すてきにハンドメイド「ミシンソーイング 簡単そでのフレアブラウス」 2014.05.01

是非お試し下さいね。

(テーマ音楽)5月のテーマは……など「はじめてさん」でも幅広い作品作りが楽しめます。
1回めの今日は「簡単そでのフレアブラウス」。
そでは長方形の生地を使うのでカーブを縫う事なく直線縫いだけでそでつけができます。
生地はリネンを使用しているためさらっとしていて着心地も抜群。
身ごろとわき布の色を変えると着痩せ効果もあります。
教えて下さるのは…「シンプルでかわいい」をコンセプトに愛着を持って長く着られる大人服を制作しています。
着るたびに体になじむリネンの生地で作ったフレアブラウスあなたもこの夏に向けてハンドメイドデビューしてみませんか?今月は「はじめてさんのハンドメイド」というテーマでお送りしていきますが今回作るのは「簡単そでのフレアブラウス」です。
ホントに難しいところなく「簡単にできる」とは聞いているんですが。
そうなんですよ。
私たちでもできますかね?楽しみにしていて下さい。
では早速教えて下さる方をご紹介しましょう。
洋服作家の伊藤みちよさんです。
こんにちはよろしくお願いします。
今お召しになってるのが今回作る…。
作品なんですよね?そうです。
すそが広がっていてゆったりしていて風通しもよさそうですね。
そうです着心地も大変いいです。
着心地いいのに見た目もきれいで。
きれいなシルエットを保ちつつ難しいところは直線縫いでできるようにデザインしてみました。
助かります。
できそうですね?特にポイントとなるのが「そで」の部分なんですよね?そうですそではカーブが多いのでちょっと難しいんですけれども。
工程の中でも「ちょっと難しいところ」というイメージがありますよね?はい。
そこを直線縫いでできるようにデザインしてあるので。
この辺がポイントなんですね?この「そでつけ」が直線縫いでできます。
正に「はじめてさん」にぴったりの作品なんですけれども。
今回の作品を作るために欠かせないのはもちろん「ミシン」ですよね。
「はじめてさんのハンドメイド」特集という事でお送りしますが「はじめてさん」のためのミシンの選び方から取材して参りましたのでこちらからご覧下さい。
手芸店にやってきました。
うわ〜広いですね。
あ〜たくさんある。
訪ねたのは手芸店のミシンコーナー。
中規模以上の手芸店であれば大抵のお店でミシンを購入する事ができます。
初めて購入する方にはどんなミシンがお薦めなのかお店の方に伺いました。
一応「家庭用ミシン」と言いましてとりあえず「直線縫い」とあとはちょっと「模様縫い」それから「ボタンホール」とかあと「裁ち目かがり」とか。
そういった洋服1枚作るのに「あったら便利だな」という機能が大体備わってます。
へ〜。
「はじめてさん」にお薦めなのはいろいろな家庭用ミシン。
直線が縫えたりボタンホールが開けられたりさまざまな機能がついています。
しかし家庭用ミシンにもさまざまな種類があります。
いったい何を基準に選べばいいのでしょうか?「どんな生地で何を作りたいか」というところで選んで頂くのが一番いいかなと思います。
主に洋服を作りたいのか小物を作りたいのかなど目的に合ったミシン選びをする事が大切だそうです。
やはり自分の持ち物という事でそれなりのお値段を出して。
しょっちゅう買い換えるというものではありませんよね?そうですよね。
ですから…。
…事が大事だと思うんですね。
はい。
試す?こういう売り場でも試す事できるんですか?お試しできます。
実際に縫ってみて「あっこのミシン何かとっても使いやすいわ」というような自分に合ってる機種を選ばれるのが一番いいかなと思います。
それぞれ機能が違う家庭用ミシン。
私はこちらの3台を試し縫いする事にしました。
1台めはまずはこちら。
別売りが多いフットコントローラーが付属品として付いてくるミシンです。
フットコントローラーは初心者でも使いやすいですよね?そうですね。
手に集中できるというか…。
フットコントローラーがあれば足元でスタートとストップ。
そして速度もコントロールできます。
そのため両手が自由に使え仕上がりもきれいです。
私もフットコントローラーを使ってみました。
「送り歯」というので布を送っていきますので自分から押そうとしなくて大丈夫です。
そうなんですか?押さえてる感じですね。
両手で布を押さえられるのでまっすぐ進んでいきます。
これ私今打ったんですよね?そうですきれいですね。
