ゆうどき▽“水の都”大阪。旦那衆が愛した風景・食文化を再発見! 2014.05.02

生字幕放送でお伝えしますこんにちは。
「ゆうどき」です。
金曜日は大阪のスタジオから女優の田丸麻紀さんとお伝えします。
よろしくお願いします。
大型連休の真ん中です。
あすからまたお休みという方もいらっしゃると思います。
きょうの6時までおつきあいください。
さあまずは「ゆうどきリフレッシュ」です。
ゆうどきのキャラクターとらのすけが関西の皆さんとともに健康体操を紹介します。
きょうは朝、起きたときのそのまま布団の上でできるという体操を紹介しているんですが高齢者の悩みの1つ、尿漏れを防ぐ効果のある運動です。
とらのすけ!はいは〜い、とらのすけです!ここは大阪のシンボル通天閣や!一緒に体操してくれはるんはこの人たち!なんと平均年齢60歳超えの自称アイドルグループオバチャーンの皆さんや!ふだん、ライブ活動をしている通天閣の中で体操するでー!教えてくれはるんは、この方東洋医学が専門の河田佳代子先生。
よろしゅうお願いします。
では骨盤底の筋肉を強化し排尿排便の衰えを防ぐ足を持って歩く運動をご紹介いたします。
足をそろえてひざを伸ばして座ってください。
両手で、つま先を持ちます。
さあオバチャーン、届くんか?このとき手が届かない方は胸の前で手を組んでいただいても結構です。
届けへんの?骨盤から足を突き出すように動かします。
右足から前へ突き出してください。
右、左。
交互に動かして歩くように前に進みます。
骨盤底の筋肉を強化することで排尿排便の衰えを防ぎます。
ひざを曲げずに肛門を閉めるように意識して前に進みます。
1、2、3。
次に後ろに引きます。
1、2、3。
これを3セット繰り返してください。
無理せず続けてみてね!「ゆうどきリフレッシュ」次回も、お楽しみに。
田丸⇒足だったり腰の筋肉も鍛えられそうな運動でしたね。
比留木⇒きょうは発見がありました。
僕も足が持てないと思ってたら、足が長いということだったんですね。
一日中、座っていることが多い方は、この骨盤底の筋肉が弱くなって、骨盤がゆがんでしまっている方が多いそうです。
この筋肉を鍛えることで骨盤が安定するそうです。
骨盤が安定すると姿勢もよくなるそうです。
「ゆうどきリフレッシュ」「ゆうどき」のホームページでも紹介しています。
以上「ゆうどきリフレッシュ」でした。
それではきょうのメニューです。
きょうのメニューです。
町の中を無数の川や水路が走る水の都・大阪。
街のけん騒をよそにのんびり船で巡ると都会の風景もいつもと違って見えてきます。
ロマンチックなナイトクルーズなど最新のスポットもご紹介します。
古くから香りの文化が息づく京都。
きれいな匂い袋やオリジナルの香り作り。
とことん香りを楽しみます。
さあ、そして中継はこちらです。
埼玉県はなんと、その名も盆栽町。
ここで大型連休後半にたくさんの盆栽が楽しめる盆栽まつりが開かれるということなんです。
たくさんありますね。
5時10分ごろからお伝えします。
皆さんからのメッセージも番組で募集しています。
ファックス、メールでお寄せください。
番組内で紹介した方にはこの番組のはがきができました。
これをわれわれから直接お送りします。
ぜひお寄せください。
5時になりました、ニュースをお伝えします。
まずは今、入ったニュースです。
韓国の首都ソウルの地下鉄で、きょう午後3時半ごろ、電車どうしの追突事故があり、これまでに、少なくとも乗客70人余りがけがをしたということです。
ソウル市の消防によりますと、前の電車が停車していたところに、後ろの電車が追突したと見られるということです。
ソウルの日本大使館によりますと、これまでのところ、けが人に日本人が含まれているという情報はないということです。
繰り返します。
韓国の首都ソウルの地下鉄で、きょう午後3時半ごろ、電車どうしの追突事故があり、これまでに少なくとも乗客70人余りが、けがをしたということです。
ソウル市の消防によりますと、前の電車が停車していたところに、後ろの電車が追突したと見られるということです。
ソウルの日本大使館によりますと、これまでのところ、けが人に日本人が含まれているという情報はないということです。
あすの憲法記念日を前に、最高裁判所の寺田逸郎長官が会見し、憲法改正についてや、集団的自衛権を巡る憲法解釈が議論となっていることについて、国民的な議論に委ねるべき課題だと述べました。
