「チョイス」。
それは選択肢。
今回はスペシャル版。
今年一年無病息災に過ごして健康な体づくりに励みたい。
そう思っているあなたに取って置きのチョイスをご紹介します。
そのチョイスとは…
え〜!?健康診断?健康診断でもらう結果表。
多少異常の判定があったとしても数値の表す状態がよく分からず何も対策をしないでそのままにしてしまいがちですよね
しかしある街では…この健康診断の結果を大活用しています。
数値の意味を説明して自分の体の危険度を理解してもらい具体的な生活改善の対策を覚えてもらったところ…脳卒中や心臓病になる人を減らす事に成功しています
これまで全く健康に関心がなかったこの男性は健康診断を受けて生活を改善したところ…
別人に。
過去の自分にさようなら〜!
さあ皆さん今すぐお手元に健診結果をご用意下さい。
健康診断を上手に活用すれば今年からあなたの人生が変わりますよ!
さあ「健康診断スペシャル」。
という事で今日のテーマは「健康診断」でございます。
お二人の手元にも健康診断を受けて頂いた結果表をお持ちなんですが気になるところはいかがですか?僕はそんなないんですよ。
特記すべき事はなしと。
安心ですね。
浜島さんはもう安心そうですね。
そうですね。
私も予想どおりっていうか「やっぱり健康だったわ」みたいな結果だからイエ〜イ!ホントに自信ありますか?お前はな。
またまた。
年明け早々ブルーになる言い方やめてくれへん。
今日はその健康診断をもっともっと活用してもっともっと健康になるチョイス選択肢をご紹介しようと思いまして私ですねその取り組みをやっている現場に今回スタジオを飛び出して行ってまいりました。
リポーターです。
そういう事なんだ。
現場に直接行ってきたんですか?はい。
進行は徳田さんにお任せします。
という事でまず今日は最初に健康診断に関心のなかった方が健康診断によって健康を改善したというその実例をご覧頂きましょう。
黒田さんは現在52歳。
これまで健康診断に全く興味がありませんでした
何でも食べてよく飲みますし。
そんな黒田さんある時地元の健康診断を受ける事にしました
それ何回もいただくので…
高血圧で糖尿病という結果でした。
ところがその1年後81kgだった体重が…
糖尿病の指標となる…
血圧も正常範囲にまで下がったのです。
すご〜い!
あの姿。
それを自分で客観的に見られるようになって…
そんな黒田さんが受けたのは地元尼崎市役所が行う健康診断です。
一体どんな健康診断なのか?小山アナウンサーが健康診断の指導を行う保健師に密着しました
熱心な指導ぶりも是非拝見して帰ろうと思います。
ずらりと。
これから何が?これから特定健診の結果説明会をここでさせて頂きます。
実はこれが黒田さんのチョイス。
尼崎市では健康診断を受けた方々に対して必ず結果の説明会を受ける事をお勧めしています。
黒田さんはこの説明会に出席したのです
何やら大きなボードが登場。
これって健康診断の結果表でしょうか?
これは先ほどの結果表と一緒なんですけれどもどこかに色がついている方がいらっしゃったら今痛くもかゆくもないんですけれども…段階なんだなと思って下さい。
たくさんある健診結果の数値のうち…
皆さんどこまで色ついていますか?自分がどこの段階まできているのかというのをまずはこれで見てほしいなと思います。
皆さんとっても真剣でした
どうも本日は本当にありがとうございました。
(拍手)何が気になっていたんですか?内臓肥満。
これが平成21年ですね。
で平成23年。
健康診断といえば普通は数字だけが並ぶこういうものが一般的ですよね。
項目が書かれていてそこに自分の数値がこういうふうに当てはまって書いてあると。
場合によってはHとか上の矢印が出ていて「基準値を超えてますよ」と示してくれるのがこういう数値の表ではあるんですが尼崎市では数値をこの表のほかに先ほども出てきましたこれこういう図にして返しているんです。
こちら尼崎市健診結果構造図と呼ばれているもの。
