Nスタ 2014.05.02

客船の沈没事故があったばかりの韓国。
しかもソウルの中心部で今度は地下鉄事故です。
事故があったのは午後3時半。
これまでに170人がケガをしたという情報も入っています。
今日午後3時半頃、ソウル市内を走る地下鉄2号線のサンワンシムリ駅付近で走行中の列車に後ろから来た別の列車が衝突した。
当初、乗客ら40人あまりがケガをしたとの情報が流れたが、消防防災庁によると病院に運ばれたのは117人でいずれも軽傷だとのこと。
一方、地下鉄を運行するソウルメトロによると、負傷者は170人あまりに上るとのこと。
また、後ろから来た列車の車両2台が脱線したとのこと。
韓国YTNテレビは乗客らが線路内を歩いて移動する写真などを放送している。
現場はソウル市街の東側、トンデムンの付近で下町に当たるエリア。
ソウルにある日本大使館によると、この事故で日本人のケガ人がいるとの情報は入っていない。
また韓国の国土交通省は中央事故収集本部を緊急で設置、鉄道安全監督官を現場に派遣して事故の収拾を急いでいる。
事故があった駅には高藤記者がいます。
今の様子を教えてもらえますか?私は今、ソウル地下鉄2号線の事故があったサンワンシムリ駅の構内、ホームに来ています。
ちょうどこちら後ろなんですが、緑色とクリーム色の地下鉄の車両が見えていると思うんですけれども、これが追突された車両と見られています。
現在、地下鉄関連の作業員、それから救急隊員数百人以上がこちらに出入りしておりまして、ハンマーでたたくような大きな音が聞こえてきます。
脱線した車両の復旧作業が行われているということです。
こちらからは乗客の姿は見えません。
先ほど、一部車両が開いていまして中に入ったんですけれども、窓のガラスが割れている様子が確認できました。
先ほど韓国の聯合ニャースは安全な距離を保つための装置が故障した可能性があると報じていますけれども、まだ詳しい事故の原因などはわかっていません。
つい先ほど10分前にはソウル市長がこちらを視察に訪れました。
現場の状況を確認に訪れました。
これからちょうど通勤時間帯なんですが、こちらの駅から5つの区間、運休しています。
ソウル市などはタクシーやバスの便を増やして通勤客に対応するということなんですが、こうした物理的な混乱以上に、韓国社会、非常に心理的にも大きな衝撃ではないかと思います。
ご存じのように、韓国南部で旅客船が沈没したばかりでたくさんの高校生が犠牲になったところです。
安全に対する意識が低いのではないかと非常に大きな衝撃が韓国社会に走っていた中で今回の事故が起きました。
さらに、この2号線、沿線にたくさんの大学があります。
ちょうど大学生が利用していた可能性もありますのでその辺りも非常に心配されます。
現在、ケガ人が170名という情報は入ってきているんですけれども、一体どの程度のケガなのか、そういう詳しい情報もまだ入ってきていません。
お伝えしています、韓国ソウルで起きた地下鉄衝突事故でたった今、入ったニュースです。
聯合ニュースは事故の原因について列車間の安全距離を維持する装置が故障した可能性があるというソウル市関係者の話を報じています。
大阪市内の路上で飲食店で働いていた女性が腹部を刺されて死亡した事件で、警察は店の常連客の男を殺人容疑で逮捕する方針です。
女性は男からストーカー被害を受け、警察に相談していたということです。
大阪市平野区の路上。
今日午前2時頃、静かな街に叫び声が響きわたった。
腹部に刃物のようなものが刺さった状態で倒れていたのは、近くの飲食店でアルバイトをしていた井村由美さん。
井村さんは病院で死亡が確認された。
井村さんが働いていた飲食店と現場との距離はおよそ400m。
仕事を終え、自転車に乗って帰宅するところを狙われたと見られる。
警察はその後、現場から1kmほど離れたコンビニの駐車場で飲食店の常連客の50代の男を発見。
職務質問したところ、犯行をほのめかす供述をしたとのこと。
2人の間に何があったのか。
男が最初に飲食店を訪れたのは去年8月。
その後、一緒に食事に行くなどしていたが一方的に好意を寄せる電話やメールを頻繁に送ってくるようになったと言う。
そして今年2月、店への出入りを禁止されたことに腹を立てた男は、さらにメールなどを繰り返し送ってくるようになった。
殺害をほのめかす内容のメールが届いた今年の3月初め、井村さんは一方的に好意を寄せられ、しつこくメールや電話がかかってきて困っていると警察に相談していました。
警察は、ストーカーの危険度をABC3段階のうちの2番目のBと判定し、電話で注意した。
しかし、その後もメールが続いたため3月12日、男を呼び出してストーカー規制法に基づき、文書で警告。
その際、男は、もう関わる気はないと話したとのこと。