その上で寺田長官は、裁判所が、具体的な裁判を離れて憲法について申し上げることは控えたいと話し、内容については言及しませんでした。
また今月でスタートから5年となる裁判員制度については、おおむね順調に運営され、少しずつ定着してきている。
参加した人の多くは、いい経験だったという感想を述べていて、今後も国民への働きかけを積極的に行っていきたいと話しました。
小学校から大学までを、6・3・3・4の年数で区切る今の制度の見直しが議論される中、教員免許や養成課程の在り方を検討する会議が、きょうから始まりました。
文部科学省の中央教育審議会は、専門家や学校の校長などのワーキンググループを設けて、きょうから検討を始めました。
文部科学省の担当者は、6・3・3・4の年数で区切る今の制度の見直しが、政府の教育再生実行会議で議論されていることを説明し、小中一貫など、複数の種類の学校で指導できるようにする教員免許の導入や、英語教育や情報通信機器の活用など、新たな課題に対応した教員養成の在り方について、検討を求めました。
委員からは、教員に期待される力が多様化していて、採用後の研修まで、一貫して充実させていくべきだという意見や、過疎地では教員が足りないために、専門外の教科も教えなければならないケースがあり、複数の免許を取得しやすい仕組みが必要だといった意見が出されました。
ワーキンググループは、ことし夏をメドに、報告をまとめることにしています。
東京都内の図書館や書店で、アンネの日記などの本が相次いで破られた事件で、最も多くの本が破られた東京・杉並区の図書館で、全国から寄贈されたアンネ・フランクに関する本の展示会が始まりました。
東京・杉並区の中央図書館です。
杉並区では11の図書館で、アンネ・フランクに関する本121冊が破られましたが、被害を受けて、全国各地の一般の人などから、200冊余りの本が寄贈されました。
展示会は、感謝の思いを伝えようと開かれ、実際にアンネが書いた日記の写真などを収めた本や、アンネの生涯を漫画で紹介した本など、寄贈された本の数々が展示されています。
寄贈した人からのメッセージも紹介され、家族全員でお小遣いを出し合って購入しましたなどと書かれています。
会場には、アンネが隠れ住んでいた、オランダの家を管理する財団から寄贈された家の模型なども展示されています。
この展示会は、9月3日まで開かれています。
国が管理している空港の運営権を売却して、民間に任せる、空港の民営化が全国で初めて行われる仙台空港について、入札を検討している企業などへの説明会が、国土交通省で開かれました。
説明会には、商社や建設会社など、入札を検討する企業の担当者らおよそ270人が出席しました。
国土交通省の担当者は、運営を任される企業は、滑走路のほか、ターミナルビルなどの運営を一体的に行い、期間は30年から65年の間になることなどを説明しました。
入札には、商社などが複数のグループを作って応募するものと見られ、今後、まず宮城県が3社以上に選定した後、国が空港全体の運営を任せる企業を審査します。
その上で、来年の夏にも運営企業を正式に決め、再来年3月には、運営を引き継ぐことを目指していて、国土交通省としては、仙台空港を民営化することで、周辺地域を活性化し、震災復興を加速させたい考えです。
政府の規制改革の一環で、健康食品は来年春から、体にどのように機能するかを表示することができるようになりますが、この制度の在り方を議論する、国の有識者会議が開かれました。
健康食品は特定保健用食品、いわゆる特保などを除いては、骨を丈夫にする、心臓の健康を維持するなど、体にどのように機能するかを表示することが、法律で禁じられていましたが、政府は去年6月、規制改革の一環として、一定の科学的根拠がある健康食品には、企業の責任で機能の表示を認めることを決めました。
これを受けて、きょう、消費者庁で開かれた有識者による会議では、製品の科学的な根拠をどのように担保するかなどを話し合いました。
この中で消費者庁から、機能の表示を認める条件に、人に対する実験で、有効性や安全性が確認されていることなどを含める案が示され、委員からは、機能の表示については、国への届け出制にするべきだといった意見が出されました。
消費者庁では、ことし夏ごろをメドに新しい制度の具体的な中身を取りまとめることにしていて、来年3月には運用が開始される予定です。