自分の健康診断の結果を当てはめていくと体がどのくらい危険な状態なのか一目で分かってしまうすぐれもの
テレビの前の皆さんも是非健康診断の結果をお手元に持ってきて見ていければいいなと。
なるほど。
そうか。
今茶の間では「おとうさん取ってきて」って言われているんだね。
そうです。
「おとうさん動いて早く」。
皆さん家族の分をね。
まさにそうです。
これ下から上に4段階分かれているんです。
1234と4段階。
上は絶対たどりつきたくないというゴールだと思って下さい。
上にたどりついちゃ駄目だ。
バッドゴール。
だってどんなの書いてあります?命の危険があるような病気やもんね。
レッドゾーンですね。
ここにたどりつかないようにするためにじゃあどういう事を気を付けたらいいのか。
どういう数値を気を付けたらいいのかというのがこの段階で分かるようになっていると。
そこでスペシャルチョイスアドバイザーをお迎えする事にしましょう。
尼崎市のヘルスアップ戦略担当課長野口緑さんです。
保健師さんです。
(一同)よろしくお願い致します。
先生もこれを作る時に協力して…?そうです。
今さっきお話あったように健診結果ってすごく大切なものなんですけど記号があったりとか難しい数字名前があったりとかで分かりにくい。
何のために皆さんに健診をいつも受けて頂いているかというとさっきお話し頂いたように一番上にたどりついてもらいたくないからなんですけど。
それぞれに段階がある訳なんですね。
緑から黄色オレンジ赤。
「健康障害」というところまでたどりつくんですけれども下からいきますと「潜在的に進行」。
まだ潜んでいる感じでよくない事が進んでいるという段階です。
これ全部「血管」というのがキーワードなんですね。
2段階目になりますと「血管が傷み始める」。
それで怖いわもう。
ここの数値が悪い場合はもう「血管が傷み始める」という段階に入っているぞという事を示している。
ここの段階で皆さんに知って頂きたいのは少しだけこの範囲より超えただけでも僅かな異常であっても次に進んでいくと。
え〜恐ろしい。
ちょっと先生何でもっと早く出会えなかったんですかね。
遅いかもしれんわ俺。
その次の段階というのが「血管の変化」。
これ一番上の病気いずれも心臓の血管が傷まないように。
それから脳の血管。
左の方に一番上に「人工透析」。
その手前に「慢性腎臓病」とありますが腎臓病の原因はいろいろあるにしても少なくとも…これ全部「血管」というのがキーワードなんですね。
腎臓の血管や脳の血管や心臓の血管。
いろんなところの血管が変化してきていないかどうかを見る段階という事になります。
だからどこの段階でもちょっとでも超えたら次の段階に絶対行くようになってるという事ですか。
はい。
矢印がそんなふうに流れていってると思うんです。
止まらないんだ。
では実際に数値を入れてみましょう。
先ほどVTRでご紹介しました黒田さんですね。
健診結果を見てみましょう。
腹囲は100.5cm。
中性脂肪の数値は254。
正常範囲を超えています。
血糖値は130。
正常範囲を超えた場合には危険度のレベルに合わせて数値に色がつきます。
血圧もやや危険。
つまり色別に危険度が分かる仕組みなのです
黒田さんの場合は「潜在的に進行」から更に「血管が傷み始める」という段階まで進んでいたという事がこの図で分かっちゃう。
これすごい分かりやすいね色で。
誰が見ても一目瞭然ですもんね。
これこのままいくとどうなるとか…。
これ矢印が全部どこからいっても上にいくのでこのままだったら一番上にまでいってしまうのではないかというような事が予測ができてしまうという事になる訳ですね。
一切下がる矢印がないですもんね絶対にスタートしたら上にゴールでつながってますもんね。
すごいこれ。
じゃあこの黒田さんはどうしたら改善すると思われます?そこですよね。
「どうしたら」?どれか一個治したらバババッて全部よくなるような気もするんですね何か。
という事は?
