教室のみんなも相談するよさされるよさについて考えてみよう。
高橋さんの答えのつづきは番組ホームページで。
団塊の世代が気になる食や健康仕事に趣味そして気になるおしゃれなどさまざまな情報をお届けする番組それが「団塊スタイル」。
今回はアンコール放送。
これまで放送した中から好評だった番組をお届けします。
今クールジャパンで世界に発信している日本の文化。
その一つに着物があります。
国内でも着物の良さを見直そうとリメイクした着物のファッションショーなども開かれています。
団塊の世代にとって着物とは幼い頃や子供の入学式などに着た家族との思い出が詰まった大切なもの。
ところが番組で50歳以上の人たちにアンケートを行ったところ7割近くの人がほとんど着ていない事が分かりました。
しかし「着ない」と答えた人の中には…。
…という声もあります。
そこで今回は着物を生かした暮らしを提案。
日常生活に取り入れ活用する方法をお伝えします。
インターネットを使って着物を購入。
積極的に取り入れて暮らしを楽しんでいる女性がいました。
その魅力とは?着なくなった着物をリメイクしてバッグや帽子を作って楽しんでいる人もいます。
そして亡き夫の着物を使って絵画にしている女性もいました。
その思いとは?着物そのものの良さを見直す人リメイクして生かす人。
さまざまな活用法をヒントに魅力を再発見していきます。
「団塊スタイル」司会の風吹ジュンです。
国井雅比古です。
今日は古い着物がよみがえるというテーマでお伝えして参りますけどふだん着物は…?ふだんは着物は着ませんね。
お仕事ぐらいですね。
でも「大河ドラマ」なんかですと一年中着てましたよね。
国井さんは?私はね正月にちょっと着たりする事があるんです。
あとそういえば紬の反物がありましてそれを買って仕立て直してもらったり。
それはね憧れなんですよ。
ふだん着るというよりも何かそういう世界への憧れがちょっとありますね。
分かる気もします。
それではゲストをお呼びしましょう。
柴田理恵さんです。
ようこそおいで下さいました。
よろしくお願いします。
柴田さんは着物着ますでしょう?結構。
私一応着物いろいろ持ってます。
30着〜40着。
結構持ってらっしゃる。
おばちゃんのものとかお母さんのものとか。
そんなにいいものかよく分からないですけど。
これとかは…。
おしゃれ。
何か粋ですね。
持ってるやつを2つ組み合わせて。
リメイクしたものですね。
そう。
それで呉服屋さんに頼んでデザインして。
モダンですね。
おしゃれ!先ほどVTRの中で着ない人がねたんすの肥やしにしてる方が…。
でもしたくないという気持ちがありましたけど。
もったいないですよね。
もったいないですよね。
そういうように着る人が少なくなったと言われてますけどもこの番組に直接投稿された方とかNHKネットクラブのアンケートでは結構楽しんでいらっしゃる。
着物を着る事をね。
そういう方がいらっしゃるんですよ。
そこで今回は投稿やアンケートをお寄せ下さった方々のお宅に伺って着物のある生活のヒントをお伝えします。
では着物に魅せられたというこの方からご覧頂きたいと思います。
東京・江戸川区。
今回取材に協力して下さったのは…子供たちは独立し夫と二人暮らし。
パートタイムで働いています。
案内された部屋にあったのは桐のたんす。
これはもしかして…。
今お見せします。
たんすの引き出しには着物がいっぱい。
そのほとんどが数年前から手に入れたものだそうです。
着物好きです。
でもまだ欲しいんです。
見せて頂いたのは花の文様が描かれた縮緬の小紋です。
これは結構安く手に入れてますね。
こちらは金茶の紬。
木立の柄が気に入って購入。
これも1万円しなかったそうです。
こちらですね。
そして最近手に入れたのがこの大島紬です。
直美さんお気に入りの紬に笑顔がこぼれます。