続いて気象情報、あすの天気です。
本州付近は高気圧に覆われて、広い範囲で晴れる見込みです。
午後は北日本を中心に、大気の状態が不安定になり、にわか雨の所がありそうです。
関東から西は、最高気温が25度以上の夏日になる所が多いでしょう。
時刻は5時10分になりました。
再び「ゆうどき」です。
まず最初はこちらです。
田丸⇒「週末中継さきのり」。
大型連休後半、これを楽しむというのはいかがでしょうか。
上條さん!上條⇒力強い幹に曲線を描いた幹そして見事な枝ぶり日本が誇る盆栽です。
大型連休後半、この盆栽を楽しむのはいかがですか?いいですね。
きょう私が来ているのはさいたま市にある全国でも有数の盆栽の名産地その名も盆栽町というところです。
町内には5軒の盆栽園があります。
もともと東京の下町にあった盆栽園が良質な土を求めて移り住んだのが始まりなんです。
ふだん一般の人も見学することができて盆栽散歩が楽しめる町なんです。
盆栽散歩。
ここで、あすから3日にわたって大盆栽まつりが始まります。
というわけで私の両側ずらっと盆栽が並んでいます。
これを求めて毎年10万人の人が訪れるということです。
人気なんです。
こちらにあるのは地元の愛好家をはじめ、全国各地から皆さんのご自慢の盆栽が並んでいます。
100点ほどあります。
見応えがありますね。
かわいらしい私の手のひらくらいの盆栽ネームプレートもありますが地元の小学生が作ったものです。
授業でも取り入れられています。
さすがは盆栽の町といった感じです。
祭りの見どころはなんといってもこちらです。
盆栽園のそれぞれのベテラン盆栽師。
言わば巨匠たちが作った盆栽を見ることができるんです。
それが、あちらにあります。
きれいなお庭ですね。
巨匠たちが手がけた盆栽を一堂に見られるというのは、このお祭りのときだけです。
貴重な機会です。
こちらです。
失礼します。
中に入っていきますといかがでしょうか。
すごい。
立派な盆栽。
堂々たる盆栽の姿大型盆栽と言われるものです。
床の間、見てください。
こちらは真柏というヒノキ科の樹木で作られた盆栽です。
樹齢600年の木を使って作ったものです。
真柏の中でも最高のものだと言われています。
見事なのは分かるんですが盆栽、どう見たらいいのか分からないという方もいらっしゃると思います。
ご安心ください。
ポイントが3つあります。
それがこちらです。
ありがたい。
まず張り根の張りです。
力強さがポイントです。
それから立ち姿。
幹が上へと伸びる美しさがあるか。
そして枝ぶりのバランスがいいか。
これを踏まえて真柏を見てみると根は力強く四方に張っています。
幹は上を見上げるとしなやかに美しく伸びています。
さらには枝ぶりというのも見事なんですね。
盆栽、生きた芸術と言われますがこれを見て納得というところです。
そのほかにも盆栽の楽しみ方があります。
こちらです。
こんもり茂っているのはケヤキなんです。
盆栽は普通正対して正面から見るものなんですがちょっと違った角度から見ますと別の魅力があります。
この小型カメラを用意しました。
下からのぞいてみましょう。
まず幹のところから下からのぞくと巨木の下に立っているような気分にさせてくれます。
そうですね。
幹の部分を見てみると枝も縦横無尽に張り巡らされていて枝が入り組んでいるのがケヤキの見どころだそうです。
下から見るのもまた違った魅力があるのですがこのケヤキを手がけている竹山さんにお越しいただきました。
竹山さん、50年のベテランの盆栽師でいらっしゃいます。
作るの、大変だと思うんですがどんなところがポイントですか?ご覧いただくと平均しています。
芽摘みと葉刈りです。
葉刈りによって落葉をしたときの枝の平均化をはかっています。
春から夏にかけてですね管理をします。
一年中、手塩にかけて育てているということですよね。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
最後は盆栽の代表格、松です。
五葉松です。
こちらの五葉松を手がけている浜野博美さん妻の成子さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
五葉松、浜野さんはご夫婦そのものだとおっしゃっているそうですが幹のところを見てください。
右側の強く上に伸びているものが旦那様の博美さん。