うれしい。
いいですか?すごく上手…。
ミシンがいいのかな?腕がいいのかな?一応ミシンが…。
ミシン…このミシンすごいですね。
きれいですね。
続いては面倒な糸通しが簡単にできるミシン。
年配の方に特に人気だそうです。
ここにかけて切ってしまって…。
レバーを下ろします。
はいできました。
これでいいんですか?輪っかの方を引っ張って下さい。
こうですね?すごい…。
そうです。
できました。
簡単ですね。
簡単ですねこれ。
大丈夫ですね?はい。
それではもう一度糸が通る瞬間を見てみましょう。
レバーをひねるだけで一瞬のうちに糸通しが完了しました。
3台めは刺しゅう機能がついたタイプ。
文字を縫う事ができるので小さいお子さんのいる方に人気があります。
一応こちらに内蔵されている図案がありますのでそれは自由に大きさを変えたり色を変えたりしながら自分なりの刺しゅうを楽しめます。
文字を自分で入力した…。
そうです。
入力して「すてきに」という事で。
へ〜。
えっ!速い。
速い。
あっできたもう。
すぐできてきました。
速い。
うわ〜。
これあとじゃあ「ハンドメイド」も入れていきたいですね。
そうですね。
はい。
初心者の方が買う時にまだ気をつける事ってありますか?買ったお店でいろんな事を試したり伺ったり「できる」お店を選んで頂く事とあとは壊れた時にそれを直して下さるというサービスがあるお店を選んでお求めになるといいと思います。
長くつきあうためにはそのミシンを買ったお店とも長くつきあうつもりで…。
そうです。
…いい訳ですね。
そうだと思います。
ホントいっぱいあるんですね?種類が。
そうなんですよだから実際にお店で試してみる事がより大切で自分にとって扱いやすいものって分かりますからね。
伊藤さんももちろんお持ちですよね?そうですね「ミシンマニア」と言われるぐらいミシン大好きなので何台も持って使っています。
何か「こういうポイントで」とか選んでいるポイントってあるんですか。
それぞれのミシンの機能が違うので全部を上手に使い回して使っています。
「これからミシンを購入したい」という方へ伊藤さんからのアドバイスってありますか?ミシンマニアの私でもやはりミシンはメンテナンスが必要なのでかかりつけのお医者さんのような存在が重要なんです。
ミシンは糸かけを間違えただけでも使えなくなってしまいますのでそんな簡単な質問にも答えてくれるお店で購入する事がいいかなと思います。
何かなるべく近場の方がよさそうな気がしてきましたね。
そうですね。
何かあったらすぐ行けるところがいいかもしれないですね。
ところで今回作る「簡単そでのフレアブラウス」ですけれどもリネン生地を使うんですよね?そうです。
リネン生地は通気性がありますし吸水性もあるのでこれからの季節にぴったりです。
そうしたリネンの生地を使う時に生地を裁断する前に下準備が必要でしたよね?はいそうです。
その作業を「水通し」と言います。
こちらに2つの生地を用意したのですが。
同じ大きさのリネンの生地を2枚用意しました。
こちらが既に水通しをしたもの。
そしてまだ水通しをしていないもの。
2枚用意したんですけれども。
それでは伊藤さん水通しのやり方を教えて頂けますか?生地をまず1晩ゆっくり水分を含ませるように水に漬けておきます。
そうしましたら軽く脱水をして布目を整えながら陰干しをします。
半乾きの状態でアイロンをかけて再度布目を整えていきます。
それやらないでそのまま使っちゃうとどうなっちゃうんですか?目が詰まるという事とあと繊維自体に水を含むと縮むという性質があるので水通しをした方がいいです。
せっかく作ったあとに縮んじゃったり形がきれいにならなくなったりしちゃうという事ですね?ゆがんでしまったりしますので必ず水通しを行って下さい。
この2枚も「したもの」と「してないもの」は…。
サイズが違うという事なんですが。
ちょっと重ねてみますね。
どうでしょうか?あっ!1cmぐらい違いますか?そうですねこちら30cm角に切った生地なんですけれども30cm角に切ったものでもこのくらい差が出てしまうんです。
だいぶ違いますね?そうです。
やっぱり大切なものを作る前には大事な作業になりますね?はい。
では水通しの方法が分かったところで作り方を見ていきましょう。
こちらのVTRご覧下さい。
まずこちらの製図ですね。
まず製図ですね。
ごめんなさい。
こちらの製図からご覧頂きます。
これが製図ですね。
はい。
そして隣にあるのが…。