この大島紬さすがに値が張るのではないでしょうか?直美さんが持っている着物と帯のほとんどが3万円以下だといいます。
どうやって手に入れたのでしょう?直美さんは着物をインターネットのオークションサイトを使って手に入れています。
中古の着物や新品のものなどいろいろと出品されています。
着物の写真の他に状態や寸法などの情報も載せられ購入希望者は金額を提示落札を競います。
最も高い値段を示した人が落札できるシステムです。
インターネットオークションを知ったのは40代の時。
しかし家事と子育てに追われ好きな着物を楽しむゆとりがありませんでした。
3年前夫の信幸さんの転勤で札幌から東京に。
2人の生活が変わり着物を楽しむ機会を得ます。
その休日夫婦でお出かけです。
信幸さんの趣味は神社仏閣の写真撮影。
着物を楽しみたいという直美さんにとっても絶好の場所です。
この日直美さんの着物は薄いピンク色の紬。
落ち着いた感じにしようと柄の入った墨流し染めの帯を合わせました。
これは前から欲しかった着物なんですけど…。
いいなあと思って。
神社の撮影に夢中になっている信幸さん。
直美さんはさりげなく声をかけ着物姿を撮ってもらいます。
着物で出かける良さはどんなところでしょう?着物を身につける事でその良さを再発見している直美さん。
夫婦仲よく過ごすのに着物が役に立っているようです。
いいですね。
いいですねやっぱり!新鮮でしたね。
女っぷりが上がるって。
上がってた上がってた本当に。
きれいでしたねおきれい。
選び方もお上手ですよね。
音符のこういうお着物とかなかなかセンスがないとさ…。
でもちゃんと求めるものが手に入るとおっしゃってましたね。
毎日1回はネットを見ながら選ぶという。
でもすごいですよねネットオークション。
このインターネットオークションというのはやっぱり着物に限らずね信頼できる業者をなるべく探して詐欺に引っ掛からないように。
そういう事は注意しなきゃいけないんですけども。
うまく使ってますよね寺西さんは。
あっと驚くようなね大島の紬が。
ネット以外でも何か今街中にありますね。
ありますよリサイクルショップとか。
割と安くね。
着物の古着屋さんみたいなのありましたよね。
ありますよね。
ありましたよね。
やっぱり着物ってちらっと見たいんですよね。
見て「わあかわいい!こういうの着たいな」とか「おしゃれだな」と思って。
私も子供の七五三の時なんかはそういうので探しました。
やっぱり新しいものもいいんですけど何か古いものの味わいってあるじゃないですか。
それがかわいくなるといいなと思って探した事もありましたよ。
さて他にこんな方もいらっしゃいます。
「ふだんは農業で忙しく1年に1回くらいしか着る機会がありません。
でも子供の頃から着物が大好き。
中学生の時にはお母さんの着物を引っ張り出して着ていました」。
え〜中学校の時?大人に見えますよね。
「最近ではチャンスを見つけ旅先の京都で舞妓さんの着物を着て記念写真を撮ったり」。
あ〜かわいくなってますね。
ガラッと変身ですねこれ。
へえ〜随分…。
「それから東京に行った時は着物店でレンタルしたり」。
あるあるある!「積極的に楽しめるようになりました。
一年中着物を着るのが夢です」。
とてもお似合い。
ありますよ着物屋さんでレンタルして着付けてもらってそれで一日歌舞伎座とかあっちの方まで行ってそれでまた帰ってくるみたいなのが。
あるんですね。
サービスで。
私見た事ある。
そうなんですね。
ここでもう一人ゲストの方をお呼びしております。
パリでオートクチュールを学びデザイナーとして活躍。
その後着物に魅せられ生地を使って服や小物などを製作。
教室も開きリメイクする楽しさを伝えています。
他にも着物の産地へ積極的に訪れ海外に着物文化の良さを広める活動も行っています。
服飾デザイナーの鈴木みえこさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