そして横に美しくしなやかに伸びているのが、奥さんの成子さん。
浜野さんは夫婦松と名付けて20年間、大切に育ててきたということです。
浜野さん、奥さんのことを思って育ててきたんですよね。
浜野⇒恥ずかしいコメントなんでね。
これに水をやりながらこの木のように寄り添っている姿日々、若いときの反省を込めて丹精に愛情を込めて力を注いでいる一品です。
それが今日です。
樹格のある木に育て上げたというのは、20年の歳月が家内をもうすこし愛してあげればよかった。
すごさを表現できるのがうれしいです。
成子⇒うれしいですね。
これからも仲よくなさってください。
大切に育ててください。
スタジオからも大切に育ててくださいと言っています。
ありがとうございます。
巨匠たちが手がけた盆栽を見ることができる大盆栽まつりあすから5日まで行われています。
大盆栽まつりに先乗りしてお伝えしました。
お待ちしております。
ご夫婦の愛あふれるお話があったりいいですね。
若いときのことを反省しているということなので若いうちに育てておいたほうがいいですね。
愛情をかけて、年月をかけてね。
高いものは10万円台300円くらいから手に入ります。
以上「週末中継さきのり」でした。
大型連休も後半戦。
きょうは、水の都・大阪を巡るとっておきの船の旅をご紹介します。
ゆったりと走る船から見える大阪の町の風景。
大きな噴水にスリル満点の橋くぐり。
水の都の船の旅見どころが満載です。
そして都会のけん騒を忘れてのんびり水上散歩。
さらに川のそばで謎の地下通路を発見!おお、すごい。
船の旅には欠かせないグルメもご紹介。
水の都・大阪、船の旅たっぷりお伝えします。
大阪の船の旅ということで田丸さんは一度、船に乗られているんですよね。
田丸⇒番組で乗ったんですが大阪の町にこんな見え方があるんだという新しい発見があったり道頓堀、周りも元気がありました。
リポーターの中嶋梓さんです。
中嶋⇒まずはこちらをご覧ください。
大阪市内の地図です。
大阪の中心部、川やお堀でぐるっと1周、囲まれています。
大阪の市街地面積の1割が、川やお堀などの水辺です。
江戸時代から大阪は水の都といわれていました。
最近観光のための船も増えていますよね。
そうなんです。
この観光資源を生かさない手はないと10年ほど前から、川やお堀を巡るツアーが増えてきました。
現在、川やお堀を巡るツアーは20以上、いろいろな種類のクルーズがあるんです。
こちらはジャズの演奏が楽しめるクルーズ船。
そして、こちらは水陸両用船。
観光船にもいろいろあるんですがまず私が乗ったのは、あの船です。
ちっちゃい、かわいらしい船。
10人乗りの小さな船。
貸し切りにすることもできるんです。
こんにちは。
船長の中野弘巳さんです。
4年前に脱サラをして観光クルーズを始めました。
救命胴衣をしっかり着けて乗り込みます。
中野さんが目指すのはゆったりくつろげる船旅。
デッキにはソファーとテーブルが用意されています。
出航します。
走り始めるととにかく風が気持ちいいんです。
天気もいいし気候もよさそうですね。
そうですね。
船に乗ってまず気付いたのは景色が予想もしない変わり方をするということなんです。
見てください。
こうやって、突然大阪城が現れたりするんですよ。
それだけではありません。
環状線ですよね、これ。
いつもと違う町の風景についついテンションが上がってしまいました。
中野さんのおすすめスポットが、こちら。
川面にせり出した新緑に船を寄せていきます。
そしていちばんぜいたくな楽しみ方お昼寝です。
いいなあ、これやりたい。
きょうは青空もきれいですのでね青と緑を眺めていただくといいんじゃないかと思います。
都会の真ん中にいることを忘れるそんなひとときでした。
突然、中野さんが船の速度を上げました。
これですね、うわあ。
近づいたのは噴水です。
3年前に大阪市が作ったもので30分おきに見ることができるんです。
さらに船は進み、中野さんが最新のおしゃれスポットという場所にやって来ました。
川沿いに人の姿が見えます。
北浜テラスと呼ばれるエリアです。
最近、このあたりに次々とおしゃれなレストランができているんです。
船を下りてテラスに行ってみました。
店内を抜けて、川に出てみると…。
うわあ。
風がすっごい気持ちいい。
船の上と同じ風を感じることができるんです。
絵のようにきれいな風景ですね。