(野口)すばらしい。
一番下の内臓肥満?そうか。
腹囲を減らせばドドッとこう「ピタゴラスイッチ」みたいにドドドドッてええように連鎖するような気もする。
矢印の根元をたどって見て頂くと例えば血圧にしても実はこの矢印のもとをたどると内臓脂肪がたまってきているというところが引き金になってここに上がっていっていると。
血糖や中性脂肪もそうです。
おなかの中の脂肪の倉庫が満杯になっているのであふれ出てきて中性脂肪が上がったりとか。
分かりやすい。
糖の処理も遅れている。
それから内臓脂肪がたまってくると血管を収縮させるような血圧を上げるような物質がおなかから出てくるんですね。
はあ〜!?なので血圧が上がってくるというような事で黒田さんはここの段階まできてたんですが一つ手前のここを…。
スタートのところ。
減らせばこれだるま落としと一緒なんですね。
全ての悪の根源なんですねこの内臓肥満が。
1段目をスポ〜ンと払えばいい訳で。
ここという事ですね。
黒田さんは1年間肥満を解消する努力をしました
これにより中性脂肪の数値が改善。
血糖値も正常範囲内に。
更に血圧までも。
肥満を解消する事で危険度が大幅に下がったのです
すごいな〜!1年で?そうです。
だからここのところを改善されるだけでここは見事にこんなふうに改善してくるという事なんですね。
逆に言ったら1年でこんだけよくなるという事は今この健康な状態でも1年後悪くなる可能性があるという事ですね。
そうなんです。
だから今健診結果がどうもないからといって過信してしまって好きに食べたり飲んだりあんまり運動もしなければどんどん上がっていってしまうと。
怖いのがこの2段階目までいっていても痛いとかかゆいとかそういう事が何もないので。
「血管が傷み始める」とこいっても何も自覚というか痛いとかがないって事ですか?そうなんです。
これは怖い。
だから数字で抑えていってほしいと。
なるほど。
これ分かりやすい。
それから一つだけ気になるのがここに何かあるんですよ。
あっホントだ。
めくりがあるね。
これがどうしても一番今気にしてほしいものなんですが何だと思いますか?いわゆるジャンプアップしてるよね。
「血管の変化」のとこまでいきなり矢印が。
ここが要注意だという事ですね。
(小山)そうなんです。
この矢印グ〜ンと上がって1段階超えてすぐ「血管の変化」につながる何かなんですこれ。
何だと思います?何かヒントは?血管がダイレクトに傷むというものなので血管の壁に…。
血管の壁にダイレクトで?血管の壁?う〜ん?ここが要注意だという事ですね。
さあそれではその要注意の数値とは一体何でしょうか?
再びこちら尼崎市役所健康支援推進担当です
私今日担当させて頂きます保健師の中井といいます。
どうぞよろしくお願いします。
この日行われていたのは健康診断の結果についての個別説明会。
実は参加した女性3名結果にある問題が…
実は今日こういう形でさせて頂いたのがここに来て頂いてる…
女性3名は60代70代
(中井)LDLコレステロールというのがいわゆる悪玉のコレステロールの事です。
LDLコレステロールが多すぎると消費されないLDLは血管の壁の中に入っていきます。
すると酸化して血管の壁がどんどん膨らんでいってしまいます。
動脈硬化の原因となるのです。
動脈硬化が進むと危険です。
動脈硬化の場所で血管が詰まって脳梗塞や心筋梗塞の引き金となってしまうのです
このためLDLが高い人に徹底的な個別指導を行うんです。
名付けて…
何をしたらいいのかという事になるんですけれども…。
LDLコレステロールが高い場合食事での改善策が必要になります。
数値が200を超えている方の場合には薬による改善も提案されます
それの中にまずは抑えると。
この300mgというのが私たちが1日にとるべきコレステロールの量なんです。
300mg。
実は300mgとったらちょっと多いんです。
皆さんの場合は。
大体200にしないといけないといわれているのでこれ…うわ〜。
食べた気がしない。
更に意外なものにコレステロールが多く含まれているというのですが…
これものすごく高いという事ですね。
へえ〜!これいいね。
「目から鱗」。
単独で血管に変化を起こしてしまう要注意の項目はLDLコレステロールでした
LDLコレステロールという値が高い場合は一気に「血管の変化」にたどりついてしまうのでこれは特に注意してほしい。
ほかの数字よかったけれどもLDLコレステロールだけ高い。
「でもまあいいか」じゃなくてこれはとっても大事な数字ですよという事がここまででまず分かったと。