実際に布の上に載せて…。
裁ち合わせ図になります。
裁ち合わせ図と…。
伊藤さんここで注意する事ありますか?前身ごろ後ろ身ごろの裁つ時には生地を「わ」に折って型紙を置いて切って下さい。
あとパーツによって縫い代も違いますので間違えないように気をつけて縫い代をつけて裁断して下さい。
確認しながら。
縫い代をつけて…。
そしてこの…。
合い印。
合い印も忘れずにつけた方がいいですね?はいお願いします。
それでは作り方のVTR見ていきましょう。
前身ごろと後ろ身ごろは布の間に手芸用両面複写紙を挟み出来上がり線をルレットなどでなぞります。
合い印も忘れずにつけて下さい。
裁断が終わりました。
身ごろとそでにはこのように合い印もつけます。
前身ごろと後ろ身ごろの肩を中表に合わせて両端中央の順に待ち針を留めます。
始めと終わりは縫い目がほどけないように返し縫いをして待ち針を外しながらミシンで縫います。
前身ごろと後ろ身ごろがつきました。
2枚一緒にジグザグミシンをかけます。
縫い代を後ろ身ごろ側に倒してアイロンで整えます。
もう一方の肩も同じように縫います。
布の縦地に対して45度の角度で斜めに線を引き2.5cmの幅で布を切ります。
1cm幅の厚紙を用意し厚紙の幅に沿って布をアイロンで折りバイアステープを作ります。
バイアステープの端をまっすぐに切り0.5cmほど折って肩の部分に中表に合わせえりぐりの出来上がり線に沿って緩めに待ち針を留めていきます。
最後は余分な部分をカットしたあと最初に留めた待ち針を外してこのように始めの部分と合わせて再び待ち針で留めます。
えりぐりにバイアステープを待ち針で留めました。
バイアステープの端を縫い縫い代を割ってバイアステープと身ごろの肩の縫い目を合わせながら待ち針で留めます。
待ち針を外しながらえりぐりをミシンで縫います。
このように1周縫う場合は始めと終わりを2cmほど重ねて縫います。
カーブの強い部分はおよそ1cm緩いところは2〜3cm間隔で切り込みを入れて下さい。
切り込みを入れた部分がバイアステープよりも長い場合は余分な部分を切り縫い代をくるんで更に内側に折り返しバイアステープの下の部分をぐるりと1周縫います。
これでえりぐりが完成しました。
いよいよこのあとそでつけに入る訳ですね?はい。
まずわきの布を縫い合わせたあと最後にそでつけをしていきます。
でもやっぱりそでの部分って形も難しかったりとかしてホントに簡単にできるのか心配なんですが…。
大丈夫です。
「大丈夫」と心強いお言葉を頂いたところでこちらに裁断したそでを用意しました。
普通はこのようにカーブの部分を身ごろと縫い合わせるんですけれども。
曲線でね難しいんですよ。
ここが難しいんですよね。
今回はそのお隣のこの長方形の形をしている…。
ですよね。
はい。
今回はこちらの長方形のものを縫い合わせていくので直線で縫ってそでつけができます。
まっすぐに縫い進めばそでつけができちゃうんですね?はい。
心強い。
それではわきとすそをつけ最後にそでをつけます。
VTRご覧下さい。
身ごろとわき身ごろを中表に合わせ両端の出来上がり線をそろえて待ち針で留めます。
わき身ごろの両側を待ち針で留めました。
わきからすそに向かってミシンで縫います。
2枚一緒にジグザグミシンをかけアイロンで縫い代を身ごろ側に倒します。
もう一方も同じように縫い合わせわきと身ごろをつけます。
出来上がり線に沿ってすその縫い代をアイロンで折ります。
折り目に合わせて布端を内側に折り込み三つ折りにして再びアイロンで整えます。
三つ折りにした端をミシンで1周縫っていきます。
すその始末が終わりました。
そでを中表にしてミシンで縫い更に2枚一緒にジグザグミシンをかけます。
そで口をすそと同じように三つ折りにしてミシンで縫います。
表に返したそでを身ごろの中に入れ身ごろとそでを中表に合わせます。
合い印を合わせて待ち針で留めます。
身ごろとそでを待ち針で留めました。
同じようにそでの裏側から2枚一緒にジグザグミシンをかけます。
もう一方のそでも同じようにつければ簡単そでのフレアブラウスの完成です。
確かに直線であんなきれいにそでができましたね。
それではエミリさんもその「そでつけ」に挑戦してみましょう。
はい。
えっと今内側にそでがはい。
ついてる状態ですね?これどの辺りから縫い始めたら「きれいになる」とかってあるんですか?わき下から縫い始めるときれいに縫いやすいかと思います。
わき下から?はい。