店のオーナー井上浩二さんです。
テラスを作ったのは6年前。
長年の夢だったそうです。
続いて乗ったのが、こちらの船。
大阪の繁華街を巡るクルーズです。
こちらは道頓堀。
おなじみの看板が見えてきました。
真っ正面から見るのは珍しいですね。
この日はジャズ演奏のイベントもやっていて町の中のクルーズならではの楽しみがありました。
さらにこの船ガイドをしているのはなんと上方落語のはなし家さん。
軽妙な語り口で楽しませてくれるんです。
近づいてきたのは古典落語の舞台にもなっている難波橋。
川で舟遊びをする女性に橋の上から男が声をかけるという江戸時代のお話があるんです。
男がこんなふうに橋の上から冷やかしますと下の女性が上に向きまして…こんなふうに言い返すわけです。
川に落ちても流れんようにかうまいこと言いよんな。
家帰って嫁はんに同じことを言うてこましたろ。
男が家へ帰って同じことを嫁はんに言うんです。
「よよー!見れば汚いいかりの浴衣。
」こんなふうに言いますと今度、嫁はんが…こんなふうに、落語にからめて町を案内してくれるんです。
そしてこのクルーズ最大の難所が近づいてきました。
おー、すごい。
大丈夫?これ。
はい、無事通り抜けました。
ありがとうございます。
今回、改めて感じたんですけど大阪の中心部には本当に橋がたくさんあるんです。
まさに水の都です。
これは江戸時代後期の大阪の地図。
川や水路が町をぐるっと取り囲んでいます。
当時、船は物資輸送の要でした。
商人の町・大阪は川に支えられて発展してきたんです。
船を下りてその名残があるという古い商家を訪ねました。
こんにちは。
ここは江戸時代から続く乾物問屋さんです。
かつて船で物を運んでいたときに使っていたという場所を見せていただきました。
うわ、すごい!これ、当時の?うわあ。
この先が川につながっていたというんですが扉を開けるとこの目の前が川だったんですね。
現在は川は埋め立てられてしまったんですが40年ほど前まではここで船の荷物の積み下ろしをしたんだそうです。
このような構造の建物を浜納屋と呼んでいてかつて大阪の川沿いにたくさん並んでいたそうです。
続いて、大阪の船の旅に欠かせないものをご紹介します。
こんにちは。
よろしくお願いします。
ここは江戸時代から続く老舗のおすし屋さんです。
はい、箱ずしでございます。
うわあ、とてもすてき。
ありがとうございます。
大阪名物の箱ずしです。
かつて船に乗って芝居見物などに出かけた旦那衆が愛してやまなかったおすしです。
箱ずしの特徴の1つは、ごはん。
昆布だしで炊いているのでとてもおいしいんです。
そこに鯛
(たい)やあなごエビなど8種類の具材を載せて絶妙な力加減で押します。
これで出来上がり。
箱ずしは、いろんな味がぎゅっと詰まっていることから二寸六分の懐石とも呼ばれているんです。
江戸時代は船に乗るときのお弁当としても人気だったんだそうです。
鯛とエビの味とが上品なんですけど何よりごはんのふわっとしたのと香りと。
それが具材を最大限おいしさっていうのを出しているっていうのが。
もう奥深いですよ、箱ずし。
船の旅には欠かせない大阪の味です。
日が暮れてから再び中野さんの船に乗せていただきました。
大阪の川は、至る所でライトアップされているので船ならではの夜景が楽しめるんだそうですよ。
あの水面ちょっと色ついているの分かります?ピンクとか青とかに。
あれもライトアップかな?すごいきれい。
こちらは落語の舞台にもなった難波橋。
橋の下がきれいにライトアップされているんです。
これは船用ですね。
船でくぐらないと見ることができません。
色が変わるんです。
そして、噴水も。
うわあ、ダイナミックな美しさも楽しめるんですね。
最後に中野さんとっておきの場所に向いました。
橋桁に切子細工の模様が浮かび上がる天満橋です。
この橋には、下を通る船のためにこのようなスポットライトが40個ほど設置してあるんです。
それが船の甲板を照らすんですがこの中にラッキースターと呼ばれる星型のライトが1つだけあるんです。
星、1つだけ星。
丸いですよね、丸い…。
星、1個だけ。
どれどれ?星、1つだけ星。
星、星、ありました!たった1つしかない星のランプ。
中野さん、見つかりました。
はい、おめでとうございます。
中野さんのおかげでラッキースターに巡り会うことができました。
何かいいことがありそうな大阪、船の旅でした。
