段ですとかあるいは段差で構いませんがその際には必ずどこかつかまれる位置に立って頂いて万が一の転倒を予防するようにお願い致します。
転んでは危ないですからね。
このステップだけではデュアルタスクになりませんのでしりとりをしながらやって頂こうと思います。
ただ普通のしりとりですと例えば「ゴリララッパパンダ」でございますが今日やって頂くのは2人前しりとりでゴリラは「ゴリラ」ですよね。
次は「ゴリララッパ」です。
「ゴリララッパ」と言う…。
次は「ゴリララッパパンダ」というふうに。
「ゴリララッパパンダ」全部!?3つの言葉を言って頂く事になります。
難しそう。
ではステップからやってみましょう。
ステップ普通でいいですか?はいどうぞ。
うわっもうついていけてない…。
では最初の言葉は「健康」からどうぞ。
健康運動。
健康運動…牛。
健康運動牛…しりとり。
それって3つ繰り返し過ぎなんじゃない?繰り返し過ぎた?もう間違ってる?牛しりとりりんご。
しりとりりんごごはん。
あっ「ん」になっちゃった。
ご…ごみ。
えっ?りんごごみみ…ミルク。
確かにこれ頭要るね。
今の変だった?ごみミルクくるみ。
ミルクくるみみ…み…何だろう?み…道。
くるみ道ち…知恵の輪。
これ大変。
焦った〜。
今ホント焦りました。
今足が止まらなくて非常にすばらしかったんですがこのように運動し続けながらしりとりをしてみて下さい。
脳の中で何が起きてますか?これは。
非常に脳が活性化されているはずです。
何か出てるんですか?このような運動をして頂きますと脳の中でBDNFという脳の栄養素が多量に放出されます。
そして更に先ほどのようなしりとりをやって頂きますと更に多くのBDNFが脳内でたくさん出ますのでそれが記憶力の向上にいいだろうという事が分かってきました。
頭を使いながら体を同時にという事には意味があるという事なんですね。
ちゃんとした負荷がかかるんですね。
続いての運動はこちらで教えて頂きましょう。
さてここは何でしょう?こちらはラダートレーニングといった運動になります。
これははしごを使った運動で一つルールがございます。
この枠の中1234とあります。
これを順次ステップして頂きます。
2升使って1から8までこれを1つのセットとお考え下さい。
ただステップを踏むだけでは運動にしかなりません。
これに頭の負荷を加えたいと思います。
これから私が言う数字を常に覚えて頂いてその数字の時には足を外側に出して頂く。
こういった運動をしてみましょう。
難しそう。
じゃあまず井上さん実演して頂けますか。
すいません。
ではいきますよ。
2と5。
どうぞ。
12345678。
12345678。
ははあ〜2と5は外に出してましたね。
それを覚えてやらなきゃいけないんですね数字を。
なるほど。
やってみなさい。
私じゃないですよ。
では私がやらせて頂きます。
やさしい数字をお願いします。
では3と7。
3と7を外ですね。
じゃあやってみます。
12345678。
12345678。
すばらしい。
できました。
いやでもホントに頭が混乱しました。
これも同じ事だと覚えてしまいますよね。
覚えてしまいますと頭に負荷がかかりませんので例えばうまくなってきましたら3つの数字を覚えて頂く。
例えば2と5と7この時に足を外に出して頂くような工夫をしてみてやって下さい。
ただこういった道具がなきゃできないと考えなくていいですよね?どう工夫したらいいですか?ご家庭で行って頂く時には例えば床の升目を使って頂くですとかあるいは場合によってはテープのようなものを少し貼って頂くと分かりやすくできると思います。
ちょっと印をつけるだけでいい訳ですよね。
自分なりのね。
今日は3種類教えて頂いたんですがこれをどのくらい行っていけばいいんでしょうか?できればですけれども1日に30分。
それを週に3回以上行って頂くと効果的だと思います。
今日はこうして教えて頂きましたが地域にお住まいの皆さんがどこかで指導受ける事はできますか?このようなトレーニングを各市町村で行っている場合がございますのでまずはお近くの地域包括支援センターにお問い合わせ頂けるといろんな情報を教えてくれると思います。
最後に力強いお言葉を頂きたいですがこうした運動を継続しますと本当に記憶力は上がりますか?我々の今までの研究成果からこのような体と頭を使った運動が脳の記憶力を上げるという事は確かに認められておりますので是非やって頂きたいと思います。
皆さん実行しましょう。
どうもお話ありがとうございました。
ありがとうございました。
2014/05/01(木) 20:30〜20:45
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 認知症をくい止めよう「運動で記憶力回復」[解][字]
年齢と共に衰えると思われてきた記憶力。しかし、特別な運動プログラムで記憶力を改善できる。認知症の予防につながる運動プログラムのポイントを紹介する。
詳細情報
番組内容
年齢とともに衰える一方だと思われてきた記憶力。しかし、特別な運動プログラムを行うことで記憶力を改善できることがわかってきた。特に年相応よりも少し認知機能が衰え、近い将来、認知症を発症するリスクが高いと考えられる、いわゆる認知症の予備群の人たちで、その有効性が認められている。いったん衰えた記憶力を改善させ、認知症を予防することにつながる運動プログラムのポイントを紹介する。
出演者
【講師】国立長寿医療研究センター部長…島田裕之,【キャスター】濱中博久,久田直子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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