その後の問い合わせでも井村さんはメールや電話はないです、ありがとうございましたと答えたため警察は危険度が下がったと判断。
1カ月おきに状況を確認することにしていたが、連絡する予定だった今日、事件が起きた。
男が取り調べを受けている平野警察署です。
取り調べは午前中から行われていますが、男が犯行をほのめかす供述をしているとのことで、警察は男の逮捕状をとり、間もなく逮捕する方針です。
井村さんから今年3月、ストーカー被害の相談を受けた警察は男に対し、ストーカー規制法に基づき、近づいたりメールや電話をしないよう注意や警告をしていたが事件を防ぐことはできなかった。
大阪府警本部は対応に問題はなかったとしていますが、相談を受けた警察署の対応に問題がなかったかどうか、確認しています。
TPP交渉の日米間の歴史的な合意内容が私たちの取材で明らかになりました。
焦点となっていたのが日本に輸入する際に高い関税がかけられている豚肉と牛肉です。
ところがこの豚肉は1kg当たりの関税が最大で10分の1近く引き下げられて50円に、牛肉も4分の1の9%と、大幅な引き下げで基本合意していたことがわかりました。
どうやら日本側もかなり譲歩していたようなんです。
アメリカ議会上院の公聴会で先週までのTPPをめぐる日米協議について節目となる成果を上げたなどと説明するフロマン通商代表。
日米両政府は、これまでのところ、交渉の合意や内容については明らかにしていない。
しかし、JNNの複数の日米交渉筋に対する取材で焦点となっていた農産品5項目すべてと自動車について、関税率を初め、具体的に合意していることがわかった。
まず豚肉だが、安い豚肉により高い関税をかける差額関税制度を維持する一方、現在1kg当たり最大で482円の関税を15年程度かけて50円に下げることで合意。
また、牛肉は現在、38.5%の関税を10年程度かけて9%に引き下げる。
コメ、麦、乳製品については、関税を維持するかわりに特別な輸入枠を拡大したり、新たに設定する。
これで農産品5項目で関税ゼロとなる品目はなく、国会が求める関税維持に沿った合意内容となっている。
まだ調整が残っているのは、豚肉の輸入が急増した場合に関税を復活させるセーフガードの発動条件だがこれによって、ほかの合意内容が変わることはないと日米交渉筋は指摘している。
また自動車分野ではアメリカの主張に配慮し、日本からの自動車関連部品の輸出には関税が残るほか、市場へのアクセス、安全基準といった非関税分野でも具体的に合意。
結果として互いに自国にとっての関税の聖域を守った形となった。
基本合意に達したことをなぜ公表できないのか。
背景にあるのは、抵抗が予想される生産者団体や議会関係者などへの説得に十分な時間をかけたいという日米両政府の思惑。
両政府は今後、TPP全体交渉の早期妥結を目指して取り組んでいくことになる。
ギリギリの交渉の末決着したんですけれども、日米両政府とも合意の事実を伏せたままです。
双方、譲歩の末の合意だけに国内向けの説明がいかに難しいかを物語っています。
次は北朝鮮です。
こちら、キム・ジョンウン第一初期の隣にいるこの男性なんですけれども、北朝鮮の偵察総局というスパイ機関を率いる人物なんです。
フランス経済財務省によると、3人は北朝鮮が海外での工作活動を行う偵察総局に所属するキム・ヨンナム氏とキム氏の息子、それに朝鮮統一発展銀行の国際関係局長。
北朝鮮の核実験などを受け、国連安保理が国連憲章7章をもとに採択した制裁によって禁止された行動をとる可能性が高いとして3人の財産などを凍結の対象にした。
ユネスコによるとキム・ヨンナム氏はパリ本部で1990年から定年退職した2009年までコミュニケーション情報部門の職員として働いていたとのこと。
朝鮮人民軍最高司令部の声明を代弁しているこの人物はこの人物は偵察総局のキム・ヨンチョル局長。
偵察総局は、北朝鮮の対外工作機関で、総政治局や総参謀部と並ぶ朝鮮人民軍の3大機関の1つ。
3人がどのような活動を行っていたかは明らかにされていないが、フランス当局は実態解明を急いでいる。
キム・ヨンチョル氏が率いる偵察総局というのは北朝鮮のスパイ機関なんですけれども実は日本人の拉致を行った組織もここに統合されているんです。
韓国で脱北者の暗殺を計画していたこともわかっていまして捕まった男たち、こんな道具を持っていたんです。
こちらは懐中電灯を改造した銃、そしてこれは弾丸は毒を注入するものなんだそうです。
そして一番下のボールペン型の毒針、こんなものを持っていたわけなんです。
先日、韓国で見つかりました無人機も偵察総局の仕業だとされています。
最近では軍事・外交の両面でこの偵察総局が強硬姿勢を主導していると言われていまして、今後の動向が注目されています。