田丸⇒きれいですね。
船に乗っている人だけが見られるライトアップは特別な感じがしていいですね。
比留木⇒大阪は夜の町いろいろなところでライトアップしていてサービス精神があふれているんですが、あそこまでやるというこだわりが大阪らしいね。
陸からではなく川からも新しい楽しみがあるよとね。
ラッキースターは、陸上や橋の上からは、探せないでしょ?船で行かないと見つからないところに星を隠すんだね。
探すのが楽しいですよね。
どのへんにあるの?教えて。
それは行ってみてください。
お楽しみということで。
夜景なんですが船からはもちろんご紹介した北浜テラスから見てもきれいなんですよね。
あのテラスも京都の鴨川の床川にせり出して大阪にもああいうところがあったんですね。
おしゃれでしたよ。
涼みながらおいしいものを食べたいなと思います。
おいしいものといえば、箱ずし。
スタジオにご用意しました。
この色合いを見ていただきたいんですが、おすしのごはんは時間がたつとどんどん硬くなっていきますので職人さんは、お客さんが食べる時間を逆算して絶妙な力加減で食べるときに、いちばんふっくらした状態で食べていただけるようにということで。
やっぱり、船とかも含めて、いろいろなところに持っていって食べることを想定して作られたおすしの文化なんですね。
見た目はきれいですしね。
今回の旅はどうですか?私にとって大阪は住んでいる働いている場所ですけれど陸にいるのと違って川の上に行くだけで優雅な気持ちになれるんですね。
手軽に旅行できるという感じです。
仕事で船の上で昼寝をしている人もなかなかいませんね。
季節ごとに行ったら、上の景色が変わるわけでしょ。
今は新緑が美しかったです。
天神祭りの時期とか楽しそうですね。
季節ごとにね。
ぜひ皆さん、行ってみてください。
中嶋梓さんでした。
続いても、大型連休のお出かけの参考になるかなという話題です。
京都からです。
京都放送局の西池沙織リポーターです。
西池⇒京都ならではの香りの文化についてお伝えします。
箱ずしのいいにおいもしているんですが、それに混じっていい香りがしています。
何かといいますと、こちらです。
匂い袋です。
匂い袋とは、香料が袋の中に入っていまして、かばんの中に入れたり服にしのばせたりして、ほのかな香りを楽しむものなんです。
京都では古くから香りの文化が発達してきました。
今回私も京都の町に出かけて香りを楽しんできました。
香りの文化が育まれてきた京都。
舞妓さんも、たしなみとして香りを取り入れています。
匂い袋です。
匂い袋は奈良時代に生まれたともいわれています。
京都には香りを扱う店が数多くあります。
いい香りがしますね。
ふくべ柄というのは代々縁起のいい柄でして…ぜひこちらをポケットの中などに入れていただいたらよろしいかと思いますね。
さまざまな形の匂い袋もあります。
このしおりのような匂い袋は和紙で作られていて手紙に入れて香りを届けます。
すてきだな。
これは平安時代に文香
(ふみこう)と呼ばれていたものを今によみがえらせました。
名刺と一緒に入れて使うこともできます。
すごく薄くて小さいんですね。
そうですね。
ああ。
また爽やかな春らしい香りですね。
本当に柔らかい香りが。
そんにきつくないですので…さらに、自分のオリジナルの匂い袋を作ることができるお店もあるんですよ。
早速、私も挑戦してみました。
まず、基本の8種類の香りを調合します。
香りのもととなるのは木や花のつぼみなど。
これらを砕いたものを使います。
まずは…。
ビャクダンをスプーンに6杯入れていただきます。
匂い袋作りで基本の香りとなるのはビャクダン。
高級彫刻材として仏像や扇子によく使われています。
すっきりした爽やかな。
さらに甘い香りのダイウイキョウやしょうがのような香りがほのかにするサンナなどを混ぜていきます。
すごく、まろやかというか混ざり合って新たな香りになってます。
ここまでが基本の香りです。
ここに自分の好きな香りを足してオリジナルの香りを作っていきます。
うん、もう少し甘くてもいいかなと…。
というときは、こちらのダイウイキョウを少し入れられると甘みが増すかと思います。
完成したお香は直接、袋に詰めていきます。
少し多めに入れると丸く膨らみかわいく仕上がります。
完成しました。
かわいいですね。
形もちょうどいい感じになりましたしどうでしょう?こうやって手に取って香り、ご覧になられて。