鈴木さんご自身は着物の魅力ってどんなふうにお考えですか?海外のお洋服というのはフォルムが変わっていくじゃないですか。
デザインとかフォルムが。
でも日本の着物というのは形はもう変わらないんですよね。
でもその中で特徴的なのは柄だと思うんですよ。
豊かな自然の中で花だったり鳥だったりそれからあと自然現象雲だったり。
そういうものをデザインして文様として取り込んでそれで昇華させてきたんだと思うんですね。
でもそれってわずか30cmの幅にデザインして取り込む訳ですから日本の美であり文化だと思うんですよ。
やはりこの辺が海外の人たちが魅力に感じるんだと思うんですね。
鈴木さんはフランスの方にね向こうに洋服のお勉強でいらして。
改めてその良さが?そうですね。
海外のデザイナーの方たちでもその頃から日本に来て着物の柄のデザインブックだったりとか本とかを買い込んで研究なさってる方たくさんいらしたんですよね。
日本の花って菊が象徴的なんですけど。
オリエンタルチックですごい何か憧れを感じるみたいで。
あと色の使い方とか…。
和風っぽい感じの。
花が違うんですね。
さてここからは鈴木さん流の着物の楽しみ方。
身近にある洋風の小物を使ってアイデアあふれる着こなしをご紹介します。
今回私なりのやり方なんですけどまず帯締めなんですけれどもこれは若い頃の革のベルトです。
(柴田)本当だ。
え〜!後ろを見るとベルトです。
普通にベルトです。
バックルが見える。
分かります?すごい!おしゃれ〜。
もしもたっぷりしてれば前で留めてしまっても帯留めの代わりになりますのでそれはそれでまた。
発想にないですよね。
(柴田)それいいですね。
あと帯揚げはスカーフなんです。
よく見ると…。
そう言われてみないと分からないですけどおしゃれですね。
だから色が合えばいいんですよ。
じゃあこういう四角いスカーフ…。
四角いのでも大丈夫。
切っちゃって。
切らない。
切らないで大丈夫。
そのままだってこういうふうに持ってきて差し込めばいいだけだから。
色が合えばお使いになれる。
あと半襟なんですけどやっぱり白い襟が三角になるととっても改まった感じに見えるんですけれどもここではちょっと影を出したいのでこれコースターなんですけどレースの。
え〜ちょっと待ってコースター?鈴木さんが使ったのがこちらのレースのコースター。
対角線に沿って三角に折りそれを半襟にかぶせて縫い付けています。
とってもいい襟に見えるんです。
本当に厚みがあって。
(柴田)本当だ!言われると。
でも着物屋さんでこういう豪華な半襟ありますよ。
「お正月ですからどうですか」と言われますもん。
でもお手持ちのコースターがあったらこれで十分でしょ。
私だけちょっと違う世界にいるんですがそれほどすごい事なんですか?すごい事ですよ。
こんな事ありえない。
ありえないの?すごくコーディネートできていてとてもそんな洋式のものが入ってるとは…洋服の素材が入ってるとは思えない。
ポイントの一つはワンピースのように着る事なんですよね。
だから着物と帯とを同系色で合わせるとより無難にまとまるんですよね。
こういう形だとどのくらいの所に着ていったらいいんですか?コンサートであるとかお食事会とかそういう所には十分だと思います。
さて続いては着物をリメイクする楽しみについて紹介していきたいと思います。
今回お寄せ頂いたお便りの中からあるお宅をお邪魔しました。
投稿を下さったのは…。
趣味は古い着物を使って小物などにリメイクする事です。
50代の頃からリメイクを楽しんでいます。
ハンドバッグやネックレスなどのアクセサリーベストなどの衣類を作っています。
中でも最近凝っているのが帽子作りです。
かぶってみますか?似合いませんけどね。
いえいえ山下さんお似合いですよ。
こんな感じで…。
3年前に型紙を手に入れた事がきっかけでした。