札幌のカセットボンベ連続爆発事件で逮捕された51歳の女の自宅から犯行声明文に使われたものと似た定規が押収されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
札幌市北区の無職、名須川早苗容疑者は先月3日、札幌市北区の警察官舎でカセットボンベを破裂させて窓ガラスなどを壊した激発物破裂の疑いで今朝、送検された。
名須川容疑者の自宅の家宅捜索の結果、なぞってカタカナを書くことができる定規が押収されていたことがわかった。
先月8日に札幌のテレビ局に届いた犯行声明文は文字がすべて定規を使ったようなカタカナで書かれていて、捜査本部は事件との関連を調べている。
捜索ではこのほか、名須川容疑者の夫の部屋から複数のカセットボンベのメーカーの名前が書かれたメモが押収されていていずれも事件現場で見つかっている4種類のボンベと一致した。
一方、名須川容疑者は警察に話すことはないとしてインターネット閲覧ソフト、インターネット・エクスプローラーに欠陥が見つかった問題で、マイクロソフトは、欠陥を修正するプログラムの提供を開始した。
このプログラムはほとんどの場合、自動的に更新されるが、自動更新の設定にしていない利用者はマイクロソフトのサイトからダウンロードする必要がある。
また、マイクロソフトは、先月サポートを打ち切った基本ソフト、ウィンドウズXPの利用者にも修正プログラムを提供するとのこと。
韓国の客船沈没事故で捜索のあり方にまた問題が発覚しました。
こちらの映像から、救助の傍ら、船内に取り残された乗客らしき動く人影が確認されました。
船が左に60度ほど傾いた先月16日の午前9時40分頃、多くの乗客が船内で救助を待つその裏では「セウォル」号側から事故発生の連絡を受けた運航会社の担当者と本社の幹部との間で信じがたいやりとりが行われていた。
船が大きく傾いていたまさにそのとき、優先されたのは乗客救助よりも過積載状態だったと見られる貨物記録の改ざん工作だった。
合同捜査本部によると、運航会社内のシステムには貨物の重量が実際よりも180t軽く入力し直されていたことが新たにわかった。
この本社の幹部ら2人が業務上過失致死の疑いなどで取り調べを受けている。
運航会社による改ざん工作のやりとりが行われた直後の16日午前9時44分頃、デッキの中央にいるのは、到着したばかりの海洋警察。
このときは、まだ欄干を伝って歩くことができた。
船尾側からは、乗客が海に飛び込むしかし、この海洋警察職員は当時、多くの乗客がいたとされる船尾側には一切見向きもせずその反対の船首側に歩いていった。
その2分後、その職員は船長が救助船に乗り込もうとしているその脇で船に固定されている救命ボートを出そうとするが足で蹴ってもうまくいかない。
一刻を争う現場で、このような行動が2〜3分続いた。
韓国メディアによると、海洋警察はこの職員が客室と反対側に歩いていったことなどに関して釈明できずにいると言う。
海洋警察のずさんな救助疑惑はこれだけではない。
先月28日の会見で、こう話した海洋警察。
しかし…沈みゆく船に海洋警察の小型ボートが近づく。
デッキから何人もの乗客が海に飛び込む。
その一方で、少し離れた客室の窓をよく見ると、箱のようなもので内側から窓を割ろうとしているのか動く人影のようなものが見える。
しかし、海洋警察は全く気づかないやがて窓は水に浸かっていった。
韓国国内では、海洋警察は初動救助の際、船内に入るべきだったとの声が上がっている。
これに対し海洋警察は、事故発生当時、船が大きく傾いていたため船に入れなかったとしているが、韓国メディアによると、そもそも潜水士が現場に到着したのは船が沈んでから6分も経過した後だったと言う。
なぜ潜水士の到着が遅れたのか。
そもそも海洋警察は、救助の要請を受けた拠点から現場まで1時間20分ほどで到着できる高速船を所有していた。
ところが事件当日は、この高速船を使わず車でチンド港まで行き、別の船に乗り換えたと言う。
結局、潜水士の移動に要した時間はおよそ2時間半。
しかし韓国メディアによると、事件当日は高速船を運転できる人がいなかったと報じた。
港では不明者の家族たちの不安な日々が続く。
今朝は船から4km離れた場所で女子学生の遺体が見つかっていて2014/05/02(金) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
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取材経験豊富な記者・竹内明とTBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えると共に「Nトク」ではホットな話題を徹底取材。

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