いい香りです。
香りの文化が古くから根づく京都。
香りで幸せな時間を過ごすことができました。
スタジオにも匂い袋を持ってきました。
いい香りがふわっと漂っています。
お着物を着る人のためのものかなと思っていましたがああやって文香とか、小さいものは持ち歩けそうですね。
気軽に使っていただけます。
これが先ほどのふくべ柄ですか。
落ち着いた色や柄の物ですので比留木さんにもおすすめです。
男性でも使っていただけます。
香りはスパイシーな感じで男性でもいい感じですね。
男性なのに、あまりフローラルな香りはね。
男性です、っていう感じですよね。
それに合わせた柄の袋に入れてくれているんだ。
西池さんが作ったのは?私が作ったものです。
ピンクと青は違うものですか。
じゃあピンク色のほうからとても優しくって上品で気品のある香りがします。
ありがとうございます。
もう1つは、スパイシーな感じ。
明らかにピンク色のほうが甘い。
ダイウイキョウです。
教えてもらいながらいろいろやるとね。
自分なりの香りが作れる楽しみがありますね。
大きいものもありましたね。
季節の花のモチーフのものです。
ショウブの花に今月、葵祭がありますよね。
葵がモチーフのもの。
さらに母の日のカーネーションです。
贈り物に、いかがでしょうか。
化粧台とかいろんなところに飾っておくといい香りがしますよね。
京都放送局の西池沙織リポーターでした。
玄界灘の豊かな海。
福岡市・玄界島。
お父さんがとったど!春、島はわかめ漁でにぎわいます。
元気をもらえる子どもたちの和太鼓。
海の幸恵む島玄界島を愛する人たちに出会いました。
きょうは福岡放送局の古澤のぞみリポーターです。
古澤⇒よろしくお願いします。
今回、私が訪ねたのはこちらです。
福岡市にある玄界島です。
玄界島は博多港からフェリーで35分の場所にある漁業が盛んな島です。
玄界島は9年前、福岡県西方沖地震で大きな被害を受けかつての活気を失ったといいます。
その活気をなんとか取り戻そうとする島の人たちに会ってきました。
見えてきました。
あれが玄界島です。
丸い形、してます。
博多港から35分。
結構、近いです。
玄界島は人口およそ500人の小さな島です。
船がいっぱい。
住民の多くが漁業を営んでいます。
この時期にとれる魚といえば?大きなぶりです。
痛い、かまれた。
こちらは、あなご。
春の岩場では、ひじきがとれます。
島の人たちは豊富な海の幸と共に生きてきました。
かつて島には石垣の上に密集するように家々が並んでいました。
狭い路地を挟んで島の人たちは肩を寄せ合って生活していました。
しかし、9年前の福岡県西方沖地震が玄界島を変えました。
8割を超える建物が被害を受け島は壊滅的な状態となりました。
あれから9年。
ほとんどの住宅が取り壊され新しい町に生まれ変わりました。
道路も整備され新たに集合住宅も建てられました。
町並みは美しく整備されましたが島の人たちの交流の場だった路地がなくなりかつての人のつながりが薄れてしまったといいます。
おはようございます。
こうした中島の活気を取り戻そうと協力し合う人たちがいます。
わかめ漁を営む漁師さんたちです。
春になると10人近くが一緒に漁に出ます。
かつては、一人一人が別々にわかめをとっていました。
被災後、役割を分担し協力し合うことにしたのです。
海に潜ってわかめをとる人。
それを船に揚げる人。
協力し合うことで漁獲量も上がったといいます。
港では、わかめの下処理が行われます。
うわあ、どさっときましたね。
すごい!玄界島のわかめこんなに長いんですよ。
島の女性たちが協力し合って硬い茎と根っこにあたるめかぶを取り除きます。
刻む前ってこんな形してるんですか。
もともとはこんな形ですね。
とれたてのわかめ。
お湯に入れるとこんな色になるんです。
一瞬で、きれいな緑色に変わります。
私も湯がいたばかりのわかめいただきました。
いただきます。
コリコリ!漁を終えた漁師さんたちもわかめの下処理に参加しみんなで作業を行っています。
島自慢の天然わかめ。
共同作業をすることで港がにぎわいを見せています。
島の高台にある中学校。
近づくと太鼓の音が聞こえてきました。
玄界中学校の和太鼓部です。
部員の中村有里さんと寺田有希さん。
幼いころから和太鼓を続けてきました。