その魅力は同じ型紙で作っても着物の柄や色の違いによってバリエーションが広がるところだといいます。
山下さんが作った帽子は人気も高く欲しがる人も現れ友人などにプレゼントしています。
そんなある日東日本大震災のあと美容室を再開して頑張っている人の記事を目にしました。
震災で気持ちが落ち込んだ人の髪を整え元気にさせているその姿に感動した山下さん。
自分が作った帽子を美容室を通じて被災した人たちに使ってもらえないかと考え心を込めて作りいくつか送り届けました。
後日山下さんのもとに美容室からお礼の手紙が届きます。
店を訪れた人は帽子を喜んで受け取ってくれたのです。
遠く離れた被災地で暮らす人たちに届けられた帽子。
山下さんはリメイクを通じて着物を生かす本当の意味を感じています。
すごいですね。
すばらしいですよね。
何か形見にはさみを入れるってちょっとどうなんだろうって思いましたけどああいうふうにして生かせれば身につけられるんですもんね。
お母様の着物をね。
ねえ帽子とかベストとか。
ベストにして身につけるって気持ちが違うでしょうね。
しかもそういう形見じゃないにしても自分でお作りになった帽子を被災地にね。
もらった人は「いろいろ思いの詰まった着物なんだろうな。
でもこれで頑張れって言ってくれてるな」と思って頑張ろうと思うんですよ。
そういうのってやっぱりまた違いますよね。
うれしいでしょうね。
実は私もね帽子の話が出てきましたんでちょっと。
これを人に作って頂いたんですが古い着物で。
全体が裂織というものらしいんですけど。
この織りがねすてきですね。
繊細な裂織ですよね。
これが中ちょっとこうね。
着物のおしゃれですよね。
裏に凝るっていうか。
でも男性物のいい生地ですね。
(鈴木)渋くていいですね。
(柴田)風合いが違うんですよね。
柴田さんも。
私はこれ買ったんです。
おしゃれだなと思って。
かわいいです。
やっぱりこの和の色というのはこうやって見るとすごい派手できれいなんですけど割と着てみると顔になじむというか。
日本人の肌に合うんですね。
でも柴田さんじゃないと着られないかもしれない。
そんな事ないですよ。
これジーパンではくと本当に普通にかわいい。
すごくおしゃれだと思います。
やっぱりスポーツテイストにこなしていくとこういう柄も生きますよね。
その他にもNHKネットクラブのアンケートでお答え頂いた方の中にもインテリアに活用していらっしゃる方が…。
この写真は帯をそのまま使って鏡のカバーにしたそうです。
「この帯はお母さんの子供の頃のもので幅が狭いのでぴったり合いました」って。
何か鮮やかできれいですね。
インテリアとして。
オブジェとしてすごくきれいですよね。
生活の中にこれだけ色彩ないですもんね。
アートですよね。
(柴田)ホントアート。
他にも帯をピアノの椅子のカバーに利用したり。
あ〜かわいいです。
ピアノの椅子!ちょっと意外でしたね。
かわいいですねこんな使い方。
(柴田)これ外国の人見たらまねしますよね。
そうですね。
テーブルセンターにしています。
(柴田)すてきですね。
分かりますね帯をテーブルセンターに。
あの上でしょうゆこぼしたらどうしよう。
それがすげえ心配になっちゃう。
それからこちらはトイレットペーパーの予備ホルダー。
一番上の段はお母さんの着物を使って庭に咲いていた「わびすけ」を工藤さんが描かれたそうなんですがかわいいお花が描かれますね。
皆さん楽しんでらっしゃいますね。
鈴木さんリメイクの魅力って何ですかね?私たち世代ってたんすに在庫がいっぱいあると思うんですけれども次世代に残していけるんであればバトンタッチできればいいんですけれどもそうでない限り眠らせておくのはもったいないと思うんですよね。
でもものには寿命ってあるじゃないですかやっぱり。
どうやって生かしていこうかという気持ちでものと向き合うと何かいいアイデア生まれてくるしそれがリメイクにつながっていくし趣味の一つにもなってくるんじゃないかなと思うんですよね。