はいこれは分かった。
コレステロールと同じように脂の仲間で中性脂肪というのがあるんですね。
先ほど2段階目に出てきたものですけど。
中性脂肪は体のガソリンなので運動すればするだけ筋肉を使えば使うだけ燃えるんです。
だけどコレステロールという脂は使いみちが決まっている脂なので例えば細胞を包んでいる膜とか血管の壁をつくるとかホルモンの材料になるとかしかないんですよね。
それで使ったらあとはたまる一方という事ですか。
運動すればするだけ燃えてしまう中性脂肪とは性質が違って。
ただし中性脂肪とかから合成されて出来てくるものもあるんですね。
だから100%運動が効果がないとはいえないんですけどもまあダイレクトに必死で運動しているからコレステロールは下がったやろという訳にはいかないんですね。
そうか。
体の脂分でもいろんな用途があるから。
でもVTR中の3人の女性皆さん体型的にはスリムな方でしたよね。
だけど高いんですか?そうなんです。
先ほどの図を見て頂いたらLDLコレステロールだけは内臓肥満とは矢印がつながっていないと思うんですね。
(小山)これですね。
これだけ独立しているんですね。
太っていても痩せていても血の中にコレステロールが多くなるという事がありまして特に女性の場合は閉経を迎えてくると先ほどコレステロールの使いみちがホルモンだと言いましたけど女性ホルモンがあんまりいらなくなってしまうので余りやすくなってくる。
だから痩せていてもやっぱり余ってしまうというのがこのコレステロールです。
コレステロール高い低いかは外から見て何も誰も分からないという事なんですね。
ちりめんじゃこがあかんというのは…。
私ショック。
毎日食べてます。
これおばあちゃんに死ぬほど食べさせられたからね。
カルシウムがどうのこうのって毎食ね「おじゃこおじゃこ」言うて。
これです。
50g当たりのコレステロールの量なんですがもうトップです。
いくらより高いの!?うわ〜ホントだ。
そうなんです。
やっぱり小魚頭から尻尾まで食べる。
内臓も含めてですね。
そういうものっていうのはコレステロールが上がってしまうんです。
1匹を食べていると。
だから50匹ぐらい食べている魚を。
年齢的に若いうちはどんどん使いみちがあったり血管の壁や皮膚も入れ代わっていくうちは余りは出ないんですけどやっぱり年とともに余りが出てくるようになってからは少し気を付けた方が…。
控えた方が?はい。
それもいつから余るかは健診を受けてみないと分からないんですよ。
それも個人差があるんですね。
卵もMサイズ1個で210。
この200のラインというのは改めて…。
通常は大体300は食べて頂きたいという量なんですけれどもコレステロールがちょっとダブついてきている方は1日200ぐらいを一つの目安にして頂きたい。
でもいいねあれ。
ここまで教えてくれてましたもんね。
自分で調べなくてもいいというのは。
でも50gでさ。
LDLコレステロールの数値が高めの方は自分が食べている物のコレステロール量を一度確認してみて下さい
さあもう一度この図を見て頂きましょう。
今度この2段目に注目しようと思うんですね。
「血管が傷み始める」という段階にある数値ですけれどもこれがあったら「血管が傷み始める」という事で…。
一番血管を傷つけて上に上がりやすいという意味では血圧と血糖。
特にそこは気を付けて頂きたい。
(小山)血圧と血糖。
特にここという事ですね。
大丈夫かな?俺。
(小山)どうですか?血糖…。
あっ血糖俺96。
セーフですか?セーフですね。
先生今嫌そうに「あ〜」って言いましたね。
いえいえ。
セーフの時は「あ!」って言って下さいよ。
浜島さんは出てます?私は血糖87。
もう更にこれです。
これねほっしゃん。
さん96という事で基準99だからOKですよね。
ほっしゃん。
さんは基準よりも低くてよかったんですけど…。
(野口)それだけでは分からない。
血糖値ほっしゃん。
さんみたいに数値内に入っていても実はまだまだこうした点に注意が必要だよという事もあるようです。
次はこちらをご覧下さい。
尼崎市にお住まいの…
大場さんは1年前の健康診断の結果説明会で保健師からある指摘を受けました
健康診断の結果を見せてもらいました。
糖尿病であるかどうかを見るのは血糖値です。
食事をすると血液中に糖がたくさん流れてきます。
エネルギーとして使用するため糖はインスリンと呼ばれるホルモンによって細胞に運ばれます。
インスリンが正常に働く事で血液中の糖を一定に保つ事ができます