(太鼓の音)おいさ!もう何年くらい?地震のあと多くの人が島から離れた仮設住宅に入りました。
寺田さんと中村さんも仮設の保育園に通っていました。
保育園では避難生活を送る島の人たちを励まそうと何度も和太鼓の演奏会を開きました。
当時、2人に和太鼓を教えた保育園の園長松田ゆかりさんです。
島の人を励ます子どもたちの和太鼓は今では島の恒例行事となりました。
和太鼓は島の保育園の子どもたちにも受け継がれてます。
これからもみんなで力を合わせて生きていきたい。
島の人たちの願いです。
彼女たちの太鼓をたたく意味というところで復興に向けてとかみんなを元気にしたいという思いが、力強くもありとても温かく優しくもあり感慨深いですね。
大きな役割を担っているんですね。
キャラクターを見ているとおとなしい感じがしますけどね。
女の子たちも太鼓のバチを持った瞬間、表情が変わって島への思いが伝わってきました。
島の人たちの前で披露するときは人口500人のうち半数近くが集まって盛り上がるそうです。
わかめもおいしそうでしたね。
玄界灘の天然わかめをお持ちしました。
ぜひ召し上がってみてください。
いただきます。
お塩で漬けたものを戻したやつですね。
いかがですか。
しゃくしゃく?頭の中に海が広がりました。
ちょうどいい塩加減。
玄界灘の荒波にもまれた分肉厚で歯応え十分です。
春の時期のみ販売されます。
とらのすけがこどもの日バージョンになっている。
かぶとにとらって書いてある。
♪「柱の傷は」それなんですか?5月5日の背くらべ、ですよ。
切り取ったフレーズだったんですね。
柱の傷は爪を研いだのかなというおちだったんですけれど。
すみません。
メッセージが来ています。
千葉県の男性です。
毎回楽しみにしていますということです。
近くの河川にたくさんのコイが集まりました。
お写真を送っていただきました。
きれい。
ありがとうございます、お寄せいただいて。
ほかにもあります。
40代の主婦の方です。
家族でお出かけの予定は大型連休は、なしということです。
水の都大阪ちょっぴり水上散歩した気分にひたることができました。
箱ずしもおいしそうでしたということです。
神奈川県40代の女性です。
先週、大阪に旅行に行き遊覧船を楽しんだので、きょうの放送を楽しみにしていました。
今の季節は風が気持ちいいですよね。
夜のライトアップもとてもきれいです。
また大阪に行きたくなりました、ということです。
季節ごとに船に乗ったら楽しいと思いますよ。
真夏の昼寝はどうかな?中嶋⇒ちょっと暑いかもしれませんね。
きょうは京都の香りも出てきましたね。
オリジナルの匂いって楽しみですね。
作りたいですね。
いらっしゃるだけでいい香りがスタジオ中にしていて。
から揚げの香りとかないかな?身につけたら、幸せじゃないですか。
お手紙をいただいてから揚げの香りがしてもどうかなと。
女子と相いれないところがありますね。
男性用の香りもありましたからね。
連休を挟みまして来週水曜日の「ゆうどき」です。
♪「ルルル…」今や世界で活躍する由紀さおりさん。
その道のりを、陰で支えたのは母・房子さんでした。
母との絆で窮地を乗り切ってきた由紀さんのドラマチックな人生に迫ります。
2014/05/02(金) 16:55〜18:00
NHK総合1・神戸
ゆうどき▽“水の都”大阪。旦那衆が愛した風景・食文化を再発見![字]

“水の都”大阪。縦横に張り巡らされた水路を巡る観光クルーズが今人気を集めている。商人たちが築いた橋や商館、美しい箱寿司など。水が育んだ大阪文化を船から楽しむ。

詳細情報
番組内容
“水の都”大阪。縦横に張り巡らされた水路は江戸時代、日本の物流の中心だった。この水路を船で巡る観光クルーズが今人気を集めている。商人が築いた多くの橋や商館など、船から“商人文化”を見て楽しむ。水辺のそばには、その美しさから「2尺6寸の懐石料理」と呼ばれ、旦那衆が愛してやまなかった“箱寿司”を作る店。さらに、水辺に再び賑わいを取り戻そうという最新スポット“北浜エリア”。新旧の大阪の魅力を再発見する。
出演者
【キャスター】女優…田丸麻紀,比留木剛史
おしらせ
<中断>5:00−5:10 [字]ニュース

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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