そこで鈴木さん1枚の着物からたくさんいろんなものを作られているようですがどのくらいのどんなものができるのかちょっと紹介してもらいたいと思いますけど。
今回鈴木さんがリサイクル着物店で購入したのがこちらの着物。
この1枚を使ってさまざまなものにリメイクしました。
作ったものがこちらの作品なんですね。
こちらがトップスとスカート。
それからこちらにバッグがありますね。
それからストールもあります。
でベストと小物ですね。
アクセサリーですね。
(柴田)へえ〜!この服もそうですよね。
そうなんです。
ちょっとこちらの方で見せてもらいましょうか。
かわいい。
お上手に着てらっしゃるし。
そうですか。
ありがとうございます。
何かリメイクする時のポイントってあるんですか?まず着物地は30cmなので。
幅がね。
そうなんですよ。
だから縦につなぐのかとか横につなぐのかで印象が全く変わってくるのでその辺もポイントの1つなんですよね。
これ…。
これはセーターなんです。
セーターですよね?そう。
セーターに貼り付けただけなんです。
貼り付けてあります。
そうなんです縫ったんですよ。
そうすると古いセーターも生きますでしょ。
この辺毛玉になったやつとか。
そうそうそう。
面白いですね。
じゃあスカートは全面着物?スカートは全面着物柄です。
でも全部つないでいくんじゃなくてちょっと動きが欲しかったものですからここにちょっと同系色の…アクセントに入れてますね。
あとベルトもこの色使っているんですけれども。
ちょっと見ていいですか?いいですよどうぞ。
本当だ。
おしゃれ!ジュンさんとかこれ着たら似合うと思う。
絶対似合うってかわいいもん。
着たいですよかわいいですよ。
絶対かわいいから似合う。
(柴田)ベストですね。
そう全部つなぎ合わせてるの。
これ柄の印象が強いのではぐというよりかかえってずらす事で意外な面白さが出てくるんですよ。
どうやってつごうかって左右対称とか柄を合わせたりするんですけど柄をずらす事で生じる美しさというかそういうふうになっていくんですよね。
これは?これはねジャージーを使ってるんですよ。
ジャージー?えっここジャージー?着物じゃなくてあ…伸びる!そうなんです伸びるでしょう。
本当ですね。
ここはこの同じ生地を使ってこれはここの生地ですね。
裏も全部違って。
(柴田)さっきのスカートの余ったやつ。
そうなんです余ったやつで。
これリボンを?そうなんですよ。
上手ですよね色使いが。
でも楽しいでしょう。
こうやって色をかけていったりとか。
ちょっとつけてみたりしません?どうでしょう。
かわいい!これもだから柄を切り取ってアップリケしてるんですよここ。
手が込んでますねこの辺りは。
でもただつければいいだけですから。
でもおしゃれですね。
こちらは軽い着物地の良さを生かしたバッグ。
アクセントにレースを付けました。
はぎれもちょっとしたアクセサリーに。
ブローチは厚紙の上に綿を載せて土台を作り柄の部分を貼り付けています。
(柴田)すごいね。
これは一般の主婦でもできるものなんですか?おそらくやっぱり着てみたいとか使いこなしたいとかそういうお気持ちがあればできると思います。
(柴田)気持ちで?どうやって柄を生かそうかとかこれを生かそうかって気持ちがあるとなんとかして使いたいって気持ちがあるとやっぱり…。
でもニットに貼り付けると意外とできそうな気がしますよね。
やっぱりさっきの着物のコーディネートみたいに同系色でちゃんとやった方が失敗はないですか?いやそんな事はないと思います。
ただこれはオレンジ系でもいいし茶色系でもいいし。
茶色系も合いますでしょ。
これに合うものを探してこうやって見つけていけばできますか?ええ。
投稿された方の中には着物に家族への思いを託している方もいらっしゃいます。