インスリンが正常に働かなくなると血液中に糖がたくさんたまってしまいます。
これが糖尿病です
この状態が長く続くと危険。
糖は全身の血管を傷つけて動脈硬化を引き起こしさまざまな「健康障害」を起こします。
大場さんの健診結果は血糖値92。
これは正常範囲です。
それなのに隠れ糖尿病という保健指導を受けました。
なぜか?その秘密は保健師さんが勧めたあるチョイスにありました
そのチョイスとは…
血液の中に糖を多くとり入れて処理されるかどうかを診ます
あっおいしい。
インスリンが正常に糖を処理できているかどうかを調べるのです
大場さんが受けた糖負荷検査の結果です。
一定時間を超えるとインスリンが糖を減らす事ができなくなり赤の異常判定となっているのが確認できます。
境界型隠れ糖尿病とされました
でも血糖値は正常なのに…
どうやってあぶり出したかというとこの2段目を見て頂くと「血管が傷み始める」この列にブランクになっているところがあってこれは何かというと今大場さんが受けた糖負荷検査。
でも何で分かったんですかね?違う検査でまたそれをこうあぶり出したというか。
こちらの図を使って。
これが先ほどの大場さんの健診の結果を入れた構造図ですね。
大場さんなぜ血糖値は正常だったのにこの糖負荷検査をお勧めしたかといいますとここの一番下のところですね。
1段階目のところ内臓肥満というところに色がついていたんですね。
血糖値は正常なんですけれども少し脂肪がおなか回りについていたという事で内臓脂肪がたまってきているという事は体でそういう処理の遅れが出てきたりとかそういう変化が出てきている。
逆にこの内臓肥満がなければインスリンはさっさと処理をしてくれていると思われます。
これ大場さんの例で見ますとここ血圧にちょっと高いのはありましたけれども血糖のところは何もついてなかったんです。
だからこう見れば糖尿病などの心配は自分ないなと思うんですけれども実はこのもう一段階前の…。
スタートや。
内臓肥満とこや。
腹囲おなか回りも91.0。
これ要するに女性でもメタボリックシンドロームという事になる訳ですね。
これは分かっていた訳なんですね。
なのでちょっと怪しいかもという事で糖負荷検査を受けてもらったらやっぱり境界型と呼ばれる糖尿病なんですね。
健康診断の数値だけで安心してはいけない糖尿病。
メタボリックシンドロームに該当する方は注意が必要です。
そんな時は糖負荷検査をチョイス
本来糖負荷検査は糖尿病の診断のために行うものですけど健診の場でこういうのをやるのはより生活習慣を今のうちに気を付けてほしい人生活を変えて頂きたい人にこれを健診の場では受けて頂きたい。
病院によっては検査やっていないところもありますのでまずお近くの病院かかりつけ医などに相談してほしいんですね。
人間ドックで受けられるというところもあります。
最初につまり病気という判定が出ていなければ自己負担という事になりますが自己負担で9,000円の検査です。
ちょっと整理させて下さい。
すみません。
内臓肥満。
肥満というのを解消すると中性脂肪血糖血圧よくなるという事なんです。
ですから健康診断の結果でまずはこういうのでパニックにならないで痩せる。
ダイエットする。
ここまででまず分かったかなと。
うんすごいねこの表。
明らかな糖尿病っていう場合はここの血糖値のところの箱のところがもう既に変わってきますのでその方はまずそのデータで受診をして頂ければと思います。
とにかくここの改善でもう今年一年一気に健康になれるぞという事は分かるんですよね。
そう思ったら明るいよね。
すごい気楽になるというか。
今まで「どうしたらええねん?」って散ってたけど敵の本丸そいつをやっつければ大将をやっつければみんなバタバタッてこう…。
戻ってくるよという事ですね。
さあ続いては…。
今日徳田さんめっちゃ楽ですね。
そうですね。
これなんですけどこれは50代の男性の健診の結果を先ほどから紹介している構造図に当てはめているんですが。
結構色がついてる。
いろいろついてまして。
このなんと3段目までいっています。
うわ〜。
ちょっと怖いね。
ここまでつくと。
これは「血管の変化」というところですね。
ここまで進んでしまっているんですがこれ改善できるんでしょうか?先ほどと同じ下を見て頂ければ必ず予防はできると思います。
へえ〜こうなっても?
(野口)はい。
血管に変化が起こってもまだ予防できる健康診断のチョイスがあるという事でご覧下さい。
尼崎市にお住まいの…
清掃関係の仕事をしています
おはようございます!