あと縫い始める時の注意点みたいなものってあるんでしょうか?まず最初に待ち針に合わせて針を下ろして下さい。
先に針を下ろす?はい。
そこで安定したところで押さえがねを下ろします。
下ろす…。
はい。
待ち針を抜いて…。
では進んでみたいと思います。
ちょっとドキドキしますが。
せ〜の。
また待ち針を…。
よいしょっ。
抜いて。
こんな感じで大丈夫そうそうですね。
でしょうか?そでをつける時は必ずこのように縫うんですか?いえ。
ミシンの中には作業台の一部が外れる「フリーアーム」という機能がついたものがあるんですけれどもそちらを使うと筒縫いが簡単にできるんですがそのフリーアームに入りきれないおそでもありますのでこのように中を見ながら縫うようにしていくとバリエーションも広がっていいかなと思います。
着々…。
着々と今進んでおります。
ほかにそでつけのコツってありますか?今エミリさんとても注意して縫って下さってるんですけれども。
生地の面積が多いので縫ってはいけない部分も一緒に縫い合わせてしまう…。
ドキッ。
…時があるので。
そのように縫って進めて止まって確認してという作業をしながら縫い進めていくときれいに縫えると思います。
少しずつずらしながら確認しながらという事ですね?慎重になった方がいいんですね?はい。
最後の待ち針も外れましたね。
だんだん1周が近づいてきましたがこれ1周した時は?最初と最後を2cmぐらい重ねて。
重ねて縫えば…。
できたかな?よいしょっ。
ぴっぴっ。
どうでしょうか?ちょっと裏から見てみましょう。
そではつきましたか?ついた〜!できましたね。
(拍手)私でもできましたからできますよこれは。
皆さん。
わ〜うれしいな〜。
ホントにまっすぐ縫うだけでもこういうフォルムができるってうれしいですし1個覚えるといろんな種類を作ってみたくなると思うんですが。
こちらに色を変えたものがありますけどだいぶ印象も変わってきますね?そうですね。
リネンはカラーバリエーションもいろいろありますのでお好きな色とか似合う色を探して作って頂くといいと思います。
またわきの布の色を変えるだけで印象変わりますねホントに。
そうですねこのようにわきの布だけ変えてバイカラーのようにするとすっきりと着痩せ効果もあるのでいいと思います。
では伊藤さん最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
この季節は縫いやすい生地がたくさん出回っています。
初めてソーイングをされるにもとても良い季節だと思いますので是非皆さんチャレンジなさってみて下さい。
今回ご紹介したフレアブラウスはテキスト5月号に詳しく掲載されていますので是非参考になさって下さい。
表紙はこちら。
放送のラインナップも載っています。
電子版もあります。
番組のホームページも充実しています。
番組の情報に加えて皆さんからのご意見やご感想をお寄せ頂くページもございます。
是非アクセスしてみて下さい。
伊藤さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

(テーマ音楽)2014/05/01(木) 21:30〜21:55
NHKEテレ1大阪
すてきにハンドメイド「ミシンソーイング 簡単そでのフレアブラウス」[字]

洋服作家の伊藤みちよさんが、リネン地で作る「フレアブラウス」を紹介。袖は、カーブを縫うことなく、長方形の生地を直線縫いするデザイン。簡単なのに綺麗なシルエット!

詳細情報
番組内容
今月のテーマは、「はじめてさんのハンドメイド」。1回目は、洋服作家の伊藤みちよさんが、リネン地で作る「フレアブラウス」を紹介。袖は、カーブを縫うことなく、長方形の生地を直線縫い。前身ごろと後ろ身ごろの間に「脇身ごろ」を挟み込んだユニークなデザイン。きれいなシルエットにこだわりつつ、ほぼ直線縫いでできるので、はじめてさん向き!すそが広がり、ゆったりしているので風通しもよく、これからの季節にぴったり。
出演者
【ゲスト】中山エミリ,【講師】デザイナー…伊藤みちよ,【司会】吉井歌奈子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – ファッション
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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