横浜市の一軒家を訪ねました。
(取材者)ごめん下さい。
はい。
どうもいらっしゃいませ。
モンペ姿で出迎えてくれたのが…案内された部屋には見事な屏風絵がありました。
実はこれ夏江さんが着物を使って作った尾形光琳の「燕子花図」です。
こちらなんかは木綿ですから仕事着です。
着物を切ってその一部を染め屏風に貼り付けています。
2年がかりで作りました。
もったいないというのが普通なんでしょうけど…。
着物が大好きな夏江さん。
家族が着ていたものを大切に残しています。
これはお着物だったんですけども私が羽織にして。
裏も…。
(取材者)おしゃれですね。
すてきでしょ。
しゃれで粋でね。
そんな夏江さんが着物を使って絵を作り始めたのには大きな理由がありました。
昭和33年夏江さんは博史さんとお見合いで結婚しました。
そばの製粉業を営み苦労の末その事業を軌道に乗せます。
しかし12年前博史さんが不慮の事故死。
最愛の人を亡くします。
ちょっとしたうつ状態ですよね。
もうそこっきり考えられなかったですね。
だからそういうぼう然とした年月というか…。
夏江さんを救ったのがつるし雛でした。
それは夫婦で旅行をした時の思い出の品。
古い着物地を使ってつるし雛を作る事で心が癒やされたといいます。
今から思うと…油絵が趣味だった博史さん。
夏江さんは古い着物を使って自分も絵を描いてみようと思い立ちます。
初めて作ったのが「源氏物語」の作者紫式部。
夫の着物や母の着物などを使い1年がかりで完成させました。
さらに2作目を作ります。
「源氏物語」の主人公光源氏です。
夫の着物を使い顔は若かりし頃の博史さんに似せたといいます。
こちらは竹久夢二の「黒船屋」。
絵作りも次第に上達。
女性が描かれた部分には綿が詰められ立体感を出しています。
毎年秋になると川口家では近所の人たちなどを招いてそば祭りを開いてきました。
今では夏江さんの作品を飾り訪れる人を出迎えます。
作品を見た人は夏江さんのバイタリティーに驚いています。
博史さんの形見の着物で作られた絵の数々。
悲しかった記憶が今ようやく温かい記憶になったと夏江さんは感じ始めています。
いいものを作りましたね。
ずっとそこに亡くなったご主人がいるような気がするというのがね。
尾形光琳の屏風を模して金屏風に着物を染めて貼ってってよく思いつきますね。
しかもそれが全部ご主人のものであったりいろいろな思い出が詰まっていて。
何かキュンとしましたね。
さあ他にもこんな方がいらっしゃいます。
こちらはミニ着物です。
「家族の着物の思い出を残したいという事から始めました。
大きさは40cmぐらい」。
「夫の洋一さんも協力して着物をかける衣桁まで作ってくれました」。
かわいい衣桁ですねそう思うと。
これもすごいですね。
確実に残りますもんね。
夫婦の共同作業ですよね。
すばらしい。
「これまでに作ったのは20枚ぐらい。
ミニ着物作りに夢中です」。
すてきですね。
鈴木さんいかがですか?これご覧になって。
いいですね。
私もお気に入りの一着というのがですね母が七五三の時に着せてくれた着物をスカートに直したものなんですけれども。
それを着ていると何かその時の母の思いを感じたりとかやっぱり包まれてるような雰囲気というか温かさを感じますね。
何か見落としているような気がしましたね。
いろいろ。
たんすの奥にしまっているなってすごく。
やっぱりああやって目に見える所にリメイクする事でもっと身近に感じられたりね。
私たちの世代って親が晴れの日は着物着てましたよね。
そうですよね。
晴れ着ですよね。
ちゃんと大事な日はね。
また我々の世代がそれを捨ててきたところもあるんですよね。
そうなんですよね。
でも改めて着物の良さを見直すと私たちってファッション全盛の時代に生きてきたのでそういう何か新しい事を取り入れる事に積極的だった世代だから着物の良さを見直してまた何か楽しもうかという時にいろいろな新しい着こなしができるというかそういう世代でもあると思うんですよね。