野口さんの健康診断の結果です。
血圧や血糖が高く動脈硬化が進んでいるという指摘を受けました。
ところが1年後健診結果から危険度の高い項目が大幅に減りました。
すご〜い!以前は健康診断に興味がなかった野口さん。
ここまで生活を見直し行動を変える事ができたのは更なる検査をチョイスしたからです
妹も近くにいるんですけども…もう1人やから体だけは丈夫にしとかなあかんなあ…
野口さんのチョイスは尼崎市が行っている…
吐いて吐いて吐いて…。
もっといっぱい吐いて吐いて吐いて…。
体のさまざまな部分を検査する高度な装置が集結。
目の網膜の血管を診る眼底検査や首の血管を診るエコー検査など自分の血管がどのくらい変化しているのか詳しく調べます。
動脈硬化が疑われた野口さんはエコー検査をチョイス。
これは超音波でけい動脈の血管の様子を探る検査です。
野口さんの1年前のけい動脈の様子。
血管の壁が盛り上がって動脈硬化が進んでいるのが確認できます。
このまま放っておくと脳梗塞を引き起こす可能性があります
よくテレビであるじゃないですか。
ハイリスク健診を受けてから1年。
野口さんは食事と運動を見直しました。
健康のために運動をするという事よりもごみ収集の仕事で率先して歩数を稼ぐ方法を選びました
食事でも野菜を多めにとる事にしました。
そんな野口さん最近クリニックに行ったらうれしい事実が!
最初は6.2やったんやけど今は5.3。
なんと糖尿病の判定指標となる…
とっても下がっていますね!
ちょっと野口さんの例を見ていきましょうかね。
まずBMI24.6。
そして内臓肥満もとれてきた。
改善。
食事の見直しと運動でLDLコレステロール血糖値血圧と野口さんは全て正常範囲まで改善する事に成功したのです
この結果ここのところの数値がほとんどわ〜っと。
すごいすごい。
1年でね。
すごいハードな治療をしたとかそんなんではない訳ですもんね。
やっぱり1段目なんですね。
あ〜やっぱり。
内臓肥満。
そうですね。
そこを解決をされたと。
でも1年でホント見事!ねえ!ねえ!ホントすばらしい。
どんな人にもチャンスがあると思うんですね。
だからそこでどういうチョイスをするかが重要なんですが食事でできる人は食事で。
運動の方が得意な人は5分でも10分でもいいので歩く量を増やす。
どちらでもいいと思います。
なので自分がどのデータがまず気になるデータなのかという事を客観的に知って頂いて。
「血管の変化」が出てきた段階でもまずは肥満解消が有効です。
更に詳しく調べるさまざまな検査を組み合わせて自分の状態を知る事がベストチョイス
「血管の変化」の段階にきていろいろな検査の結果もやっぱり数字悪かった訳ですね。
この「クレアチニン」「尿たんぱく」は?これは腎臓がきちっと仕事をしてくれていればクレアチニンというごみはたまっていないと診ます。
本当だったらおしっこにたんぱくは出ないはずですがこの野口さんの場合はもう既にたんぱくが出ている。
つまり捨ててはいけないものを捨ててしまうように腎臓が傷んできていると。
必要なものが漏れちゃっている。
更にこれ「細動脈の変化」で眼底検査というのがありますね。
眼底検査というのは目玉のところから光を入れて目の玉の底網膜のところに走っている血管の状態を診ています。
この血管の状態を診る事で脳の血管を推測するという性質のものです。
続いて「けい部エコー」とあります。
首の動脈をエコー超音波で調べて血管の分厚さがどれぐらいなのかを調べました。
右の首の血管も左の首の血管も分厚くなっていますというのがこの2.1mm1.1mmという結果になってきています。
それからこのプラークというのはごみ。
先ほどのコレステロールのようなものがたまってきたこぶですね。
だからいよいよ血管が変化して分厚くなってきていますよという事が分かります。
先ほど出てきた野口浩二さん。
やっぱりエコーの検査で自分は血管の状態も悪くなってきているという事に気付いてやっぱり自分の体なんだから自分でよくしなきゃ駄目だと強く思ったという事なんですね。
やっぱりこの検査受けてようやく数値が出てそういう気持ちになれたという事ですね。
あの映像で「百聞は一見に如かず」と思って恐らくひと事じゃないと思われたという事なんでしょうね。
野口さんがチョイスしたけい部エコー検査。
心配な方はかかりつけ医でもまたは人間ドックでも受ける事ができますので健康診断に合わせてチョイスしてみて下さい
こうやって診てもらっていろいろ調べて自分で改善し始めたらどんどんよくなっていくからそれで楽しくなってというかいい意味で自分で治していくっていうね。
1年後よただの。
1年ですよね。
ハイリスク健診って「この人は受けてもらいたい」という方をこういう数値からまさにチョイスする訳ですか?そうですね。
検査の結果のご説明の時にこういう検査もありますよとご紹介して受けて頂くように。
それは親切ですよね。
この結果だけ渡されても何をどうしていいかどこから手をつけていいか分からないじゃないですか。
でも「ハイリスク検査やった方がいいですよ」っておっしゃって下さった方がなるほどって一歩前進できますもんね。
あの数値の表を「こんなふうに活用してみたらどうですか?」というのをご紹介したんですけどどうでした?やっぱりこの…何て言うんですかね案外「急に病気になった」ってなった時は思ったりするけどそうじゃなしに原因があって徐々に徐々にきてるんだなというのが分かるし。
すごいホントにだからオンエアもうちょっとずらしてくれたら「俺が考えた」といろんなとこで言えるのになと思うけどね。
これはすごいと思う。
ねえ。
いや分かりやすかった。
私こうやって表を見たりするのも苦手って思ってるんですけどこんなふうに示してくれると次自分が何をすべきかというのを絵に描いたように分かるので次のステップに挑みやすいですね。
一番自分にとって何が悪の根源なのかというのも「敵はあいつだ」というのを見つけやすいからもっと自分の体に関心持てるしちゃんとしようっていう意識改革になるなと思いました。
あの健康診断があってこの保健指導があるってこれはもうホントに効果てきめんだねという事になりますよね。
こういうデータがありまして。
「尼崎市通院1人当たり平均費用額」と書いてあります。
尼崎市の通院患者1人当たりにかかった医療費の総額です。
健康診断と保健指導を利用しなかった人と比べ2年連続で利用した人は1か月当たりにかかる医療費が下がっています。
高血圧でも糖尿病でもおよそ8,000円。
健康状態が改善した上医療費も減ったんです
医療費もこれで抑えられている。
だから悪いゴールまでたどりつく前に皆さんご自身で止めてるというかいろいろ教えてもらってという事やね。
そうですね。
この中の3割程度がご自分の負担になりますのでこれ掛ける12か月変わってくるというのはやはり非常に大きくなると思います。
もう既に医療にかかってらっしゃる方も例えば少し体重を落とす事とか少し生活を気を付けるだけでまた病気のコントロールもよくなりますので医療費が下がってきているのだと思います。
野口さん今日のメッセージは?今年一年皆さんまず自分の体を知る事。
人に任せずまず自分の体を知るために是非とも健診に来て頂きたいと思います。
また健診結果はたくさんの情報が詰まっています。
病気を見つけるという事だけではなくて自分の生活習慣の結果が出てきますので生活習慣の通信簿だと思って是非とも活用頂ければと思います。
大人の通信簿だ。
そうやね。
去年健康診断の受診率を上げるために尼崎市では日本で初めての取り組みを始めました。
ターゲットは若者。
コンビニエンスストアの駐車場に健康診断を行う車が到着。
若者が多く出入りするこの場所で気軽に健康診断を受けてもらうねらいです
なんと22歳以下は無料です。
この日1時間半の間に20名余りの市民が健康診断を受診しました
毎年は受けてないんですけど…
皆さん今年は健康診断の結果を活用して是非無病息災でお過ごし下さい!
2014/05/02(金) 13:05〜13:50
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「健康診断スペシャル」[解][字][再]
健診結果をお手元にご覧下さい!「健康な体作りに励みたい」そんな決意を後押しするため、健康診断(健診)の数値から自分の体の状態を読み解くコツと選択肢を紹介します!
詳細情報
番組内容
まずは健診結果をお手元にご用意下さい!。新年度改めて「健康な体作りに励みたい!」。そんなあなたの決意を後押します。テーマは誰もが受ける健康診断(健診)。その内容から (1)どんなリスクが潜むか? (2)どんな追加検査でリスクが分かるか? (3)どう対処すればリスクを下げられるか? などを紹介。国内屈指の体制で住民の病気の早期発見や予防を実現している兵庫県尼崎市ケースを元に、検査結果を読み解きます。
出演者
【講師】尼崎市ヘルスアップ戦略担当課長保健師…野口緑,【司会】ほっしゃん。,浜島直子,【リポーター】徳田章,小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
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