それを遠ざけてきた世代だけど逆にまたそれを取り込めるというね。
いい形で取り込んでいけると思うんですよね応用すれば。
柴田さんと風吹さんの今日のやりとり見てるとうれしそうに楽しそうに。
楽しかったですよ。
どんどん楽しくなりますよね。
全く思いつかない事がこんなふうに生かせるんだという発想の転換ですか。
結構ビックリしましたね。
うち帰ってから絶対着物見るでしょ。
たんす見ようね。
そんな気がどんどんしてきて。
思いますよね。
やっぱり着物は日本の女性の何か芯にあるものがあるのかもしれないですね。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さあ楽しみですね。
今日は何のお茶ですかね。
今日は人参鉄観音ですね。
上質の鉄観音にそれから朝鮮人参そして生薬のカンゾウをまぶしたお茶なんですが。
とっても体にいいといわれる。
良さそうですね。
この季節温まりますからさあどうぞ。
頂きます。
もういい香りがしますね。
ほんのり甘く…。
何の香りでしょうこれは。
これ鉄観音と人参の。
人参の香りがするんですかね。
…だと思います。
そしてちょっと舌に触る感じも人参の感じですね。
疲れた時にはいいかもしれませんねこれは。
そう寒い時は特に芯からポ〜ッと温まりますよね。
飲んだあとほのかな甘みが残りますね。
国井さんどんどん通の感じになってきました。
お酒よりも。
おかげさまで。
さて「私の団塊スタイル」です。
「会社員をしていた50歳の時友人の勧めで絵手紙をかき始めました。
初めは戸惑ったものの慣れるうちに伸び伸びとかけるようになりました」。
「モヒカンヘアーがよくにあうね」って。
かわいらしいですね。
「今では孫育て日記をかいたり地元の小学生に月に1回クラブ活動で絵手紙を教えたりしています。
孫が大きくなった時クラブ活動で絵手紙を一緒にかくのが夢です」。
この夢は実現するでしょう。
楽しそうですね。
「私の団塊スタイル」では皆様からのお写真とお便りの募集をしています。
趣味や仕事で輝いている本当に頑張っているところとか「これだけやっているぞ」というのを是非お寄せ頂きたいと思います。
皆様からのご投稿をお待ちしています。
風吹さん今日は着物をよみがえらせる。
楽しかったですね。
私も発想の転換になりましたね。
とってもいい刺激になりました。
私はもっと日本の女性には和服を着てほしいなと思いますね。
楽しかったです。
お口の中が甘いですね。
カンゾウの甘みなんですね。
今誰か何かおっしゃいましたか?2014/05/02(金) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル・選「古い着物がよみがえる」[解][字]
団塊スタイルでは、好評だった放送回を「団塊スタイル選」としてアンコール放送。今回は2014年2月7日に放送した「古い着物がよみがえる」をお伝えする。
詳細情報
番組内容
団塊スタイルでは、好評だった放送回を「団塊スタイル選」としてアンコール放送。今回は2014年2月7日に放送した「古い着物がよみがえる」をおくる。インターネットを利用して着物を安く手に入れて楽しむ人、着物の柄を上手に生かして帽子づくりを楽しむ人などが登場。さらに、古い着物がよみがえる洋風のアイデアを取り入れた着こなしや着物地をおしゃれな服やスカート、ブローチなどにリメークさせる方法を伝える。
出演者
【ゲスト】柴田理恵,【解説】服飾デザイナー…鈴木みえこ,【司会】風吹ジュン,国井雅比古,【語り】秀島史香
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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